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七海耀 さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/30

    音が大変良くて、それが魅力。全集というのは、どこかに弱点があるものだけど、この全集の場合、1番から9番まで、なかなか素晴らしく、平均して良い。カラヤンよりは、こっちかな。ブロムシュテッド盤並みに良い。全集としては、朝比奈、クリュイタンス、クレンペラー(EMI)、ブロムシュテッド、ノリントン(シュトゥッツガルト)、ガーディナーあたりがあれば良いのかな。

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     2014/03/24

    やや録音がオフ気味だが、音場感は豊かで、不満はない。70年のライブとしては上々である。迫力で聞かせるショルティ、緻密な解析系のインバルと比べれば、これは美しいマーラーとなるだろうか。ややオケが緊張感を各部分があるし、ライブならではの瑕もあるが、シャルル・デュトワがマーラーの7番を振ったら、こんな風になるんじゃあるまいかというような感じである。音楽の流れが良く、この曲について良く言われる魑魅魍魎と言ったようなところはない。かと言って、マズアのように明るいわけでもなく、何度も聴くには、こういう演奏が良いのかもしれない。ティンパにはやや控えめ。金管が吠えまくるわけでもない。だが、音楽的と言われればこれ以上のものはそうなさそうで、第4楽章など、大変美しい。ロンドフィナーレなど、本当に舞曲のように聞こえるから不思議だ。クーベリックらしい、余裕のマーラーと言うべきだろう。

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     2014/03/08

    チェリの場合、ブルックナーはもう、比類ない素晴らしさ。だけど、どの作曲家もブルックナーみたいに聞こえるところが、なんとも。刻銘で、楽譜見ながら聴くと勉強になるんだろうなと思える。これ、何と言うか、もう少し勢いがあって良い曲だと思うけど、じゃあ他に、バルトークのオケコンをこう言う風に演奏する人いるかというといないわけで、手放すわけにもいかず、たまに聴くこの一枚的な録音。

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     2014/03/08

    チェリの場合、ブルックナーはもう、比類ない素晴らしさ。だけど、どの作曲家もブルックナーみたいに聞こえるところが、なんとも。刻銘で、楽譜見ながら聴くと勉強になるんだろうなと思える。これ、何と言うか、もう少し勢いがあって良い曲だと思うけど、じゃあ他に、バルトークのオケコンをこう言う風に演奏する人いるかというといないわけで、手放すわけにもいかず、たまに聴くこの一枚的な録音。

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     2014/03/06

    これは、ジュリーニとBPOとは思えないくらい、縦の線が怪しい。実演では、それ相当に共演していた仲だと思うんだけど。特に、第二楽章に顕著、第一楽章は、コーダで、アッチェレランドの指示を守っていて、これは、ブロムシュテッドやプレートルと同じ。フィルハーモニーでの録音とは思えないほど残響が豊か。ジュリーニの気合も聞こえる。この演奏は、第三楽章と第四楽章が良く、特に、第四楽章は、竜頭蛇尾になりがちなこの曲の演奏にあっては、まことにスケールが大きく、頭でっかちの印象を取り払ってあまりある。完成度では、VPOとの録音に一歩譲ると思うけど、窮屈なところのない、生命力はこの演奏のほうが上だと思う。

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     2014/03/06

    第一楽章が速く、多少の緩急がある。コーダが速いのは、アッチェレランドの指定を守ったからだろう。このタイプの演奏には、ブロムシュテッドとドレスデンの録音がある。スケール感は失われて、20世紀のブルックナー演奏様式から若干外れるが、この演奏の場合は、それで良いと思う。第二楽章と第三楽章は普通のテンポ。スケルツォのトリオは、速めだが、よく歌っている。最終楽章の快適なテンポで、もたれない。この曲の頂点を、第二楽章において、全体の設計を良く考えた末の演奏と思われる。録音は、ライブ録音とは思われないくらい良いし、オケの乱れも少ない。コーダの解決和音から数秒置いて拍手が始まるのも良い。

