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John Cleese さんのレビュー一覧 

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     2021/04/03

    あれ?これはシングルレイヤーSACD化と言っても、以前にも別レーベルからリリースされたムラヴィンスキー先生のライブ集と同じで趣旨のようで・・・音質向上というよりもSACDの収録能力の大きさを利用して、同じ音源のCDの枚数を減らしてパッケージのコンパクト化を図っているようですね。ということは、ディスクの入れ替えなしで長時間鑑賞できるというわけですし、省スペースにも貢献するのでしょうが・・・ちょっと期待外れ。マーラー九番を通しで聴いたあとで、続けてチャイコフスキー悲愴を聴きたいと思う人がどれだけいるのかな。やはりシングルレイヤー化だったら枚数はCDと同じでも、まず音質向上を目的にしていただきたいと思うのは私だけでしょうか。

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     2020/12/26

    多くの方々と同様、私もペトレンコ先生の第6番がお目当てだったので、早速ブルーレイの方で視聴したのはこれ。つい先年リリースされたばかりのラトル先生の第6よりもベルリン・フィル、ノッているんじゃないの?そのラトル先生は今回のリリースでは第7にまわっております。ちょっと古い録音になるのですが名演として名高い第8も担当してます。さてぺト先生の第6。第一楽章出だしの軍隊行進曲からしてかつてのバーンスタイン先生みたいに前のめりの勢いのある早いテンポのリズムでぐいぐい押しております。ラトル先生の方が老成を感じさせます。これはいいぞ!一挙に第6を聴き通してしまいました。トータル77分だから全体としてもやや早めのテンポといっていいですが、構えたところがない自然体の演奏で私は好感を持ちました。CDの方はちょっと音質チェックのためまだ一部を聴いただけですが、最新録音としては期待ほどの高音質ではなかったですね。やはりSACDのリリースが望まれますね。というのも前後して発売されたばかりのエソテリックSACDのブーレーズ先生とウィーン・フィル盤が届いた直後でして、それを聴いてしまった後なのでどうしても音質を比較してしまうからで、最新録音盤といえどエソ盤の豊麗な音の前では分が悪かったかもしれません。こっちは四半世紀も前の録音なのにね。あと、そそっかしい私はブルーレイにはコンサート映像と同時に(前回のラトル盤みたいに)ブルーレイ・オーディオによる音声のみのソースも入っていると勝手に思い込んでいましたが、それは今回は無し。しかしベルリン・フィルによる第6もアバド盤、ラトル盤、そして今回のペトレンコ盤と、共通しているのはアン→スケの楽章の順番。ベルリンではもうこの順番で定着か。最後にCDの面割ですが、割合と良心的に一枚=一曲の原則を守ろうとした努力のあとには好感が持てます。第3はやはり一枚は無理でしたがおおむね番号順。第9のアダージョが第10のアダージョと最後の一枚に入っているのも自然な流れです。

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     2020/11/22

    私の車の標準車載オーディオはやはり今風に主要な殆どのハイレゾ音源対応を謳っておりますが、Blu-rayディスクまで再生できるくせにSACDはダメ。でもBlu-rayオーディオの再生音は素晴らしくてカラヤン先生のベートーヴェン(70年代)、ブルックナー全集のBDは驚嘆の高音質でして、BDならもう部屋の中より車のなかで聴く方がはるかに高音質を味わえます。
    それはさておき、本製品ですが・・・商品到着後にまず第8番の方を聴いてSACD音質に満足、こちらの方がベルリン盤のような余計なキラキラがついてない渋い名演だし、しかもブル8が一枚のディスクに収まっている!これはいい買い物したな!とばかりに次の日車の中でも聴こうと思って自動録音設定でCD再生にしたところ・・・あれ?変だなあ。何回挿入しなおしても第2楽章からしか再生しません。第1楽章は?「死の告知」はどこいっちゃったの?

