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Stuemper さんのレビュー一覧 

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     2012/10/12

    ミサソレムニスは聞き終わるといつもぐったりする。しばらく休みたくなる。旋律の作り方がしつこいからか。それは音楽の深さということでもあるが、最後でなかなか解放させてくれないということが大きいようだ。アニュス・デイのソリストのクワルテットなどはその最たるものか。その後の急展開もベートーヴェンらしいといえばいえるが、私にとっては解決とは少し違うもの。そういう意味ではこのガーディナーの演奏は良く悪くも作品の性格に即していると思う。合唱はもちろんオケもうまいが、一部の金管を除いて古楽器の特性が生きている箇所は意外に少ない。これは無い物ねだりだが。

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     2012/10/12

    冒頭の弦の刻みから、うまいオケだなと感心させられる。楽器間の受け渡しもスムーズ。2楽章など、とかくすると地味になりがちな音楽だが、弦がともかくよく歌い、飽きさせない。アバドは2番や3番は録音しないままだが、演奏の記録もないように思える。ブルックナーは若いナンバーの方が相性がいいように思うのだが。

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     2012/08/18

    これはいいですよ。ASV原盤を持っていますが、数あるソプラノによるコンサート・アリア集の中でも愛聴盤の一つです。聞かれたことがない方には大推薦します。

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     2012/08/02

    ブルックナーの1番は彼の5番以降の交響曲と、構造の大枠は共通するものの、細部においてはおやっと思うほど違うところがある。楽器の用法や少々マニエリスティックなほどの装飾的楽節があらわれて、後期交響曲とはまた別の楽しみ方が出来ると思う。とはいえ、いい演奏が少なかったせいなのか、わざわざ取り出して聞いてみたくなるほどの魅力をこの曲から感じたことはいままでなかった。その考えを改めさせてくれたのが、このブロムシュテットとゲヴァントハウスの演奏。評者はここに収録された演奏の二日目を会場で聴いているのだが、それは素晴らしく美しいものだった。サブはブランデンブルクの5番だったかと思うが、このプログラム作りからもブロムシュテットのブルックナー1番に対する見識の高さが感じられるところだ。前半の楽章に見られる思いの外に色彩的な音響や、きびきびしたスケルツォからフィナーレに移っていくときの躍動感が見事に再現されている。現在のゲヴァントハウスにはマズア時代にあった鈍重な堅苦しさは見られず、明るい響きを自分たちのものにして技術的にも精度が高い若い奏者を揃えており、そうした若々しさをブロムシュテットも活かしていて、ここでも透明度の高い響きをもたらしている。当日、隣の妙齢の女性が感激しながら、「指揮者が本当に素晴らしいから」と演奏の成功はブロムシュテットの功績だと語っていた。私もその通りだと思う。

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     2012/07/30

    エグモントという歌手の演奏はこれ以外に知らないが、バリトンと言ってもとても軽い声なので、フォーレの〈メロディ〉にはぴったり。『優しい歌』には女声も含めて最近はいい演奏が増えたが、この歌唱には今も聴く価値が大いにある。何よりインマーゼルの弾く1897年のエラールの音の粒の軽やかで色彩豊かなこと。暑い夏の日のけだるい午後に聞くのにはもってこいだ。

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     2012/05/03

    いいですねえ。美声に酔い痴れるだけでなく、巧みに選ばれた曲のひとつひとつに陶酔させてくれます。曲の間がぶちっと途切れることなく、まるでメドレーのように全体がつながって一つの作品になっているかのようで、これは中断せずに聞いてこそ真価を発揮するアルバム。中ではブリテンの3曲が作品も歌もともに素晴らしいです。マリエッタのアリアで締め括るのも、心憎い。気持を切り替えたいときや疲れたときにおすすめの一枚です。

