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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2021/01/27

    アンドレ・クリュイタンスが、パリ音楽院管弦楽団と残したラヴェルの管弦楽作品集の一枚。
    このCDはラ・ヴァルス、ボレロ、スペイン狂詩曲を収めたアルバム。
    この音源は昔から名盤として有名な音源。
    実際、ボレロの妖艶なソロや、ラ・ヴァルスの終結部への盛り上がりなど今持って聴いても凄いとなる演奏。
    オケの音色も当時のフランスオケ独特なサウンド、技量も完璧!とは言いがたく、たまに危なかしい所もあるが、そこも含めて魅力ある演奏と言えるだろう。
    録音は上々とは言えないが水準はクリアしており問題ない。

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     2021/01/26

    クレメンス・クラウス指揮、ウィーン交響楽団の演奏による、メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』を収録したCD。
    劇音楽全曲ではなく抜粋で収録されてます。
    原盤はVOXで、同レーベルがウィーンの演奏家を積極的に起用して録音を行っていた時期の音源です。
    クラウスと言えばデッカ録音が多数復刻されているので、VOX原盤のこの音源、あまり知られていませんが、大変な名演です。
    上品で、ロマンティックな演奏はさすがクラウス。
    随所でウィーンらしい柔らかなサウンドが聴かれ、例えば夜想曲でのホルンソロなど、本当に美しい。
    ただ、このCD復刻が冴えません。
    タキシード・レーベルのCD全般に言えることなので、このCDだけの問題では無いですが。
    発売当初はこの音源のCD化は当盤ぐらいだったでしょうが、現在では他の復刻レーベルがCD化しており、2軍落ちしてしまった印象が拭いきれません。

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     2021/01/25

    ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団の演奏で収録されたブラームスの交響曲第1番とハイドンの主題による変奏曲を収録したもの。
    ホーレンシュタインは巨匠と言っていいのかそうじゃないのか分からないが演奏は良いものが多い。
    このブラームスもその一つで、バーデン=バーデン南西放送交響楽団の優れたアンサンブル力を駆使しながら、なかなかの演奏を繰り広げている。
    特に交響曲は集中力と隅々まで手の入った演奏が見事で、この曲の名盤として名前が出ないのが不思議なぐらいだ。
    年代の割に録音はまずまず。

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     2021/01/24

    エーリヒ・クライバーが、ケルン放送交響楽団を振った録音で、ウェーバーとモーツァルトを収録した内容です。
    録音は1956年1月20日、クライバーが亡くなる1週間前のコンサートを収録したもの。
    モーツァルトは39番、ウェーバーは1番の交響曲を振っています。
    ドイツ的古典さとしっかりとしたサウンド、手堅い音楽作りは最後の演奏とは思えない程立派でさすがですが、アンコール的に配置されたモーツァルトのドイツ舞曲が1番、このCDの聴きどころではないかと思われます。
    プライサーの復刻なので、音は年代の割に良い。

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     2021/01/23

    ヴァーツラフ・ターリヒ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるドヴォルザークの『スターバト・マーテル』とスークの『アスラエル交響曲』を収録したCDだ。
    スターバト・マーテルはチェコ・フィルハーモニー合唱団が参加しており、チェコ・フィルの荘重な響きと、声楽陣、多少の古さはありますがこれはこれで味があります。
    意外となかなか聴く機会のない曲ですし、入門盤として良いかも知れません。
    アスラエル交響曲も適度に緊張感のある演奏で、同曲のよい演奏の一つではないでしょうか。
    録音はちょっと悪いですが、年代を考えれば仕方ないでしょう。

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     2021/01/22

    カール・ベーム指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏によるベートーヴェンの交響曲第9番。
    ベームが40代の頃に務めていたドレスデン歌劇場のオケとの録音の一つで、ベームの第9では最も古い演奏となります。
    後年の巨匠的な演奏とは違う、ライヴのような燃え上がる部分もあるのが本演奏の特徴です。
    声楽陣は当時ドレスデンで活躍していた歌手達。
    いずれもスター級の人物だ。
    とは言え歌い方は少々時代がかかったような歌い方をしていて、味があると感じるかそうで無いかは聴き手次第だろう。
    録音は良いとされているが、個人的にはあまりさえないと思う。

