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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2025/01/14

    ヨハネス・ヴィルトナー指揮、ヨハン・シュトラウス・アンサンブルによる、ヨハン・シュトラウス2世の作品を集めたアルバム。
    収録曲目はヨハン2世の中でも割と知られた作品であり、そう言う意味では目新しさはない。
    指揮のヨハネス・ヴィルトナーは1956年生まれの指揮者で、元々ウィーン・フィルのヴァイオリニストとして活躍したのち、指揮も初めた人物でその経歴からか、シュトラウス・ファミリーの音楽の録音も多く、その代表とも言える音源はマルコ・ポーロに録音されたヨハン・シュトラウス2世作品全集でしょう(ヴィルトナーは12枚程を担当)
    オーケストラは、解説を読むには、どうやらウィーン交響楽団のメンバーで結成されたらしい事がわかります。
    弦楽、管打楽器がいずれも数名程度の小さな編成で、大編成オケでは味わえない、各パートが良くわかる響きをしています。
    演奏は普段からこの手のもは得意なのでしょう特に不満はないが、これはおすすめの演奏というのもないので、シュトラウス・ファン以外は特段おすすめしません。
    1989年、コンチェルトハウス・モーツァルトザールにて録音されたもので音は綺麗だ。
    最後に収録曲は以下の通り。

    1.くるまば草序曲
    2.アンネン・ポルカ
    3.常動曲
    4.小さな水車(ヨーゼフ・シュトラウス作曲)
    5.レモンの花咲くところ
    6.トンボ(ヨーゼフ・シュトラウス作曲)
    7.チック・タック・ポルカ
    8.クラップフェンの森で
    9.狩のポルカ
    10.ウィーンの森の物語

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     2025/01/13

    アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団がRCAに録音した音源より、ヨハン・シュトラウス兄弟の作品を集めたもの。
    ヨハン・シュトラウスを何度も録音した指揮者と言えばカラヤンや、オーマンディらが有名だが、フィードラーも結構録音を残しています。
    国内盤ではポルカを中心にしたシュトラウスアルバムが出回っていますが、この盤はワルツを中心にしたもので、シュトラウス・ファンなら知られた曲の組み合わせで収録されています。
    フィードラーによる演奏は古き良き輝いていたアメリカと言った明るい響きをボストン・ポップスから引き出し、ウィーン風とは言えないが、意外とこれはこれでなかなかに楽しい、良い演奏だと思う。
    またフィードラーの独自の解釈がされているのもあり、『テープは切られた』ではファンファーレを付け加えた演奏を行っている。
    録音は1956年から1959年に、ボストン・シンフォニー・ホールで行われた物とかなり古い時期に収録されながら、さすが当時優秀な録音で知られたRCAだけあり、音質は中々良い。
    このフィードラーのワルツ集、1994年にCD化されてから、再CD化はされてないようなので、気になれば早めに手に入れておく事をおすすめ。

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     2025/01/07

    このCDはジョン・バリーが作曲した映画音楽を集めたものです。
    映画音楽を中心とするシルヴァ・スクリーン・レーベルから出たものです。
    収録音源はサントラではなく、オリジナル・スコア等を使い再録音されたもの。
    選曲はクラシカルなスコアを集めたもので、有名な作品よりもマイナーな作品が多く収録されている。
    演奏は、ニック・レイン指揮、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団。
    プラハ市フィルと言えば映画音楽の演奏で有名な団体。
    チェコのオーケストラ団員やフリーの音楽家を集められて結成されたようだ。
    色々なレーベルに録音があるが、シルヴァ・スクリーンでは主力として録音を残しており、オリジナル・スコアかまたはそれに準じた楽譜を使い、オリジナルの雰囲気を残した演奏をしている。
    本CDでもそうで、レインの指揮の下、質の高い演奏を繰り広げており、再演奏盤としては高い水準にあるだろう。
    録音、音質は良好です。

