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HQ さんのレビュー一覧 

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     2016/10/23

    グルベローヴァのソプラノは、すばらしい。
    ベッリーニのオペラアリアが聴きたくて購入しました。
    本アルバムには、1968年のオペラデビュー後24〜34年の録音が収められています。いずれも感情が入っていて、心に伝わってきます。
    Nightingale *cl* No:NC001024(発売2012年08月25日)は、「これからグルベローヴァを聴いてみよう」という方にもお薦めの1枚だと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/30

     『エリーナ・ガランチャ』のベルカントは魅力的ですね。
     冒頭の、ビゼー3曲「セビリャの城壁の近くの」、「響きもするどく」、「恋は野の鳥」(Havanaise) での盛り上げがすばらしい。
     後ろの、ベッリーニの「お目にかかれる光栄〜恐ろしい剣の復讐を」も盛り上がりがすばらしいく、このアルバムの最後を締めています。
     さて、間には、ドリーブ「花の二重唱」、サン=サーンス「あなたの声にわが心は開く」、オッフェンバック「ホフマンの舟歌」としっとりと聞かせてくれます。
     さらに、ヴィラ=ロボス「アリア(カンティレーナ)」、チャピ:サルスエラ「私が愛を捧げたの」、ファリャ「ナナ(子守歌)」、モーツァルト「ああ、昔の愛情に免じて」、ドニゼッティ「いとしいフェルナンドよ」、ベッリーニ「暗い黒雲の後に」と続きます。
     ヴィラ=ロボス「アリア(カンティレーナ)」とファリャ「ナナ(子守歌)」は、アルバム中もっとも沈んだ曲目ですが、間にチャピ:サルスエラ「私が愛を捧げたの」を入れて、モーツァルト「ああ、昔の愛情に免じて」へと繋ぐ点、単調にならないように配慮しているように感じます。
     『エリーナ・ガランチャ』は、どの曲もうまく歌いこなしています。
     『エリーナ・ガランチャの芸術』(DG、No :4792241 2013年10月11日発売)は、選曲と配置に工夫がみられ、『エリーナ・ガランチャ』の魅力をうまく伝えています。また、べストアルバムにつき物のこってり観は少なくすばらしいアルバムだと思います。
     また、「花の二重唱」と「ホフマンの舟歌」は、『Anna Netrebko』とのデュエット曲でお徳な感じがします。

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     2016/01/22

     ガランチャの歌声は最高です。太さも備えた伸びのある歌声が自然で好きです。すぐにファンになりました。
     本アルバム『ベル・カント』(Dg No:4777460 発売2009年01月23日)は、最初の曲から最後の曲まで適度な緊張感を持って楽しめます。アルバムの選曲と構成が優れているからだと思います。
     本ページの記載と実際のアルバムの内容に多少違いがあるようです。 参考のためにCDに収録の電子データとライナーノーツを参考に記載しておきます。
     【収録曲】
     <Donizetti>
    01.Il segreto per esser felici (Lucrezia Borgia)
    02.Al mio core (L’assedio di Calais)
    03.All’afflitto e dolce il pianto (Roberto Devereux)
    04.Sol adore de la patrie (Dom Sebastien, roi du Portugal)
     <Bellini>
    05.Dopo l’oscuro nembo (Adelson e Salvini)
     <Donizetti>
    06-09.Si, vuol di Francia il rege - Ah! Quando all’ara scorgemi -In tal giorno di contento -Ah! dal ciel discenda un raggio (Maria Stuarda)
     <Rossini>
    10-12.O patria -O patria, dolce e ingrata Patrial!- Di tanti palpiti (Tancredi)
    13.In questi estremi istanti (Maometto II)
     <Bellini>
    14-17.Lieto del dolce incarco - Ascolta. Se Romeo t’uccise un figlio - Riedi ai campo- La remenda ultrice spada (I Capuleti e i Montecchi)
     <Donizetti>
    18-20.Io l’udia chiamarmi e nome - Suon tremendol- La speme un dolce palpito (L’assedio di Calais)
     【演奏】
    Elina Garnca、
    Coro del Teatro Comunale di Bologna(1.8.9.10.17)、
    ChorusMaster:PaoloVero、