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     2021/01/21

    チャイコフスキーの初期の交響曲の完全初録音を集めた珍しいCD。
    最初に登場するのは、ユージン・グーセンス指揮、シンシナティ交響楽団の交響曲第2番。
    グーセンスの戦前の録音がCDになるのは珍しいです。
    この2番はハッキリと言ってしまえば、初録音という事が無ければ恐らくCDになる事は無かった演奏と言えます。
    もちろん、前任のライナー時代に鍛えあげられたであろう高いアンサンブルは健在であるし、グーセンスの演奏も悪くないのだが、良い演奏が増えた今わざわざこれを手に取る必要はないのではないかと思う。
    交響曲第3番は、ハンス・キンドラー指揮・ワシントン・ナショナル交響楽団の演奏で収録。
    キンドラーはチェリストから指揮者になった人物で、ワシントン・ナショナル交響楽団の創設者、初代指揮者として知られる。
    録音はあまり多くないが、かつて小品を集めたアルバムが出ており、この音源はそれに続く物。
    ただし、演奏は整えられてはいるが、グーセンス以上に初録音という看板があるから復刻されたような物で、これも名盤、名録音が増えた今ではコレクション・アイテムと言ったところ。
    復刻自体はどちらも良質で聴きやすい。
    基本的には資料的価値の方が高いアルバムである。

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     2021/01/20

    アメリカ・オペレッタの父、ヴィクター・ハーバートの作品集である。
    1枚目は、サー・ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団の演奏、リン・ハレルのチェロで収録されたチェロ協奏曲を中心としたチェロ作品集。
    オペレッタの父、オッフェンバックもオペレッタで有名になる前は凄腕チェロ奏者であったが、ハーバートも元はチェリストで、かのヨハン・シュトラウス楽団に在籍したりメトロポリタン歌劇場の首席という経歴をもっている。
    2つあるチェロ協奏曲が同時に収録されたアルバムは意外と少なく、このハレルのしっかりとしたソロは作品を知るには充分。
    マリナー率いるアカデミー室内管弦楽団もいつものノーブルなサウンドそのままに、雄弁に演奏していてちょっと驚いた。
    2枚目はハーバートのオペレッタから様々な曲を集めた物で、オケと合唱で演奏されている。
    演奏はカマラータ指揮、キングスウェイ交響楽団&合唱団。
    指揮者、オケの詳細は不明だが、演奏は肩のこらない、楽しい演奏である。
    おもちゃの国の行進曲ではギター(?)などが入ってちょっと安ぽっいアレンジだが、ハーバートのオペレッタの代表的なナンバーはほぼ聴ける。
    因みにこの音源はデッカ初CD化との事。
    最後のステファン・バーロウ指揮、ロンドン交響楽団、キリ・テ・カナワの女魔法使いは、ライヴ録音で、アンコール的な楽しいボーナス。
    録音はいずれも問題ない。

