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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/12

    デュトワの技量に仰け反った。巧すぎる。オケのレベルを遙かに超えた超名演。リズムの刻み。アフタクトを杓ってみたり、細やかにアッチェランドを掛けたり、しかし実に自然で、わざとらしさのようなもは全く感じられない。最高の音響で「イベリアの鼓動」を伝えてくれる。録音も最高。言うことなし。ただオリジナルの表紙は英国画家が描いた「セヴィジャの祭」で、毒々しく、ロンドンの所蔵館には申し訳ないが名画とは言いにくい作品。もしかしてジャケットが大きいLPだったら、買わなかったかもしれない。しかし、国内盤はちょっと地味すぎるかな。いい絵はないものだろうか…。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/12

    安い!ドキュメントなのに「最新録音」で音質良好?演奏は?試聴した限りでは、イタリアのオーセンティックな演奏家が、愛おしげに丁寧に演奏しているようで、面白そう。買ってしまいそう!

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/12

    またまた出ましたソニーのベートーヴェン箱。前回は60枚でジンマンを前面に押し出しオーセンティックな感覚でと取り纏めていたが、今回はバーンスタインやルービンシュタインら「巨匠」を前面に押し出している雰囲気だ。しかし、弦四のブダペストSQは、あまりに古色蒼然としていて現代の水準に達していない。またピアノトリオにはイストミンやスターンでの全集があるのだから、ここまでの流れならインマゼールではないだろう。いずれにせよ「主要作品集」と銘打っているのだから、全集までを必要としないリスナー向けなのだろう。しかし、若干マニアックな雰囲気が漂う。おそらく量的にはそう多くないのだが、根強く売れ続けているようなレコードを集めて纏めて売り出せば…。というような穿った見方が頭を擡げる。バーンスタインにせよルービンシュタインにせよ、それぞれが、それぞれにセットとして需要のある限り提供すればいいと思う。良く制作意図が掴めない、困った「主要作品集」だ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/12

    学生の頃、弦四や弦五のような弦の室内楽には馴染めなかった。弦楽合奏になれば、全く違和感を生じないのに、4・5人で弦をかき鳴らせ合われると、聴きづらさを感じていた。その「アレルギー」を払拭してくれたのがABQ。楽聖のテルデック盤だったが、耳が洗われる気がした。それまで買ったレコードは、巨匠タッグの単売ものが殆どで、闘志むき出しの競争的演奏に、どうも気押されていたような気がする。ABQで、殆ど聴くことのなかった室内楽を聴くことが多くなり、それまでの管弦楽主体のコレクションが、若干なりとも平均化され「何でも聴きますよ」と答えられるようになった。ただベートーヴェンは最高だったが、モーツァルトはあまりにも浄化されすぎ、もうちょっと灰汁や苦みがあってもと贅沢な思いもあるが、価格・内容・演奏全てで、最高と評さざるを得ない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/10

    実際の舞踊とはかけ離れているように評価されるデュトワの演奏だが、拍節感などは生き生きとして、まるでオケが踊っているようなリズムの饗宴が繰り広げられる。楽器やその重なりが生む色彩感も、実に艶やか。舞台を彷彿させる演出も趣向を凝らし楽しませてくれる。おそらく踊るとすると難しいのかもしれないが、慣用的な振り付けでなく新たなものにすれば、より面白いものになりそうな気がする。長丁場の「白鳥の湖」では、途中「あれ?」と感じるところもあったが、こちらは終始、息も吐かさず完璧。もしかすると更にだれそうな「眠り森美女」をあえて避け、1922年にディアギレフが上演した縮小版「姫の結婚」にしたのかもしれない。93年の初発のままの編集だったらCD2は花のワルツで始まり、森の美女になだれ込むという、聴き応えが十分すぎる1枚で、ご馳走さま。いずれにせよ量や質で競合盤を圧倒する内容で、豪エロケンの慧眼にはいつもながら敬服するとともに、廉価盤化を高く評価したい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/10

    バレンボイムは違いの分かる男だと思う。違いと言っても「良さが見分けられる」違いではない。おのれの演奏に間違いを認める力のことだ。そうでもなければ、ここまでベートーヴェンには拘らないだろう。若い頃に、ほぼ完成の領域まで入ったこともあって、ピアノの変化は大きくない。しかし指揮では大きくスタイルが変わった。シュターツカペレ・ベルリンとの初の全集には高い評価もあるが、実際聴くと、様々な部分で「鈍重で粗雑」と感じてしまう。おそらく、完成直後に本人も「うーむちょっと違うかも」と感じたのだと思う。義理付き寄せ集め東西詩集オケで再録に臨んだのも、旧態の旧東独オケにあれほど手を入れても思い通りにならなかった思いと、机上で考えた楽聖の音楽と、実際鳴った音楽との間に乖離を感じたからだろう。ピアノ協奏曲でもベルリンフィルの振り弾き以上を考えられないと思うが、再録に臨んでいる。まあライブということで、スタジオ採りではないので、純然たる再録ではないのかもしれないが…、飽くなき探求心に頭が下がる思いだ。おそらくもう一段上を目指すのだろう。3つの全集も未だ未完だと…。まあ先は分からないので、とりあえずは現時点での最高を。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/06

