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take one さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/05

    はじめにお断りしておきますが、私はジュリーニが大好きです。今このセットを購入するか迷っています。単品でほとんど持っておりますし、いくつかは再発の企画物を買ってすでにかなりダブっています。にもかかわらず迷っているのは、このセットのDisc1に収録されているシューマンの「ライン」がジュリーニで無性に聞きたくなったからです。自宅から離れて仕事をしているので家に取りに戻るよりも買ったほうが安上がりと思い、かつてこのカップリングで国内盤でも輸入盤でも発売していたので検索したところカタログから消えていました。この「運命」も「ライン」も私は超名演と思います。特にシューマンの交響曲はジュリーニの演奏を聞くまでは名だたる巨匠の全集をいくつか揃えて聞きましたが何が良いのかさっぱり分かりませんでした。バーンスタインでしたか誰かが「シューマンは天才すぎて1曲に2〜3曲分のアイデアを盛り込みすぎている。」といった内容を仰っていたような記憶が……。それがジュリーニのフィルターを通した演奏に接し目からうろこでした。そういった意味ではジュリーニは私にとってシューマンを聞くようになった恩人です。結局この1枚を聞くためにこのセットを買うことになりそうです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/27

    このアルバムの発売と同名のツアーを計画していた小田和正氏にとって3月11日の東日本大震災は相当ショックだったようで、アルバムの発売はともかくとしてツアーの中止を真剣に考えたそうです。それは、このアルバムのコンセプトが、一聴すると分かるように人と人との繋がりを大切にしようという最近の小田氏の思いを投影したものであり、今回の地震がそれを吹き飛ばしてしまい音楽を無力のものにしてしまったのではないかと絶望に近い気持ちになったからです。
    しかし、被災から徐々に立ち上がる人々をみるとおり、人はそんなに弱くはなかった。ツアーを行うことによって音楽の力を信じた小田氏も正しかった。9曲目の「今日もどこかで」に続きラストに今までCD収録することのなかった「東京の空」を配することによって、「一所懸命生きていれば誰かが必ず評価してくれるし助けてもくれるよ」というメッセージを伝えたい、本当はシャイな小田氏を見い出すことができます。
    なお、既発売のシングル盤音源をそのままアルバムに収録せずにどこかしらいじって録音し直すのはいつものとおりで、ファンとしてはシングルとアルバムの両方を買わなければならないのは悩みの種でもあります。これも、常に曲をより良いものにしようという小田氏の真摯な態度の表れではあるのですが、お小遣いの限られた私にとっては……ちょっと、きつい!

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