    そうです。部屋で聴いたときはSACDで気が付かなかったのですが、SACD層とCD層では収録曲が異なるのです!SACD層では第3番、第8番ともに一枚に収まっているのですが、CD層だと1枚目に第3番+第8番第1楽章を収録、2枚目に第2楽章以下が収まっているのです。ま、そんなことはレーベルにもケースにもよく見れば書いてあるし注意していれば気づくことなんですけどね。でも大抵はSACD層とCD層は収録内容はシンクロしているのが当たり前と思っていたので、ちとびっくり。今後こういう製品も増えてくるのかな。

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     2020/09/24

    技術的な完璧さは既にレヴューされた方々のおっしゃる通りで、しかも世界各地でのライヴ収録であることに驚きます。しかしながら各地のホールの違いなどが特に強調されることはなく、むしろ非常に高い質の均質さが確保されています。個人的には、ラズモフスキーNo.3と作品130+大フーガ(後から差し替えられた「常識的」フィナーレは潔くカット!)という、最強プログラムが日本のサントリーホールでの収録というところも嬉しいですが、個人的にもっとも大切に思うカヴァティーナの、悠然たるテンポかつ非常に心がこもった表現に久々に胸が熱くなりました。若き日にバイロイトで、ボンから来たカップルと、パルジファル終演後どういうわけかワーグナーについてではなく、なんとカヴァティーナについて一晩熱く語り明かした昔をふと思い出しました。最近ではベルチャ四重奏団の全集、映像つきも含めて非常に感心したばかりですが、ここに新たに近年の若手カルテットの中では傑出した素晴らしいベートーヴェン演奏が出現しました。

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     2020/09/22

    技術的な完璧さは既にレヴューされた方々のおっしゃる通りで、しかも世界各地でのライヴ収録であることに驚きます。しかしながら各地のホールの違いなどが特に強調されることはなく、むしろ非常に高い質の均質さが確保されています。個人的には、ラズモフスキーNo.3と作品130+大フーガ(後から差し替えられた「常識的」フィナーレは潔くカット!)という、最強プログラムが日本のサントリーホールでの収録というところも嬉しいですが、個人的にもっとも大切に思うカヴァティーナの、悠然たるテンポかつ非常に心がこもった表現に久々に胸が熱くなりました。若き日にバイロイトで、ボンから来たカップルと、パルジファル終演後どういうわけかワーグナーについてではなく、なんとカヴァティーナについて一晩熱く語り明かした昔をふと思い出しました。最近ではベルチャ四重奏団の全集、映像つきも含めて非常に感心したばかりですが、ここに新たに近年の若手カルテットの中では傑出した素晴らしいベートーヴェン演奏が出現しました。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/09/06

    素晴らしい。ブルックナーの全集を購入直後一気にすべて聴きとおしたのは初めてです。数日に分けてですが。大抵は好みの5,8,9番だけ最初に一気に聴いて、演奏者には失礼ながら他の曲はオマケみたいな感覚で少しずつ聴いていくという場合が多いのですが、この全集はそんな気にはなれず、思わず「対峙」せざるを得ないものを持っております。チクルスとして計画された演奏会のライヴですので、収録時期と場所に統一があること、そして何よりも指揮者の解釈にぶれない一貫性があること。音質も20年以上前のライヴとしては優秀です。若杉先生は30年ぐらい前になりますが、某協会の例会や終演後のパーティなどで数回、立ち話をさせていただいた記憶があり、その物腰など「端正」という印象があります。その印象がそのまま音楽にも表れておりライヴにありがちな感興に流されフォルムを崩したりすることはありませんし、雑音もほとんど気になりません。僅かに唸り声が聴こえる場面もありますが、ライヴの唸りの両横綱コバケン先生、インバル先生とはくらべものにならないくらい僅かで(しかも品があって)気にはなりません。私のような立ち話程度の接触ではなく、よく若杉先生の人となりを知っておられる方々によるライナーノートも、近年珍しくきちんと読む気にさせてくれる優れものです。将来、SACD化されるようなことがあれば必ず購入します。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/07/11

