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WEATHER BOX さんのレビュー一覧 

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     2010/10/31

    『Heroes』を創り終えたENOは再び2/3HarmoniaつまりClusterと組む。70年代のENOのハードワーキングぶりは神懸りだ。
    Robert FrippやDavid ByrneよりもClusterの方がENOとの相性がずっといい。勿論それはConny Plankの存在も大きいのだが。
    次作『After The Heat』と比べると手探り感がやや無きにしも非ず。
    いわゆるジャーマンロックのアンビエントだが、G「One」ではインドともガムランともつかぬ調べを展開。彼らのアルバムにはどこかにこういったアクセントが仕掛けられている。

    最新の2009年Bureau Bus輸入盤は音質も良く、ブックレットがデジパックのポケットに差し込まれている。
    レーベル印刷がオリジナルのsky recordsのロゴデザインを使っているのは、2007年紙ジャケ国内盤と同様。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/30

    ここ20年のENOの新作の中では、ジャケットの秀逸ぶりも含めかなりいいのではなかろうか。

    ■初回限定3000枚デジパック国内盤
    sound-only-moviesがテーマゆえ、過去の作品より起承転結性がある。アンビエント中心だがmusic for filmsシリーズとは趣きが異なる。
    即興的セッションという割にはアルバムの流れを見ても丁寧に構築して作りこまれた印象。
    先行ストリーミングされた不穏で性急なビートのDEは最初は馴染めなかったが、アルバムを通して聞くとなかなか悪くない。
    この限定国内盤でしか聞けない日本だけのボーナスOも本編となんら遜色なく収まる。海外のファンも本盤に殺到するのでは。

    ■LIMITED BOX
    日本流通300セットと云われているが…。函やハードカバー・スリップケースは美麗。が、ボーナスディスク4曲合わせて12分は曲の質はともかく量的に物足りない。
    アナログは聞ける人が少ないのだから、もっと値段を下げるか曲・ブックレット等のコンテンツを増やしてくれないとこれで壱万円では高い。

    という訳でまず押さえておくべきなのは限定国内盤、余裕があればLIMITED BOXを。
    『Rockin on』2010年12月号のENO 20000字インタビューも必読。

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     2010/10/21

    eno『Low』前夜その@。
    76年に製作されたこの傑作が何故97年までオクラ入りしていたのか。
    本盤は09年最新マスタリング、新ライナー付デジパック、初登場未発表3曲@「Welcome」A「Atmosphere」K「Aubade」のうち@Aが冒頭に置かれている事からも単なるボーナス曲ではない質の高さが解るだろう。

    ヨーロッパの荒野を思わせるneo-dub-bass-pulse-ghostly-shriek of atomosphere。
    Dではenoが静かなvocalを聴かせ、Hはバロック・ワルツにMichael Rotherが米南部っぽいギターをのせたりも。
    プロデュース・シンセ・ベースと全面的にenoは関わっている。

    HMVではジャケが97年の抽象画のまま、ちゃんと商品情報が訂正されていないが、モノクロのenoとharmoniaの写真が新しいアートワークによる09年盤。
    日本盤は未だに出ていない。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/08

    DELUXE EDITIONのレビュー。封入グッズの数がとにかく多いので、買った人は漏れがないかまず確認すること。復刻LIVEチケットの裏にある赤文字の5ケタの数字が当LIMITED-BOXのシリアルナンバー。自分のは09500番代だった。世界中ほぼ9月27日リリースなのに、日本は公式HPの予定日よりずっと延びて10月4日入荷って遅すぎじゃないのか?

    ■Nassau Coliseum Live■ 目玉はやはりこれ。当時FM放送の為公式録音されたが、マルチテープは無いものと長年思っていたら今回ブックレットを見るとなんと存在していた!ブートに無い、つまりオンエアされなかった「Waiting For The Man」「Queen Bitch」「Life On Mars?〜Five Years」を含む完全版が遂に聞ける訳だ。
    「Golden Years」「Wild Is The Wind 」も、83年でなくこのツアーで演ってくれていたら…。とにかくGeorge Murray(b)、Dennis Davis(d)、Tony Kaye(key)のプレイが素晴らしい。間違いなくBowie史上最高のLIVE盤。
    ■Singles Disc■ EP用にEDITされたVERSIONも良し。「Word On A Wing」が初CD化、新発掘!「Station To Station」もそこから?ってヴァースから始まるのが可笑しい。
    ■アルバム本編■ 各種マスターで聞き比べが出来る中、DVDのみ収録のHarry Maslin/New Stereo MixとOriginal Analogue Master との音影の違いが圧巻。

