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下町のカラヤン さんのレビュー一覧 

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     2021/03/14

    クラシック音楽を聴いて半世紀になるが、この2つの演奏は私にとってはどちらもドヴォルザークの最高の演奏である。

    初めて新世界を聴いたのがこのシルベストリのステレオ盤であった。
    演奏は淡々としたもので時折たたみ込むような激しさを見せるが全体的に荒っぽく感じられ、特に第2楽章等はそっけなく感じもっと感情を込めて歌って欲しいと思った。
    全体的に余分な感情を排しているが、しかし、そこはかとなく漂う哀愁や寂寞感、その気分を吹き飛ばすが如くたたみ込み終曲にいたる。
    全体を通してよくバランスを取っていると思う。

    その後、カラヤン、ケルテス、クーベリック、アンチェル、ノイマン、セルその他定評のある名盤と呼ばれる物も数多く聴き漁ったが、結局最後に落ち着くのはいまだにこのシルベストリの演奏である。 

    ミルシテインの協奏曲は、この曲がチェロ協奏曲に並ぶドヴォルザークの名曲であることを気付かせ示してくれた名盤。

    その後のブルゴスと入れた演奏も悪くないが(最近出たミルシテインのボックスには含まれているが長年CD化されてなかった)、ブルゴスよりもスタインバークのほうが合わせものが上手く、演奏もスリリングである。
    いまだにレコード、CDの数が多いとはいえないこの名曲の決定盤として年月が経っても色褪せない名演である。

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     2020/02/06

    まさにリヒテル最盛期の名盤。冴えたテクニック、絶妙な間合い、スケールは大きいのに大味ではなく豊かな叙情性を常に湛えている。コンドラシンとの相性も素晴らしい。

    昔、ある雑誌で読んだことがあるが、この録音はリヒテル本人も会心の出来だったと述べていた。

    時代を超越した名盤という意味で、ヴィスロッキとのラフマニノフ2番と並ぶリヒテルの協奏曲録音の最高峰。

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     2018/01/22

    70年万博で初来日したリヒテルのプロコフエフ7番をNHKテレビで衝撃を受け感動しました。スタジオ録画でしたが、まるでライブのような熱気のある演奏で、今でも忘れられません。メカニカルであるのに叙情をたたえ、時にエキセントリックに疾走するかの如く情熱的な演奏でした。58年のライブ録音は他にもありますが、この演奏も同様に、音がやはりあまりよくありません。演奏は最上ではありませんが悪くはないと思います。70年のロンドンのライブとかもあるようですがモノラルですし、81年でしたか再来日した時のライブも昨年発売されましたが、モノラルですし7番は録音されていませんでした。
    どなたかリヒテルのプロコフエフ7番のステレオ録音がありましたら、教えて下さい。
    7番だけの感想で申し訳ありません。

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     2017/01/05

    まったく前記の方と同じ意見です。カザルストリオ、百万ドルトリオ、オイストラフトリオ、スークトリオ、ケンプ、シェリング、フルニエ、ボーザールトリオその他数多くの有名演奏を聴きましたが、ブランドに拘らなければ録音も含めて正直な気持ちは、このヤンドーらのトリオがベストの演奏だと思いました。

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     2015/10/21

    数々の国際コンクールに入賞経験を持つノイホルト率いるバーデン州立歌劇場のオーケストラと歌手陣のリングのみデジタルであとはすべてモノラルの既に定評のある録音を中心としたセットである。確かに統一性を欠くかも知れないが、いくら定評があるといっても、よっぽどのワグネリアンでない限り疲れて帰ってきた日々にショルテイやカラヤン、ベームのリングを聴く気にはなれないと思う。ノイホルトのリングは、大上段に構えたところもなく、下手かも知れないが爽やかささえ感じさせる。ドイツの日常に根付いたリングと言えるのかも知れない。とにかく、この価格でワーグナーのオペラがほとんどすべて手に入るのであるから初心者には充分お勧めできると思う。

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     2015/10/20

    かって、アンドレが全盛期の時に来日したときに聴いたコンサートで、その柔らかで輝かしい音色と超絶技巧に圧倒された事を思い出しました。このCDもアンドレの素晴らしい魅力が溢れています。フンメルの協奏曲が無いのが残念ですし、CDがケースから取り出しにくいのが難点ですが、評価としてはEMI盤のセットと並んで最高です。

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     2015/10/14

    クラシック音楽を聞き始めてもう45年以上になる。
    ある事がきっかけでそれまではビートルズ、ストーンズやクリームらの洋楽や歌謡曲しか聞いていなかった私だがクラシックの有名な曲を聞いてみようと思い立った…

    しかし、今と違って情報も少なく、何から聞いて良いのか全く検討もつかなかった。

    そこでテレビのN響アワーやNHKFMを聞いてみたが、たまに聞き覚えのある曲もあったが難解に思えて、ほとんど興味が湧かなかった…

    そんなある日に、たまたま本屋で見つけたのが、K書房から出版されていた「世界音楽全集」という17pEPレコード二枚に音楽家の略歴や楽曲解説、エッセイなどが書かれた出版物だった。
    当時で確か一冊千円程度だと記憶している。
    しかし、中学生だった私の少ない小遣いでは数ヶ月に一冊しか買えなかった…

    一番最初にチャイコフスキーの巻を買って良かったので、何冊目かにバッハの巻を買った。
    もうとっくの昔にこの本は他人にあげて手放したので、詳しくは覚えていないが、フェルナンド・ジェルマーニのトッカータとフーガとこのCD集にあるメニューインとバース祝祭管弦楽団の管弦楽組曲第二番のポロネーズ、バディネリ、第三番のアリアとブランデンブルグ協奏曲第五番が収録されていて何度も繰り返し聞いていた…
    これが私のバッハ原体験である。

    その音楽全集一冊分とほぼ同じ金額で、音も良くなり収納にも便利なこのBOXセットが買える今の人は幸せであり、昔の貧乏な学生やサラリーマンには信じられない世の中になった…

    肝心の演奏は、チェンバロの音が昔のレコードの時と同様に少し小さく繊細過ぎるように感じられるが、演奏そのものは、メニューインの温かみのある誠実な指揮で好感の持てるものである。メニューインのバイオリンはもちろん、マルコムやプレストンのチェンバロ、シェファーやべネットのフルートやグーセンスのオーボエも素晴らしい。

    思い出はどうしても出しゃばり過ぎてしまう事をお許し願いたい

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