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たんぽぽ茶 さんのレビュー一覧 

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     2008/11/20

    初期の作品はいまだにLPも発売してるらしい。確かに、現在狙って作れる音楽ではないかも。ロキシーの作品で一枚となると、これを推します。冒頭のベースのラインから、アラビア風メロディへの展開と朗唱に近い語り、やってることはクラシックの現代音楽に近いが、ロックと呼ぶにはサービス精神に溢れ、ポップスと言い切るにはおっさん臭過ぎる。あくまで推測だが、ロキシー作品のメロディには、実はイギリス民謡などの下地が見え隠れしてそうな気が。『ドゥザストランド』には農村の舞踏曲、『リメイクリモデル』あたりにはスポーツ観戦の応援歌の要素など。

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     2008/11/16

    西欧クラシックの伝統を受け継ぐ現代音楽のジャンルにも、もはや誰がどう見ても、この人、イっちゃってる、という作曲家が存在するので、ペルトの作品にも、上質で誠実な、という形容詞が必要になってしまっているが、無理無駄のない引き算で音楽を組み立ててはいても、ライヒなどとは、括って欲しくはない。ながら勉強(仕事)しながらでも、じっくりとも聴ける、まともな音楽。高品質の盤質もお買い得。

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     2008/11/15

    食費を削りつつも、あまり期待せずに買ってしまったが、予想外の高みとこころ踊りに連行されてしまった。理想的な音色のギターと出会い、ようやく自分にバッハ録音を許したとの事だが、力強い低音域、教会のカリヨンをイメージさせる金属音と針葉樹躯耐体共鳴板(のはず)のユニークな響きが、時間を忘れさせる。演奏者は日本人で生活感覚も地続きであり、世間一般の人々にとってギターは最もありふれた楽器のはずだが、この盤はとてつもない音楽の深い謎をもたらしてくれる。

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     2008/11/14

    何でこのアルバムが爆発的に売れたのか、本人たちもいまだに分かってないだろう、という珍しい作品。ボサノバやレゲエの曲調を、ある時期に集中的に初めて耳にした日本人が大勢いただけのことだった。商業施設の店内のBGMとして、あえて無個性なボーカルという売り出しかたも、当時は珍しかった。このグループが時代の表現にかなった実力を伴ってないことは、最後のトラックのオリジナル曲から明らかだった。本物の表現活動に必要な、小手先のテクニックからの自由度、自分自身の要求する形式と内容への愚直な遵守を、このグループは全く欠いている。

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     2008/11/12

    あまりないかもしれないが、現在手元に1000円の予算しかなく、シェレンベルガーとホリガーあたりのオーボエ五重奏と、作曲家の編曲による、スメタナのこの弦楽五重奏の選択に困った場合、強くこちらをプッシュする。オーボエの澄んだ高い音色は魅力だが、音色の暖かな同質性、アンサンブルの年期の入った緊密さ、録音の音質など、言葉を失ってしまう盤。

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     2008/11/12

    かなり前に書かれ44版まで出ていた、新書の改訂と文庫化。安い。やや通史を重視した内容。皆川達夫は、最近はナツメ社からCD2枚付きの曲目重視の本も出してる。現代新書のもう一冊の『中世・ルネサンスの音楽』も文庫化を望みたい。

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     2008/11/11

    細部の事実について、どこかで聞いた、読んだ、との断片的な識知は読者の誰もが持てても、これだけバランスのよい音楽論は日本人には絶対書けないよ、という書物かと。弦楽四重奏の歴史的時間的なパースペクティブへの的確な眼差し、西欧の文化地理を横断する空間的な皮膚感覚、楽曲生成の共同体感覚と音楽伝統、四重奏団員の身近な思い出記憶、一次二次資料の充実で、やっぱり僕ら日本人は、この人たちからは余所者の気が。作曲家も演奏者も、聴き手でさえも、自分自身を忘れて、完全に『美』に向かって献身してるので。音楽は、単なる手段です。

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     2008/11/10

    別盤を聴いたが、あと数年はこの盤が最も出るかと思うので、こちらに。ピアノ四重奏の第一番は、しばらく前の『だんご三兄弟』のヒットの功罪をもろに被った曲かも。この曲を聴いてかなりのショックを受けてしまった。モーツァルト自身の作品であるのは明らかなのだが、モーツァルトの名前を偽った人物によるモーツァルト作品のパロディにどうしても思えてしまう。モーツァルトにももちろん『魔笛』の『鳥刺し』など、軽快な下品さを強調した作品もあるが、『だんご』はこの曲を、モーツァルトのイメージを大きく貶めかねない陳腐なメロディーに変えてしまった。僕はしばらく立ち直れないだろう。

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     2008/11/09

    小室哲哉や坂本龍一のような人物を納得はさせるだろうが、社会や歴史の文脈を欠いた音楽論はちょっと不毛な印象が。科学者としてはいい仕事をしてるかとは思うが、本人が何を知ってて何を知らないのか、本当に知ってると、こういう記述にはならないかも。楽譜には音楽はないよ、とマーラーはワルターに告げたらしいが、それ自体美しい音楽論のほうを僕は信用します。

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     2008/11/05

    音源の編集の企画力構想力に感服する。ディテールの集積が、中世、ルネサンスのヨーロッパの街頭!を高度に再現する。最近、塔さんプロデュースの国内盤で買った。保存を考えると、やはり国内盤が安心なので。

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     2008/11/02

    かなり硬質なバッハ。聴き込んで味が出てくるか。正面からリュートの為に書かれた通称1番2番を手堅く演奏。流れの一部でジャズギターのイメージと結びつく展開も。僕には長期投資用。

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     2008/11/01

    旧オワゾリール4枚組全集からの抜粋かと思うが、ギタリスト、ギター好きにはダイレクトでも、自分のようなロマン派室内楽好きからは、非常に評価もコメントも難しい。作曲家、楽譜の出自、当時の評価、彼我の宗教的生活の伝統の違い、演奏者の個性など謎だらけではある。イギリスルネサンスの『リュート版オルゲルビュヒライン』と言いきりたいような、しみじみした佳曲に溢れる。ビートルズとは関係ありますかね?

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     2008/11/01

    皆さんの高評価にほだされ買ってしまいました。聴きやすさ、進行のなめらかさが秀逸な気が。技術を超えて、バッハを完全に消化してる解釈と表現かと。詳しくないすが、日本人にこれほどの演奏者が存在しようとは。NHKのFMあたりで、イザーイが妙に知名度高いのは、この人の録音の影響かと納得。2枚1500円というのもすごい。同時代の人として元気が出てくるCD。

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     2008/11/01

    シェレンベルガーの音色の美しさは誰が聴いても納得。オーボエ五重奏曲は、作曲者による弦楽五重奏編曲と聴きくらべると、一曲で二回おいしい思いをする。人間精神の根底の悲しさに届くメロディには、唸り声を挙げずにおれない。くたばるまで聴くと思います。

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     2008/10/26

    ブラームスの交響曲、室内楽、独奏曲については、あまり名盤という考えが馴染まない気が。このつかみどころのなさは、ブラームスの若い頃、ほとんどジプシーやってたり、安酒場でピアノ弾いてた経歴に関係ありそうな感じも。

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