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     2021/01/19

    ハンガリーの作曲家、フェレンツ・ファルカシュ。
    1913年生まれ、2000年没とわりと近年まで存命であった作曲家である。
    一般的には無名の部類に入る作曲家であるが、トッカータ・レーベルはファルカシュの紹介に力を入れており、これまで管弦楽曲や室内楽曲を録音してきたが新しく出たこのアルバムは、吹奏楽曲を収録したもの。
    ファルカシュの作風は、基本的にハンガリーの民族色を出した国民楽派といったもので、一部シリアスな作品もあるが、殆どは聴きやすいもの。
    このアルバムは他者による編曲が中心であるが、17世紀の古いハンガリー舞曲を筆頭にその親しみやすく、ハンガリー色豊かなファルカシュの世界を知るには1番良いアルバムだと思う。
    演奏はラースロー・マロシ指揮、ブダペスト・ウィンド・シンフォニー。
    演奏団体のブダペスト・ウィンド・シンフォニーは解説書によると、ハンガリー国立交響楽団、ハンガリー放送交響楽団、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団、ハンガリー陸軍中央軍楽隊のメンバーからなる団体との事。
    腕前自体はまあまあで、ファルカシュのメロディを分かりやすく、楽しく聴ける。
    ファルカシュという作曲家、日本の吹奏楽界で全く演奏されてないのが不思議なぐらいで、このアルバムをきっかけに日本でももっと演奏されればと思う。
    録音は良好。

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     2021/01/18

    プロフィルから出ているムラヴィンスキー・エディション。
    その4枚目にあたるCDです。
    この巻では今まで以上に珍しい音源や作品も多く、ムラヴィンスキーのファンは元より、ロシア音楽ファン必見のBOXとなっています。
    CDはクラムシェル・ボックス仕様で、CDはペラペラの薄い紙に入っています。
    このペラペラの紙入りのだとちょっと残念に思うので、個人的には厚紙タイプにしてもらいたかった。
    ブックレットはありますが、指揮者について僅かにのってるだけで、後は収録曲目のみ。

    以下、簡単に感想を書きます。
    尚、記載がなければ、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の演奏です。

    CD1→ベートーヴェンの交響曲第2番、第4番を収録。
    2番はソヴィエト国立交響楽団との録音で1940年とムラヴィンスキーの録音歴では初期になる物。
    後年の緊張感ある演奏に比べてややぬるさもあるが、なかなかの演奏。
    4番は1955年、レニングラード・フィルとの録音で、勢いに乗ったこのコンビのメリハリある演奏は名演と言って良いだろう。
    CD 2→続いてベートーヴェンの交響曲第3番と交響曲第5番を収録。
    第3番は1961年にベルゲンで録音されたライブ。
    音は良くないが演奏は全盛期のこのコンビの凄さが分かる名演。
    第5番は1949年のスタジオ録音で、1楽章は早めの引き締まったテンポで中々だが、全体では普通だろうか。
    CD 3→ベートーヴェンの交響曲第6番と第7番を収録。
    このボックスの中で収録された
    ベートーヴェンで普通に感じてしまうが、どちらも単独で聴いたら中々凄い演奏である。
    7番はガッシリとした構成、落ち着いたテンポだが、エネルギッシュで素晴らしい。
    CD 4→ロシアの作曲家の管弦楽小品集。
    高速ルスランなどムラヴィンスキーお得意のレパートリーと、凶暴なブラスによるソヴィエトならではの演奏は聴いていて楽しい。
    CD 5→ショスタコーヴィチの交響曲第11番と祝典序曲、ウストヴォリスカヤの子供の組曲を収録。
    交響曲はレニングラード初演時のライヴ。
    この曲の屈指の演奏といっても良く、3楽章や4楽章での凶暴な演奏は凄い。
    最後の鐘が鳴り響く所の表現はこのコンビにしか出来ないだろう。
    祝典序曲は2回しか演奏会で取り上げなかったという珍しい録音だが、速めのテンポと統制の取れたアンサンブルは名演と言って良い。
    ウストヴォリスカヤはソヴィエトの現代音楽の作曲家で特異な編成の曲で知られるがここでは、聴きやすい部類に入る曲。
    最近ブリリアントから出たウストヴォリスカヤの聴きやすい作品を集めたアルバム(BRL96084)にも入ってる音源と同一だが、録音年が違っており、どちらが正しいかは不明。
    演奏もオケの高い技術力で何とかなってるがあまり面白いとは言えない。
    CD 6→ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番とクリュズネルのヴァイオリン協奏曲を収録。
    ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの抜かりなさは協奏曲でもそうだが、それに次いていけるソリストも凄い。
    オイストラフとのショスタコは名演。
    CD 7→シューベルトの未完成交響曲はソヴィエト国立交響楽団とのライブ。
    意外というとあれだが繊細な演奏で新鮮。
    バルトークの弦楽器、打楽器とチェレスタの音楽は、レニングラード・フィルの各セクションの凄さがわかる演奏。
    CD 8→シベリウスの交響曲第3番とトゥオネラの白鳥、グラズノフの交響曲第4番とライモンダを収録。
    この中ではシベリウスの3番が大変充実した内容。
    CD 9→ここから民族色の強い作曲家を収録。
    ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲は、レフ・オボーリンのピアノ、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演したもの。
    同曲の録音の中ではもっと良い演奏もあるがこれも悪くない。
    交響曲第3番はレニングラード初演時の貴重なもの。
    ブラスの凶暴さや熱の入った演奏はソ連のライブという事あってか、なかなか良い。
    アルチュニアンの祝典序曲は濃厚なアルメニアの香りがする、隠れた佳作。
    ここに収録されているのは世界初演時の音源で、ヴェネチアからもでていたが、音はヴェネツィア盤が良い。
    CD10→ババジャニアンのヴァイオリン協奏曲は初出らしく作品自体も珍しいもの。
    民族色豊かな濃厚な作品を、コーガンという優秀なヴァイオリニストのヴァイオリンで弾いており同曲の唯一の録音ながらスタンダードにもなる名演。
    余白にはボーナスとして幾つかの小品が収録されていますが、ソヴィエト国立交響楽団と共演した幻想交響曲がいい。