    Filarmonica del Teatro Comunale di Bologna、
    Roberto Abbado、

    Musical Assistants:Robelt Poliastri,Stefano Conticello、
    以上

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     2016/01/16

    チャイコフスキーバイオリン協奏曲がない!でもすばらしいセットだと思います。

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     2015/12/13

     こんな音のバイオリン聴いたことがない。中高域の響きに特徴のある音色です。「ガダニーニ」の音色でしょうか。
     ヴァイオリンの演奏は、スピードがあっても一音一音太く、強さを失うことがありません。また粘りがあり、情感も豊かなものです。
     さて、「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲」でありますが、一聴でしびれてしまいました。気持ちが入った演奏です。また、オケの演奏が入る際の太鼓の一打も凄い!モリーニとRIAS交響楽団の演奏のバランスが良く、しっとりと聞かせるところ、スピード落とさず締めるところ、メリハリが効いていて好きです。
     その他の小品も同じ1952年10月の録音で、演奏の質も録音の質も変わりません。小品は、さらに情感豊かな響きが聞けます。モリーニとラウハイゼンの演奏でクライスラーのものが多く収録されていますが、「タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調」、「ブラームス=クレンゲル編:ワルツ 変イ長調」、「ヴィエニャフスキ:カプリッチョ・ワルツ」
    も存分に楽しめます。
     以上、『auditeのドイチュラントラジオ・クルトゥーア・シリーズ No:AU95606、2010年11月13日発売』は、すばらしいアルバムだと思います。

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     2015/10/11

     〔ピアノ五重奏曲『ます』、アルペジオーネ・ソナタ他〕( SICC-1008 ソニーミュージック  2008年11月19日発売日)は、シューベルトで統一されていてカップリングも悪くありません。どの曲もリラックスして聞けるいいアルバムだと思います。
    「ピアノ五重奏曲」は、ピアノのエマニュエル・アックスが各楽章緩急をつけてうまくリードしています。弦楽器もピアノもメリハリの効いた演奏をしています。
    「アルペジオーネ・ソナタ」は、ヨーヨー・マのチェロと軽やかなエマニュエル・アックスのピアノが調和して、柔らかな演奏が楽しめます。
     歌曲『ます』は、バーバラ・ボニーの清らかなソプラノが楽しめます。バーバラ・ボニーの歌う他の歌曲へと興味をそそるものでした。

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     2015/09/09

     『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4・5番 ヴィルヘルム・バックハウス』(2002年発売 ユニバーサル ミュージック No : UCCD-7134)は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73《皇帝》と第4番 ト長調 作品58が収録されています。 演奏は、ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテットです。1959年、1958年 ウィーンのステレオ録音であります。
    本アルバムは「DECCA BEST PLUS50」シリーズのひとつで廉価版でもあります。ライナーノーツ(見開き2ページ強「長谷川勝英」)には、作品、演奏者(ヴィルヘルム・バックハウスとハンス・シュミット=イッセルシュテット)について簡単に記載しています。安心して購入できるものだと思います(日本盤の良いところだと思います)。
     さて、肝心の演奏は、バックハウスのピアノは、ウィーン・フィルとのバランスも良く、音が綺麗です。ベートーベンの世界を堪能できます。
     まず、第5番では、第1楽章(19:39)、冒頭の美しく豪華なピアノの響きに惹かれます。オーケストラにスピード感があり、一体感がすばらしいと思いました。第2楽章(7:18)、オーケストラもピアノも調べが穏やかで美しいです。第3楽章(10:33)は、フィナーレ向けて繰り返される主題の盛り上がり、豪快なオケと上品なピアノの呼応もすばらしいと感じました。
     また、第4番は、第1楽章(17:42)、ピアノが奏でる主題が魅力的です。オーケストラが奏でる第2主題との対比も興味深い点です。第2楽章(4:45)は、オーケストラの重く深刻な提示から始まり、非常に短いフレーズの中でも情感たっぷりと聞かせてくれます。そして、第3楽章(10:17)は、オーケストラとの呼応に加えてフィナーレへ向けて一丸となって盛り上がる点、すばらしいものであります。
     名演であり、コストパフォーホーマンスが高い名盤であると確信しました。