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     2025/01/06

    ハリウッド映画の黄金期に活躍したヴィクター・ヤングとディミトリ・ティオムキン。
    その2人が自身の名前を冠したオーケストラを振り、デッカに吹き込んだ映画音楽を復刻したもの。
    1995年にMCA60周年を記念して制作されたシリーズの一枚で、この盤は日本独自の選曲となっています。
    解説は映画評論家の柳生すみまろ氏が担当している。
    トラック1からトラック10までは、ヴィクター・ヤング指揮、ヴィクター・ヤング・オーケストラの演奏で収録されたもので、ヤングの自作自演と他の作曲家のメインテーマを中心とした作品を演奏している。
    演奏は小さなオーケストラ編成で、ストリングス中心のロマンティックなこの時代ならではの演奏と言えるだろう。
    トラック11からはディミトリ・ティオムキン指揮、ディミトリ・ティオムキン・オーケストラの演奏で収録。
    こちらは全てティオムキンの作品を集めたもの。
    ティオムキンは様々なジャンルの映画音楽を書いていますが、本CDも西部劇やアクション等様々なジャンルから集められています。
    こちらも小編成オーケストラによるもので、ヤングの時と同じく時代は感じるがよく歌ったロマンティックな演奏と言えます。
    録音年は不明ですが、1950年代のものではと思います。
    モノラルですが、音は思っていたほど悪くはなく、ちょっとオールドな録音が演奏とあっています。

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     2025/01/05

    ビル・コンティ指揮、ロンドン交響楽団によって演奏、収録されたCD。
    交響組曲『ライト・スタッフ』交響組曲『南北戦争物語 愛と自由の大地』を収録しています。
    ライト・スタッフは公開当初オリジナル・サウンド・トラックは発売されず、コンティがオリジナル・スコアを使って交響組曲化されたこの音源が長く知られていました。
    併せて録音された南北戦争物語は録音時期に放映されたTVドラマのための音楽を組曲化したもので、これも録音は少ないです。
    ライト・スタッフも力強く、壮大なメロディを持った中々優れたスコアですが、南北戦争物語も壮大な音楽と美しいメロディが出てきて中々良く、非常に良いカップリングです。
    作曲家の指揮による自作自演の演奏ですが、それだけに演奏は上手く、また数々の映画音楽を手がけたロンドン交響楽団の演奏もキラキラした音色と堂々とした演奏は今も色褪せません。
    1985年にアビー・ロード・スタジオで録音されたもので、クリアで綺麗な音質です。

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     2025/01/03

    このCDはスターウォーズ・帝国の影のイメージ・アルバムです。
    これはNintendo64で発売されたゲームのための音楽で、作曲をフィリッパー等で知られるアメリカの作曲家、ジョエル・マクリーニーが担当しました。
    スターウォーズ関連の中では珍しいジョン・ウィリアムズの作曲ではないですが、一部ウィリアムズの曲のメロディが取り入れられています。
    作曲のマクニーリーは当時若手の作曲家としてSFやファンタジー映画を中心に手がけており、また指揮者としても他の作曲家のスコアの再録音盤を残しています。
    マクリーニーはポスト・ジョン・ウィリアムズと言われていたらしいのですが、このCDでもウィリアムズ風の華麗なオーケストレーションをしており、個人的にはさほど違和感はありません。
    このCDの演奏はイギリスの、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団&合唱団と、指揮者は作曲者のジョエル・マクリーニーが担当したものです。
    その演奏はスターウォーズの世界を再現するには充分な壮大でオーケストラの高い技術を活かした聴きやすい演奏です。
    1996年にグラスゴー・シティ・ホールで録音されたもので、音質は問題ありません。
    このCDは最近では珍しくなったエンハンスドCD仕様となっており、パソコンで再生すると映像が見れる模様です。

