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盤鬼hmv15 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/01

    言わずと知れたソロVn名曲のリュート版である。本家本元のVn演奏では百花繚乱なのに、リュートとなると今一歩パッとしない。当盤も発売されて彼是10年が経つが以前僅かなレヴューを見た記憶があるのみ。周到な準備の元、満を持して取り組んだこの演奏の仕上がりには全く文句の付け様が無い。心静かにこの演奏と対峙すれば語りかけてくる何某かを汲み取ることができると思う。まさに枯淡の味わい、優れたS/N環境にて実音レヴェルでの再生が望ましい。

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     2011/12/01

    Opus111から移籍してのBiondi/E.G.はどうも分が悪い様に思える。そもそもEMI系の出て来る音ときたら中・高域に偏りがちな傾向が多く、彼らの一連のリリースを聴いてもそれらが裏付けられる。演奏の方も小じんまりと萎縮してしまったかの様で、その中で何か斬新な事を企てようと「もがいている」様な感が拭えない。マイナーレーベルでの自由奔放な闊達さ・伸びやかさ・覇気は何処へ行ってしまったのか?小生はOpus111在籍時の彼等の方が圧倒的に好きである。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/01

    昔日の事であるが、所用で関東出張の折にアキバCD店の半額セールで遭遇。以来シーズン近くになると御出まし頂く当盤、キリスト教信者ならぬ小生でも思わず敬虔な気持ちにさせられるから、あら不思議!パロット氏率いるこの団体の優秀さは論を待たない。この頃のveritasは自然な音域バランスと豊かな響きで好感の持てるもの。第1集は残念ながら未入手につき現在捜索中。

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     2011/12/01

    単調でサラ〜ッとした演奏は勿論嫌いだが、かと言ってビオンディやカルミニョーラみたいに大きくテンポを揺り動かすのもねぇ〜、と食傷気味の方々には打って付けのCDだと思う。樹木で譬えるなら、屋台骨である幹はそのままに枝葉でもって変幻の妙を味わって頂こう、という趣向に思える。中庸と言ってしまえば簡単だが、其処彼処に知的な計算が窺えるので結構ワクワクさせられる。しかも決して押し付けがましい痣とさが感ぜられぬのが良い。収録場所はAbbey Road #1 studio とあり、オケなど大編成ではとても良い響きで好印象を持っているが、当盤ではSP中央近辺からあまり拡がりを感じない。会場の広さとこの団体の規模のミスマッチというよりMICセッティングなど担当BEのセンスの問題だと思う、勿論小生には不満だらけ、奥行も不足気味でもっとスカッとした見通しの良さが欲しい。

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     2011/12/01

    宗教文化の違いとはいえ、こうした類の声楽録音に対する欧州人の感性には感服する外無い。千年単位で脈々と継承されてきた伝統の重みを痛感せざるを得ない、と妙に納得してしまう。他レーベルも含めこの手の作品を数多く聴いてきたが、多少のニュアンスの違いは有れど殆んどが高水準の域を保持していた。少々脱線してしまったが、当盤も心洗われるかの様な崇高な響きを提供してくれる素晴らしいCDである。録音はJesus College Chapelとあるが天井の高い礼拝堂なのであろう。作品内容に相応しい適度な距離感を取りつつ、冷ややかな空気感を伴いながら拡がり行くさまは譬え様もなく美しい。

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     2011/12/01

    Billy Mayerl,who? 小生には初めて耳にする作曲家であるが、ライナーノートによれば米国のガーシュインとほぼ同年代の英国人とのこと。このCDに収められている曲目は精々2〜5分程度の小品ばかりで、ほぼ’20〜’30年代頃の作品群である。当時はラグやシンコペーションのリズムが流行していたのだろうか、一聴したところガーシュインと共通するような節回しも散見され似た様な雰囲気が漂う。しかしその風合いはやはり「似て非なるもの」であり、ガーシュインが夜の酒場で葉巻を燻らすムードなら、メイエルの方は午後カフェテラスでのティータイムといった風情が似合う。木漏れ日降り注ぐなか一塵の微風が吹き抜ける…、そんな爽やかな印象である。BGM的と言ってしまえばそれまでだが、この演奏には軽やかさのなかにも粋な味わいが有る。偶然とはいえこのCDに巡り会えたのは幸運であった。