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     2015/08/16

     『Living in the U.S.A』(1978年発売)(リマスタ品 Asylum/elektra No : 155)は、ヒット曲「Just One Look」が入っているアルバムです。
     「Peter Asher」のプロデュースに驚かされるアルバムです。
     まず、1曲目に「Chuck Berry」の「Back in the U.S.A.」を歌う「Linda Ronstadt」が登場します。
     続いて、2曲目「When I Grow Too Old to Dream」は、1曲目と全く異なる優しい歌声が聴けます。エレクトリックピアノの伴奏に加えてビブラフォンが印象的です。アルバムのフィナレーに置いても文句なしの歌声が聴けます。
     そして、3曲目に「Just One Look」が配置され、エレクトリックピアノに先導され、いつものポップな「Linda Ronstadt」が戻ってきます。
    4曲目「Alison」は、軽めで歌声が綺麗です。中盤以降サックスの伴奏がちらつきますが、この曲は「Linda」の歌声だけで十分だと思いました。
    5曲目「White Rhythm & Blues」は、「J.D. Souther」のメロディの美しいバラードです。しっとりと歌い上げています。この曲では高音域でファルセットに切り替わる部分があります。緊張感が抜けて気持ちが伝わってきます。最高です。
    6曲目「All That You Dream」は、パンチの効いた曲になります。
    7曲目「Ooh Baby Baby」は、トランペットの出だしが印象的なR&B、ここではサックスの伴奏が功を奏しムードたっぷりです。
    8曲目「Mohammed’s Radio」は、力の入った歌声が聴けます。9曲目「Blowing Away」は、豊かな歌声が聴けるバラードです。
     さらに、10曲目は、「Elvis Presley」で有名な「Love Me Tender」です。最もアコースティックな曲です。ささやくような歌声が魅了されます。
     前々アルバム『Hasten Down the Wind』(1976年発売)にも増して、レパートリの広さと歌唱力を感じることができました。どれも「Linda」の豊かな歌声が楽しめます。
     3曲目「Just One Look」を目当てに購入しましたが、特に、2曲目「When I Grow Too Old to Dream」、5曲目「White Rhythm & Blues」、8曲目「Mohammed’s Radio」、9曲目の「Blowing Away」にしびれました。

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     2015/08/09

     〔『三重協奏曲、序曲集 ムター、ヨーヨー・マ、ゼルツァー、カラヤン&ベルリン・フィル』 Dg No. 4152762〕は、
    〔『カラヤン三重協奏曲』ポリドールレコード(1984年頃)販売 F35G 50124〕に相当するものだと思います。
    ジャケットの写真を懐かしく感じます。
    収録は、「Triple Concerto」(1979年9月 ベルリン、フィルハーモニ)、「Egmont」(1969年1月)、「Coriolan」、「Fidelio」(1965年9月) ベルリン、イエスキリスト協会です。
     「Triple Concerto」、この曲の演奏で重要な点は、まずは、オーケストラの底力による支えがあること、次に、バイオリン、チェロ、ピアノの3者のバランスがとれていることだと思います。
    カラヤンの指揮のもと、若きソリストたち「アンネ=ゾフィー・ムター(16歳)」、「ヨー・ヨー・マ(24歳)」、「マーク・ゼルツァー(32歳)」が奏でる演奏が魅力です。
    解説書によると、「この三人の演奏が実現した背景には、CBS New York のご好意があった」ことのようです。感謝です。
     実際の演奏では、チェロの演奏が金目になるのではないでしょうか。第一楽章から「マ」が先導し、バイオリン、ピアノ、オケへと引き継でいくきます。この流れが非常にうまいのです。しかし、「マ」のチェロが「ムター」のバイオリンに呼応する部分でやや弱く感じる部分があります。
    第二楽章、オケが控えめで、ソリストたちの演奏をしっとりと聞かせてくれます。ただ、もう少しバイオリンの音色にみずみずしさがほしいと思いました。 第三楽章は、第一楽章もそうでしたが、終焉の「ムター」のバイオリンの切れの良いことが印象的です。すばらしい、万歳!
     カップリング曲は、「Egmont」、「Coriolan」、「Fidelio」と序曲が続きます。これらの演奏は、ベルリンフィルの重厚な音作りが特徴です。「Triple Concerto」に比べ録音は古く、暗いですが安定感あることが印象です。プロデューサ、ディレクタが異なることも一因かと思いました。
    このアルバムは、ベートーベン、カラヤン&ベルリン・フィルという点で、カップリングも問題ないと思います。 
     さて、ムター、ヨーヨー・マ、ゼルツァー、カラヤン&ベルリン・フィルの「三重協奏曲」が収録されたアルバムは、他にもあります。
     「ベートーベンピアノ協奏曲1番」(ピアノ、エッシェンバッハ、ユニバーサル ミュージック)または「ブラームスバイオリン協奏曲」(バイオリン、ムター、 Dg Classical Choice)とのカップリングがされています。
    アルバムとして、重々しい雰囲気を避けるなら、「ピアノ協奏曲第1番」とのカップリングのアルバムを選ぶのが良いと思います。また、「ムター」のファンであるなら、「ブラームスバイオリン協奏曲」とのカップリングのアルバムを選ぶのが良いと思います。 

