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shinsaqu さんのレビュー一覧 

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     2017/08/01

    現時点で手元には同曲の異演盤が45種あるが、そのうち最も録音が古いのがこの演奏(自分はモノラル録音はほとんど聴かない)。
    古い演奏だが録音は優秀。ホールトーンは抑え目だが、個々の楽器の輪郭は捉えやすい。もっと新しくてもダメな録音は沢山あるので、そういう点でも異演盤漁りは博打的といえる。
    コンセルトヘボウの録音は、ハイティンク盤は所有しておらず(我ながら意外)、1987年のシャイー盤が手元にあった。
    ベイヌムは50代後半(心臓病を患っており、翌年には心臓発作で他界)、シャイーは30代半ばでの録音だが、ベイヌム盤の方がみずみずしくて快活な演奏になっている。わざとらしいテンポの揺らしとかダイナミクスのいじりはしていないが、オケ全体の意志を合わせることで楽譜に示されている変化が鮮明に表されている。もっと様々な曲の録音を聴いてみたかった指揮者の一人。

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     2017/08/01

    「新世界より」はやっぱりアメリカのオケで聴くべき? なんてことを思いながら手元にある異演盤をチェックしてみると、35種(DVD除く)のうち7種がアメリカのオケの演奏だった。ちょうどこの録音と同年にメータ/LAフィルなんて優秀盤もある。若手アジア人指揮者が同時期に西海岸のオケの首席の座についていたのは奇妙な偶然なのだろうが、クラシック音楽界におけるアメリカの立ち位置やクラシック音楽に関わるアメリカ人の意思表示を感じさせる出来事のようにも思う。
    演奏の様子はというと、東海岸の老舗オケと比べてより開放的で明るい響き、それなりにアンサンブルの崩れもある。メータ盤に比べると、推進力やエネルギッシュさはそこまで目立たないが、別に流れが悪いと感じるわけでもない。単純に演奏時間だけをみると、各楽章とも16年後のVPOとのライブ盤と大差無いので、小澤の中には既に冷静に構築された確固たる楽曲像があったのかもしれない。
    この後、メータはニューヨークに、小澤はボストンに移っていくが、それぞれの行き先のオケが纏っているイメージと、前任地で残した録音から醸し出されるイメージは、当然と言えば当然だが、とても共通点が多いように思う。

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     2017/07/31

    手元にある「新世界より」の異演盤のなかで、最初に聞いたのがこの録音。大学生になるまでは、実演を除くとこの演奏こそが自分の中での「新世界より」だった。
    様々な演奏を聴いた後では、インパクトに欠ける印象が否めない。
    VPOの録音は他に、ケルテス盤(1961)、コンドラシン盤(1979)、小澤盤(1991)が手元にあるが、マゼール盤はVPOとは思えないほど金管のアタックの鋭さが目立つ。それをもってドヴォルザークらしい俗なリズムは際立っているが、どうも全体的にはテンポの揺らぎに乗り切れていないところがあって、消化不良な感じがある。
    このコンビで様々な楽曲の録音を手掛けていた当時なので、ある意味「なあなあ」というか、「つーかー」というか、「あうん」というか、大局的には楽譜なりの自然な流れで進んでいるところ、部分的に(それも突然に)マゼールがドヴォルザークの俗っぽさを演出しようとして、ぎくしゃくしちゃったのかな、なんて思っている。セッション録音なので手直しのしようもあったと思うのだけど、それこそ常に時間に追われながら棒を振っていたのだろうから、そこまで突き詰める余裕がなかったのでしょうか。

