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　2013/01/31

う〜ん、１１曲中６曲がブルースとは渋すぎる。でも大好きです、ジョニー・テイラーの歌うブルース。　商売としてのアルバム造りで考えると売る気全く無かったのかと今なら思いがちですが、彼の聴衆である黒人ファンには「ブルース哲学者」と呼ばれて受け入れられていたのでフーズ・メイキン・ラブ系に対するアナザーサイド・ジョニー・テイラーの傑作双子アルバムの１枚と呼べるでしょう。（双子の片割れは云わずと知れた「ウォンテド・ワン・ソウル・シンガー」！）

なかでも「ハロー・サンダウン」は彼のSTAX時代最高にしてモダンブルース全体でみても超と弩が付く傑作ブルース。
歌詞の内容が個人のブルースからアフロ・アメリカン全体の持つブルースを表現しジョニーの歌唱で更に絶品に！
ちなみにこの「ハロー・サンダウン」はシングルバージョンとは違うアルバムバージョンですが甲乙つけがたい素晴しい出来です。
アップは２曲だけですが、ジョニー・テイラーの歌をじっくり味わえるいいアルバムです。
MG’ｓとの一体感も最高、MG’ｓのブルース演奏も最高、地味なだけとは言わせない。
価格もお安く手に入りそうなので、マストです。
最後に、ATLANTIC配給期も含めたコンプリートSTAX録音の発売を祈願して　レビューは終わります。

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　2013/01/31

こんな録音が残ってたんですねえ。タマゲマシタ。
黒人聴衆の為に歌い続けたジョニー・テイラーが全盛期に残した
黒人クラブでのライヴ盤。

多分、当日の客は黒人オンリーではないかと思います。
黒さ１０００％の反応をしていてこちらもつい興奮してしまいます。

アップテンポのダンスもんの合間に深〜く沈み込むように歌われる超、弩
モダンブルース。流石、ブルース哲学者と呼ばれるだけあってブルース曲での
ご婦人客の反応ぶりもすごい。

バックの演奏がトチル箇所もありますが、ご愛嬌。
ジョニーの歌の素晴しさで相殺してくれてます。

思い返すと、’90年だったかの初来日が中止になったのが今更ながら
悔やまれます。（友人に頼んでチケット押さえてもらってました。）
もうジョニーはこの世に居ないんですねえ。（涙）このライヴを日本で体験したかった。

ジョニー・テイラーファン大阪代表の私が太鼓判を押します。
このライヴ盤　マストです。話題にあまり上らないのがとても不思議でした。

最後にATLANTIC配給期を含めたCOMPLETE STAX録音の発売を祈願してレヴューは終わります。

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　2012/10/14

’60年代、アメリカの若者が買う音楽媒体の主流は45回転2曲入りのシングル（もちろんアナログ）でした。（当然シングルの方がアルバムより安いからね。）
アルバム（LP)を買えるのは、金に余裕のある主に白人の大人でした。
つまり、アルバムとシングルで購買層がちがうわけで、それぞれの制作の方向性も違いました。
当時発売のソウル（R＆B)アルバムにスタンダード、ポップスが結構多く収録されているのはこうした
事情です。
当時のヒットや流行を反映しているのはやはりシングルでしょう。
前置きが長くなりましたが、このフェイムスタジオ録音のアルバムもシングル盤しか出せなかったシンガー、ミュージシャンが中心に収録されています。まあソウル（R＆B)に限ればLPを出せるのはホンの一握りの超大物だったので、その他は当然シングル中心のシンガー、ミュージシャンとなりますけどね。

もちろん、シングルアーティストにも無茶苦茶素晴しい録音を残している人も多いので、この手のオムニバスが大変有りがたい
ですね。（素晴しいシングルでも今では入手不可、超高額多し）