    映像が全くないこの時期の貴重なTV出演『Soul Train』『Dinah Shore Show』がDVDに未収録なのが本当に残念。それとアナログは殆どの人が聞けないのだから別売にして欲しかった。あと、CDの出し入れが差込み型で非常に扱いにくい。コスト・パフォーマンスが悪くない内容だけに、この三点だけが惜しい。あとは極上、Bowieの最高傑作は間違いなくエレガントで野蛮な本作だ。

    次はいよいよ監修にTony ViscontiとENOを迎えて『Low』か?それとも『Hunky Dory』か? 『Ziggy』〜『Diamond Dogs』までの特装盤がCCCDにされたりしてsuperbな商品にならなかったツケを、このBOX以降一気に挽回してくれる事を切に願う。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/22

    00年代コラボ集。Eが新曲、@Lは07年ツアーブック付属CDにのみ収録した曲。以下N(w/Readymade FC)、I(w/Tweaker)、K(w/Fennesz)、H(w/高木正勝)、C(w/Punkt)、M(w/Arve Henriksen)と、この辺りはバラで探さなくてはならなかった曲。
    Steve Jansenの『Slope』収録BGとHIはRemixとクレジットされており尺がオリジナルと違う。Remasterとは書いてないがDavidご用達のTony Cousinsがトータル・マスタリングでやり直している筈で、じっくり聴くと微妙に違って感じるようにも思う。
    日本盤歌詞カードのライナーは公式HP「The Sleepwalkers microsite」の解説文章を訳したもの。今回詞とその訳が初めてわかるものもある。

    Nine HorsesのAFJは殆どソロ扱いだから、それなら12inchのみ収録の「The Librarian」別versionとか入れてほしかった。Jはsingle editではなくalbumの尺。
    「World Citizen」はw/YMO versionDを採用したところが彼らしいというか。本作に漏れた課外活動曲はまだまだあり、JAPANのVirgin時代から数えればCD数枚分にも及ぶ。入手難のポップな名曲「Messenger」(w/Blonde Redhead)、某アニメの「For the love of life」なんかは機を見てSamadhisoundで救済を乞う。

    それにしても珍しくゴシックで官能的なジャケットである。そろそろ表ジャケにDavid本人のポートレートを使ってくれないものか。現在彼は化粧直し『Manafon』の2011年リリースに向け作業していることだろう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/09

    企画色の強い『愛は地球を救う』『LIFETIDE-生命潮流』よりは、ルパンティックなロマネスク・フュージョンを好む人には本作の方がいいかも。しかし、ライナーの執筆者がタワレコの人間ってどうなのよ(笑)。
    映画はつまらないがサントラは☆!という隠れ名盤のre-birth。マイナーレーベル「富士シネマ」からのリリースゆえ売切廃盤になる可能性大、すぐに押さえておこう。
    ここ数年、大野雄二の復刻が順調に継続しているのは有難い限り。
    次は『FULL COURSE』?『SOUND ADVENTURE ACT.1』?

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     2010/08/03

    満を持しての新曲、彼女にこういうシングルを待ち望んでいたのだ。
    ドキッとする程悩殺されるサビの歌詞とメロディー・今までとは一味違うミデイアムなアレンジ・甘さ控えめなのにメロウなVOCAL。また新たな代表曲が誕生したと言っていいんじゃない?