    聴かせ上手だけでなく買わせ上手でもあるようだ。16枚、全てを買っていたことが判明した。しかし、どれも一回聴いてお蔵になっていた雰囲気。面白そうだったが、聴いたとたん満腹になり、ご馳走さまという感じだったのかもしれない。でもまた聴いてみよう。一期一会のエンタメと思い直して最高を。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/06

    デッカの優秀録音といっても、さすがにステレオ初期では、最高とまでは言えない。ジゼルもチャイコもバレエ音楽とは思えないほどシンフォニックで煌びやか。聴かせ上手ともいえるが、演出過剰で押し付けがましく感じることも。ブラ1は逆にすっきりとした演奏で、ウィーンフィルの伝統に乗っかかった感じ。無条件に素晴らしいのはヨハン・シュトラウスで、こうもりやワルツは、ウィーンの情緒に溢れ文句なし。総合的な評価は難しいが、今一歩の値下げを期待して最高を…。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/06

    作曲家らしい読みの深い演奏だが、決して無機質にならず、熱い血にみなぎる情熱が伝わってくる。録音も良く、濁りのない力感あふれるオケの響きが満喫できる。これとあと作曲家自演の「エディション」があれば、もう満腹かな?

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/04

    1985年に交響曲だけの全集で買いました。1万8千円もしました。嘘のような本当の話です。同じ年、後を追うように単売でも続々と売り出され、その中には大フーガやエグモントなどがカップリングされていて、ちょっと損をしたような気分になりました。単売りは3300円で7枚組になるはずで、セットより4000円ほど高くなるのですが、当時はできるだけ多く買い込みたいと貪欲だったのでしょう。さらに買ったものの、あまり聴いた覚えがありません。観音開きの組み物ケースが扱いにくかったこともありますが、古楽器や高速スタイルの原典主義がはやり、その流行に迎合していたのかもしれません。クレンペラーの芸風にベストマッチなのですが、合いすぎて、ちょっと息苦しさもありました。ということで…まさかの4星を。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/04

    重厚にして壮大、孤高の峻厳さのなかに寂寥感が漂う。救いは、ほのかな優しさ暖かさで、人生に気合いを入れてくれるクレンペラー。で楽聖やブラームスはマッチング度が最高で、ブルックナーやマーラーなども守備範囲のような気がする。しかしメンデルゾーンはちょっと「個性的」かな。チャイコなども同じ感覚で、今まで聴く機会がなかったが、怖いもの見たさで、聴いてみようかな。いずれにせよ、他にはない世界に招いていただけるわけですから、これは絶対の買いかな。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/04

    選定基準は何だろう。音楽的純度かもしれない。サヴァリッシュのリングは映像が売りで、レコードとしては地味な存在だったが、きわめてクリアで、流れの良い棒の運びもあって、胃もたれしない。あるいは特殊性かもしれない。これの方が「販売戦略」ぽい。クレンペラーのオランダ人は1843年の初演時のスコアを使用。ハイティンクのタンホイザはワグナー初挑戦。カラヤンのマイスタもドレスデン録音として注目の一枚でだった。いずれにせよ、どれもこれも喉から手が出るチョイスで、しかしして手持ちとのダブりが多いのも、むべなるかな。全体を通して「聴きやすさ」のようなものが感じられ、座右のセットとして、あれこれ探さず気軽に聴けて良いと言うことで、また買ってしまうか。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/28

    誰だ誰だ3星を振りまいているのは。没後50年というアニヴァサリーイヤーを前に出現したプーランク全集。エスプリの粋。最高の演奏と言い難いものもあるが、全てが聴けることにただ感謝。ここはどう低く見積もっても、それ以上にバジェットな価格もあり、無条件に最高を。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/28

    好企画だとは思いますが、38種はいくら何でも一般的ではないと思うので…。私は買いますが…。しかし、こんなのが出てくる時代なのですねー。良いのか悪いのか。普通にこれだけのボリュームを集めようとすれば艱難辛苦、女房に逃げられ、子どもにも愛想を尽かされるはず。それがいとも簡単、7000円ほどで最高地点に到達できるなんて。アー知らない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/28

    どなたでしょう?コメントもなくいきなりの3星の打ち込み。もしかするとCD化された90年に8800円も払わせられた腹いせかもしれない…と思っておきましょう。音質の悪さやなにやらかにやらあっても、教科書的ではなく、本当に音楽の流れの中にある本質を突き詰め、音楽とは何かを訴えかけるような、偏在無碍、天衣無縫に駆け巡るグールドの演奏はバッハも良いが、モーツァルトも絶対面白い。まあ狐にだまされたと思って聴いてもらえば、といえる価格でもあり最高かな。ちなみに20数年前、協奏曲もなくリマスタリングの成果も殆ど感じられない国内盤に8800円をに叩きました。で、5星を打ったら…。忸怩たる思いも少しは入れて星1つを減じます。あーあ情けない。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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