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ヒューブーン さんのレビュー一覧 

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     2013/12/07

    まず要望になってしまうが、『曲目リスト』に、せめて「クロイツェル」だとかヴァイオリンソナタNr.○ だとか、収録曲が一発でわかるように書いておいて欲しい。
    そして演奏だが… クロイツェルと春では、後者が★4つ、前者が★2つ といったところだろうか。両者とも基本的には奇をてらわない堅実な演奏をしていると思うが、ヴァイオリンの音そのものの『味』が、きわめてソッ気無く感じる。聴者のタマシイを動かすだとか、精神的に惹きつけるだとか、そういった「音」ではない。「春」であれば、もう少し春の暖かさが伝わってくるような表現が欲しいし、クロイツェルは、聴者をノリノリにさせるような磁力が必要だと思う。これら2曲以外は他の演奏をあまり聴いていないので比較できない。

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     2013/12/05

    才気溢れるおもしろい名演だとは思うが、やや奇をてらったような違和感を感じないではない。そもそもアバドの演奏って、「最高の名演」であることを敢えて拒否しているようなアンチオーソドックスを感じる。★5つにできないのは、指揮者がそれを望んでいるからのように思えるからである。

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     2013/12/05

    アバドは個人的には好きな指揮者だが、ほとんどどの演奏も『同曲中最高の名盤』であることをあえて拒否しているような気がする。脱アカデミズムとでも言うべきなのか、聴いていて無類に面白いのだが、どこかその曲のフツーの演奏とはべつの視点で眺め、イタヅラ心に近いような部分的デフォルメを感じることがある…とりわけロンドン響との数珠玉の名演群にはそういった才気溢れすぎる演奏が目立っていた。そんな中、作曲された音楽そのものの魅力と、指揮者の個性とがあまりにピッタリしていて 意思の入り込む余地が無いほどの名演集が、この交響曲全集と言えるだろう。メンデルスゾーンと(この時代の)アバドは、ラフマニノフとアシュケナージ、シベリウスとベルグルンド のような、DNAレヴェルの相性を感じる。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/02

    バーンスタインのショスタコーヴィチは、音の重さに比重があり、コミカルな面が欠けるきらいがあるように思える。1番や15番と並んで「軽薄短小」なイメージの第9番も、バーンスタインにかかると聴き応えが倍増する。とにかく9番に関しては、聴き比べた数種のCDの中ではダントツ最高だ。
    第7番は(個人的好みでは)重くなりすぎると、音楽がうるさく聞こえてきてしまう。バーンスタインの演奏は演奏の素晴らしさがハンパではないので許せるが、もうちょっと深刻実を薄くして、アイロニックな一面を強調したこの曲を聴きたいというのは…ただの贅沢ですね。

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     2013/12/02

    無難に、オーソドックスにまとめられた演奏だとは思うが、もしこの録音が、ミュンフン指揮とは書かれておらず、メーカーがDGでもなかったら、批評家を含むリスナー諸氏から、これほどまでの高評価を得られたか?は疑問だ。
    際立った欠点は確かに見受けられないが、瞬間瞬間にココロを惹き付ける様な魅力が希薄で、目を閉じて聴いていても、演奏会の風景以外はまぶたに浮かんでこない。
    メシアンは 曲そのものがサッパリわからないが、聴いたことのない音色だ。

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     2013/11/19

    ナルホド、シベリウスの基本とはこのような演奏を言うのか!と思わず納得する説得力バツグンの演奏である。ボーンマスを振った旧盤と比して、より作為が後退し、人間の感情より自然の響きを、より無為自然に表現し得ている。突っ込み所が無く、完成されたスタイルと言えるが、旧盤のほうがやや聴きやすい気もする。

