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伊東洋輔 さんのレビュー一覧 

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     2016/11/23

    クラシックの演奏家は数いれど、このクナッパーツブッシュほど愛好者から熱狂的に支持・妄信されている指揮者はおるまい。彼らに言わせれば、例えばワーグナー作品は「フルトヴェングラーよりクナの方が上」などととんでもないことを平然と口にし、またブルックナーの5番を「破格の名演」と持ち上げたり・・・とにかく私とは相いれない縁なき衆生、といえようか(付け加えれば私がこの連中を気色悪く感じるのは、来日経験は勿論、ウィーンやバイロイトで実演を聴いたわけでもないのにまるで友達口調で「クナ」「クナ」と呼んでいることだ。ショスタコやロジェヴェンじゃあるまいし)。・・・まあ他人の好みにケチ付けるのはこのくらいにして私見を述べさせてもらえれば、この録音は私がクナッパーツブッシュの遺した録音で唯一、感心したものである(ワーグナーの他作品やブルックナー、ブラームスetcを含めて)。別項でも述べたが有名な62年のステレオ録音より明らかに上。演奏時間はこちらの方が長いのだが、「遅い」と感じさせないのはアンサンブルの線が合って、歌手をしっかりサポートしつつ、単なる伴奏に終わらずにワーグナー作品の本質を捉えているからであろう。歌手もヴィントガッセン、メードルにロンドンと62年盤に勝るとも劣らない充実ぶりを示している。本来なら満点を付けてもいいのだが、生憎小生の持っているのはひところ出回った音質劣悪な廉価版で、高音域が金属的にキンキン響く代物で、これではとてもまともなレビューの対象になりえないので減点した次第(勿論買い換えたいのだが、何処のレーベルが信用出来るのかが解らず困っている)。追記:そうそう、この指揮者で面白く聴けたのはもう一つ、「ウィーンの休日」というアルバム。この2点(及び一応62年盤も加えておこう)以外は皆中古ショップに売ってしまいました。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/24

    「終わり良ければ総て良し」というが、逆に言えば「終わり悪ければ総て悪し」となるだろうか。少なくとも私にとってこの「バイロイトの第九」がそれ。曲の最後の最後、コーダでの、あのマッテマシタとばかりに加速・爆走してオケがが置いてきぼりにされて空中分解、グシャグシャになっておしまい。・・・初めて聴いた時はあまりの安っぽさ、単純さに呆れ且つ怒りを覚えた。もっともフルトヴェングラーの同曲には、一部のマニアの間ではバイロイト以上と評され、彼自身も満足したという「ルツェルンの第九」があるが、ここでもやはり最後で驀進しているのを聴くと、おそらく彼にとって「ベートーヴェン」とはこういうもの、こんな風に表現すべきと思っていたのだろう。本人やファンの方はどうだか知らないが、はっきり言って私には到底「永遠の名盤」とは認められない代物である。

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     2015/09/23

    [十で神童、十五で才子、二十過ぎれば・・・」という俗諺があるが、この頃のメータは粗削りではあるものの、それを補って余りある熱気と表現意欲があり、本当に面白かった。残念ながらイスラエル・フィルを振ったものでは「ただの人」になってしまった。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/09/19

    もし仮に「カラヤンの残した録音から一つ、ベストワンを選べ」と言われたら、私ならこの一枚を躊躇なくチョイスする。カラヤンの棒も、ベルリンフィルも巧い。巧すぎる。もうこれしかない、というくらい嵌っている。特にイタリア綺想曲など、他の指揮者の演奏が聴けなくなるくらい。ロミジュリもこれがベスト。後のデジタル録音など足元にも及ばない(唯一これに対抗できるにはバーンスタインの晩年の演奏くらいか)。「1812年」「スラヴ行進曲」も言う事なし。ケチの付けようのない超名演。

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     2015/09/11

    再投稿:以前「クレンペラーに比べるとやはり軽い」などと書いてしまいましたが、今回久々に聴き直して、決してそんな事はない、力強さと風通しの良さを併せ持った、いい意味でスタンダードな名演・名盤だと訂正して最高点を付けさせてもらいます。

