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絢音 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/24

    曲自体、晩年のR.シュトラウスに比べるとかなり落ちるが、演奏はこの曲のベストだろう。この曲には小澤と朝比奈による対照的な名盤があるが、このCDはそれを凌ぐ。どちらかと言えば小澤盤に近いタイプだが、表現力はティーレマンの方が上だ。朝比奈は更にその上を行くが、いかんせんオケの実力が第1ホルンを除いて落ちる。

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     2010/08/22

    ポロネーズ全集は、ツィマーマンの録音がないので、ルービンシュタインの独壇場だ。スケール雄大、肉厚のタッチ、これぞポロネーズというリズム感、どれをとっても最高。一般にはポリーニ盤の評価が高く、実際、ポリーニとしては珍しく出来がいいが、ルービンシュタインとは芸術家としての格が違い過ぎる。

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     2010/08/19

    ショパンのバラード全集にはツィマーマンの超名演があるが、それに次ぐのがフランソワかこのルービンシュタイン盤だろう。大家の風格を感じさせるという点ではこちらが上か。一般に評価の高いのはポリーニ盤だが、彼の演奏から機械力を取ったら何か残るのだろうか。スケルツォはツィマーマン盤がないので、このルービンシュタイン盤かポゴレリッチ盤がベスト。よりオーソドックスなのはルービンシュタイン盤。

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     2010/08/14

    ショパンの幻想曲が特に素晴らしい。アラウというとどうしてもベート―ヴェン弾きというイメージがつきまとうが、若い頃はショパンも好んで演奏し、数々の名盤を残している。その中の最高傑作がこの幻想曲なのだ。録音は1960年で、今でも十分通用するし、アラウのテクニックも見事。そして何より曲との相性が抜群だ。幻想曲というとショパンの中でも特に凛々しく力強い音楽だが、こうした曲想がアラウのゴツゴツとした骨太のタッチにぴったり合っている(アラウの弾く夜想曲第13番が素晴らしいのも同様の理由)。その後、この曲にはツィマーマンによる名盤が出たが、このアラウ盤も決してひけをとらないと思う。

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     2010/07/26

    もう35年程前になるが、私の高校の頃は第6のヨッフム盤は廃盤で、唯一入手出来たのはシュタイン盤だけだった(もちろんレコード)。今はスクロヴァチェフスキーを始め、第6にも数々の名盤が目白押しでしかも簡単に入手できる。まさに隔世の感。しかし第6最高の名盤は未だにこのヨッフムの旧盤だろう。イ長調という調性のせいか、トランペットの響きなどやや硬めだし、スケールも小さいので、理想的とは決して言えないが、とにかく弦の瑞々しさが最高だ。フィナーレの第2主題後半部分はブルックナーの書いた最も美しい音楽の一つで、かつて私を鬱状態から救い出してくれた最高の音楽だが、ヨッフム盤の美しさ!第2楽章も最高だし、第1楽章のコーダ、ここは他の演奏で聴いても何と素晴らしい音楽だろうといつも思わせられる部分だが、ヨッフムの指揮は彼としては意外にスケール雄大で、大きなリタルダンドと共に終結する。本当に素晴らしい演奏だ。

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     2010/07/23

    これはかつて同じオケで新しいマーラー演奏の先駆けとなったインバル盤、そしてそうした方向での名盤である小澤/サイトウやブーレーズ盤を凌ぐ、最高のマーラーだ。第1楽章のみ、弱音部こそ美しいものの、バーンスタイン盤の気迫と沈鬱な表現が忘れられないが、第2楽章以降は現在の所、このCDがベスト。声楽も最高の美しさ。欠点を強いて挙げれば、マーラーの音楽自体が皮相な所。

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     2010/07/21

    最初にCD化された時には音がすっかり悪くなってしまい、がっかりしたが、今回の再発売で見違えるように音質が向上した。演奏はもちろんこの曲のベスト。オケが下手だとか、ドイツ的でないとか、その程度のレベルで語れる演奏ではない。

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     2010/07/21

    チャイコフスキーも素晴らしいが、ムラヴィンスキーの17種類に及ぶこの曲の録音の中では特筆する程のものではないと思う。それよりプロコフィエフが凄い。「ロメオとジュリエット」を味わうにはマゼールの全曲盤が何と言っても一番だが、演奏自体はこの組曲盤が断トツだ。聴いていて身体が 仰け反るとはこのことだ。こうしたオンマイクの録音で聴くと、ムラヴインスキーは唯一クナッパーツブッシュに匹敵する大指揮者だと良く分かる。(フルトヴェングラーについては録音の良いものがないので保留)

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     2010/07/21

    まさに驚愕の超名演。詳しいことは「つよしくん」が書き尽くしているので繰り返さないが、より演奏効果を狙ったバーンスタイン盤や、演奏も録音とも素晴らしいスピヴァコフ盤など名盤が目白押しのこの曲も、ようやくベストCDを楽に推薦出来るようになった。

