トップ > My ページ > 冠嶽 さんのレビュー一覧

冠嶽 さんのレビュー一覧 

検索結果:12件中1件から12件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/04/13

    何をしてサイケだのプログレだのとはわかりかねるが、このギターは確かに琴線に引っかかる。リズムやフレーズに確実な妙があり、ライヴ録音とくれば無駄な音響がそぎ落とされる。是非とも彼女たちの音を動画配信サイトなどで聞いてからこのアルバムを手に取っていただきたい。プログレを長い間聞いてきたが、key奏者やflute奏者がいないギターオリエンテッドで勝負するプログレバンドは長らく出会ってこなかった。いや、いたとしても大した感動もなかったし、この出会いは衝撃でもあった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/03/31

    かの華華しき黄金時代から、次第に低迷続くシーンの中において。彼らは何と稀有な存在だったろう。新しい時代を切り開こうと見事に抗ってみせた。たが80年代を迎えるイタリアの潮流はまったく違うもので、結果RIOシーンには偉大な遺産が残されたのだった。これこそポップアートならぬアートポップと呼びたい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/04

    JEAN-PIERRE MASSIERAという人物がいる。彼がレコーディングに参加した作品で、最初に聞いたのがVISITERSでの不思議な曲だった。このCHICO MAGNETIC BAND(オノ・ヨーコのパロディーか)は黒人サイケロッカー(かりにジミヘン直系の個性)とMASSIERAの不気味なサウンドコラージュ(本当に60年代か?)で異質な出来栄えに仕上がっている。のちにMAGMAがZEUHL系と呼ばれ、HELDONがFRIPP&ENDを始発に舵をきり、大量のクリムゾンフォロワーやシンフォロックを生み出すフランスで、このような奇態なアルバムが早くから作られていたのは古くも新しい発見だった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/12

    イタリアものでよく聞いたのが「前衛的ジャズロック」であり、よりシンプレに洗練された成功例がこれ。音の職人たちが紡いだ曲はコアなファンには絶賛されて然るべきだ。イタロにこれから手を出したいひと、最初の10枚に相応しい名盤がこれである。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/12

    つまりは行着くところはこういうことなのだ。我々はまだ彼らに対し正当な評価、もしくは価値観の発見の段階に到達できてはいない。2030年代には宝になってる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/29

    かの初期劇場投入歌が聞きもの。クニ河内が手がけた曲はラテン/ジャズ色が強くあっさりとしすぎているかもしれない。しかし、寺山氏絡みのファンにとっては歴史民俗資料的価値を見いだせるだろう。今回発見された未発表曲は正直微妙だった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/27

    まず初めに、これは宅録だということと、YURY MOROZOVなる人物がかなりのフリークアウトぶりを聞かせるということ。1973年のおそらく最初のアルバムに、後年に録られたらしい10曲が追加されており、全編ロシア語。基本フォークにファズギター、テープ逆回転、ひとり多重録音。くれぐれもこれはローファイ・ローテクであり、素晴らしい曲もいったん鍋で溶かされれば、あらぬ方向へと形を変えられ終始無謀ともいえる結実をむかえてしまう。DIY精神としては満点をつけたい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/02

    一定の音が整列して繰り返す。面白みに欠けると思われがちだが、それは表情を持たないからであろう。口ずさむこともできない超人工的で冷たいサウンドは、損得もなければ薬にもならない。しかし、たまに強く欲する時がくる。酩酊すれば音楽ではなく道具になることうけあい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/18

    2NDが時代を飛び越えてしまった驚異の名盤で知られるポルトガルのバンド。「では1STはどうだろう?」と思って聞いてみると、作品自体の評価はどうであれ、やはりこの熱を帯びたクールな感じはPETRUS CASTRUS以外にない。伸びやかなラテン特有の歌心とモダンで洒落た理想的なサウンドがシンプルに表現されている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/17

    シン・ジュンヒョンが着手したあらゆる年代のサウンドと、プロデュースした素晴らしい歌声のアーティストたち。先に出たBOX SETに手が出せず訝しんでいたところに、このアンソロジー集が出て(しかも国内盤が!)韓流に無縁だった私もついに染まってしまった感じです。ここに極まれり的なアルバムでしょう。全体を聞いて思ったのは、日本にもあった「歌謡節」と平淡な「フォーク調」。このふたつはめずらしくありませんが、サイケデリックなトーンの曲は実に高レベルな響きを放っているのです。特にM7"Spring Rain"なるトラックは凄まじい衝撃で、彼の才気が窺い知れます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/02

    このバンドが、この手の現代音楽をやる他の人たちと違うのは、個々のスキルを(多数の楽器を操れても)活かしきれていない。坦々と反復して、一定のメロディーに留まり、変化が散漫になってしまう。タイトルにあるようアジア的メディテーションの再現は、結局"波"が弱いだけの演奏に。即興の大我がプレイヤー同士に起こるうねりのような波動や同調性と思う私には、このアルバムはビートに沈みすぎて反響し合うことがなくなってしまっている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/02

    最近になってアヴァンギャルドな音楽が聞きたくなり、タージ・マハル旅行団などを聞いている私。こちらのレビューを見て購入を決意。前々からジャケットは知っていたが、いやはやどんな音かと思ったら…ハイ、こんなんでした。即興にも「聞き込む」のと「聞き流す」という2つの向き合い方があり(初期FAUSTはこのどちらでもない)このアルバムは素晴らしく、その両方を備えているように感じる。基本的に「聞き流す」に入るが、saxとスキャットの掛け合い、特にM3には思わず息を飲んだ。ラストM5はかなりダレてきたのか、リズム・パートのジャムセッションで締めるとは。惜しい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:12件中1件から12件まで表示