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     2015/08/08

    『BEST OF THE BLONDIE』(Chrysalis/emd No : A321371)は、1982年解散以前の曲を収めたベストアルバムのなかで内容が最も充実しているものだと思います。特に「In the Flesh 」、「Call Me」が収録されているからです。このアルバムに収めれている曲以外にもたくさんいい曲があります。まずはこの一枚がおすすめだと思います。

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     2015/07/20

     〔交響曲第9番『合唱』、『エグモント』序曲 フリッチャイ&ベルリン・フィル〕( Dg Olignals 2001年1月発売)は、1957年、58年の演奏をステレオ録音で楽しめます。
     『エグモント』は、フリッチャイ指揮のBPO演奏からこの曲の緊張感が伝わってくる。
     『合唱』は、ソリストは、イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、モーリン・フォレスター(アルト)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)であります。そのなかに「イルムガルト・ゼーフリート」の名があることがうれしいです。演奏を聴いてみると、オーケストラ、合唱ともに安定感があってすばらしい。緊張感の漂う第一、第二楽章、流れるようの第三楽章、そして第四楽章の「Presto」、「Presto...-...Allegro assai」へと自然に導かれていく。各楽章のテンポも違和感がなく、本盤は名演奏のひとつだと確信しました。特に、「Presto...-...Allegro assai」では、バリトンの声が天井へ抜けていく様が印象的です。ソプラノの声も申し分なく良く通っています。ソリスト4人の音像も大きくはっきりしていて一人ひとり識別できバランスもまずまずです。合唱団もまとまりがあり好きな演奏です。

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     2015/07/19

     『BEETHOVEN:Triple Concerto・Choral Fantasy』(WARNER CLASSICS UK 5555162 1995年09月発売)は、「Triple Concerto(35:18)」と「Choral Fantasy(19:44)」、どちらもすばらしいライブ演奏だと思います。
     「Triple Concerto」は、ソリストたちの躍動感といい、オーケストラとの一体感といい、見事です。最後まで聴き入ってしまいます。「Perlman」、「Ma」、「Barenboim」3者の息も合っています。バイオリンと チェロの間を縫ってピアノが軽快に転がり両者の緊張感が分散されます。「Barenboim」指揮BPOの演奏は重すぎず、ソリストたちとの対峙関係もすばらしいものです。
    特に、バイオリンとチェロの息がぴったりと合っていて、互いに全力を出し切っていて、爽快です。
     「Choral Fantasy」は、主題の美しさに心が惹かれました。演奏は、ピアノの奏でる旋律もさることながら、「Chor Der Deutschen Staatsoper」の合唱も綺麗ですばらしいものです。何度聴いても飽きが来ない演奏です。