    前作「ALWAYS」のカップリング「BABYBABYBABY」で既にその予兆があったようにノスタルジックな、70〜80年代歌謡曲黄金期の香りが匂い立つ。それでいて今の楽曲になりえている。
    「ザ・ベストテン」「夜ヒット」世代の人は、こんなヒット曲を渇望していたと思う。変な例えに聞こえるかもしれないが、美嘉チャンはSONYの先輩山口百恵の遺伝子を受け継いでいる人だと以前から思っていた。
    こういうオーラは選ばれた者しか持ち得ないもので、今回それが素直に活かされていて嬉しいし、この路線は絶対正しい。

    「うぬぼれ刑事」にはもったいない程(ジャニーズと共演するのはもうやめようね)のこの名曲、リリース前なのに有線でかかりまくっているみたい。DVD付初回限定盤は早めに入手しておいた方がいい。
    今後のTVパフォーマンス、そして10th ANNIVERSARY’-武道館・大阪城ホール限定LIVEが楽しみだ。
    ニューアルバムはまだか?

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     2010/07/29

    BOWIE、ENO、SYLVIANが敬愛するSCOTT。
    年配世代にはWALKER BROTHERS黄金期が定番だが、耽美なアバンギャルド・ロック指向派には是非本作とWB最後のアルバム『NITE FLIGHTS』は必聴。
    とにかくオケ(演奏)が素晴らしい、ベルリン期のENOとBOWIEがプロデュースを懇願したのも納得(結局実現していない)。SCOTTのクルーナー・ヴォーカルはBOWIE・FERRYの元祖だが人によってはニック・ケイブっぽく聞こえるところが好みが分かれるかも。
    このオケでBOWIE,FERRY、SYLVIANが3人がかりで歌ってくれたら…とこれは個人的願望。

    本作は唯一のVIRGIN製作及び従来のSCOTTファンから継子扱いされている為、輸入盤は2006リマスターが出ているが紙ジャケはおろか今まで日本盤リリースは無かったんじゃないか?
    BOWIEがタイトル曲をカバーしたWBの『NITE FLIGHTS』も同様で、リマスターはされているのにWBとSCOTTそれぞれのBOXでしか聞けないのは愚かしい。
    早くこの2作の紙ジャケリマスターを出せ!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/28

    まあ妥当な選曲のベストではなかろうか。「一風堂」「土屋」盤とも抑え目の音圧に聞こえるけどこれはリマスタリングを監修した土屋の方針?別にシャリシャリしてればいい訳でもないけれどちょっと気になった。

    一曲目に「Panic in the City」を置いたのは大正解。『Magic Vox』に未収録なのが不可解だったMPもめでたく初CD化。「I NEED YOU」はもっと騒がれていいヒットナンバーだ。ABあたり歌詞がちょっと酸っぱいが、それ以外は彼らのルナテイック・ワールドが堪能できる。JKではサンデイーのBacking Vocalが華を添える。
    ビジュアルにも魅力あるバンドなのだからして、本盤と連動して決定版一風堂〜土屋ソロの映像集DVDを出して欲しい。昔のベストテンとトップテンにL「すみれseptember love」がランクインした時に、DAVID SYLVIANが土屋についてコメントした回や、JAPANと土屋が楽屋から脱出する模様の回が存在する。「すみれ」はダブって収録されても全く問題無い。山口百恵のベストテン映像集がよく売れているのだから、こういうロック畑でもなんとか権利問題をクリアしてくれないものか。またFILE TOURとか芝浦インクステックとかLIVE素材も探せばきっとある筈。
    SONYよ、一風堂は御社が考えている以上に需要があるのだ。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/28

    「土屋」盤では、ミック・カーンが変名で参加したJAPANのカバーN「Visions of china」を収録してくれたのが嬉しい。初出のJAPANトリビュート(廃盤)は全く的外れなメンバーで、この曲しか聞き物がなかった。オリジナルのメロデイをFAKEしているが判る人にはわかる音が後ろでしっかり鳴っている。ブックレットのインタビューで土屋が語っているようにA「Secret Party」はJAPAN最後のツアーで演奏されなかったのが惜しまれる。キャッチーという意味ならシングル曲C「東京バレエ」D「さよならフォリナー」よりもE「Stay in Heaven」F「Don’t Stop Loving」に軍配を上げたい。この2曲を収めた名盤『Life in Mirrors』を何故ボーナス付きで再発しないのか?

