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大水薙鳥 さんのレビュー一覧 

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     2021/07/30

    前作に輪をかけて登場人物達の奇人ぶりがエスカレートしている。ワトソンの新婚旅行に割り込んでくるホームズの鬼畜ぶりが楽しく、列車のくだりは大好きなシーンである。酷薄なモリアーティや完全に変態なマイクロフトも面白い。何度も様々な形で映像化されている原作、時にはこういうホームズもあってもよいと思う。

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     2021/07/30

    潜水艦の現代戦物と言うのは意外に少なく、あってもやっている事は二次大戦時と大して変わらないような戦闘ばかりであって、近代装備ならではのものは皆無と言ってよい。本作に登場する有線誘導の魚雷ですら映画で見るのは極めて稀なのである。物語展開も余り見慣れぬ類いのもので先の読めない展開は新鮮であった。

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     2021/07/28

    この前半のBOXは全ての脚本を原作者であるさくらももこが担当しており、作者本人のアングラ面が十二分に発揮されたシュール日常劇となっている。かなり妙ちきりんなメルヘンの世界観に、更にどうかしている登場人物達とノリによって繰り広げられる日常劇は、一種異様な空間を形成しており、唯一無二の存在感を放っている。

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     2021/07/28

    後半のBOXの途中から原作者のさくらももこが脚本から抜ける。そこから作品…と言うより独特のダイアローグによる会話劇のクオリティが著しく低下し、視聴するのが苦しくなる。とは言え担当回分はやはり素晴らしいので、購入はしなければならないのであった。

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     2021/07/26

    今でこそそれほど珍しいものではなくなったが、公開当時は見たこともないアングルからの鳥の飛行シーンに驚嘆したものだ。時が経ち新鮮味こそ薄れたものの映像自体の力は色褪せることなく、鑑賞の度に新たな発見や感動がある。

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     2021/07/22

    超常の力を持ってはいても結局現実のシステムや大衆の力学に飲み込まれて大したことは出来ず、せいぜい小悪党をぶん殴るだけの連中や、視野が広くなりすぎて最早人類の価値観を省みる事が出来なくなった連中が淡々と日々を送る裏で事態だけは進行して行く、言ってしまえばムード先行型の作りは実の処好みではある。しかしながらどうやらそういう要素は原作の価値や意義とは全然別物であるようだ。映画に関して言うと、前半で醸成されたムードからのクライマックスでの擬似核兵器で人類大反省と言うのは安直で浅薄だし、そこだけ話の解像度が低すぎる気がする。アルティメット・カット版で配置されたアニメは好意的に見るなら最後の少年の結末への感情移入に貢献してはいるが、別の形であっても構わなかった、とは思う。

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     2021/07/22

    デヴィッド・フィンチャーの中では一番好きな作品。湖畔のシーンや後半の地下室など、何気ない日常の一コマが一転暗闇への入り口になる見せ方がこの監督はとても上手い。史上初の劇場型犯罪を題材にしているだけあって、暗号や脅迫文といったパズル的な事件の謎は実にキャッチーで映画の中盤辺りまで話の訴求力は一気に高まって行く。しかし、それらのパズルが訴求力を失い一気に事件が(映画が、ではない)失速・拡散する後半は、観客の事件の展開への集中力が失われてくる訳だが、この過程は、現実のゾディアック事件に大衆が興味を失って行く過程に他ならない。事件が今だ未解決であることを合わせて考えると、なかなか周到な仕上げ方だと思う。

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     2021/07/21

    本作の想定作品はスター・トレックなのだろうが、見る方としてはそこにこだわらず、各自自分の思い入れのある作品を当てはめて見ればよい。兎に角一つの作品世界をめぐる、関係者の愛情とそのすれ違いが、非常に陽性で肯定的な視点で描かれていて、見ている間中多幸感に包まれる。Blu−ray版にはDVD版に収録されていた映像特典が未収録なのは残念。

