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なまくろ さんのレビュー一覧 

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     2021/02/09

    入魂のバッハ というと勘違いされそうだな、ほとばしる弦、瑞々しいほど現代に蘇るバッハとでも言おうかな。一音一音に、ハートがはいっているのです。実は、16bit、44.1k Hz版を持っていたのですがあまりにポピュラーなバッハ曲目なので車で流して聴いていて気づかなかった。たまたま、オーディオシステムを入れ替えて、FLAC形式24bit、192k Hzに変換して聴き直したところ、録音も良い。やや左に位置するファウストのVnだけが琥珀色に輝いて聴こえるのは、ぼくだけでしょうか? 時に、メンバーの合奏に埋もれ一体となり、時に、ハッキリと存在感を示し浮かび上がる。ギドン・クレメールのVnも魂が入っていて素晴らしいが、言葉は正しくないかもしれないが、バッハのような「絶対音楽」(ロマン派のような何かに例えた感情に流されない音楽の意味)で、これほど音のもつ感動を与えられたことはまれだ。南ドイツ、ネッカー河沿いのバイエルンの熱い血だろうか。バッハで涙したのは、30年ほど前に初めてマタイの序章を耳にした時以来だ。この感動の仕方の意味が違うことは、お分かりでしょう。また、ソリストも素晴らしい。バロックオーボエの、クセニエ・レフラーもすごい。ECMに、ホリガーの名演があるが、やはりバロックオーボエがいい。ところで、ファウストの例の無伴奏とあまりにもこの録音の表情が異なることは、彼女の無伴奏についてのコメント「私はいつも疑問に思っている。バッハは本当に公共の場で演奏されることを意図していたのだろうか?私は疑問に思っている」という言葉が、キーワードではないだろうか。
    この録音では、ぜひSACD版をお勧めする。

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     2020/11/02

    素晴らしい、かつ楽しいの一言に尽きる。テクニックは完璧。ペトリのリコーダは完璧すぎてしばしば興ざめしてしまうことがあるが、ぼくにとっては、この聴き飽きた(吹き飽きた)ともいえるおなじみのソナタの最高盤の一つになると思う。また、チェンバロの響きが繊細で優しくとても良いし、おそらく相当古い楽器なのでは。ガンバの存在感が大きい。みごとに3人が一体化して楽しんでいる。クイケンや有田のトラベルソの演奏とはひと味違うことをつけ加えておきたい。

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     2020/09/20

    一聴して違和感あり。なんの先入観もなく聴いたのですが、特に声楽が「ああ日本人が歌っているなあ」という感覚が先立ちました。演奏全体に音数が多く、ヘンデルの一部の楽曲ような騒々しい感覚です。「異稿」だからかなあ・・・。ほかに所有しているレクィエムは、マリナー、フェルトホーフェン、アーノンクール ぼく的にはフェルトホーヘンが愛聴盤です。 こういう解釈もありなのかもしれません。

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