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     2013/11/11

    音楽が、まさにその瞬間瞬間に産まれ出て来るようで、表記された演奏時間よりも、聴感覚としては速めに感じられるこれらの演奏は、フルトヴェングラーやC・クライバーを彷彿とさせる。しかしフルトヴェングラーほど暗くはなく、C・クライバーのように現代的なスタイルではない。しかしベートーヴェンの演奏で、フルトヴェングラーやクライバーと並び評してみたくなるということは、それだけで『最高評』以外の何ものでもないことの証に他ならない。全曲通してのまとまりもよく、さらに全曲が理想的高水準な演奏であり、指揮者の意思も明白で、かつそれが作曲者の意思そのものを感じさせる点、思いつく限りのベートーヴェン交響曲全集において、ダントツNo1の超オススメ商品。録音はこの録音年代にしては悪くはないが、(Supraphonにはよくありがちだが)音の広がり間に欠け、演奏そのものの偉大さに比して、スケール感が乏しい気もする。ただしこれはカーステで聴いている僕の個人的な感想で、音響装置の如何によってまったく変わるのかもしれない。

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     2013/11/09

    他の指揮者による同曲と比較すれば間違いなく最高評だとは思う。
    ただ同指揮者の東京ライブや、あるいは(正規盤ではないとの話もあるが)リスボンライブに触れてしまうと、このディスクは著しく物足らない。それだけの意味で★を1つ落とした。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/09

    確かに『物足らない』という感じがピッタリの演奏です。
    こういう演奏次第で 良くも悪くもなりやすい曲は、まずこの「オーソドックスな」演奏に触れるのもいいかもしれないという意味ではお奨め度が高いとも言えます。しかし個性溢れるスヴェトラーノフ盤やメータ盤で聴きなれると、やはり『物足らない』としか言いようがありませんです。

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     2013/11/05

    細部をジックリ聴いていって初めて部分部分の表現の「意味」が解かると言ったような演奏だ。悪く言えば、ヨコの流れに付いて行きづらく、この曲を初めて聴いたリスナーは、かなりしんどい思いをするのでは?と思われる。「ゲイジュツというものは決して解かり易いものではない」という視点に立つなら、100点満点の凝り様と言えるかもしれないが、個人的にはもうちょっと聴く側の視点(聴点?)に立った、エンターティメント的サーヴィス精神も垣間見えるような演奏を好む。

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     2013/10/03

     僕は子供のころから父の書斎にこの曲のレコード(指揮はミッチェル)があるのを知ってはいたが、このLPを聴いていた父を見た試しがない。後からわかったことだが、このレコードは、共産党系の知人から、半ば強制的に聴くことを強制されて買ったのだそうだ。
    そんなこともあり、『日本では長らく、ショスタコ好きは「サヨク」だとレッテルが貼られた』と書かれてある、一柳富美子さんの「曲目解説」の文章にまずは惹かれた。
    そして解説は「その後『ショスタコーヴィチの証言』が出版されると、ショスタコの評価は一転して『2重言語を駆使した体制批判の作品だ』と、今度は悲劇のヒーローに祭り上げられた…」と続くと、もうこの解説はどこへ向かって進んでいるのだろう?と、夢中になって読み進むこととなった。
    んが、最終的に「この作品は、かなわぬ恋人への思いが込められた『ラヴソング』だ」ということになり、カルメンのハバネラがどうのこうのと書かれてある箇所に来ると、一気にテンションの気圧が下がってしまった。
    作曲家の色恋沙汰にかこつけるくらいなら、まだ「サヨク」にされたり「2重言語」を解読していたのほうが、はるかに面白い。

    肝心の演奏であるが、これまたインパルらしい、指揮者の個性を廃した 客観的なアプローチだ。
    バーンスタインやムラヴィンスキーのような、主張のハッキリした面白さは皆無で、楽譜を忠実に再現した立派な演奏…に過ぎない。インバルは昔からそうであったが、それでも昨今の東京都交響楽団とのCDと聴き比べた場合など、かつてのフランクフルト響などとの演奏のほうが、まだ個性(僕個人としては、昔のインバルの演奏は、宇宙に存在する「ブラックホール」のような存在で、光すら発しない、静かで冷たい…しかし何らかの質量は感じる… そんなイメージ)と呼べる片鱗はあったように思う。
    このCD、評価はとても高そうだし、確かに水準の高い演奏だとは思う。しかし正直言って一回聴いてそのままお蔵入りしそうな、「毒」も「棘」も感じられない演奏だ とも言える。