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     2014/03/03

    堂々たるブルックナー。弦がやや細身と思わせるが、会場の残響に助けられて、豊かさは失われていない。実にブルックナーらしい演奏で、金管も奥行きのある音を出している。テンポも盤石。アダージョ楽章のシンバルは、右のスピーカーからいきなり強烈に響いてきて、そこだけは、まるで単独のマイクで拾ったようで、驚く。だが、このアダージョが実にすばらしいのだ。特に、コーダで、ホルンが実に安定した音を出していて、弦も雄弁だ。これが日本のオケだと、ちと心もとない場合があるが、北欧の地方オケとは言え、ライブ録音で、これだけ聞かせるとは、さすがである。スケルツォのトリオでも、トランペットが物を言っており、細部を疎かにしないことは、大変大事なことだと思わせる。ロッホランは日フィルとかで、ホルストとか振っているけど、ブルックナーも良いではないか。今後日本オケを振るのであれば、是非ブルックナーをお願いしたい。

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     2014/03/02

    横山幸雄がレストラン経営をしているとは知らなかったが、そう言われれば、「支配人」みたいな風情がしないでもない。しかし、ピアノの腕は確かだ。ただ、ラフマニノフは、綺麗ではあるが、コーダなど、アルゲリツチや全盛期のホロヴィッツのような、稲妻が走るような、迫力には欠けていて、ライブならともかく、録音で聞くと、少々物足りない。チャイコフスキーは、もっと良く、オケが非常に音楽的に鳴っていて、魅力的だ。録音は、弦の分離が良く、細かい動きが良く分かる反面やや、日本のオケ特有の量感不足も付いて回る。特に高音部で、細身になってしまう。全音域に渡って、分厚い響きが保てれば、日本のオケも欧米の一流に伍して引けをとらないのだが、この録音を聞く限りでは、今一歩だ。しかし、全体としての出来は中の上であり、特に、チャイコフスキーは上出来である。

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     2014/02/25

    星5つと行きたいが、録音がオフで、迫力がそがれている。これでかなり損しているなあ。自発的な感興という意味では、ドレスデンとの最初の全集のほうが良いかな。特に、2番と3番は、ドレスデンのほうが良い。1番と4番は甲乙つけがたい。だが、今、ザンデルリングには、4番は二種類のライヴ録音があるし、1番も東京でのライヴがある。それらのライヴ録音のほうが、音楽が活きている。ただ、この4番は、かなり遅いテンポでザンデルリングならではの味だし、第1楽章のコーダなど、弦の刻みがはっきりわかるのは、このテンポだからだ。第2楽章のピチカートも物を言う。ベートーヴェンやブルックナーで目立った評価の録音を残さなかったザンデルリングで、独墺ものよりは、マーラーや、ショスタコーヴィチ、シベリウスなどが録音上のレパートリーでは目立った人だが、ブラームスだけは2度商業録音していて、思い入れがあったのだろう。4番のために持っておくのも悪くないだろう。

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     2014/01/12

    日本のオケによる、初のクック編マーラー10番というだけで、もう入手する以外にないでしょう。神奈川フィルは、多少の弦の細さは感じるのだけど、かなり力演していて、大変白熱した良い演奏を繰り広げている。フィナーレの冒頭の大太鼓の音がえらく鋭く大きく、ビックリするが、そのあと始まる、例のフルートのソロが大変良い。すごく良い。金管も頑張っている。音も良い。ラトル、ギーレンなどに匹敵しないまでも、そんなに聴き劣りしない。

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     2013/12/23

    なんと、初出の1987年から、何も変わらず。リマスターもされず。新装再発もなし。カタログから消えたこともなく、そのまま売れ続ける。もちろん、技術的には、後の新日本フィルや都響との録音が優れているのかもしれないが、何と言っても、豊かな情感は、この演奏に勝るものなし。そんな盤がひとつくらいあっても良いだろう。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/23

