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eroicka さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/11

    昔、廉価盤LPで聴いたときは垢抜けない地味な演奏だと思っていたが、今こうして聴いてみると、テンポの速い筋肉質な表現の中で、細部の響きが意外に練られていることに気付く。昔のLPよりは確実に音質改善されている。聴き手も年をとり、趣味が変わってきたこともあるが、リマスターや音盤の材質の貢献が大きいのかもしれない。オケは破綻なく堅実なアンサンブルで熱演を聴かせるが、もともとの録音のせいか、オケ固有の音か。それでも地味さを感じる点はいまでも否めないのである。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/05/05

    1955年、EMIのステレオ録音。たまに中古LPレコード店で見かける音源で、一時は廉価版LPで出ていたようだが、初めて耳にする。速めのテンポで流麗に流れる演奏だが、終盤の高揚感などは印象深い。デニス・ブレインも録音に参加したようで、特徴あるフィルハーモニア管弦楽団の引き締まったサウンドが素晴らしい。この時代のフィルハーモニア管弦楽団とEMIの録音としては成功したものといえるのに、省みられずにきたのは惜しいことだ。例によってヒスノイズが多いが、楽音は比較的生々しく、すぐれた復刻の力に負うところが大きい。値段が高いのが難だが、ギーぜキングのステレオ録音による皇帝(グラチス指揮)など埋もれた録音も数多いので、これを機に復活してほしいと願う。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/04

    諏訪根自子女史の波乱万丈の人生はともかく、曲への没入と共感にあふれた高邁な精神性の高い演奏。テンポは全体に遅くかみしめるような歌い回しには控え目ながら熱した感情があふれる。デ・ヴィート、マルツィやモリーニ並みに、もっと正当な評価がされてしかるべき名手だ。伴奏のオケが今一つだが、ソロに寄り添った上田仁の真摯な指揮ぶりは好ましい。音はヨーロッパの放送録音に比べれば劣り、傷みもあり、まるで1930年代のもののようだ。当時の日本の放送技術の水準や戦災による資材不足の問題もあるだろう。貴重な音源を発掘した関係者の努力は称賛すべきだ。

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     2014/04/12

    第2番では、両者の方向性のズレは少なく、壮麗でゆったりとしたティーレマンのスケール大きな音楽が特徴となっている。ポリーニは、基本的スタイルは変わらないものの前2回の演奏に比べ独特のスケールが増しており、両者の違和感は少なく成功している。立派な名盤ではある。思えばポリーニも七十代。往年のバックハウスやケンプのような風貌になりつつある。微妙な腕の衰えは惜しまれるが、老いて得た境地も感じられる味わい深い演奏だ。ただし、個人的見解をいえば、70年代のアバド・ウィーンフィルとの録音には決して敵わないと思う。古くからのポリーニファンとしては、尖った感性、完璧な技巧と響き、クールな理性の影にのぞく情熱…といった魅力が薄れ、バックハウスやケンプのような悟りや滋味というものが感じられるようになってきた今の姿に一抹の寂しさを感じる。ポリーニも神ではなく人間なのだとしみじみ感じさせられた次第。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/12

    ラインスドルフがリヒテルに歩み寄り遅いテンポでじっくりと演奏していく。ギレリスとライナーの名盤同様締まったCSOのサウンドがゴージャスだ。ただ、その外面的華やかさで、リヒテルの繊細な持ち味が薄れた面も否めない。RCAは鉄のカーテンから来たソ連のスーパーヴィルトオーゾとして売り出したかったからだろう。ギレリス盤では当時の首席奏者シュタルケルがチェロ独奏だったがこの盤はLamarchinaという首席奏者が弾いている。しかし、後年のマゼール盤にも思うのだが、リヒテルの繊細さをもっと活かすなら、ドイツ系やフランス系の堅実な指揮者と独墺系のオケとの共演という選択肢がなかったか。そこが実に惜しい。

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     2014/04/06

    ラフマニノフなど十八番が並び、晩年のホロヴィッツのライヴのすごさと熱気を堪能できる。しかし、録音がいただけない。ステレオ録音だが、音像が遠くホワイトノイズが多い。ホールの記録用かFM放送からの録音か不明だが、ヒスノイズが気になり、こうした録音にかなり寛容な私でも正直聴きとおすのが辛かった。いわゆる裏青というCDR私家盤でももっとましなものが多い。音質が気にならない人にはお勧めしたいが、ライヴならほかにも状態のいいものが多く、よほどのマニアでない限りは要らないのでは。

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     2014/03/28

    モノラルライヴ録音。エアチェック音源なのか高域にノイズが時々入るのが多少気になる。ワルシャワライヴの高揚感は薄れたが、セッション録音そのままの造形にライヴらしい熱気の加わった演奏。フランスのオケの音色が有名なセッション録音より美しく聴こえるのは私だけだろうか。なかなかの掘り出し物である。ハイドンは音質がさえずピッチも変なので、聴きとおすのが辛い。残念ながら暴論をいえばオマケ以外の意味合いはない。

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     2014/03/15

    テンシュテットがEMIに残したマーラー全集録音では、最後のほうとなる81年の録音。このEMIの全集は素晴らしいのだが、録音やオケに物足りなさを感じるのが珠に傷だが、初期の1番や9番などに比べれば、オーケストラも録音も安定感が出てきて好ましい。全体的に遅めだが、時には激しくテンポを大胆に揺らす。独唱も「チャーミングの極み」である。テンシュテットには、ほかに凄みのあるライヴ音源もあるのだが、このセッション録音は完成度が高く、長く聴くには良いだろう。この名指揮者があと5年長生きしてマーラー全集をベルリンフィルやシカゴ交響楽団のような然るべきオケと再録音していたらと惜しまれる。

