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eroicka さんのレビュー一覧 

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     2013/05/29

    端正な造形で速めのテンポで流麗に流れていくが、作為のなく自然なマーラーもまた良いという好例だ。後年のチェコフィルとの録音のほうが深みを増してはいるが、若々しい覇気とチェコフィルとは違う東欧のオケのモダンな響きの美しさが味わ深い。派手さやドラマ性、狂気の発露など刺激的なものは乏しいが、玄人向きの名盤といえよう。

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     2013/05/25

    10年ほど昔、プシホダのパガニーニと一緒にCD化され、初めて聴いた。デヴィートもまだ若く、後年のEMIのものやフルトヴェングラーとのライヴでみせた存在感はまだ薄いが、ケンペンのスケールの大きいロマン的な指揮ぶりが素晴らしい。

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     2013/05/25

    室内楽はシェリングらとの60年代以降の上品で滋味あふれる名盤を選び、協奏曲は50年代のライナーやミュンシュとの技巧や気力の高かった時期のものをチョイスするなど、安いながらもCD製作者のセンスの良さが光る。例の「コンプリートBOX」をお持ちなら勿論要らないセットだが、とりあえずルービンシュタインのブラームスを聴いてみたいならお値打ちだ。

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     2013/05/24

    ソロモンの澄んだ音色とタッチの美しさ、清廉で理知的な解釈と高いテクニックに改めて感銘を受けた。テンポは速めで淡々と進むが、清涼感のようなものが感じられるブラームスだ。伴奏指揮者として知られるドブローヴェンの指揮もただの凡庸な伴奏ではなく、ソロモンの解釈に寄り添いながら、清涼で端正なブラームス演奏を具現化する職人技で貢献している。

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     2013/05/24

    劇的で情熱的なバーンスタインの79年来日公演の演奏は青春時代の思い出だ。私はLPでしか聴けなかったのだが、それこそ耳がおかしくなるほど粗末なミニコンポやヘッドフォンで何度も大音響で聴いた。後に、当日上野に行って聴いた人と知り合いになり、悔しいほど、うらやましいと思ったものだ。テレビ局が収録した映像ソフトなども以前発売されていたのでその様子は窺い知ることができるが、佐渡裕さんのベルリン公演の映像と比べると、弟子はいかに師匠に私淑しているかよく分かり、微笑ましくすらある。「ショスタコーヴィチの証言」や「ガリーナ自伝」が出て彼の鬱屈した政治体制への感情が明らかになってきた現代、ロマン派の延長線上で考えるような演奏は時代遅れなのかもしれないが、真意はともかく闇から光へといった表現を許し20世紀のロマン派交響曲として受容される大衆性があることこそこの曲の人気の秘密だ。この当時は「革命」(今ではこのタイトルは古いと思う)といえば、クールに燃える本場もののムラヴィンスキー盤か、熱くロマン的なバーンスタイン盤、本場ものながら知的で暗いコンドラシン盤あたりを聴けば十分とされていた。その後、ビシュコフやロストロポーヴィチ、アシュケナージのような亡命者による陰の部分に焦点を当てた演奏も増えたが、バーンスタインの演奏が今でも最もわかりやすいことは確かといえよう。
     名匠バルシャイの室内交響曲も見逃せない。不勉強のせいで、一、二度しか聴いたことのない地味な曲なのだが、オケの精妙なアンサンブルを生かし、飽きさせない。録音もよい。ヨーヨーマーとオーマンディの協奏曲とのカップリングのCDが多いが、なかなかセンスの良い組み合わせだ。

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     2013/05/23

    この夭折のヴァイオリニストの代表的録音。リッチやアッカルドに比べて曲のイメージから受ける灰汁の強さや脂っこさ、演奏効果を狙った派手さというものはむしろ少なく、卓越したテクニックで素直で真摯にパガニーニの曲を純粋に描こうとする姿勢がよい。パガニーニなら、派手さもほしいところだが、こういう演奏があってもよいのではないか。EMIにしては何度も再発売がなされており、往年の地味な名盤をカタログに残す努力はありがたい。

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     2013/05/20

    興味深いのは、今年亡くなったクライバーンがまだスターになる前のチャイコフスキーの協奏曲のライヴ。録音は50年のゼルキンのベートーヴェンのほうがに聴きやすい。例によってテンポはやや速め。カーネギーホールの公演らしくお約束のように第一楽章の終わりでいったん拍手が上がるし、終楽章も曲が終わらないうちに盛大な拍手。ミトロプーロスのロマンと怜悧さの共存する指揮が若々しいソロを支える。クライバーンはスタイルはもう確立しているが、後年に比べまだ少し青さが感じられる。一方、ゼルキンのベートーヴェンは堂に入ったもので、熟した素晴らしい音楽を聴かせる。

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     2013/05/18

    ショパンコンクールでの個性的な演奏を巡る審査員の論争など話題になり、彗星のようにメジャーデビューを果たしたポゴレリチの初期のアルバム2枚からの抜粋。ジャケットの写真の通り、彼はまだ若い青年なのだが、ベートーヴェンもシューマンも悪魔的な魅力があり個性的で何か仕掛けてやろうと燃える若々しく尖った感性が微笑ましい。彼はショパンリサイタルや夜のガスパールなど生命力あふれる高い技巧と悪魔的魅力を湛えた凄まじい演奏をこの当時は次々と残している。これら10枚程度の録音で彼は20世紀末のクラシック音楽に大きな名声を残したといえよう。現在の不幸なスランプぶりをみると、また再起を果たして、奇妙ではない奇才ぶりを発揮してほしいと願わずにいられない。

