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サンソンぴー助 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/06/30

    驚嘆しました。旧様式の演奏ではもはや名演は現れないと思っていた無伴奏ですが、このフェラスのディスクはエネスコ、シゲッティ、シェリングに肩を並べる大変な名演です。なぜアナログ時代に評判にならなかったのか不思議というほかないですね。やや残響が勝った録音ながらバッハにはそれがふさわしいのではないでしょうか。やはり最近聴いたドヴィ・エルリの演奏にも驚きましたが、これはそれをはるかに超える永遠の名盤というにふさわしいディスクです。フェラスは再評価がすすんで数々の録音がリリースされていますが、これはその白眉というべき絶対的セット。今後、無伴奏を語るうえで逸してはならないディスクとなりました。素晴らしい!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/06/30

    今年の都響プリンリパルコンダクター就任ライブを聴いて、やはりいまや日本のオケを振ってインバル以上の指揮者はない、その思いを新たにしました。私が聴いたムーザ川崎の公演とは別バージョンのサントリーホール公演が本日NHK教育「オーケストラの森」で抜粋で放送され、生での感動が蘇ったことです。テレビゆえ音響的に物足りず当ディスクを聴き直してびっくり。いまや無数のマーラーのディスクが世に出て、インバルの全集は相対的に価値を落としているかに言われていますが、どうしてどうして。少なくとも千人に関しては第一級の地位を失っていないのではありませんか。細部の明晰さとスペクタキュラーな構成が見事に一致した名演奏!

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/06/22

    コンチェルトに関しては皆さんおっしゃるとおり。つけ加えることはありません。では、なぜさらに書くかといえば、詩人の恋の前奏があまりに美しいゆえ。前奏美というものも、たしかにあって、グリュミオーのフォーレ一番の前奏などが心に残っています。ハイデュの名演ですが、かつてある場所で岩崎淑さんにそれを言ったら「あれは苦労するところよ」とおっしゃられていました。コルトーの詩人の恋の前奏は、まさに前奏美の極致。前奏ばかり聴いてあきることがありません。…かつてハイデュの前奏ばかり何遍も聴いて母に叱られたことを思い出します。コルトーの前奏は、いきなり異世界に拉致されるようなとてつもないもの。スゼーの歌がなければ…と思うくらいの、いわば瞬編小説のごとき絶品です。

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     2008/05/23

    これは実演を聴きました。インバル評価はナマを聴いた人と、かつての全集のみでしか知らない人とではかなり評価が分かれるのではないでしょうか。私は、インバルのナマがエキサイティングだということはよく知っていますが、このライブ録音は、そのエキサイティングさの基礎に、かつての全集の緻密さが隠されていることを教えてくれます。都響の音がこんなにメロウに聴こえるのもかつてなく、これはマイクのいたずらか? インバルの表現の深まりゆえか? 90年代の都響マーラーチクルスの録音は残っていないのでしょうか。あのころともかなり違っているような気がします。ちなみに今年のマラ8の川崎でのナマは非力なソロ歌手陣の不満を超えた好演でした。

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     2008/05/19

    あまり評判のよくないartのリマスタリングですが、私の耳には心地よく、何十枚と買い集めているうちに、はずみで買った一枚です。プレビンは嫌いな音楽家の範疇に入る人。しかし、これは素晴らしいですね。少年時代、友人の家で聴いたLPはもっとバカな音がしたはずだが、あの機械は家具調のアホな装置だったからか…。ラフマニノフの他のピアノ系の曲も含めて、このプレビンの演奏は最美のひとつと認めるにやぶさかでありません。いや?いいね。

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     2008/05/05

    この復刻を聴くと、アルティスコ、WAVEなどLP時代の数々の努力が懐かしく思い出されます。すべてを葬り去るというほどではありませんが、あれこれを「思い出」にしてしまうくらいのインパクトはあります。いずれにしても、ヴァイオリンの入りの一発の凄み、これはフーベルマン唯一人の業で、真似するプレイヤーがいないのが不思議なくらいです。いや、できないのかな?… ギトリスならやっていそうですが。音源がないものか。

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     2008/05/04

    両曲ともこれまでCD化されたもののなかで最高の音質とおもわれます。復刻ものとして、唯一これを超えるのはラロと小品を収録したメロディアのLPのみか。ハルトナックのフーベルマン論を実音を聴いて理解しようと思えば、今のところCDではオーパス蔵盤しかありません。わたしはオーパス蔵から出ているフーベルマンをすべて手に入れ、フーベルマン収集をひとまず封印します。

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     2008/04/21

    ウィーンフィルがにやにや? そうかな? バックハウスが弾きはじめた途端に感にたえたような表情で、すげーなじいさんと顔を見合わせているんでしょ。たしかにいくらか合わない部分もあるけど、ライブでは普通の範囲。クナはピアノを見ながら振ってます。バックハウスはそれに乗って夢のようなタッチで終始。恍惚のベートーベンが展開されます。終演後クナが現れないのは、バックハウスの名演を讃えての意味でしょう。バックハウスはちょっと困ってたけど(笑)

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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