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北の火薬庫 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/07

    ライナーノーツにシルヴェストリへのインタビューが載っている。(演奏スタイル(特にテンポ)に関しては)聴衆の雰囲気での変わるし、ホールの残響によっても変わると述べています。これは同じルーマニアのチェリビダッケも述べている言葉です。作曲家が考えていた以上の演奏効果と生命力を聴衆に与えることに演奏家の理想があるという意見にも同調していいます。つまり彼の演奏スタイルには、通常スコアからは浮かんでこないような内容が含まれていることになります。
    これをもって「爆演系」とか「19世紀の遺物」として嫌うのか?それとも生命力あふれる演奏とするのか?が分かれ道でしょう。私は、後者を取ります。「はっと」気付かされるポイントだらけの演奏が、面白く無いわけが無いじゃありませんか。思わずテンポをとって指揮したくなるようなワクワク感がこのCDにはあります。
    若くしてがんのため他界したシルヴェストリですが、彼の残したレコーディングには、時に泥臭かったり、民俗的だったりする音が残されています。それに、彼の生命力が宿っているように思います。指揮者冥利なんだろうなと思ってしまいます。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/12

    カズニンさんの「ところどころテンポを動かすこの指揮者の演奏には最初戸惑いましたが・・・」はヨッフムをよく捉えた記述に思います。アゴーギク、ディナーミクを取り込んだ表現。全体の構成からのチェリビダッケの設定ではなく、相対的なアゴーギク、ディナーミクを自在に操る術があります。ここに、ヨッフムの真骨頂を感じます。「形式的な配分で、テンポや音量を動かす表現がクラシックでは当たり前」を見事に壊してくれます。ボックス写真のニコヤカなヨッフムは「ふっふっ」と思っていることでしょう。音の配置のクレンペラーや副旋律のシューリヒトと違う発見があると思います。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/27

    コンヴィチュニーSKDと組んだプラームス一番の豪演、ケンペンBPOのバックでのベートヴェン協奏曲全集、これにカラヤンBPOのモーツァルトのライブが入る。ベートーヴェンの有名どころのソナタ『悲愴』『月光』
    『ワルトシュタイン』『熱情』『告別』も付録でついている。ここまででも十分以上のもとが取れる。また録音もモノラルの安定期のため安心して楽しむことができますよ。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/21

    mediciMASTERS、WDRアーカイヴからの完全初出の演奏が、このセットで買えてしまう。@モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調KV.491Aモーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調KV.595Bウェーバー:コンツェルトシュテュックヘ短調Op.79。う〜〜ん、なんというジレンマ。おまけに安いときたもんだ。聞き物のCD1は、ステレオのプレゼンスがある。No20.26もステレオのプレゼンス。あとは、ちょっとノイズが気になるマスタリング。モーツアルト弾きのカサドシュをしることができて、その他の味見が可能なセットとすれば、かなりのパフォーマンスでしょう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/26

    クーベリック・ロイヤルフィルのオケコン、2つのポートレートがステレオで収録されています。これは聞き物です。音もよく若き日のクーベリックの非凡さが光ります。フリッチャイ、アンセルメ、マルケヴィチはモノラルながらも聴きやすい音質で儲けものです。バルトーク自身のピアノものは歴史的音源で音質は劣るのはわかるが、ヴェーグ四重奏団のカルテットのリマスタリングが失敗しているのが残念。フリッチャイの青ひげ公の城がステレオで復活しているのも嬉しいところ。全体として高水準にあると思います。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/25

    北の火薬庫(2004年02月19日)から移行しての再活です。その位、この全集が気に入っているからです。
    「LP時代には買えなかった録音が、この値段で手に入ることに感謝(LP廉価盤一枚です)。そして、その誉れ高き音を聞けることに感謝。 マルティノンは、生前の評価が厳しく、評論家の的になっていた感じがありましたが、それは、彼が気になる演奏をしていたからなのでしょう。ブーレーズ以降の解析的な演奏とは異なる別の価値観なのだと思います。エスプリ(アベックとともに死語ですが)を感じさせるものとは、このような演奏をさすのではないでしょうか?オケがグローバルになった今、金管だけでない木管の艶やかさを併せ持つフランスオケの音の最後に収録ではないでょうか?」

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/26

     う〜〜ん。迷った。買うか買わないか? EMIの第一集では、フィルハーモニア以降のベルリン・フィルが、がっかりものだったので・・・ただ、ジャケットは見たことのあるものばかりだし・・ただLP時代は高くて買えなかったし。LP1枚2400円もしたし・・今回LP5枚分で82CDがオリジナルジャケットとともに手に入る??あり得ないでしょ。これは、手に入れたい。。。
     聞いてみて、これは素晴らしいのではないと思いました。フィルハーモニア以降でEMIに戻った時のカラヤンの演奏とは違います。フィルハーモニア以降の流れに沿ったラインです。一聴マッチョ、二聴でメリハリを感じます。濃い部分は濃く、あとは颯爽と。19世紀的なマエストロ全盛時代には、この颯爽として登場したカラヤンの姿、そのものが60年台にあると思います。付け加えるとDGの良心というか??録音がいいです。EMIの録音に対する姿勢には評者から様々な意見がありますが、DGの一貫した方針での録音には、安心感を持ちますし、敬意を払いたいと思います。
     ちなみに私が持っていて重複したのは、シベリウスの2枚だけでした。たった2枚の重複は、某 ◯野先生のおかげです。今となっては、感謝するしかないです。今回LP5枚分で82CDがオリジナルジャケットとともに手に入る機会を与えてくれたのですから。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/29