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     2013/09/19

    4曲どれもが「同曲中の最高の名演」というわけではないが、これだけ個性が濃厚であれば、チェリのファンならずとも一度は聴いておくべきブルックナーだとは言えるだろう。チェリのブルックナーを聴いていると、感動の絵の具を魂に擦り付けられているような感じになる。こういう人間的な押し付けがましさは、どちらかというとブラームスやベートーヴェン向きな気もする。事実、この4曲のうちでは、大衆的な4番や7番が比較的抵抗なく聴ける。特に4番終楽章のラストの部分なんか、こんな演奏聴いたことがない。コレでいいの?と言いたいくらいなレントゲン画法をしているが、並みの演奏にはない説得力に溢れている。逆に、もしチェリの個性がマイナスに働いた部分があるとしたら、それは6番の第2楽章だと思う。この楽章は特異なブルックナーの曲の中でも殊更特異な音楽で、古代中国の老荘思想を彷彿とさせる。老荘思想の極意は「無為自然」。無心で気まぐれ、大自然そのもののココロで演奏されたときにその極意を現す(と僕は考えている)のだが、そういう意味では、チェリのスケールの大きさが、かえって精神的には矮小感を醸し出すパラドックスになってしまっている。8番のアダージォも、やや6番2楽章と同じ意味でのマイナス面が見えるが、こちらは他楽章の吸引力に気が取られてさほど気にならなかった。この4曲をここまで退屈なく聴かせてくれるボックスとして、★5つは当然だとは思う。が、昨今の価格設定に比してちょいと高すぎな感もある・・・

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/09/13

    レコード芸術紙の音のサンプルを聴いて感激し、バーンスタインのDG録音や、フリッチャイ盤などを連想しながら購入してみたが、総合してみて両者とはとても比較にならない。部分部分には「濃い」パーツもあり、そこだけ取れば最高の名演と言えるかもしれないが、とりわけ2楽章3楽章など、含蓄のない軽い凡庸さが目立つ。指揮もだが、オケの力量がやはり落ちるのではなかろうか? ただ前述の2者のような超最高級の演奏と比べさえしなければ、そこそこ楽しめる演奏ではある。ヴォーカリーズに関しては、僕は同曲では、とろけるように甘いオーマンディー盤と、大河ドラマ的スヴェトラーノフ盤を愛聴していて、これら2者の演奏には及ばないものの、大曲の後のアンコール的に付いている演奏の中ではかなり秀逸な方だと言えるかもしれない。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/01

    例えばバーンスタインの指揮するマーラー交響曲全集(旧盤)は、ディスク史上に残る名演群と言えるけれども、21世紀の現在改めて聴いてみると、やはり部分的には古臭さを感じてしまう。このミュンシュのブラームスにも同じようなことが言える。おそらく発売初頭は、群を抜く名演だっただろうことは想像に難くないし、部分的には 今もって最高に近い感動を与えてはくれるので、★5つには異論はない。
    ただし、批評家のU氏の述べているような「フルトヴェングラー以上にフルトヴェングラー的」などという批評文を期待して聴くと、「それはちょっと違うんじゃないの?」と言いたくなる。良くも、悪くも。。。

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     2013/08/01

    シベリウスを振らせてはベルグルンドが最高だという説は納得できるが、逆に「シベリウスらしくないシベリウスの傑作」(例えば第2番)等に関しては、あまり魅力を感じない。この4曲では、3番と4番が『超』最高!。1番が最高。そして2番がフツーに聴こえる。

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