    リマスターの効果は顕著です。まだマーラーとシベリウス、その他エルガーぐらいしか聴いておりませんが、むかしから慣れ親しんだバルビ先生のベルリン・フィルとの共演の有名な第九番を聴けば既出のCDと音質の比較は容易です。まず音が鮮明で輪郭が明確になったこと。これまで第九はつい先だってリリースのグランドスラム復刻が出るまで、随分古めかしい靄の掛かったようなもどかしさを感じる音ばかり聴かされていました。SACDは雰囲気のある音でしたが、鮮明さは今一歩。今回リマスターは成功でしょう。これで一枚あたり150円もしない価格ですから、これはコスパがいいと思います。半面、どうしてもソニーのボックスもの、ワルター、セル、ブーレーズ、グールド、メータ諸先生の、上蓋を外せば曲目が一目瞭然だし、ライナーノートは小さいながらもハードカバーの立派な本であったりする既出ボックスと比べると、どうにも商品として実に無造作な作りで(ある程度予想どおりでしたが)こちらのワーナーのボックスは109枚のCDを本当に箱に放り込んでいるだけの仕様。内容が素晴らしいんだから、もう少しバルビ先生に敬意を払ってくださいよ、と言いたくなります。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/05/30

    先般、ソニーからメータ先生のNY時代(ということは80年代以降)のボックスセットが発売になり、これはこれで豪華な名演のラインアップに満足していたところに、今度はデッカ=LA時代(ということは70年代)のセットが発売です。何度も再発されSACD化などもされているホルスト「惑星」や「ツァラトゥストラ」などの名盤以外にも、当時大変話題になっても今は忘れられてCDでは入手困難となっていた録音が多数収録されております。個人的にはリムスキー・コルサコフ「シエェラザード」の名演の復活が非常に嬉しく、昨日到着と同時に真っ先に聴いたのがこれ。初出LPを購入した遥か大昔の中学生の頃、冒頭の金管の生々しさに驚嘆したことが昨日のように思い出されました。当時非常に話題になった録音のすばらしさ、まさにデッカ黄金時代の浮彫りを見るような立体的な音像、アナログ時代を彷彿させる第3楽章の弦の官能性、この辺は若きメータ先生の独断場といっていいでしょう。同曲のデッカ録音では、コンドラシン先生がウィーン・フィルで録音した名盤と双璧でしょう。またこの手のセットでは事務的で無味乾燥になりがちな解説書も、今回は非常に色彩豊かなブックレットで新鮮です。価格から考えても買って損はないです。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/04/08

    最高です。発売が延期となり待ちきれない思いもしましたが、待ったかいのあるリリースでした。ほぼ予想通りの音質改善が1番と大地の歌、予想を上回っているのが復活と第9番でした。当然、比較の対象は先だってリリースの最新リマスター輸入盤BOXですが、SACD化のメリットは明白です。BOXのほうの復活も音質向上(と1枚のCDに収まっていること)には感動しましたが、今回のSACD化で空気感やホールの空間性まで加わっているうえ、クライマックスでは合唱とともソリストもちゃんと歌っていて決して合唱に埋まっていない。その姿まで想像できる感じ。復活のリマスター化の困難さはライナーノートに詳しく書かれています。そして第9番。空間性の再現、繊細さも十分感じさせ、アナログ的な感性が生かされた、これはエンジニア氏入魂のリマスターではないでしょうか。ワルター先生とコロンビアの第9に関してはオープンリール起こしのアナログ的温かみのあるリリースが従来ベストでしたが、総合点で今回が上回りました。そして重要なことはBOXでも2枚組のままだった第9番が初めて1枚に収まったこと。私にとってはこれも大きな点です。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/03/27