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     2014/02/24

    グルダの装飾音の多い華やかな音楽づくりと、アバド指揮のウィーンフィルの音色が素晴らしい。27番は美しいが幾分明るすぎるし、20番は昔FMで聴いたラインスドルフ指揮の演奏の方が緊迫感あふれた演奏になっていたり、このコンビにしては物足りなさがないとは言わないが、軽やかさと即興性というグルダらしさは全開で、一代を画した名盤には違いない。実際、個人的に20代前半にはモーツアルトの協奏曲といえば、この演奏かゼルキンの新盤あたりを好んで聴いていた。これがベームの指揮だったら完璧な金字塔となっただろう。

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     2014/02/08

    レーマン晩年の畢生の名盤。こういう中古LPマニアしか知らぬような音源を広くCDとして幾度か発売するDGのセンスには敬服する。渋い響きを基調に77分かけじっくりと癒しと苦悩を歌い上げる。同時期にケンぺもベルリンフィル・聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊と録音しているが、ソリストが豪華なだけで同様に遅いテンポで敬虔さと渋い響きに貫かれた演奏になっている。先日、老いた親類が天寿を全うして相次ぎ逝ったのであるが、こうした気高いレクイエムを聴いていると、彼岸へ旅立った人への追悼の念と同時に、われわれ残された生ける者たちの心の浄化をもたらしてくれるものであるとも気づかされる。両盤ともぜひとも併せてご堪能いただきたい。ステレオ録音でないだけで実に聴きやすい音だ。「障害を乗り越え」だの「波乱万丈の人生」だの音楽と無関係なストーリーに踊らされゴーストライター問題まで起きるような昨今のクラシック界の恥ずべき風潮だが、そうした夾雑物がいかに音楽鑑賞の妨げになるかを、こうした往年の名盤たちは静かに語っているように思える。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/05

    この話題の大作が影武者の手によるものという驚くべき事実が明らかになったが、残念なことである。曲の良し悪しはともかく、作曲者や演奏者の人となりが作品や興行の評価に結び付く風潮が呼んだものだろう。かつてリパッティやフルヴェンのニセ音源が正規盤として出回った黒歴史もあり、聴き手も含めた権威主義、ブランド主義、商業主義といったクラシック界をなんとなく漠然と覆うものが温床になったのだろう。せめて、作品が素晴らしいと感動し高く評価した人も多いのだろうから、このまま贋作として切って捨て、お蔵入りにするのではなく、作曲者サイドやレコード会社は、非は認めたうえで、真の作曲者(たとえチームの作品であっても)に名乗り出てもらい、作品を世に問い続けるのが芸術に対するモラルである。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/01

    72年のバイエルン歌劇場への引っ越し公演。FMからの録音らしいステレオの音でヒスノイズや歪みが目立つ部分もあるが、まずまず聴ける。声楽陣は外れなくオケも燃え滾り、アバドもまだ若く、冷静さよりも情熱が前に出た燃焼した演奏になっている。スカラ座の底力を十分発揮しつくしている。DGのセッション録音はつまらないと思えるほどだ。このCDは装丁や解説は同じレーベルから後で出たものに比べ簡素すぎ劣るが、いずれにせよ市場に出回っているうちに買っておいて損はない。いわゆる「非正規盤」ではあるが、これはアバドのオペラ音源の中でも屈指の物といってよい。惜しくもアバド氏は永眠された。彼の偉業を再認識し語り継ぐためにも、Orfeoには、この音源と、68年のウィーンフィルとのマーラー復活、ポリーニと共演したウィーンフィルとのブラームスのピアノ協奏曲2曲のライヴのCD発売を切望してやまない。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/21

    ミュンヘン五輪の記念公演。FMからの録音らしいステレオの音だが、まずまず聴ける。声楽陣は外れなくオケも燃え滾り、アバドも冷静さよりも情熱が前に出た燃焼した演奏になっている。DGのセッション録音はつまらないと思えるほどだ。これはアバドのオペラ音源の中でも屈指の物といってよい。惜しくもアバド氏は永眠された。彼の偉業を再認識するにも、Orfeoさん、この音源と、68年のウィーンフィルとのマーラー復活を発売してください。

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     2014/01/21

    73年のウィーン国立歌劇場ライヴ。モノラルだが聴きやすい音だ。若獅子ムーティの勢いあふれる激しい指揮が圧倒的だ。ウィーンの香りのあるオケのサウンドも魅力的だ、アイーダ役のギネス・ジョーンズは絶叫調ではなくしなやかに歌いこんでいるし,ラダメスのプラシド・ドミンゴも声が若く魅力的。アムネリスのヴィオリカ・コルテスら脇役は幾分物足りなさも感じるが、早くOrfeoあたりが正規ライセンスで発売しないものかと思う。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/21

    映像で残っている後年のウィーンライヴの方が凄みがあるが、この演奏も美しい。ベルリンフィルの巧さ、コーラスの純度高い響きが格調高い。スチューダー、シュミットというこの当時の旬の歌手をそろえ、73分ほどの比較的遅めのテンポで晦渋になりがちなこの曲を明快に仕上げている。晩年に癌になる前の元気なころの演奏で、表現意欲に富んだ明快な演奏だが、時期の近いジュリー二盤に比べると、幾分渋みや深みは足りないのかもしれない。アバド氏の訃報を聞き、とりあえずさっそくこれを取り出して聴いてみた。晩年の録音は当たり外れもあるなど毀誉褒貶もあろうが、イタリアオペラをはじめ、マーラーやブラームス、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの交響曲、ロシアの管弦楽曲など数々の名盤や名舞台を残した功績に素直に感謝したい。合掌。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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