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     2013/05/18

    アンセルメとともにLP時代の廉価盤で親しんだ演奏。一言で言って中庸の美だ。オケがフランス系だったらもっと癖も強く色気のある演奏になったに違いなく、ロンドン交響楽団は巧くそつがない分、物足りなくもある。同じフランス系でもブーレーズやミュンシュ、アンゲルブレシュト、デュトワなどのような個性的な指揮者や、非フランス語圏のカラヤンやジュリーニ、アバドなどの自己主張の強い演奏を知る前は、個人的にはモントゥやアンセルメがいわばラヴェルやドビュッシー演奏の物差しになっていた。今では幾分味気ないと思えるこれらのDeccaの初期ステレオ録音の名盤の数々だが、その上品さと録音のクリアーさはこれからも広く聴かれるべきだと思われる。

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     2013/05/18

    晩年のモントゥーが残した一連の膨大な録音の中でも珍しいライヴ盤。チャイコフスキープログラムだが、ピアノ協奏曲は、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったオグドンの余裕綽綽の技巧派ぶりが楽しめるし、交響曲第5番はいつもの端正、上品といったイメージとは異なり、ライヴとあって80才を過ぎた老人らしからぬ派手な終楽章が印象に残る。ライヴを聴かないと、そのアーティストを完全に理解できないという典型で、よくぞ後世に悪くない音質で残してくれたと思う。

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     2013/05/18

    エルマンは1921年と1937年に来日し、あらえびす氏が彼の甘い美音を「エルマントーン」と絶賛したように戦前の日本楽壇やクラシック音楽受容にも影響を与えた恩人だ。「エルマントーンは衰えた」と1940年時点であらえびす氏は言っていたが、それでも独特の甘く官能的、蠱惑的なサウンドは、この盛りを過ぎた晩年のステレオ録音でも感じられる。特にクライスラーとは相性がよく、クライスラー本人と見まがうような雰囲気が感じられる。腕が衰える前の40〜50年代のDecca録音やライブ音源が今聴ける彼の代表的な音源だろうが、老いてなお作品に新鮮な生命を吹き込むこの名盤での表現力は腕の衰えを補ってあまりある。

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     2013/05/18

    エルマンは1921年と1937年に来日し、あらえびす氏が彼の美音を「エルマントーン」と評したように、戦前の日本楽壇やクラシック音楽受容にも影響を与えた恩人だ。「エルマントーンは衰えた」と1940年時点であらえびす氏は言っていたが、独特の甘く官能的、蠱惑的なサウンドは、この盛りを過ぎた晩年のステレオ録音でも感じられる。こうした小品に新鮮な生命を吹き込む表現力は腕の衰えを補ってあまりある。老いが目立ち決して巧いわけではないので万人には勧められないが、これを知らずに一生を送るのは惜しいような気がする。

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     2013/05/17

    シゲティの技術の衰えと無愛想なほどの無骨な音色で灰汁の強い演奏だが、月並みな言い方ながら、真摯さが感じられ、独特な味わいだ。カール・リヒターらに通じる峻厳な姿勢は近寄りがたく、テクニックの衰えも目立ち始めているが、名盤がひしめく中、孤高の名演として今もって惹かれるファンが絶えない。それはただ構成力や禁欲的な響きや全体的な解釈の印象だけはなく、歌い回しなどベテランらしい巧みな表現力が生理的な衰えをカバーしていることが大きいのかもしれない。知ったかぶりしたことを縷々書き連ねたが、これは良くも悪くも巨匠として名を成したゆえに、許された演奏だろう。好みの割れることは当然だ。ヴァンガードというマイナーなレーベルに録音されたにも関わらず、カタログから消えないのは、ヒストリカルファンとしては有難いことだ。

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     2013/05/17

    SP時代の代表的名盤であったマーラーの復活をはじめ、協奏曲を中心に貴重な音源が目白押しだ。ピアテゴルツキやフォイヤマンとのドヴォルザークの協奏曲やリヒャルト・シュトラウスのドンキホーテ、レヴァントのチャイコフスキー、カサドシュやアラウとの共演など(ラフマニノフ自作自演だけは有名だが)入手しにくい音源が多い。その意味で実に貴重である。Caillet編曲の展覧会の絵は珍しい音源だが、ラヴェル編曲と大して変わらず、意味があるのかと思った。伴奏指揮者の手腕の高さもさることながら、オーマンディの若い時代の凡庸と切って捨てることの決してできない芸風を知るにはうってつけの1枚だ。(というか、ほかにほとんど出回っていないのが残念だ)

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     2013/05/17

    ジネット・ヌヴーやカンテルリ同様、ウィリアム・カペルもまた50年代に頻発した航空機事故の犠牲となり夭折したピアニストだが、彼の残した音源の大半がここに収められている。セッション録音のほか死の直前のオーストラリアツアーの録音も含まれ、こうした知る人ぞ知る貴重な音源を廉価で提供するレーベルの心意気を買いたい。派手な技巧派とみせて実は繊細な陰影に富んだ演奏が味わい深く、どことなくクライバーンを彷彿とさせる。ブラームスの協奏曲1番(ミトロプーロス)をはじめ、ラフマニノフ2、3番(バーンスタイン、マクミラン)、プロコフィエフ3番(ストコフスキー)などの協奏曲ライブ盤とか、マリア・シュターダーとのシューベルトの歌曲の伴奏盤など、名盤の数々がほかにもあるが、廃盤になっているものが多いのが残念だ。WesthillやDocumentあたりからまとめて発売されないものか。忘却されるのはあまりに惜しい。

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