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Desafinado さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/12

    今、日本人指揮者として最も注目されている山田和樹が、師である小林研一郎ともゆかりのある名門チェコ・フィルを振っての録音である。
    今年一番目の当たりディスクである。まず第一に選曲が憎いではないか。
    不遇の作曲家と言われるカリンニコフの「交響曲第1番」は、これまでN・ヤルヴィ盤(CHANDOS)を聴いてきたが、本盤はチェコ・フィルの巧さとEXTONの優秀録音とが相まって、この美しい曲をより繊細に響かせ、ヤルヴィ盤を上回る。
    グラズノフ「交響曲第5番」は、ともすると下品な演奏になりかねないが、抑制の利いた指揮ぶりと秀逸な録音により、こちらもこの曲本来のオーケストレーションを堪能できる。ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」はもう少しヤンチャっぽさがあってもいいかとは思うけど、往年の名盤であるコンドラシン盤に手を伸ばす機会は減るかも・・・。
    いずれにしても、しばらくはこの指揮者から目がはなせないですぞ。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/29

    ベートーヴェンとブラームスは国内盤で持っているが、シューマンやシューベルトなども入っているのであらたにこのセットを購入した。
    定評のあるとおり、演奏はどれもがユニークかつ素晴らしく、録音も悪くない。どの楽曲も精緻に描かれ、破綻することなく透明感に溢れている。しかし決してクールでなく、CDの再生音からもそれぞれの楽曲に対する愛情すら感じられる。
    さて、今回のシリーズは2012年の生誕100周年を記念しての発売とのことであるが、チェリビダッケの遺した至芸(の一部分)を1枚200円ほどで享受できることは、われわれクラシック愛好家にとって得がたく幸せである。だが、一方でパッケージメディアの本当の価値とは一体何だろうと考えさせられもする。生前、レコードの発売を拒絶した巨匠はある意味正しかった。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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