    当時の理想はブライアン・フェリーだったそうで「Bete Noire」まんまの曲もある。身近な対象に影響を受けた音になるのは御愛嬌。この人自己顕示欲が薄いんだろうが、不思議になんとも言えぬ魅力がある。
    松武秀樹やステイーブ・ナイと音飾にこだわっていた時期の尖ったサウンドが今でも古びておらず最高だが、デイスク後半の曲も悪くない。
    ともあれ「一風堂」盤「土屋」盤2枚とも初回プレスを買って、もれなくもらえる特典冊子を入手せよ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/23

    90年代の初め頃、六本木交差点でトノバンを見かけた事がある。穏やかな笑顔で一人信号待ちをしていた彼はイメージ通りの人に見えた。本書インタビューの立案は07年秋、トノバン側から声をかけられたとある。するともうその頃から…そしてこの聞き書きは突然の嵐が吹き82年の時点までで終わってしまった。フォークル、ソロと様々な顔を見せる彼だが、私にとっては加藤和彦=ミカバンドというしかない。第4章は自由気儘なバンドの有様が堪能できる。ROXY MUSICのファンも絶対必読。第5章のホイチョイ的なワイン・食事論には賛否両論かもしれないが、それもこの人の一面には違いないのだろう。ともかく人の死の理由なんて、モンロー・芥川龍之介がそうだったように誰にもわからない。彼は決して求道的なミュージシャンではなく、あとがきで松山猛が言っているように「遊びの達人」だったのだ。だからこそこんな幕切れはしてほしくなかったし、完全な「加藤和彦」史を読みたかったと言ったら残酷だろうか。

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     2009/12/18

    冒頭に、発売前DVDに収録予定だった「Help me」(!)「Dance with Life」「Falling love Again」「You do Something to me」「It’s all over now,baby blue」の映像が入っていないのは何故だ!と大声で言っておく。

                                     ▼このベスト盤の肝は長らく入手難だったフェリーのPV集。オールリージョン・NTSCなので視聴に全く問題無し、画質もまあ良質で1曲目「A hard rains A-gonna fall」はデイラネスクのDVDより綺麗だ。                                                                                   ▼完全初ソフト化なのが「This is tomorrow」「Tokyo Joe」「Goddess of love」「Positively 4th street」。「Smoke gets in your eyes」もフル収録は初、「Slave to Love」はロング・ヴァージョンPVに差し換わっている。他にもごくごく微妙だが『VIDEO COLLECTION』では編集されてしまっていた箇所が幾つか、「Linbo」等でわかるので探してみてほしい。                                                                                                                                           ▽続いてCD。「A hard rains〜」はUSA 7”EDIT、「Slave to love」「Don’t stop the dance」「kiss and Tell」は7”version、「The times they are A-changin’」はRADIO EDIT、最後の2曲が未発表音源とレア・トラックも盛り込まれている。「The Right Stuff」がCDには入っていないのが惜しい。                                                                                                  フェリーは以前BOXをリリースすると言っており、2枚組になったのは残念。ソロのレア音源を総ざらえする良い機会だったのだが。それとジャケットやアートワークが地味すぎる。詳細なクレジットの豪華ブックレット付きデジパックで出して欲しかった。度々言っているが、もうEMIはVirginの権利を他の会社に譲渡すべきだ。日本盤は全く出る気配無し。                                                                                        欲を言えばキリがないがこの冬、買いの1枚であるのは言うまでもない。2010年にはフェリーの新作発売予定。プロデユーサーがナイル・ロジャースなのが心配だけど。それからフェリーさん、ROXYのニューアルバムは頓挫状態にあり「今後ROXYで集まってもそれはLIVEだけになるだろう。」とインタビューで言っているらしい。