    私のアンテナが低かっただけなのかもしれませんが、なにか突然ゲリラ的に発売された感の本製品。昨日発売日に届きました。世評高い最初のDGカラヤン先生のベートヴェン交響曲セッション録音全集のシングルレイヤーSACD化。なぜかエロイカのみ単独でシングルレイヤー化されておりましたが、その出来に非常に感銘を受けておりましたので全集発売は待ちに待ったところです。CD、ハイブリッドSACD、LP、ブルーレイ、と手を変え品を変えリリースを重ねてきた音源ですが、ついに真打登場・最終型に到達した感があります。ブルーレイも素晴らしい音ですが、今回のシングルレイヤーと比べるとはやりデジタル臭が気になります。シングルレイヤーは期待に違わず、実に伸びやか、自然なアナログ感に溢れ、穏やかさや温かさが加わって、大変よろしい。今ちょうど、田園を聴いております。しばしば指摘されるカラヤン先生のテンポの速さ、まるで田園をポルシェで飛ばしてるようだ、などと評される向きもありますが、本盤で聴くとテンポこそ変わりませんが、音質向上によって自然で穏やかな表情が加わり、いつまでもずっと聴いていたいと思わせるほどです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/01/10

    昨年の春、つまりこの録音と並行して行われたタケミツ・メモリアルでの実演では、もうすでに手の内に入って久しいこの作品を、鈴木先生は自然な感興の赴くままに、部分的にはロマン的とさえ形容したくなるほど縦横に、柔軟に表現しており感銘を受けました。思えば旧録音から20年。あの峻厳さ、古楽の清廉さはそのままに、一段とスケールの大きな演奏を新録音で聞けるのは楽しみです。さいたまでの本録音はセッションですので実演とはまた異なった仕上がりでしょうが、昨年暮れに待望の全曲SACD化されて(ファンにとっては膨大なダブり購入を意味する)「バッハ合唱曲集」の一部としてリリースされた旧盤との比較も楽しみです。従来のCDと新しいSACDとは奥行といいますか、空気感とでもいうべき要素が随分異なります。新盤は最初からSACDを念頭に置いての録音ですから、その辺の比較も興味の尽きない点です。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/14

    リヒター先生のマタイ受難曲といえば、世評高いセッション録音が何度も何度もリマスター等で高音質化され発売され続けて遂にはシングルレイヤーSACD化にまで達しているのに対して、この、録音年代からすると史上二番目にあたる東京ライブはHMVレヴューにも書かれておりますように90年代にDGアルヒーフレーベルで出されて以来、再発売もなくまったく市場から忘れられていた存在でした。これに次ぐのがユニテルの映像のサントラ、そしてロマン的な振幅が大きくキビキビとした峻厳さが失われ、あまり評判の芳しくない(というよりも皆さん評価に戸惑っている感じの)最終セッション録音などと比べると、様式的にはちょうど中間点の演奏がこの東京ライブです。初期の峻厳さはそのままに、ライブならではの自由闊達さもあり、同時にライブならでは演奏上の瑕疵も含めて、個人的には実は私はこれが一番のお気に入りなのです。特にエヴァンゲリストのエルンスト・ヘフリガー先生、のちの二つの録音ではペーター・シュライヤー先生に代わってしまいましたが、ヘフリガー先生の全人格的な背景すら投影されているとさえ思わせる語りのすばらしさには遥か昔の十代から心奪われ現在に至っております。その魅力を一言でいえば人間的な暖かさ、です。完璧なセッションとは違って音程の危うさや声の擦れなどありますが、そのことがかえって生身の人間の温もりを感じさせます。リヒター先生は誰が聴いても明らかに、イエスの死の直後天変地異が起こり、人々が「この人は本当に神の子だったのだ」と呟くコーラスの部分にクライマックスを設定していておりまして、それはセッションでもユニテルのサントラでも同様です。テンポをぐっと落とし大変息の長いクレッシェンドで長く続いた悲劇の緊張から聴く者を一挙に開放してくれるのですが、その直前のエヴァンゲリストのErdbeben und was da geschah. erschraken sie sehr und sprachen のとこ、さすがのヘフリガー先生もここのund sprachenが辛そう、苦しそう。でも私はこのくだりにいつだって心打たれる。十代の少年のときも今みたいなジジイになってもそれは変わらない。この名録音が最新のリマスターでどう再現されるのか。興味は尽きません。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/11/23