私が聞き始めた’70〜80年代にはこのフェイム録音は全くといっていいほどリイシューされなかったので当時から喉から手が出るほど聞きたかった録音群でした。
実際、英KENTのフェイムスタジオ録音シリーズが開始されたジミー・フューズが出されたのが２０１０年ぐらいなので
３０年以上待ち続けた待望の超貴重なシリーズなのです。
今の若い方はこんな素晴しい録音群が気軽に買えて幸せですね。
FAME のスタジオミュージシャンも歴代どれも良いですが、私の中では第三代FAME GANG,第二代の順の格付けです。
FAME GANGのBASSとドラム、ジェシ・ボイス　フリーマン・ブラウンのファンキーリズムが素晴しい。
FAME STUDIO STORY,SPENCER WIGGINS,JIMMY FUGHES,CANDI STATON,CLARENCE CARTER,GEORGE JACKSON全部買ってください。
これから出るDAN PENN,HALL OF FAME VOL.2も必買です。
私事ですが、このアルバム中のOTIS CLAY-I’M QUARIFIEDを劣悪なレベルのアナログシングルで持ってまして、その素晴しい音質に
感激し、尚且つその曲の頭にレコードには無いミュージシャンのカウントが入っており感涙。
こういうのがあるからこの手の音楽収集やめられまへん。
最後に、これ最高、必買！

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　2012/10/14

これ最高、必買！　この内容ならレビューはこれで十分とも思いますが・・・
ジョニー・テイラーATLANTIC傘下のSTAXでの唯一のアルバムでデビュー盤です。
¨アイ・ハド・ア・ドリーム¨アイ・ガット・トゥ・ラヴ・サムバディズ・ベイビー¨リトル・ブルーバード¨等
後々までステージで歌ったブルースの名作群。１９７０年代には日本でゴスペルブルース〔ゴスペルの特徴（メリスマの多用など）をブルースに応用した〕と呼ばれたスタイルですね。
ＭＧ’Ｓやメンフィスホーンズをバックにサム・クックの愛弟子として別格の歌唱力を見せつけます。
当時（’６０年代）Ｂ．Ｂ．やボビー・ブランドに較べて新しい感覚のブルースを造りあげたと思います。
ブルースに囲まれて数は少ないですが、¨ジャスト・ザ・ワン・アイ・ビーン・ルッキン・フォー¨、¨トー・ホールド¨
¨エイン・ザット・ラヴィン・ユー¨等のソウルチューンも絶品です。
・・・と私が書くまでもなく大名盤です。
今回の再発の目玉は、リマスターは勿論の事ですが何とイってもジャケットと価格でしょう。
日本で初のオリジナルＳＴＡＸジャケ（興奮するぜ！　俺だけ？）で￥１０００とは！
日本では再発はアナログ盤以来３５〜３６年ぶりになります。
これは逃すとえらいことになりまっせ。
ワーナーの担当者様　派生の再発で、未アルバム化全シングルのリイシューも是非是非お願いします。
最期に繰り返します。
これ最高、必買！

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　2011/08/07

５０曲入り、チェス、ヴィージェイ、コブラ、JOB、チャンス、ステイツ、モダーン
、チーフ、トランペット、エルビー等のシカゴブルースの重要レーベルを網羅、
マディ、ウルフ、リル・ウォルター、サニーボーイ、オティス・ラッシュ、バディ・ガイ等の有名どころの名演満載のコンピです。
シカゴブルース入門者にはもってこいの内容でお勧めです。
シカゴブルース中級〜へヴィリスナーにとってはどうか？
私の場合・・・うーん、ほとんどの曲持ってるぜい。ん、フレディ・キングのエルビー録音？！　　フレディ・キングのデビュー曲でギターがロバートJrロックウッド、今までライノ盤かベアファミリー盤でしか聞けなかった。
ライノ盤は手に入らんし、ベアファミリー盤はバカ高い。
買い！・・・で即決です。

フレディ・キングのエルビー録音２曲以外もアナログでしか持ってない曲も有ったのでお買い得でした。
手に入れにくくなってきているので皆さんお早めに