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     2011/11/18

    全編を通してカラッと明るく澄みきった印象を受ける。明るく煌びやかな方向には自由な飛翔を感ずるのだが、一方で翳りのある暗部方向には深い陰影に乏しくやや表層的な感は否めない。いわゆる表現の振幅が狭く【音が浅い】のだ。これは音の強弱などという単純な視点では語れないものだ。ピアノファンの方々ならば言わずと知れよう。一度単調に聴こえだすと退屈という苦痛を伴い、元にリセットするのも儘ならぬものだ。収録地のラ ショー・ド・フォン(スイス)音楽ホールの響きは豊かだが明るい傾向にある、というのも相乗しているかもしれない。いずれにしても水準以上の演奏で美しく収録されており、一定の評価には値するCDであると思う。だが小生にとっては、前述の様に一部の単調な表現がどうしても気懸りなのだ。

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     2011/11/13

    好きな2番(休止交響曲)から聴き始めた第一印象、「うわぁ〜残響長いなぁ〜!」である。但し減衰の素性は決して悪くはない、加工臭の様な不自然さは全く無く至って自然、従ってそのあたりは好みの範疇であり個々で選択する外無い。小生こうしたブルックナー演奏は聴いた例が無い。オルガニストであった側面を強く意識し念頭に置いた演奏であると思う。一部方々の御指摘のように、各パートの音量バランスや間の取り方など聖堂内に響き渡る音響効果を見極めた上での工夫が見られるようだ。これ程の残響(間接音)が有りながら混濁感を感じないのはこうした理由からであろう。もうひとつ、収録にあたってのMICの設置ポイント、最適位置を見出すにはかなりの苦労を強いられたものと推察する。恐らくone-pointに近い手法であろうが位相処理の苦闘が目に浮かぶ。演奏自体には時折目を瞑る箇所も有るにはあるが、そう目クジラを立てる程の事でもなかろう。細部に囚われずひとつの大きなマス(塊)として捉えた表現はむしろブルックナー演奏の王道と云うべきか。肩肘張らず聖堂をも含めた音響にドップリ浸るのもまた一興かと…。但し、再生環境ことに室内の定在波対策が不十分だと、それこそ銭湯内みたいな曖昧模糊とした音となる。再生側で破綻したのではこの演奏の意図が伝わらないのでくれぐれも留意されたい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/13

    RPO-30CDs-Boxに含まれる一枚と同内容、なかなか充実した良いCDである。どちらかと云えば暖色系、カラッと明快で広大な響きが大変心地良い。パースペクティヴは見通し良く、男女声のコーラス陣とソロ陣の位置関係もハッキリと判る。Dレンジも凄まじくCDフォーマットでも必要十分な情報量は確保できることが存分に納得できよう。前半までは水準並みかな?と思いきや、後半に入って来ると次第にヒートアップ、終盤の手に汗握るクライマックスへの盛り上がりは心憎いばかりだ。声楽陣も粒揃いで安定している。久々にエキサイティング気分に浸れたCDであった。

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     2011/11/05

    会場に響き渡るひんやりとした空気感が心地良い。バルビローリやザンデルリンク盤なども愛聴するが、世俗の手垢とは無縁と思わせるこのライヴ演奏が最も小生の琴線に触れる。静かなる高揚感が一層共感を呼び、聴後の心洗われる様な充足感は筆舌に尽くし難い。風土が人間の人格形成や精神醸成に与える影響は殊の外大きい、とは渡辺氏へのインタヴューからも窺える。このオケの団員は頭でなく全身(肌)で感じ取っているのだろう。祖国フィンランドとシベリウスに寄せる愛国・敬愛の情がさり気なく身に付いているからこそ、こうした内に秘めたる高揚を声高にせずとも説得力あるものとして表出できるのであろう。小品の【悲しきワルツ】においてすらその片鱗が覗える、渡辺氏共々その誠実な演奏姿勢は「さすが!」と感服せずには居られない。なお録音も大変明晰で好ましい。価格も廉価盤並みとなった、在庫も有る様なので是非御一聴を。