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     2015/09/11

    ベームの同曲ではVPOを振ったスタジオ録音が有名だが、このトーンハレ管とのライヴは端正なフォルムを保ちながら、実演での彼らしく猛烈にテンションが高く、一気呵成に聴かせてしまう。もっと広く聴かれていい、素晴らしい名演。

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     2015/08/30

    メンデルスゾーンというと、こじんまりしているとか、力強さが足りないだとかいったマイナスイメージがもたれていて、しかもそういった誤解を裏付けしかねない、フニャフニャした演奏がジャンルを問わず実に多い、嘆かわしいことだが。・・・さてこのカラヤンによる交響曲全集はそうした観念を吹き飛ばす、端正なフォルムと美しさ、そしてマッシヴな力強さが一体となった、会心の演奏である。この時期彼はシューマンの同全集、新ウィーン楽派といった、それまで敬遠してきたレパートリーを積極的に録音したのは周知の通りだが、私が調べた限りメンデルスゾーンのシンフォニー、それに(ここには収録されていない)「フィンガルの洞窟」などは実演では振っていない筈。つまりレコード会社のゼニ儲けの為に一肌脱いだ感じだが、それでもやっつけ仕事に堕さず、ちゃんとした「商品」、いや「芸術品」に仕上げているのは流石。5曲全てクオリティが高いが、個人的には第2番「讃歌」がお奨め。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/23

    ・・・マゼールの訃報が伝えられた時、「ああ、また一人巨匠が天へ召されたか」と嘆息したものだが、この全集は間違いなくマゼールの遺したレコードのベスト5に入れるべきものだろう。実は彼自身はマーラー・ブームのなかでインバルやシノーポリetcといった指揮者たちがしばしば、マーラーの神経症的・病的な部分を強調しようとしているのに寧ろ批判的で、たしか渡辺和彦サン(だったかな)との対談でも「マーラーは決して病人でも異常者でもない、ごく普通の音楽家だ」などと語っていたが・・・しかし実際の彼の振るマーラーは実演でも録音でも、ディテールの彫琢を施したアクの強いもので、かなり聴き手を選ぶタイプだと思われる。ただ、以前、イスラエル・フィルを振った第4番及び「巨人」を私は生で聴いた事があるが、そちらではこの全集とはだいぶ印象が違い、恰幅の良い、(良く言えば)おおらかな演奏をしていて(勿論彼にしては、だが)首を傾げた記憶がある。まあVPOとIPOの特徴を生かして作品のアプローチを変えただけ・・・なのかもしれないが、兎に角一聴に値する事は確かだ。

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     2014/08/23

    現在発売されているものではどうなっているのか知らないが、(私が所有している)かつて出ていた国内盤(DVD付き)ではラトル自身による解説があって、その中で「この作品にはストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を読み解くキーがある」・・・などと記しているが、確かにここでの彼は他の指揮者による全曲ないし組曲とはまったく異質・別次元の音楽を奏でており、ラトルの発言が口先だけ、理論倒れになることなく、チャイコフスキーの音楽の真価を示したといってよい、斬新な驚きと興奮に満ち溢れた圧倒的名演を披露している。・・・さて、むかし評論家の小林秀雄は「モオツアルト」というエッセイで「チャイコフスキイのアダージョは堕落している」と、モーツァルトと比較してチャイコフスキーを貶していたが、もし彼が生きてこの「くるみ割り人形」を聴いたなら、そんな事は云えないのではないか。兎に角このCDの出現によって、これまで出ていた数多くのチャイコフスキーのバレエ作品の演奏はその価値を半減させられた、といっても過言ではあるまい。・・・というとちょっと褒め過ぎかもしれないが、少なくともラトル/BPOのコンビの(現段階での)ベスト録音だ、とはいえそうである。