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     2009/12/03

    今回のツアーも他の会場で見た時は文句無しだった。彼女のファンって最初から最後まで総立ちじゃなく、ハジけてノる曲と静かに耳を傾ける曲ごとのリアクションをちゃんと心得てるので、山下達郎のライブのように落ち着いて音楽を楽しむ空間になっている。これは今どき稀有な事だ。2曲目「Shut Up」ラストの男性向けサービス・ショット(見てのお楽しみ)もバッチリ収録。                                                                                                                                            それだけに本作にはあえて苦言を。美嘉チャンのヴォーカルとバラードにおける体勢に力が入りすぎて最大の武器であるパフォーマンスの繊細さを活かしきれてない。ダイナミックではなく何か荒っぽく聞こえてしまう。中盤MCでファンとかけあいで合唱するサプライズの再「My Gentleman」の方が自然でずっといいだけに余計にそう思った。                                                                                                                                                            フィジカル的な問題でなければよいが、09年はTVのパフォーマンスを見ていても同じ事を感じていただけに早急に修正した方がいい。今年はデビューからの仲間であるコーラスのASATOがツアー前半で降板、その後逝去するという不幸があった。前作『Yes My Joy』があまりに素晴らしすぎたせいもあるが本作はメンバー全員にその影響があるのかもしれない。それと今回はカメラワーク、編集もやや不満がある。ごく一部だがフォーカスをぼやかした演出と各曲のバンドの見せ場を追いきれてないところ。                                                                                                                                                        そうはいっても、「Confusion」のガールズ寸劇など『Voice』の曲は魅力的。今のJ-POPで本当に数少ない、決してカラオケライクではない難しい歌を聞かせてくれる良いシンガーだけに期待が大きい。自分のチャーム・ポイントをしっかり把握してフェミニンな美嘉チャンでありますように。

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     2009/11/02

    このDVDは2008年9月にBBCで放送されたROXYのスペシャル・プログラムを収録したもので、過去に発売されていたヒストリー『TOTAL RECALL』とは全く別物である。本国イギリス製作だけあってフェリー・マッケイ・マンザネラ・イーノ、ポール・トンプソンだけでなくボノ(U2)、スージー・スー、ジョン・テイラー(DURAN DURAN)、マーテイン・ウェア(HEAVEN17)達フォロワーのインタビューもあり見応えのあるマストバイの1枚だ。                                                                    更に未発表ボーナス・マテリアルとしてアントニー・プライス、ニック・デ・ヴィルによる歴代アルバム・カバー製作エピソードやエデイ・ジョブソン!のインタビューまでも。                                       これだけ充実した内容なのに2009年10月現在、未だに日本盤発売のアナウンスは聞こえてこない。ドキュメンタリーなのだから字幕がないと話にならない。BOWIEの『SPACE ODDITY 40TH ANIVERSARRY EDITION』も日本盤リリースの話が今のところ無いし、日本のレコード会社(というかEMIジャパン)は一体何をしているのか?

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     2009/09/30

    待望のソロ名義ニューアルバム。前作『Blemish』の続編と言っている人もいるが、生楽器の割合が増えラップトップのパチパチ感が薄まった事で、よりまろやかな音像になった。その分デヴィッドの唄うメロディが確かに前作より捉えどころがなくなってはいる。そのせいで本作は世界中で「傑作!」と「メロディがない(泣)」という両極端な意見に分裂しているようだ。確かに国内盤オンリーのボーナス「Randam acts of senseless violence」リミックス1曲を聴く限りでは、『The good son vs the only daughter』のようにより聴き易く化けるかどうかまだ判断できない。来年リリースが噂されているリミックス盤が一体どうなるのか楽しみだ。                                                                    また歌詞対訳を読むと「Emily dickinson」あたりに離婚後の荒廃感が残っているような気もしないでもないが、冒頭2曲などかなりデヴィッドらしい寓話性がリリックに戻ってきているとも思った。その辺りを味わいたい方はSHM-CD高音質でもある国内盤をお勧めしたい。                                                                            いずれにしても本作はデヴィッドが昔から標榜しているチェンバー・ミュージックの最新型であり、世間で言うところのポップさは無いがこういう音楽こそ不思議と息が長く飽きがこないのも事実。外を散歩しながらヘッドフォンで聞くもよし、部屋でくつろぎながら静かに流し聴くもよし。無闇にテンションを上げるばかりが音楽じゃない。リラックスの為の「ヴォーカルのあるインストゥルメンタル・ミューザック」。                                                                          なお、各方面で「本当にデヴィッド直筆サイン入りで入手できるのか?」と話題になっているDeluxe Editionについて。私はSamadhiから直で入手したが、そのサインはほとんどフニャフニャ文字で「S」の一文字しか判明できない(笑)鉛筆か薄いペンで愛想無く書いたようなもの。たしかにレアな商品かもしれないが、サインはその程度のものなのであまり気にしない方がいいかも。

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