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     2011/11/03

    来日は’87年でしたか(忘)。さすがに歳月は経たものの、今もって鮮明な記憶が蘇る。当時NHK-FM放送でインバル/フランクフルト放響のlive中継(サントリーホール)が有り、その当日の演目がマーラー交5だった。スタジオセッションと同様のスタンスを採りながらもライヴ特有の熱気を帯び、第3楽章の演奏がハタと終わったあと感極まった一部の聴衆が思わず拍手してしまったが象徴的だった。この都響のライヴCDを聴く度に上記の白熱したシーンと重なる。それ程この演奏は覇気に満ち、最初から最後まで気力が漲っている。海外の著名オケに引けを取らぬ第一級のオケである、本当に誇らしいことだ。音源提供は都響とだけしかクレジットされていないが、Sホールの広がり感や空気感が良く捉えられているし各パートの表情も明瞭・明晰。何方が担当されたかは判らぬが、ライヴの制約の中よくぞ好録音を残してくれたものだ。

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     2011/11/03

    P.シュライアーの美声は恰も空間に溶け込むかの様に響く、バックのオケの響きも深い、Denonの録音も前後左右のパースペクティヴが極めて自然な真っ当なもの、本当に良いCDである。それでも残念ながら満点を与えられない理由は女声にある。と言うのも、J.V.ネス(メゾソプラノ)の声色はこの曲想に合っていない様な気がするのだ。殊に最後の【告別】を耳にする時一層その感を強くする。まず声自体に力というか張が無い、表層的でやや上擦っているためか深みにも欠ける、消え行くewig…にもグッと胸に迫る来るものが無い。この曲の大黒柱とも云うべき【告別】がこの有様では盛り上がった興も醒めてしまうというものだ。彼女のファンには気の毒とは思うが、女声に関してはミスキャストだと思わずには居られない。

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     2011/10/28

    小生所有のCDはオリジナルのConiferレーベルで内容は全く同じ物である。クレジットにはEDR(Extended-Dynamic-Range)と表記され当時としては最新の20bit録音であった。【ローマの松】に関しては愛聴盤の大植/ミネソタ管(RR)に比しても遜色のない大変立派な演奏であり録音である。レスピーギの出自からしても関係の深いオケではあるが、最終曲【アッピア街道の松】のクライマックス強奏が鳴り止んだ時には、祖国の生んだ作曲家に寄せる敬愛以上の何か誇りのようなオーラを余韻の中に感じたのは事実である。御国ものが全て好演になるとは限らないが、このCDは良い結果を出せたと思う。24bit/96kHzリマスターの効能が当盤の音質向上に寄与しておれば幸いなのだが…(手を加え過ぎて改悪となるよりはオリジナルで十分だと思う)。

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     2011/10/21

    交響曲シリーズ第3作目。第2作目(交#1・#2)辺りから一段と見通し良く深い響きの好録音となったが、今回もそれが継承されている。アーノルドの作品は何処か【びっくり箱】的な楽しみが有って、予想もつかないリズムやメロディーが次々と出現し退屈する暇も無い。加えて、金管・打楽器の魅力満載の作品群は所謂アーノルド節なのだが、ヒコックス/ロンドン響の秀演に支えられ全く飽きる事の無い作品として提示されている。

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     2011/10/21

    交響曲シリーズ第2作目。会場・担当スタッフ・指揮/オケとも変わっていないのだが、前作から更にベールを一枚取り払ったかの様な見通しの良さとより深い響きが好ましい。収録機材やマイク設定に何某かの変更が加えられたのだろうか?従って演奏も一層ダイナミック且つゴージャスに聴こえる。それ故かペンギンガイドなど3機関が高評価を与えているのも何となく頷けるというものだ。

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