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     2025/01/02

    ジュエル・マクニーリー指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏で録音されたバットマンの映画音楽の再録音盤です。
    このCDは国内盤ですが、原盤はヴァレーズ・サラバンド・レーベルで映画音楽に強いレーベルらしい企画と言えるでしょう。
    バットマンの音楽はダニー・エルフマンの作品が有名ですが、本作ではエリオット・ゴールデンザールが書いたバットマン・フォーエバーと、ニール・ヘフティが書いたTVドラマ盤のテーマも収録され、バットマンの音楽を一枚で聴けるお得な一枚となっています。
    指揮のマクニーリーは当時若手の映画音楽作曲家として活動していた人物で、指揮者としてもヴァレーズ・サラバンドに、ハーマンのめまいやウィリアムズのジョーズと言った他人の作品の再録音盤をリリースしています。
    ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団とも何枚かアルバムがあり、いずれも出来は良いですが、この演奏も非常に充実した内容で、この手の再録音盤ではかなり良い仕上がりとなっていると思います。
    録音は1995年から1997年にかけてグラスゴー・シティ・ホールで収録されたもので音質も良いです。

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     2024/12/31

    2005年のシスの復讐以来、10数年ぶりに公開されたスターウォーズの新3部作シリーズ、その1弾目がフォースの覚醒です。
    ルーカスフィルム買収後の初作品なので監督等は変わっていますが、音楽は変わらずジョン・ウィリアムズが担当しています。
    メインテーマ他、幾つかはお馴染みのメロディが登場しますが、殆どは新たに書き起こされたメロディです。
    この中ではレイのテーマが美しく、良い。
    またメインテーマを取り入れたXウィング・スケルツォもオーケストラならではの迫力があるスコアで良い。
    またエンディングは今までとは違い静かに終わるのも新しいです。
    スターウォーズの演奏と言えば長らくロンドン交響楽団が演奏を担当してきましたが、この作品ではアメリカのミュージシャンによって録音のために結成された特別編成のオーケストラによる演奏です。
    団体の固有名称はなく、CDのライナーには演奏メンバー等、全く記載がないのですが、ネットの情報によると90人編成でロサンゼルスで録音されたとの事です。
    ロンドン交響楽団の演奏に比べると、演奏にはパワーがあり、特にブラスの華やかなサウンドはアメリカの演奏者らしいと言えます。
    指揮は今まではウィリアムズが1人で振っていましたが、本作では体力的な面もあったのか、ウィリアムズ自身に加えて、ウィリアム・ロス、そして客演指揮者としてロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めるグスターボ・ドゥダメルが振っています。
    ドゥダメルはメインテーマやエンディングを含む4曲を振っているようです。
    録音は映画のサントラだけあり音は良いです。

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     2024/12/26

    サウンドトラック・リスナーズ・コミニュケーションズは、日本のレーベルでも珍しいサントラ専門レーベルで、1990年頃から1997年ぐらいの短い間活動したレーベルですが、丁寧な作りで知られていました。
    海外映画のサントラは海外レーベルで発売された物を日本語表記や解説を加えて国内盤にしたものが多くこのCDもヴァレーズ・サラバンド・レーベルから発売されたHollywood96というCDを国内盤にしたもの。
    これは1996年にヒット、もしくは話題になった映画のテーマ曲等を集めたもので、ジョエル・マクニーリー指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏で収録したものです。
    指揮のマクニーリーは1959年生まれの作曲家、指揮者です。
    本CD録音当時、新進気鋭の作曲家として活躍、また指揮者としては他の作曲家の映画音楽を再録音する等して活躍していました。
    本CDでは自作を含む13曲を振っており、メリハリのある演奏はさすがと言えるだろう。
    全体的にオーケストラを存分に活かした曲の方が良い演奏で、ミッション・インポッシブルやフリッパー、インデペンデス・ディ等は好演奏。
    録音は1996年9月4日から6日、グラスゴー・シティ・ホールにて。
    音質等は問題ない綺麗な音です。
    シネ・アルバムシリーズ(ハリウッド・シリーズ)は1994年から毎年出ていたのですが、96年の本盤で打ち切りとなったようで、再録音盤ながら質の高い内容でしたので残念です。