    うーーーん、これは悩ましいですねー 何がって?もし購入した場合の膨大なダブリが。そうかー「合唱曲」でまとめると、既に全集で所有している教会カンタータ集(国内盤と輸入盤の二種、事情があって英語の解説と対訳が必要だったので)もついこの間全集で発売になったばかりの世俗カンタータに加えてマタイ、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ、クリスマスオラトリオなどバッハの宗教音楽をも含む全集が出来上がるわけで・・・世俗カンタータ全集は、教会カンタータの時に学習して、一枚一枚購入するのは我慢しよう、あとで廉価で全集出るから、という理論を適用して、やった!予想通りと思って勝ち誇って購入しました。そしたら直後にこれですから。メーカーさんに背負い投げを食らった感じ。。全品SACD化ですって。初SACD化の名盤マタイ受難曲〈SACDはなぜか抜粋しかなかった)は絶対欲しい(間も無く今年の録音の新盤が出ることはわかっていますが)ところ。ヨハネ受難曲も今までSACDはなかった。といっても付録のDVDのヨハネはダブルし。そうは言っても・・・やはりポチるんだろうな。。しかしファン泣かせのメーカーに対して星一つ減。鈴木先生のバッハ解釈についてでも、製品そのものの話でもなく下世話な独り言でスイマセン。。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/11/23

    リマスターによる音質向上、うたい文句通りです。ワルター大先生の特に晩年のステレオ録音、いままでスカスカだった中低音が充実したことに間違いありません。ものによっては別物と思うぐらい。これがオリジナルだったんですね、我々はいままで半世紀もずいぶん間引きされた音を聞かされていたんですね!NYフィルとのマーラー復活、自分の耳では既出盤で最良のものは平林直哉氏によるテープ復刻でしたがそれも凌駕している高音質。おまけに1枚に収まっている。これ初めてじゃないかな。盛大なヒスノイズも消え、かなり音量を上げても昔のCDみたいに高弦がキンキン耳障りにならない!まだすべて聴いたわけではありませんが、今までずいぶん買い替えでがっかりしてきた方々、過去の経験から購入をためらってらっしゃる方々、これは買いだと思いますよ。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/11/23

    たいへん贅沢な全集で、コンサート会場でも販売してましたね。届いたのがまさにその中の一曲、メータ先生指揮による第8番の実演の感銘がまだ耳朶に残る時期だったので、当然8番から聴きました。ブルーレイはピュア・オーディオの方は期待にたがわぬ高音質。次はハイティンク先生の5番とラトル先生の9番というように、ここ数日はこのメディアにどっぷりつかった日々を過ごしました。映像の方もほぼ同じ順番で鑑賞。最初の8番はもう7年前の収録なので、メータ先生も先日の実演のようにまだ杖をついて登場するようなこともなく壮年期のごとく颯爽としております。こればかりは先生、短期間に老け込んでしまったようで少し悲しい。しかし解釈に実演とのへだたりは感じられずテンポ設定もこの時すでにこのコンビの解釈は盤石のものになっていたのでしょう。その昔、メータのブル8なんて聴くやつが悪いとかいう高名な評論家センセイのご高説がまかり通っていた時代がありましたが、いまの演奏を聴いたら彼は何というのかな。第4楽章のコーダ、全楽章の主題が山のように重なるところ、最後の最後にああいうのが来るのが初めて理屈抜きに必然と感じられ、感動いたしました。40年以上も聴いている曲なのに、演奏によってはうるさいだけのこの部分が本当に素晴らしい。全9曲の収録期間が10年にまたがっておりますので音質は変化ありませんが画質の方は大きなモニターで再生するとかなり新旧の差があります。

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