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     2017/07/28

    世界のどこだって言葉も風土も違うので、音楽にも「ロシアらしさ」というものはきっとあると思うし、他人を納得させる自信はないけど僕の中にもそのようなイメージはある。チャイコフスキーの楽曲を聴くときは、演奏者がそのようなイメージを表現しようとしているのか いないのか というお題があるように思う。また、そもそもオーケストラの響きにも国や地域による違いはあって、1960年代ならまだまだそういう特徴も色濃かった。
    そういう耳で聴くと、この演奏は「非ロシア」的で、これぞ「チェコフィル」という響きなので、「ロシアらしくないチャイコは邪道」という人には受け入れがたい演奏だろうから、「ロシアらしくない」演奏を聴いてみたいという人に、是非お勧めしたい。
    僕としてはこの演奏の素晴らしさは2楽章に集約されているように思う。一言でいえばロマンチック。ホルンのソロは、技術的にもビブラートをたっぷり効かせて、いかにも情緒的。そして特に感心するのがいわゆる第2主題の対比。構成上大きな違いは、前半では伴奏の刻みが3連符で奏されるのに対し、後半では8分音符で奏される点があるが、この演奏では、そのただのリズムの違いによってどれだけ音楽の表情が変わるのかがよくわかる。僕はこの対比を「夢と現実」として感じているが、複数聴いた異演盤のなかでも、一番美しくこのコントラストを描いていると思う。
    マタチッチ/チェコ・フィルのコンビは交響曲6番も録音しているが、そちらも「ロシアらしくない」が上質で美しい演奏なので、おすすめ。

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     2017/07/27

    手元にある異演盤24種のうち、最も聴く頻度が高いのがこの演奏です。とても集中力の高い演奏だと思うのですが、張り詰めたような緊張感はなく、ゆったりと柔らかい印象を受けます。
    冒頭、ティンパニの後に木管のアンサンブル(オーボエ、クラリネット、ファゴットそれぞれ2パートずつ)が2フレーズありますが、この部分の演奏の素晴らしさは他を寄せ付けません。息があっているとはまさにこのこと、「縦」がそろっているのはもちろん、クレッシェンドからのスフォルツァートのニュアンスもぴったり。ほかの演奏だって当然名の知れたプロオーケストラによるもので、かなりの凄腕奏者が演奏していることに違いはないのですが、それでも別次元といえるアンサンブル能力の高さだと思います。
    ベルリンフィルといえども、いつだってとっても上手なわけではありません。セッション録音とはいえやはり演奏は一期一会のもの。きっと、録音にかかわるすべての人が高い集中力をもって仕事をした結果なのかな、と深く感心しました。

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     2013/01/14

    良い演奏だと思う。ブラームスについては名盤と言われながらこれよりもぐちゃぐちゃした録音もあるわけで、整理された聴きやすさはある。メロディを生みオーケストレーションすることを生業としているだけに、メロディの聴かせ方や伴奏の活かし方は上手いのだと思う。ただHMVレビューやブックレットに記載されたような意図を、棒振りとしてオーケストラに伝える技術には至らなさがあるのではないだろうか。
    クラシック・ファンとしては、久石譲の名前でファン層のすそ野が拡がるのならこの企画は続けて欲しいと思う。

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     2013/01/14

    この演奏が日本の一地方都市に常設されたオケのものと考えると凄いと思う。ただ世界中に知れ渡る指揮者・オケによる録音や名盤と称される録音と比べると、分が悪いと言わざるを得ない。熱気は伝わるし綺麗にまとまっているし、好演とは思うが色艶に欠ける印象だし、ディナーミクの幅にも物足りなさを感じる。

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     2013/01/13

    私のなかではデイビスの交響曲録音は、バイエルンとやったブラームスも、ドレスデンとやったシューベルトも特別に心に刻まれるものでなかった。
    しかしグリュミオーのモーツァルトVn.協奏曲といった押しも押されぬ名盤の一役を担っており、合わせものでは絶妙な棒さばきを聴かせてくれる。
    そのため勝手に合わせもの「だけ」上手な印象を持っていたが、このベルリオーズを聴いて浅はかな誤解に気付かされた。
    この演奏がデイビスファンにとって納得の一枚だろうことは想像に難くない。
    それにしてもドイツの交響曲をドイツのオケでやったものは面白く感じなかったのに、フランスの交響曲をイギリスのオケでやったものには感銘を受ける、というのも不思議なものだ。