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     2021/07/18

    押井守によるいつもの同じ生を繰り返す無限地獄から逃れようとする若者の話だが、「紅い眼鏡」の様に概念としての話なら理解も出来るが、同じポジションに立つのが物理的に別の個体であるのならそれはもう別人な訳で、ループとしては成立しないと思う。そしてこれがループの世界だとして、あるアニメライターも書いていたが、円環構造の途中はもう充分なのだ。いい加減押井守には例え陳腐なものになったとしても「その先」を描いてもらいたい。いくら立ち向かう意思こそが重要なのだ、と言った処で、こう繰り返されるとそれは過酷な現実認識と言うよりは、敗北のナルシズムとモラトリアムに居続けたいゆりかご願望にしか見えない。スカイウォーカーサウンドのSEのお陰で何とか誤魔化されてはいるが、飛行機が飛行「構造体」ではなく一体成型のダイキャストモデルにしか見えないCGも映画の質を大きく落としている。

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     2021/07/14

    イギリス映画らしい、各部署の人間が余計な事をせず、無駄口も叩かず、ひたすら事件解決のため自分の仕事に邁進する様は、やはり何度見ても気持ちが良い。客を退屈させないと言うだけの、その場かぎりの小賢しいトラブルが無いのも美点である。乗客達のどこか諦観したような振る舞いも、リアリティはともかく私には好ましかった。

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     2021/07/14

    私見で言えばアル・パチーノとデ・ニーロはミス・キャストであろう。なぜなら本作のオリジナルである同監督によるTV映画「メイド・イン・L.A」が体現している通りこの作品のプロットは若造二人の対決の話だからだ。若さゆえ自分の欲求に負け、破滅して行く男達の話に超ベテランの重すぎる存在感は似合わないし、ラストの一騎討ちも陳腐に見える。本編中ヴァル・キルマーがもっとも輝いて見えるのは偶然ではないのである。目玉のガン・アクションもオリジナルに比べ、クオリティこそ格段に高くなったものの、アクションの組み立てや臨場感は大きく後退したように思う。

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     2021/07/14

    XーMENシリーズの異色作ではあるが、個人的には出来はベスト。老いて認知症にかかったチャールズ・エクゼビアの末路は有終の美など幻想である、と言う認識に貫かれており胸に染みた。遺伝病を防ぐための食料の品種改良がミュータントを発生させなくなった、と言う皮肉な未来観も良い。介護老人を抱え、あり得ないはずの自らの死を前におののきながらも、若い命を守ろうとするローガンの有り様が美しい。監督監修のモノクロversion興味でこのセットを購入したが、これはまぁ話のネタ位のものかな。

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     2021/07/14

    宮崎駿がコンテのみ、作画以降に関わらないという稀有な作品の貴重な資料として購入したが、AパートとBパートの半分くらいまでは近藤喜文監督の清書画であった。勿論近藤氏の絵も素晴らしいのだが、宮崎駿の表現意図を辿りたかった身としてはちょっと残念。しかし、「ON YOUR MARK」のコンテが収録されていたりもするので、「買い」であることに変わりはない。

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     2021/07/14

    様々な絵柄を一つの世界観でごった煮にする、と言う力業の極みであるが、それをまとめあげる事のできる技術力には脱帽するしかない。舞台仕掛けや描写のコンセプトが複雑な分、プロットは単純化されてはいるが、人の情動の芯を食った力強さがあり、観賞後の充実感は高い。気になる点と言えばキングピンが映画の中だけだと家族を失った只の可哀想なおじさんに見えてしまって困る、と言う事だろうか。

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     2021/07/13

    長年エアチェックビデオを保存し続けた仙道敦子の吹替版が遂に収録された。法外の喜びである…と思ったら使用曲の差し替え…結局DVDも手放せないと言う事か。殆どジョディ・フォスターのアイドル映画のような作品だが、原作者が脚本を書いているから、という訳でもないのだろうが、語り口がうまくサスペンスも結構盛り上がる。

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