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8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/10
フルトヴェングラーの「指輪」SACD先行試聴、恵比寿に行ってきました。今までのLP, CD と全然違う! アセテート盤に転写したことによるサーフェスノイズを恐れず高音域のエネルギーを重視したのは見識。修正したのは回転むら中心とのこと。 ご参考までにこの1954年のローマ録音、磁気テープ録音だけど当時はまだ磁気テープに対する信頼性の低さからアセテート盤に転写され、それから1970年代に再び磁気テープに転写された。だたしジークフリートのオリジナルテープのみはソ連に渡り、1968年にLP 化されていた。 そのメロディア盤はアセテート盤に転写される前のテープを使っているので音が良い(といっても限界あるけど)とされる。手持ちの国内初出盤とメロディア盤を比べると確かにその差は歴然。ところが今回のリマスタリング、音の鮮烈さではメロディア盤を上回るかも知れない。 結局のところ、音の差はテープとかアセテート盤とかのメディアの差よりもマスタリングエンジニアの感性、方針によるもの方が大きいのかもしれない。SP の復刻もそうだけどノイズをカットするとロクなことはない。そういう意味で今回のSACD は「買い」と思う。 ただし、鮮烈なのはオーケストラまでで、肝心の「声」が今一つ前に出てこない感じがしたのは気のせいか?何せ全部で15時間以上かかるものを11時間程度、それも有名なオーケストラ部分中心の試聴だったのでよくわからないけど。 また、ごく一部の試聴ながらノイズが多い部分はあったし、とても一般的な「良い音」とは言い難いが、フルトヴェングラーが、入念に準備をし、渾身の力を込めた会心の演奏が、新たな装いで登場することは歓迎すべきだろう。マスタリングにベストはあり得ないかが、十分受け入れられると思う。 これを買うとなると出費は痛いが、ショルティ盤のSACD の半分くらいの値段だし、座右におくべし♪仮に満足できなくても頑張って聴きとおせば聴き手は必ず「救済の動機」で救済されるから大丈夫!!
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