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     2015/07/11

     『Tchaikovsky Sibelius Violin Concertos』(Sony Classical *cl*、66829 USA 盤、発売1995年05月05日)は、「Isaac Stern/Philadelpia Orchestra Eugene Ormandy」が演奏する「Tchaikovsky(1958年3月23日 at the Broadwood Hotel,Philadelphia,Pennsylvania)」と「Sibelius(1969年2月7日 in Town Hall,Philadelphia,Pennsylvania)」の録音が収録されています。
    「Isaac Stern」の奏でるバイオリンは、中低音域に力と潤いがあり、魅力を感じました。「Tchaikovsky」はバイオリンの高音域が細めで第一楽章、第三楽章の一部分でオーケストラに対してパワー不足を感じました。それでもフィナーレの演奏は気迫に満ちたすばらしいものです。また「Sibelius」は、バイオリンの切れの良さがオーケストラに対しバランスよく鳴っているように感じました。

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     2015/06/07

     Audite AU95641(2014年12月26日発売、CDバージョン)「ルッェルン1954年第9」は、テープ音源『SRF(スイス放送協会 Schweizer Radio und Fernsehen)の保管庫に秘蔵されていたオリジナルのマスターテープ』からのマスタリングであって、テープヒスをほとんど感じません。テープの経年変化による音質の悪化も感じられません。まずは、安心して購入できるアルバムだと思います。 さて、肝心の音は、管楽器や打楽器を中心に音像がはっきりしていて、音質のバランスのよいものになっています。第一楽章、第二楽章と弦楽器の高音部分と管楽器は自然で悪くない。ティンパニーの締まり具合も自然で良いと思います。コントラバスの響きはもう少しあっても良いのではないでしょうか。バイオリンの音はもう少し綺麗であってほしいと思います(音源次第ですね)。 演奏は、第一、第二楽章のできに比べて、第三楽章の静寂な部分、バイオリンの音作りの影響でしょうか、やや奥へ引っ込んでいるようにも聞こえます。第四楽章、ソリストは決して演奏に埋もれてしまうことなく、一人ひとり聞き取ることができます。合唱団は、迫力が感じられますが、全員合唱の部分は、広がりが小さく、やや汚いようにも感じます。しかし、第三楽章の静寂部分があって第四楽章の雷鳴、フィナーレへの展開はフルトベングラーらしくすばらしいものです。 本アルバムは決して安価なものではないが、現在入手できる「ルッェルン1954年第9」のなかではコストパフォーマンスの高いアルバムだと思いました。 

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     2015/05/24

     『Yehudi Menuhin The Great Violin Concertos』(Regis RRC3016 2013年09月20日発売)は、「Yehudi Menuhin」のすばらしい演奏が聴けます。どの曲も水みずしい演奏がとても魅力的です。古い録音ですが音質のほうは、DISC3Aを除いて全く問題ないものです。DISC3Aは、同DISC@に比べると音の広がりが感じられなく差は明確です。しかし1932年録音ということなので仕方ないと思います。本アルバムの曲目は、若手のバイオリニストも演奏しているものですので比較してみるのも面白いと思います。 ここには、収録情報が全くないので、以下に記載しておきました。「Yehudi Menuhin」のアルバムを探されいられる方に参考にしてもらえれば幸いです。
    <DISC1>
    @ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲Op.3-10
    Aモーツァルト: ヴァイオリン協奏曲K.216
    バース祝祭室内管弦楽団(@1962年録音、A1961年録音)
    Bブラームス: ヴァイオリン協奏曲
    ルドルフ・ケンぺ(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1957年録音)
    <DISC2>
    @ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲
    コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960年録音)
    Aブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番
    ワルター・ジュスキント(指揮) フィルハーモニア管弦楽団(1956年録音)
    <DISC3>
    @メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲Op.64
    エフレム・クルツ(指揮) フィルハーモニア管弦楽団(1950年録音)
    Bエルガー: ヴァイオリン協奏曲
    エドワード・エルガー(指揮) ロンドン交響楽団(1932年7月録音) 以上

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