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     2010/07/20

    まずプロメテウスの方だが、この曲には最近、ゲルギエフによる名盤が出たので、そちらをとりたい。素晴らしいのはピアノ協奏曲の方で、普段のマゼールとは思えない熱の入った指揮ぶりで、意味深い弱者から、ホルンの効いたクライマックスまで実に見事だ。アシュケナージのピアノも、ソナタ全集のようにテクニックが目立ち過ぎることなく、やはり見事な演奏。この曲には、ウゴルスキ/ブーレーズ盤があり、こちらの方が世評は高いようだが、ピアニスト、指揮者共々弱音に意味を感じさせないのが致命的。特にブーレーズの指揮はいくら何でも冷めすぎではないだろうか。いずれにせよ、今後、このアシュケナージ/マゼール盤を凌ぐ演奏が出るとしたら、それはツィマーマンが録音した時だろう。

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     2010/07/11

    ヴィラロボスのショーロスとブラジル風バッハがこれだけ収められているCDは他にないと思うし、コストパフォーマンスも高く、多くの人に勧めたい。ブラジル風バッハ第4番はピアノソロ版とオケ版、9番は弦楽合奏版とコーラス版の両者が収録されているのも嬉しい。 肝心のブラジル風バッハ第7、8番におけるミンチュクの指揮が薄味で、ヴィラロボスの真価を伝えていないのが残念。この2曲は別の演奏を聴いて欲しい。

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     2010/07/11

    まずヴィラロボスの交響曲全集の登場を喜びたい。生涯に4曲以上交響曲を書いた作曲家をあえてシンフォニストと呼ばせてもらうなら、史上最高のシンフォニストはブルックナー。次いでベート―ヴェンとショスタコーヴィチ。それに次ぐのが、シベリウスとヴォーンウィリアムズとこのヴィラロボスではあるまいか。シベリウスは3番以降の5曲、特に6番が最高(演奏はベルグルンド/ヘルシンキ)。RVWは全9曲とも素晴らしい(演奏はブライデン・トムソンが断トツ)。このヴィラロボスは円熟期に入った6番以降の7曲が圧倒的。セントクレアの指揮もまずは最高だ。

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     2010/07/11

    この3曲の中ではプロコフィエフの第1番が最高の名演だ。チョンの厳しい禁欲的なスタイルと曲が完全にマッチしている。第2番も素晴らしいが、この曲にはハイフェッツの名盤があり、僕はそちらをとりたい。ストラヴィンスキーには、カントロフ/トムソンによる超名盤があり、現在入手は難しいが不可能ではないし、断然そちらをとるべきだ。大体ヴァイオリン協奏曲というと三大ヴァイオリン協奏曲やチャイコフスキーばかりがもてはやされうんざりしてしまう。ベート―ヴェンとブラームスはまだ良いが、このストラヴィンスキーや、エルガーやシベリウスやベルクの方が僕はずっと好きだ。 ストラヴィンスキーの場合はカントロフ盤がトムソンの指揮共々あまりにも優れているが、エルガーやシベリウスやベルクのヴァイオリン協奏曲ではチョンがベストを争うのはさすがだと思う。

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     2010/07/10

    ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は素晴らしい音楽だが、第1番のCDは、アルゲリッチを大きく凌いでこのキーシン盤をベストに挙げたい。何よりスピヴァコフの指揮が最高だ。何と鋭敏でフレッシュな演奏だろう。キーシンのピアノもこの素晴らしい指揮に支えられて実力以上の演奏を成し遂げている。なお、この曲には両者によるライヴ盤もあり、演奏も良く似ていて素晴らしいが、どちらかと言われればこのスタジオ盤をとりたい。後はこのコンビで第2番も録音して欲しい。余談になるが、第2番は特殊な曲で、第2楽章など、ショスタコが書いた曲だと当てられる人は、ショスタコを名前しか知らない人だけだろう。ショスタコがソ連を代表する作曲家という知識があるだけでも当てられない。どちらかというとフランス風のロマンティックで詩情溢れる名曲。

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     2010/06/25

    僕はベート―ヴェンの交響曲はあまり好きではないし、さして素晴らしいとも思わない。ショスタコの交響曲は素晴らしいが暗い。やはり癒し系で楽しくしかも内容のある曲がいい。まず何と言ってもブルックナー。次いでヴォーンウィリアムズ(演奏はトムソン盤が断トツだ)。そして次にこのシベリウス(特に6番)。演奏は七曲ともこのベルグルンド盤がやはりベストだ。特に3番以降の五曲は最高で、心が洗われるというか、魂が崇高な場所へ連れ去られるというか、最高の音楽体験をさせてくれる。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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