    得意のロシア音楽から、非ロシア系まで多種多様な作品を収録したこのボックスは大変価値のある内容です。
    収録曲に少しでも興味があればお勧めです。

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     2021/01/17

    ブルックナーの交響曲第0番を収録したCDです。
    パウル・シュミッツ指揮、北ドイツ放送交響楽団による演奏です。
    シュミッツは現在では忘れられた指揮者ですが、HMVのその詳しいシュミッツのプロフィールを読む限り戦前はカラヤンやフルトヴェングラーらと同じぐらい重要な指揮者と見られていたようですが、戦後はドイツ・ローカルで活躍していた事もあり、録音は大変少なく残された録音はいずれも伴奏物(フォルデスのモーツァルトのピアノ協奏曲21番が有名か)ばかりなので、シュミッツ単独のアルバムは嬉しいです。
    この音源何も書いてないので、初出かは不明ですが、CDになるのはこれが初では無いかと思います。
    シュミッツはフルトヴェングラーの弟子だそうですが、師匠のスタイルとは違い、書かれた楽譜を丹念におこしていく、職人的スタイルの演奏です。
    地味ではありますが、個人的に好感の持てる演奏です。
    オケの北ドイツ放送交響楽団はシュミット=イッセルシュテットに鍛えられただけあり、技量が大変高いです。
    1961年放送用にスタジオ録音されたもので、全体的に古さは感じる音質です。
    とは言え同年代の録音では良い方で、ヒストリカル録音に慣れているのでしたら大丈夫でしょう。
    ただ放送用という事もあってか各楽器の音が明瞭なので、マイクを幾つか立てて録音されたのかも知れません。
    廉価盤というだけあって、ジャケットは紙ペラ一枚、指揮者のプロフィールがあるだけで楽曲解説がないのは良いとしても、この録音がどういう経緯で行われたかのような事は記載があっても良かったかも。