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     2024/12/21

    1990年代前半頃に活動していたサウンドトラック・リスナーズ・コミニュケーションズから発売された一枚です。
    同社は日本ではほぼ唯一のサントラ専門レーベルでしたが、1997年頃に活動を終了しています。
    海外レーベル原盤を国内盤仕様にしたCDが多く、このCDもヴァレーズ・サラバント・レーベルが発売したHollywood95というアルバムを国内仕様にしたものです。
    これはタイトルから分かるように1995年公開のハリウッド映画のテーマ曲を中心に集めたもので、オリジナル・サウンドトラックではなく本CDのためにジュエル・マクニーリー指揮、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏で新たに録音されたものです。
    指揮のマクニーリーはアメリカの作曲家で、ヴァレーズには自作の映画音楽のサントラもあるようですが、指揮者として他作や自作を振ったアルバムもあります。
    Hollywoodシリーズでは1994年から登場しているようで、1996年まで
    の3作を振ったようです。
    前年(1994年)はオケがシアトル交響楽団でしたが、この盤ではロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団に変わっています。
    しかし、演奏内容は前年よりも非常によく、充実したオーケストラの響きと表現力、オリジナル・スコアを使った質の高い演奏は今聴いても充分通用する出来になっています。
    録音も前作から良くなっていて中々迫力のある音です。

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     2024/12/20

    ジョエル・マクニーリー指揮、シアトル交響楽団の演奏で収録されたアルバム。
    元はHollywood94のタイトルでヴァレーズ・サラバント・レーベルが発売した音源が原盤で、サントラ専門の国内レーベルとして唯一だった、サウンドトラック・リスナーズ・コミニュケーションズが国内盤として発売したもの。
    元のタイトルから分かるように、1994年に公開されたハリウッド映画音楽のテーマ曲を集めたもの。
    オリジナル・サウンドトラックではなく、新たに録音され直しされたものだが、オリジナルのスコアを使って演奏されたものなので、再録音盤に時折ある違和感のあるアレンジにはなっていない。
    ジュラシック・パークの様に今でも馴染みのある映画もあるが、今ではあまり聞かなくなった作品もあり、時代を感じる面があるのは仕方ない。
    指揮のマクニーリーはアメリカ合衆国の作曲家で、主に映画音楽の分野で有名である。
    ヴァレーズには作曲家としても録音があるが、本作の様に指揮者として自作や他作を振ったアルバムを幾つか残している。
    このCDではシアトル交響楽団を振っており、パワーのある金管はアメリカらしいが、解釈等は至ってオーソドックスな演奏。
    悪くはないが、ちょっとパンチに欠けるかなという所がある。
    後、録音がやや硬めというか残響が欲しい。
    音質は悪くないのだが。
    気になる作品があるのなら買ってみても良いかもしれない。

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     2024/12/16

    ディルク・ブロッセ指揮、ブリュッセル・フィルハーモニック演奏のCDで、現代の映画音楽の作曲家へのトリュビュートと題されたアルバム。
    その名前の通り現役で活躍する映画音楽作曲家の新しい作品を新たに吹き込んだものです。
    エルマー・バーンスタインが書いたワールド・サウンド・アワード・ファンファーレで景気良く始まり、レッド・スパロウ序曲等が登場し、最後はジョン・ウィリアムズが編曲した、有名作品のメドレーで終わるという選曲です。
    指揮者のブロッセはベルギー生まれで、作曲家としても活躍しており、オーケストラ曲も書いていますが、日本では吹奏楽の作品が知られていて、自作を振るために来日もしているようです。
    ブリュッセル・フィルハーモニックは旧名称のBRTフィルハーモニー管弦楽団の名前の方が知られているかもしれません、ナクソス活動初期にラハバリと組んでクラシックの名作を入れたオケです。
    ナクソスの録音だと今ひとつな面もあったこのオケ、流石に30年たつと技量面では問題なく、また音楽も自然と流れていて、中々良い演奏だと思います。
    2020年録音なので、音質も問題ありません。
    いわゆるデジパック仕様となっています。

