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恐怖のタヌキ男 さんのレビュー一覧 

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     2011/08/12

    インバルとチェコ・フィルとの初顔合わせであり、インバル、フランクフルト時代とは大きく変わり、劇的で、もちろんやり過ぎではないマーラーで、全体に緊迫感がみなぎっており、壮絶で、ドラマ性の強いマーラーであり、マーラーの音楽が他の作曲家と根本的に異なっていることを理解しているインバルによる大変な名演です。インバルとチェコ・フィルで他の曲も聴いてみたいものです。

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     2011/07/14

    これ、もう30年前の録音なのですね。アバドがベルリン・フィルに就任する前の時期のセッション録音であり、レコード会社もライヴではなくセッション録音を主体に行っていた時期の記録で、アバドに最近の円熟はないものの、若々しく、覇気にあふれており、ショルティ時代の最盛期にあったシカゴ交響楽団の献身的な名演もあり、見事なものです。これを聴くと、ベルリン・フィルを経て、アバドはまったく違う指揮者になったと思われました。若き日のアバドの貴重な記録です。

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     2011/07/06

    前日のブラームス1番に続く小澤征爾の復活ののろしです。幻想、ブラームス1番となると小澤の師匠のひとり、ミュンシュの十八番であり、この幻想、熱っぽく、ゲルマン的な雰囲気と、ラテン的な色彩を両立させています。ライヴの熱気もあり、一発ライヴでやや荒さもありますが、今の小澤の完成度を見るものがあり、小澤の情熱が音となった稀有のCDです。

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     2011/07/04

    このCD、ロメオとジュリエット組曲は、東日本大震災当日と翌日のライヴ録音です。あの混乱の中で良くここまでの演奏が出来たという完成度で、選曲はまずまず、曲順には注文もありますが、この組曲、よく出来ており、震災の中での記録としても貴重です。交響曲第5番は端正な仕上がりであり、プロコフィエフの交響曲を日本のオケが継続的にやるのは珍しいですが、日本のオケも、この水準まで高くなったと思われるものであり、大変に満足しました。

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     2011/07/04

    長富がリストにささげる情熱を録音したようなCDであり、愛の夢やラ・カンパネラといったポピュラー小品に精魂こめて壮絶な情熱があり、超絶技巧練習曲など、情熱とテクニックの極みがあり、素晴らしい仕上がりです。CDの最後にある、孤独のなかの神の祝福は長富の意欲に満ちた仕上がりであり、リストのピアノ世界の魅力を満喫させてもらったCDになっていました。

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     2011/06/13

    ピストンとバーバーの作品は、この時点で初演されてから数年の、バリバリの現代音楽であり、ミュンシュがボストン時代、アメリカの現代音楽にも長けていたことを示す名演で、圧倒的です。ドビュッシーの海はパリ管とのライヴに匹敵する名演で、素晴らしかったです。はるかな巨匠、ミュンシュの遺産です。

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     2011/06/09

    チョン・ミョンフンはこの前ソウル・フィルの来日公演でチャイコフスキーの悲愴を聴き、個性的な名演でした。この、チェコ・フィルとのブラームス、スケルツォのコーダが個性的であり、チョンのドイツもの、チェコ・フィルを得て、開花しています。CD1枚でこれ1曲は物足りないですが、なかなかのものでした。

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     2011/05/10

    まず、選曲が素敵であり、最初のピアソラからユニークで、のりの良いヴァイオリンを聴かせてくれました。ボロディン、ショスタコーヴィチら、ロシアの作曲家による作品も目覚しいものがあり、花井のヴァイオリン、単なるイージーリスニングを超えて魅力的でした。

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     2011/05/02

    日本人指揮者、日本のオーケストラによるマーラーの演奏の水準も高くなりました。秋山のマーラーは初めてと思いますが、手兵九州響を指揮して、細かいところまで良くできたライヴです。花の章は入れないほうがいい(あるいは、この前のノリントン/N響みたいに別途演奏する方が良い)ですが、瑞々しく、質素であり、飾らない仕上がりで、地方オケとは思われない完成度のマーラーに満足しました。

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     2011/05/01

    ブラームスの聴き慣れた交響曲第1番、これは初稿版ということで、まるで、通常版がブルックナーの8番でのノーヴァク版なら、これはハース版という観点のものであり、第2楽章だけでなく他のところにも細部に差異があり、面白いものです。ブラームスの作品は保守的な志向のものですが、延原は日本フィルを指揮して、壮大な雰囲気に、革新的なブラームスを展開しており、面白かったです。

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     2011/04/17

    まるで全編鋼鉄のようなチャイコフスキーです。ムラヴィンスキーはチャイコフスキーの交響曲、5番は晩年まで指揮したものの、4番はこのロンドンでのセッション録音を最後にありませんが、これだけ完璧なものがあれば、その後が続かないのも当然であり、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル、当時のソ連の威信をかけた存在であり、鋼鉄のハーモニーに圧倒されました。ムラヴィンスキー最盛期の記録であり、この4番がステレオでセッション録音されていて、本当に良かったと思いました。LP復刻も上出来です。

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     2011/04/13

    小林愛実、情熱のベートーヴェンであり、悲愴、熱情と言うパッションによるソナタを壮絶に、情熱的に弾いており、その魅力は圧倒的です。シューマンも愛らしい仕上がりであり、若い女流ピアニストによる魅力的なCDてへした。

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     2011/04/12

    ヴァントのブルックナー8番、日本でのライヴで、これはNHKのFMで聴いたこともありますが、NHKの放送録音は優秀であり、余計な編集を経ていない迫力が素晴らしいです。全体に若々しく、ヴァントのほかのCDと比べて力感があり、もちろん力任せではなく、しなやかであり、理想的なブルックナーです。特にアダージョは圧倒的であり、ブルックナーの魅力を満喫させてくれる仕上がりで、こういうブルックナーを聴きたかったのです。ヴァントのナマ、聴いておきたかったです。

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     2011/04/12

    ミュンシュの話題のライヴを聴いてみました。ラテンによるライヴであり、ドビュッシーの海は色彩感とライヴの熱狂の合わさった理想的な名演であり、素晴らしいものです。ベルリオーズの幻想交響曲は、直前に行ったEMIへのセッション録音にライヴの熱気を加えたもので、ラテン的な色彩感と、熱狂的な爆発の両立した名演であり、燃えるミュンシュの本領発揮、完成度ではEMIのセッション録音が上と思いますが、ミュンシュと言う指揮者の本質を見せてくれた超名演です。

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     2011/04/07

    ミュンシュ/ボストンの来日ライヴは、96年に黒田恭一さんの20世紀の名演奏で聴きました。幻想はミュンシュの超十八番で、手兵ボストンとのスタジオ録音とは別人のように燃えており、ライヴの熱気に爆発した名演です。ミュンシュのベルリオーズは格別であり、先にDVDになった日本フィルとのライヴ同様、幻想の達人が日本でその超十八番を披露した記録として、不滅の価値を持つものです。ルーセルはこの曲をミュンシュはボストン響とモノラルでしか録音しておらず、このステレオ録音は貴重で、圧倒的なもの(この曲はミュンシュが初演している)です。

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