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     2012/04/22

    名手3人が集ってこのような渋いプログラムの企画が実現できたことは、まさに企画の勝利なのだが、それは演奏者たちにこの二つの作品を演奏して世に問うことの意義が強く意識されていたことの結果でもあろう。演奏は本当に凄みがあるもので、ツェムリンスキーのトリオは彼の弦楽四重奏などよりも聞きやすいし、他の世紀末作曲家とは違う彼の個性が強く感じられる。メランコリーと頽廃のその風情は初期シェーンベルクに深く通じる。そうしたところをアドリヤンやシトコヴェツキーらは実に雄弁に音にしている。ウェーベルン編曲の室内交響曲はオリジナル版に一歩もひけをとらぬ説得力を持った一個の作品としての強い主張があり、評者などはこの演奏で初めてこの曲のすごさが実感できたと言ってもよいかもしれない。

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     2012/03/10

    「東方の歌」作品77が聴けるのに価値があるディスクだが、そればかりではない。「東方の三賢王」をその直前に持ってきたり、有名曲も適度に織り交ぜて、シュトラウス歌曲にひたる心地好いひとときを約束してくれる。ブリューワーのソプラノはシュトラウス向き。とても素晴らしいが、ヴィニョールズのピアノがまたうまい。繰り返し聴きたくなる一枚。

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     2012/02/05

    リスト記念の年に亡くなったプライスが遺したリスト歌曲集。そうした因縁は別として、心から素晴らしいと言える歌唱がここに聴ける。彼女の録音の中でも、いやあらゆるリート演奏の中でも屈指の歌唱ではないだろうか。ピアノが雄弁なことは言うまでもないが、リストの思索的で神秘的な志向を邪魔することはない。もちろんカツァリスは好演だ。最後に置かれた『ペトラルカのソネット』には思わず居ずまいを正させるようなオーラがある。他の演奏ともいろいろ比較してみたくなるが、いまは録音の数が多くないのが、残念だ。

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     2012/01/23

    数あるフォーレ歌曲の録音の中でもしばしば手が伸びる美しい演奏。シュターデの表現は時にエロティックなまでに言葉の輪郭を口唇のかたちに重ね合わせる。ピアノももちろんうまい。どうしてこんなに素晴らしい演奏が蔭に埋もれているのか理解に苦しむ。彼女のような素晴らしい歌唱で聞いていると、フォーレの歌が私たち人類のとうとい財産のひとつであることに感じ入る。ありがたや。

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     2012/01/20

    フィンリーは思弁的でウィットに溢れたブリテンの渋いところをうまく歌にして、なおかつ心地よく聞かせる。ピアノがうまいのも特筆される。フィンリーは2000年にモントリオールのマギル大学の小さなホールで初めて聞いたが、やはりレーヴェのユーモアのある曲を巧みに聞かせた。まだあの頃は今ほど知られていなかったが、すごく安定していて、うまいバリトンだなと感心した覚えがある。大成を期待したい。

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     2012/01/15

    Deshayesうたう『優しき歌』は室内アンサンブル伴奏版というのも貴重だが、ともかく歌が美しい。別のピアノ伴奏によるフォーレ歌曲集の録音とともに繰り返し聴くに耐える魅力的な演奏だ。あの演奏でもピアノが素晴らしかったが、パートナーに恵まれた歌い手だ。

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     2012/01/15

    私にとってのノックスヴィル体験の出発点。古い新しいを問わず、どうしてもここに戻ってきてしまう。他の曲との組み合わせも素敵だ。セント・ルークスのオケも好演。

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     2012/01/10

    トラヴェルソはもちろん悪くないのだが、ハーツェルツェットはいつもながら表現が禁欲的なところがあるように感じる。繰り返し聴くのにはそれが好ましいのだが。むしろチェンバロの豊かな響きにこころひかれる。ハーツェルツェット自身による編曲はたしかに自然で、これがオリジナルだと言われてもわからないほど。グロッサの録音はとても雰囲気よく空間を捉えていて、心地よい。

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     2012/01/10

    選曲の妙も光る楽しい一枚。飽きません。

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