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eroicka さんのレビュー一覧 

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     2010/01/29

    87年にミュンヘンのガスタイクでライヴ録音されたもの。シューマンはアバドとの録音もあるが、アバドよりもコリン・ディヴィスの方がパートナーとして圧倒的に相性が良い。みずみずしいソロの歌いまわしに寄り添うように包み込む指揮がこの演奏の価値を高めている。廉価盤になったのを機に、今後もっと聴かれてもよい名盤だ。

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     2010/01/29

    東独のエテルナの録音に比べると、雰囲気は幾分薄いが、豊かな残響と分離の良い音が好ましく、爽やかな名録音だ。LP発売当時、優秀録音だと話題になったものだ。スウィトナーの解釈は、衒いのない端正・淡白なものだが、典型的な東独のオケというべきSKBの響きと相まって、不思議と聴くほどに飽きの来ない独特の魅力がある。

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     2010/01/24

    交響曲は、ミュンシュの爆演を今風におとなしく、スタイリッシュにしたような趣。終盤は、CSOの圧倒的なブラスのパワーが圧倒的だ。このころのバレンボイムは覇気があってよかった。この交響曲のセッション録音では、オルガンとオケを別録りするのはよくあることだが、同一会場で録音した方が自然に思うのは、素人考えだろうか。
     サムソンとダリラのバッカナールや死の舞踏などの管弦楽曲はパリ管の明るい響きを生かした華やかな名演だ。

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     2010/01/13

    懐かしいの一言。ベートーヴェン2番とブラームス1番は、遅めのテンポでずっしり重厚に仕上げ、ベートーヴェン7番は、第一楽章の序奏や第2楽章は速めで、第1楽章と第4楽章はそれほどスピードが上がらないという独
    特の演奏。いずれもN響から重量感ある響きを引き出しており、忘れ得ない。昨今、これよりもスマートさや技では優れた実演は数々あろうが、これほどエキサイティングなものはもはや少ないだろう。生で聴けた人がうらやましい限りだ。

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     2010/01/13

    録音のせいかバッハとして派手ではけばけばしく、外面的な大向こう受けを狙い、テクニックに走るだけの印象。古典をなめているかのような軽薄さだ。尤も、サイでバッハを聴いてリヒターやヴァルヒャ、リヒテル、グールドやフィッシャーのような感銘は得られないのは、はじめから知ってはいようが。サイは近現代もので本領を発揮すべきで、少なくともバッハを録音するには10年は早いような気がする。

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     2010/01/09

    少年時代にクラシックを最初に聴き始めたころに買ったのがこの中の悲愴の廉価盤LPで、個人的に懐かしい録音だ。4番も5番も含め久しぶりに聴くが、十八番だけにいずれも未だに魅力的だ。この60年代の録音では、4番が特に優れている。このDGへの1回目の録音だが、フィルハーモニア時代の若々しさから晩年の完成期へと至るまでの過渡期的な印象を与える。ロマン性や派手さでは70年代前半のEMI盤、造型感覚の確かさでは70年代後半のDG2度目の盤、カラヤン的個性ではWPとのDG3度目、という様に後年の録音の方が個性が強く現れてはいる。70年代の2種類と比べると、この時代のBPOは、フルヴェン時代以来のほの暗く重たい典型的なドイツのオケのサウンドの残光が残っており、これ以降どのように無国籍的だが技巧に優れたゴージャスなカラヤン風サウンド(これに比べて、アバド時代以降のBPOのサウンドはよくも悪しくも蒸留水的で個性が薄いともいえる)へと変化していったかが如実に分かるのが面白い。

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     2010/01/09

    音楽祭以外はドイツなどの名門オケ所属の錚々たるメンバーのアンサンブルは、技が確かなだけでなく響きが輝かしく、ホルンの醍醐味を堪能できる。ホルン好きにはたまらぬ1枚だろう。安売りされているので、廃盤にならないかと、心配である。

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     2010/01/08

    ボスコフスキーとウィーンフィルのDecca時代のセッション録音の代表的な有名曲が網羅されている。録音は50年代末〜70年代のものでいずれもデッカらしい分離の良いステレオで、演奏も昔、LPや廉価版CDでかつて何度も聴いたものが多いのだが、今、久しぶりに聴き返しても、どれも模範的なものだ。この頃のWPの音色は実に薫り高いのだが、これに比べれば、今のWPなど香りの抜けたマツタケのようなものだというと言い過ぎだろうか。マスターピースという安めの5枚組のものを買ったが、辞書的な用途も考えると、この6枚組にすればよかったかもしれない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/08