     すいません。まだ実際を手に入れていません。ごめんなさい
     1970年のレコードアカデミー管弦楽部門を制した名演の復活。これは本当に久々です。一時期EMIのforteで再発になりましたが、歪みがちなリマスタリングこともあり廃盤になりました。Diskey再発ボックスでも、パリ管の録音は見送られボストン響の録音が採用になっています。
     LPを持つ世代の私としては、この火の鳥に大きな思い入れがあります。スゴイ指揮者がいて、それが日本人なんだ!?という記憶です。この録音には、パリ管がユニバーサルなオーケストラになる直前の音が記録されています。管楽器を中心とするパリ管の個性的な音。艶かしいソロは、今では聞けません。その意味でも貴重です。かつ、ボストン響と違う、色彩があります。
    ボストン響で納得出来なかった方への小澤さんの答えはここにあるでしょう。生命感のある音があります。願わくば、リマスタリングが上出来であることを。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/15

    恥ずかしながら、北の火薬庫、ベートーヴェンのピアノソナタを一気に聞くことができたのは、このポミエの全集が初めてです。
    お勉強として、シュナーベル、バックハウズに始まり、ケンプ、ブレンデル最近では横山さんなどを聴きました。聴き通せませんでした。
    多彩な音色を持って迫るポミエのアプローチは、これまでに無いものではないでしょうか?とにかく飽きません。そして曲の構成が聴覚からも分かるのです。音色が違うのですから。ポミエを聞くには楽譜は要らないかもしれません。何処がテーマで、どこが展開、戻ってきたのは何処が見えます。
    ベートーヴェンのピアノソナタ入門のセットを探している貴方にぴったりのCDはこれです。間違いありません。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/07

     Sonyの買取後のCDの音が安定していることに感謝です。素晴らしい。
     米輸入盤オデッセイ(Odyssey)のLPで聞いていました。「シャリシャリ音にOKを出すって、そんなに・・・」と思って買い換えませんでした。LPなんでどうでもいいので、「この音」を聞いてください。
     諦めた方聞いて下さい。
     トスカニーニといい、ワルターといい、本家RCA、Colombia資本の音に関する無能さには呆れる???。
     Sonyの買取後のCDの音が安定していることに感謝。この路線でお願いします。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/05

    内装がオリジナルジャケットになっています。これは、視覚効果抜群で、「この演奏だ、たしかレコ芸で・・・」とかつて買えなかった時代の記憶が蘇ります。EMIやベルリンクラシックスでは味わえない楽しみです。グレン・グールドのオリジナルジャケットは高価でしたが、このレニーのマーラーで実現させてくれたSONYさんに感謝します。音については、またの機会に書きます。このボックスは宝物になる資質があると思ったので星5。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/01

    シルヴェストリでは、「ドヴォ9」から入る方が多いようです。
    しかしながら、DISKYの10CD-BOXの一枚目は「ドヴォ7」なんですよ。(いや、「7.8」は入っていて「9」が抜けての構成なんですが)つまり、古今東西の評者が認める逸品なのです。シルヴェストリは、一期一会の演奏を求めていたのでしょう。指揮に付いてこれるオケでは、素晴らしい演奏を残しています。その一番が、VPOを乗せることができた「ドヴォ7」でしょう。リマスタリングの状態が悪くても理解いただける内容があると思いますよ。名盤の期待を込めて記載します。
    ただ、願わくは、これまで東芝EMIの憂鬱な国内エンジニアが、リマスタリングの担当で無いこと。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/01

    CBSの再発もあるのでダブりを困っている方もいるかもしれませんね。モーツァルトの40,41,Vn協奏曲はほぼ同じ水準で入っていると思います。モツレクとマラ5はCBSの再発の方がすっきりしていて聴きやすいと思いますが、お持ちで無い方には朗報という位いい音で入っています。ベト3,5は、初めて聴きました。CBSがなかなか復刻しない幻の音。ヒスも多いけど演奏は元気があります。ステレオ前と後では、後組のブラ1が入っています。立派は演奏だけど、モノラルのワルターと違う。1セット経時的に効くことでワルターという方の演奏の変遷を知ることができました。ダブリを気にするより、ワルターの変化を知るという意味でメンブランのセットがあるのだと思いました。1000円ちょいで知ることができる。良い時代になったものです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/26

    HMV諸兄の推薦をもとに購入。感謝しています。何よりもこの「合唱」はすごい!!オペラのように劇的な面と宗教曲としての凛とした姿勢が同居している。ピアニッシモの女声コーラスがベールのように流れる。制御が行き届き安定したテナー。合唱ファン必聴の1枚ですよ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/02

    ドビュッシーの全集なんか聞いたら、気が滅入って大変。と想われる方も多いと思います。この全集はその対極に位置するのではないかと思います。音に囲まれた空閑がそのまま移行するような錯覚に落ちます。メロディへの思い入れがメインではありません。このような音響芸術としてのドビュッシーがあることを初めて知りました。

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