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     2014/08/20

    私は昔この演奏をレビューで酷評したところ、この指揮者の熱狂的なファン、いや信者から「お前みたいなガキにこの演奏の価値が分かるか」・・・といった類の罵詈雑言を浴び、小生もムキになっ反論、中には同意見、ないし似た感想をもっている方もいたが、多勢に無勢、「結局この連中には何を言っても無駄か」と呆れ、議論を打ち切った苦い記憶がある。・・・さてそれから数年たち、久しぶりに聴いてみるか、と手元にある本盤と、51年のライヴを聞き比べてみたが・・・やはり印象は変わらなかった。まず51年盤は音質こそ良くないもののこの時期にしてはまあ鑑賞に耐えるレベルにあるし、なんといっても音楽が殆ど弛緩しておらず、実は62年のこちらより演奏時間は遅いのだが、全体を通して聴くと音楽の密度といい緊張感といい、同曲のベスト、とまではいかないまでも、快適に聴く事ができた。・・・さて問題の当盤だが、歌手陣は揃っているが、肝心のクナッパーツブッシュの指揮が全くダメ。緊張感まるでなし。おまけに音が汚い。これのどこが「荘厳」で「神聖さを感じられる」のか、全く私にはわからない。どう考えても耄碌した年寄りの印象批評、特に宇野センセのお墨付きをもらって過大評価されているだけとしか思えん。少なくともブーレーズやカラヤン、ケーゲル、クーベリックetcといった後輩達の仕事、および51年盤を知っている私にとっては到底「永遠の名盤」などとは認められん。追記:その51年盤は、カラヤンが半月にわたってオケを練習で鬼のようにしごいてからクナッパーツブッシュに引き渡した、という噂を聞いたことがあるが、ホントかね?・・・もしそうだとすればこの演奏が鑑賞に値するのは、半分はカラヤン大先生のおかげ、ということになるが・・・。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/01

    唯一残念なのは「復活」。ここでの「復活」はオケが全くクレンペラーの意図に応えられず、数あるクレンペラーの「復活」中最低とさえいえる結果になっている。・・・ではなにが最高の演奏なのか?これはもう1965年にバイエルン放送響を振ったライヴ録音・・・これはクレンペラーに限らず、バーンスタインやテンシュテット、最近(でもないか)ではラトルなど、名演・名盤数ある同曲中でも最高の演奏だ、と断言する。なぜこちらがもてはやされて、バイエルンとのライヴがたった一年程で廃盤になってしまったのか、理解に苦しむ。さてほかの曲に関しては・・・もう私がくどくどコメントするまでも無い、選りすぐりの名演揃い。

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     2011/10/11

    この本は21世紀を生きる読書家・愛書家・そしてミシマ文学に興味のある方は絶対に読むべき一冊であり、この著作の出現によって、これまで書かれてきた多くの三島論は、その存在意義を失ったといっても過言ではない、衝撃的な著作である。

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     2011/07/30

    最近久しぶりに原作のコミックを読み返していたら、妙なことに気付いた。昔立原正秋という人気作家がいたが、この作品において作者は彼を「立前正義(たてまえ・まさよし)」とか「ジョーダンの通じない男」などとコテンパンにやっつけているのだ。そんなに彼の小説が気に入らなかったのか、それとも何か別に個人的に恨みがあるのか、気になるところだ。

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     2011/07/19

    ここであえて最低点をつけさせたのは、後半部分の政治談議のトンチンカンさにある。この作品が作られたのはいわゆる「5月革命」とよばれ、世界中
    で従来の価値観が大きく揺らぎ、そして挫折していった・・とまあそんな時代背景があったわけで、そうした事件をアタマに入れていないと「?」・・となってしまう。かつて吉行淳之介はマンディアルグの小説「余白の街」に関して「作品に政治が入ってきたのは、社会が平和な証拠だ」「衰弱している」と辛辣に評していたが、ヴィスコンティは第2次大戦中レジスタンスに参加し、後にナチスドイツの醜悪さを暴いてみせたが、この「5月革命」とその後の社会のありようにはついていけなかったようだ。少なくとも後輩のベルトルッチの「暗殺の森」「ラストタンゴ・・」またはパゾリーニあたりと比較すればどちらが「政治」「社会」というものをきちんと読み解いているか判るだろう。・・P・S・・映画の出来じたいは極上ですよ、念の為。それだけに前述のディスカッションの薄さが余計に目立ってしまうわけで残念。それで心を鬼にして低評価した。

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     2011/03/08

    血も涙もない小生が唯一、泣いた映画である・・・。

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