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     2024/12/14

    シルヴァ・スクリーン・アメリカから出たこのCDは、ジェームズ・ホーナーの映画音楽を集めたアルバムである。
    演奏はプラハ市フィルハーモニー管弦楽団、指揮はニック・レインが殆どを振っているが一部の曲は、ポール・ベイトマンが振っている。
    また4曲だけマーク・エイレスによるシンセサイザー演奏がある。
    ホーナーの作品集は後に改めてシルヴァ・スクリーンが代表曲を集めたアルバムを作っているが、このCDは1998年発売なので、活動初期から発売年当時の最新作品までを集めた内容となっている。
    そのため当時大ブームとなっていたタイタニックがタイトルになっているが、タイタニックは2曲のみで、後は珍しい作品を含む2枚組のセットとなっている。
    プラハ市フィルハーモニー管弦楽団はチェコの一流演奏家を中心に結成された団体で、主に映画音楽の演奏と録音で知られている。
    指揮のレインとベイトマンも映画音楽指揮者として著名な人物。
    そんな感じなので、演奏は大変素晴らしい。
    録音の加減もあるが、全体的にパワーのある充実した内容の演奏で、悪くない。
    本盤はサントラではなく、再演奏盤という新しく録り直されたもの。
    こういうのは独自のアレンジがされていたりするが、これはオリジナルのアレンジ、又は近いアレンジで雰囲気は壊れていない。
    録音年は不明だが、音は悪くなく、ホーナー・ファンなら持っておいて損はないだろう。

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     2024/12/12

    このCDはエーリッヒ・コルンゴルトの映画音楽『シーホーク』を収録したアルバムで、演奏はヴァルジャン・コージアン指揮、ユタ交響楽団の演奏で録音、収録されたものです。
    この作品はコルンゴルトの映画音楽の代表的な作品のため、録音が多くゲルハルト盤を含めて名演も多数あります。
    このコージアン盤は息長く発売されたアルバムで、長くシーホークの名盤として有名な音源でした。
    コージアンとユタ響は先にスターウォーズ三部作のアルバムを制作し、高い評価を受けていますが、このシーホークも威勢の良い金管に始まり、多少オケに不満はあるも、最後まで充分な水準の演奏を聴かせてくれます。
    指揮者、コージアンは1993年に亡くなったため、本音源は晩年にあたる録音でかつ、コージアン自体の演奏CDも少ないのでそういう意味でも貴重。
    オリジナル・スコアとありますが、常に連続して演奏されるので組曲形式と言えるのかもしれません。
    1987年に録音で、ちょっと録音は平凡。

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     2024/12/11

    シルヴァ・スクリーンから発売されたアルバム。
    このレーベル、名前の通り映画音楽を得意としたレーベルで、そのラインナップは中々にマニアック。
    本CDはヒッチコックが監督した映画の音楽を集めたもの。
    タイトルに2とあるように、1も発売されているようで、比較的知られた作品はそちらに収録されているようだ。
    そのため、こちらのCDはどちらかと言えばルーカスのステージ・フライト等、マイナーな作品が多めです。
    演奏はポール・ベイトマン指揮、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団です。
    指揮者のベイトマンはイギリスの作曲家で、指揮者としても活躍、シルヴァ・スクリーンにも数多くの録音を残している。
    演奏団体のプラハ市フィルハーモニー管弦楽団は、チェコのオーケストラやジャズプレイヤー、スタジオ・ミュージシャンらで結成された団体で、クラシックや映画音楽の演奏を得意としている。
    シルヴァ・スクリーンでは看板アーティストで、映画音楽の再録音盤では、ほぼオリジナル通りの楽譜を使い、サントラと変わりのない高い水準の演奏を残している。
    このCDは組曲形式に編み直した演奏会用の譜面が多いが、ツボを得た演奏はさすがというべきだろう。
    ライナーは映画のポスター(?)の画像が載っていたり、映画音楽中心のレーベルらしい作りだ。
    録音年は1995年だそうで、音質、録音共に問題ない。

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