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     2021/01/16

    このCDはナクソスの最初期に出ていたCDで、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』を収録した内容となっています。
    演奏者は、ビストリーク・レジュハ指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団で、1983年12月にスロヴァキア・コンサート・ホールで録音されたものです。
    レジュハの田園は後に怪しげなレーベルに移り、イーゴリ・ゴーゴリ指揮、マズリア・フィルハーモニー管弦楽団やハンス・スワロフスキー指揮、ミュンヘン交響楽団と言った架空、もしくは実在の演奏家でもあり得ない組み合わせで手を変え品を変えでた音源ですが、このナクソス盤が恐らく正規盤でしょう。
    原盤はドイツのゲルミダスです。
    レジュハはスロヴァキアの指揮者でスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者をしていた1980年代にゲルミダスに録音を残した他はあまり録音がありません。
    この田園は第1楽章がわりと速いテンポで始まるのが特徴的で、一方終楽章に行くにつれてテンポが落ち着いていきます。
    多少の粗はありますが、レジュハの音楽は魂が入った演奏で、個人的にはそんじょそこらの演奏より良いと思っています。
    録音はデジタルで、問題ありません。

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     2021/01/15

    カーメン・ドラゴン指揮、ハリウッド・ボウル交響楽団によるアルバム。
    ドラゴンはキャピトル・レコードの看板アーティストとしてF.スラトキンと共にハリウッド・ボウル響を振って録音活動を行いました。 
    スラトキンがクラシック系中心ならドラゴンはポピュラー系を中心に手掛けましたが、このアルバムのようにクラシック系のアルバムも幾つかあります。
    このアルバムはイタリアとフランスの曲を集めた物です。
    イタリア民謡やフランス民謡、オペラからのよく知られたナンバーを収録しています。
    アメリカのオケらしい豪快で明るい音色と、腕のたつ上手いオケによる演奏は今聴いても色褪せません。
    一部の曲は編曲されていますが、ラ・マルセイエーズ等は壮大な編曲で、リストのアレンジを聴いた時のような面白さです。
    録音は普通。

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     2021/01/14

    アメリカで活躍したアンドレ・コステラネッツは、イージーリスニングやポピュラー音楽を編曲して、聴きやすく演奏した事で知られますが、膨大な録音歴の中にはクラシック音楽のアルバムもあり、このCDもその一つ。
    ショスタコーヴィチの映画音楽やバレエ組曲と言った聴きやすい曲を集めたもので、ヒズ・オーケストラを振って録音したものです。
    選曲の基準はよくわからないのですが、一曲目のギャロップを聴けば、コステラネッツがクラシック指揮者としても一流であったのがよく分かる演奏で、軽快で勢いのある、とても楽しい演奏です。
    祝典序曲は1977年に、コロンビア交響楽団を振って録音したもので、これは無理のないテンポと、雰囲気の良い演奏と中々良いのですが、バンダを使わないようにするためか、カットがあるのが残念。
    ヒズ・オーケストラ、コロンビア交響楽団ともに録音用に集められた団体であると思いますが、実力は結構高く安心して聴けます。
    ボーナスとして収録されているのは、アンドレ・プレヴィンのピアノと、レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック管弦楽団によるピアノ協奏曲第1番。
    プレヴィンがジャズ・ピアニストとして活躍していた頃の録音で、バーンスタインの豪快なオケと対峙した名演奏だが、トランペットがイマイチなのは残念。
    録音は年代を考えれば良好。

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     2021/01/13

    2018年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤー・コンサートのライヴ盤。
    今回はリッカルド・ムーティが登場。
    ムーティは1993年の登場以来、マゼール、メータと並ぶ常連で今回が5回目となります。
    選曲として面白いのは初登場曲が全て1枚目、つまり前半に披露されている事です。
    今回初登場曲となった中ではヨーゼフの『ウィーンのフレスコ画』が詩的な作風でヨーゼフらしい曲でいいです。
    他にはスッペの『ボッカチオ』ツィブルカ『ステファニー・ガボット』あたりが聴きどころかも知れません。
    演奏ですが、ムーティ、ウィーン・フィルの組み合わせながら正直イマイチな出来です。
    シンフォニックな演奏ですが、楽しいかと言われたら微妙な演奏です。
    付き合いで振っているのかなといった印象です。
    録音は一応優秀だと思うのですが。

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