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     2013/01/13

    パリ管にお家芸ともいえる豊潤さが感じられた最後期の演奏ではないだろうか。この後、次第に良い意味での「らしさ」を失っていったように思う。
    バレンボイムの指揮については、若さと勢いが全面に押し出されていて、メータや小澤がアメリカの手兵と残した録音などと共通した青臭いにおいがする。
    表層的には、想像に難くない、わかり易い演奏と感じた。

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     2013/01/13

    たった5年の間隔で同じ曲を同じオケと録音・発売するというケースは、いくら売れっ子指揮者といえどもそうそう無いことであろう。
    録音エンジニアの力量・癖・思惑やレコード会社の目論見なども影響しているかもしれないが、そんな滅多にはない機会に以前と同様のアプローチをした演奏を録音したいと考えるだろうか。
    ディスコグラフィをみても’80年ごろからウィーン・フィルとの仕事が多くなっていて、その合間に昔の馴染みと当時とは違う環境で録音しようというのだから、違いを生み出そうとか5年の歳月で得たものを投影しようとか考えていたのではないだろうか。敢えて流麗なベルリオーズを描いた結果なのだと思う。

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     2013/01/13

    レビューを投稿する2013年1月時点では廃盤になっているが、どのような形であれこの音源は今後も商品化されるであろう。
    なにより優秀な録音。若干、拡がりに奥行きがない印象ではあるが、経年を感じさせない瑞々しい音を聴かせてくれる。
    ミネアポリス響の勢いがあり溌溂とした演奏は、スポーツに捧げた青春のようなエネルギーを感じる。この「展覧会の絵」はスポーツの祭典だったか、と思わせる面白さがある。

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     2013/01/05

    金管が総じて素晴らしい。完璧といっても過言ではない高度なアンサンブル、力強くかつきらびやかな響き、ハイテンションでありながらそれでもなお余裕が感じられる懐の深さ、どれをとっても超一級。このコンビはかなりの録音を残しているが、その中でも群を抜いているのではないだろうか。音楽はアクのない通常運行のドホナーニのもので、想像に難くない。正直、取り立てて期待もせず購入したが恐れ入った。

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     2013/01/05

    演奏会の企画力としては申し分ない、超弩級の夢の祭典だろう。ただし合奏は必ずしも優れているとは言えない。オケは総じて散漫なアンサンブルで独奏の足を引っ張り気味だし、独奏にしてもいまいち集中力を欠いた演奏もある。録音にしてもバランスが悪く響きも曇りがち。
    企画だけを聞くと、とんでもなく素晴らしい演奏が聴けるように思うが、万人にとって期待通りのものにはならないと思われる。

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     2013/01/05

    この演奏はリリースされた当時はかなり話題となっていたように記憶している。当時のこのコンビの録音はどれもグラモフォンの一押しとして、それまでの決定盤を覆すかのごとく喧伝されていた。
    実際に私が聴いたのはとっくにその熱気が去った3年前のこと。全体としては面白いしテンションは高いし聴きごたえ充分だろう。
    ディナーミクもアゴーギクもミュンフンの思うが儘に、鮮やかでロマンティックな演奏。オケはフランスのオケとは思えない厚みのある響き。ただしアンサンブルが雑なところも少なくないし、棒振りとしても勢いで誤魔化している感がぬぐえない箇所もあると思う。
    ただし名演とされる録音も多い同曲だけに今後のミュンフンの活躍次第では、忘れ去られてしまう過去の名演になりかねない。

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     2013/01/05

    まず補足ですが、CD2の2曲についてはオーケストラは Royal Scottish National Orchestra です。

    さて、このディスクで一番印象に残ったのはスペイン交響曲。テクニカルで小気味良い独奏に、ややドタバタしてはいますがアグレッシブなオケが上手く馴染んでいます。この演奏では特に、’70年頃のフィルハーモニア管とイメージが重なる響きがあります。
    ブルッフの1番はちょっとオケが乗り切れていない感じで、特に3楽章は独奏の推進力に対して足かせになっているように思います。
    スペイン交響曲については、お勧めできるかな、と思います。

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