    ボスコフスキーとウィーンフィルのDecca時代のセッション録音の代表的な有名曲が網羅されている。録音は50年代末〜70年代のものでいずれもデッカらしい分離の良いステレオで、演奏も昔、LPや廉価版CDでかつて何度も聴いたものが多いのだが、今、久しぶりに聴き返しても、どれも模範的なものだ。この頃のWPの音色は実に薫り高いのだが、これに比べれば、今のWPなど香りの抜けたマツタケのようなものだというと言い過ぎだろうか。寝正月には実にぴったりなセットであった。

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     2010/01/08

    シュトルツにはウィーンの音楽(12CD、SONY・BMG)という全集ものがあるが、一般のリスナーにはこの有名曲集で十分だろう。24曲中4曲はBSOとのものだが、残る大半は幸いVSO。WPほど響きは薫り高くはないしソロの技量もやや落ちるが、本場の情緒は十分味わえる。造形や歌いまわしは、模範的なボスコフスキーに比べ、より優美で耽美的な遊び心の面白さはある。もっと評価されてよい演奏だ。昔、シュトルツの演奏は何度かFMで聴いたことはあるが、「ウィーンフィルこそが模範」「クレメンス・クラウスやボスコフスキー以外は亜流」という先入観にとらわれ否定的であった。だが、改めてこれを聴くと、権威主義と先入観で食わず嫌いであったかつての自分の不明を恥じるばかりだ。オイロディスクの残響豊かな録音も、オーディオ的には「分離・分解能が悪い音」という向きもあろうが、むしろ雰囲気があって快い。

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     2010/01/07

    名盤として名高いクレメンス・クラウスとWPのデッカのモノラル録音が中心で、クラウスが入れていないものなどは、カラヤンとWPのSP音源(皇帝円舞曲など、EMI原盤か)のほか、ボスコフスキーWP(ウィーンかたぎなど、Decca原版か)やシュトルツVSO(南国のバラなど、オイロディスク原版か)のステレオ録音(50年代〜70年代)で補っている。音質的にはバラつきがあり、カラヤンの皇帝円舞曲のように原曲に余計なアレンジを加えて派手にしている盤もあるが、ほとんどを占めるクラウスとシュトルツの音源は、総じて品のよい模範的な演奏だ。これならば、カラヤンやボスコフスキーは中途半端に加える必要はなかったのではなかろうか。今度は、クレメンス・クラウスの戦前・戦後録音やエーリヒ・クライバー、モノラル時代のボスコフスキーあたりの古い音源を加えて、歴史的ウインナワルツ集を出してほしい。

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     2009/12/24

    高域が強調された品のない録音が耳障りだ。カラヤン時代の残光が残るベルリンフィルを派手にならしきり壮麗ではあるが、まるでメータお得意のスターウオーズ組曲のような底の浅さが気になる。オーケストラショーピースと割り切れば良いのだろうが、バルトークの諧謔も屈折もここにはない。メータはオペラ以外はロス時代がピークだったように思われる。

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     2009/12/16

    アバドの古典交響曲・ヴァイオリン協奏曲第一番(ミンツ)・ピアノ協奏曲第三番(アルゲリッチ)やロストロポーヴィチのロミジュリ組曲も代表的な名演だが、ここでの聴きものはマゼールの交響曲第五番だろう。LPでも持っているが、テンポを遅めにとり、第一楽章コーダや第4楽章の壮麗さや独特な和声感覚が編み出す壮麗さには舌を巻く。

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     2009/12/15

    タッチの美、冴える技巧、大胆なテンポ…リスト弾きとしての美質を体現している。この人は若い時から老成したような完成度を持ってはいたが、若い時の方が大家として名を成した現在よりも生命感のある演奏をしている。リストのピアノ曲を理屈ぬきに楽しめる1枚だ。

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     2009/12/14

    有名なグッドマンのモーツアルト。アレグロ楽章では軽妙・洒脱な表現が魅力的だが、緩徐楽章では、デリカシーを欠いたのっぺりしたサウンドが鼻につき、限界を感じる。ジャレットのバッハ、モーツアルトやマルサリスのハイドン、フンメルなどに比べると、ジャンルの壁の高さを感じさせる。むしろ、聴くべきはミュンシュのモーツアルトの洒脱さだろう。

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