    以前、このコンビが出した、第4・5・6番のレヴューで、1番や2番の初期を聞いてみたいと書いたが、出してくれましたね。小泉和裕は、尾高忠明などと同じく、ブルックナーを昔からよく振っているが、拘りがあるのだろう。若いころは、チャイコフスキーの5番とか6番が十八番だったわけだが、ブルックナー指揮者と呼ぶにふさわしい貫禄を示しつつある。1番と2番はライブだが、その完成度の高さに驚く。金管は輝かしく、弦も精緻である。人数は少ないオケだと思うが、軽量級のブルックナーを目指しているわけではなく、かなりの正攻法と思えるし、厚みは失われていない。とにかく、朝比奈あたりが、80年代に都響や大フィルを振っていたころとは比較にならないほど、今はオケの機能が良く、昔なら地方オケなどとひとくくりにされていたはずのオケが、在京オケに匹敵するか、それ以上の実力を発揮し、まさにワールドクラスである。ともすれば、それだけに「一丁上がり」になりやすいが、このディスクに収められた演奏に、そんなところはない。大変、真摯にブルックナーに取り組んでおり、1番から3番まで聴きごたえがある。7番はもうやっているようだが、こうなれば、7〜9番までやって、まとめて出して欲しい。

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     2013/10/24

    ドホナーニの演奏がこうなるのは、やっぱりセル−マゼールと受け継がれてきたクリーヴランドサウンドを引き継いだ部分が大きいんじゃないか。簡単に言えば、脂肪ゼロの赤身だけという感じである。シューマンの交響曲をこれだけ明晰に聴かせられるってのは、そうなくって、爽快極まる。ただ、深い情感とか、そういうものは希薄。現代的なオケの機能をフルに活かした、響きの爽快感に浸りたいならば、このシューマンはお見事。まあ、バブル後期っちゅうか、クラシック音楽産業が最後の?光を放っていたころ、ドホナーニがデッカに残した録音では、ドヴォルザークの交響曲、『英雄の生涯』バルトークのオケコンらとともに、このシューマンの交響曲は彼らの共同作業を代表するものである。ショルティやカラヤンのシューマンよりは、好きかな。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/24

    ドホナーニの演奏がこうなるのは、やっぱりセル−マゼールと受け継がれてきたクリーヴランドサウンドを引き継いだ部分が大きいんじゃないか。簡単に言えば、脂肪ゼロの赤身だけという感じである。シューマンの交響曲をこれだけ明晰に聴かせられるってのは、そうなくって、爽快極まる。ただ、深い情感とか、そういうものは希薄。現代的なオケの機能をフルに活かした、響きの爽快感に浸りたいならば、このシューマンはお見事。まあ、バブル後期っちゅうか、クラシック音楽産業が最後の?光を放っていたころ、ドホナーニがデッカに残した録音では、ドヴォルザークの交響曲、『英雄の生涯』バルトークのオケコンらとともに、このシューマンの交響曲は彼らの共同作業を代表するものである。ショルティやカラヤンのシューマンよりは、好きかな。

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     2013/10/16

    私が所有しているのは、これではなく、メロディアから出た、1番、3番、4番、5番〜7番を含む三枚組セットである。しかし、ムラヴィンスキーのベートーヴェンは、すさまじいの一言である。この盤に収められている、4番と5番、特に、5番は超弩級の演奏で、今一つオフ気味の録音にも関わらず、その迫力たるや尋常たるものではなく、カラヤンなど問題ではなく、フルトヴェングラー、トスカニーニでさえ、遠くおよばないと思わせる。それでいて明晰さが失われていないのだから、恐れ入る。ステレオなのもありがたい。実は、ここには含まれていない3番が、モノラルながら、これまたすごく、フルトヴェングラーの1944年盤に匹敵する素晴らしさである。6番も、木管の味など格別であり、別格の演奏。ベートーヴェンの交響曲で、ムラヴィンスキーを聞かないのは、一大損失である。いや、人生の、一大痛恨事とさえ言いたい。2番と8番がないのが残念だが、どこかにないのだろうか。

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