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ふなし さんのレビュー一覧 

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     2020/11/21

    この録音は凄いです。世界のサックス界の第一人者である、須川さんが満を持して世に問い渾身のでぃすくです。ディスクです。今までコンサートの中で一部演奏を聴いてきましたが、今回、まとまって聴いてみると、その意義、偉大さがひしひしと心に迫ってきます。このコロナ禍の中、一人でこの難曲に挑む姿は、一管楽器奏者の思い付きのような気持ちだけでは、できないように思います。従来より、須川さんは、多くの優秀な作曲家に新曲を委嘱し、サクスフォーンの可能性の拡大に努めてきたのは、周知のとおりですが、その楽器の魅力を伝えることに止まらず、人の心に音楽を感じさせ、多いな感動を与えられる、稀有の管楽器奏者でもあります。まずは、この演奏を聴いてきてみてください。楽器の限界を超えようとして、単なる技術的なものだけでなく 、如何にバッハの音楽は心に訴えかける、感じてみてください。

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     2020/11/15

    久々に聴いた本物の金管アンサンブルです。1970年代に初来日した、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)を東京厚生年金会館で、初めて聴いた時のことを思い出させる、充実したサウンドが聴ける、素晴らしい録音です。曲は、イギリスの作曲家、グレッグソンという、初めて聴く人のものですが、PJBE最初期の頃の金管五重奏曲やフィリップ・ジョーンズに捧げた曲など、興味あるものが並んでいます。これらの曲を聴くと、PJBE最後の録音で、同じシャンドス・レーベルで出していた、「PJBE FINALE」をついつい、聴きたくなりました。演奏しているロンドンブラスは、PJBEを引き継ぐブラスアンサンブルですが、ほぼ同時に発売された、他の ブラスアンサンブルとは、比較にならない程の水準にありますので、金管楽器を演奏する人達には、ぜひ聴いてもらいたい、「本物」のブラスアンサンブルのディスクです。

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     2020/11/15

    驚愕に値するディスクです。福川さんは、NHK交響楽団に正式入団する前に、鎌倉芸術館で行われた、井上道義指揮のブルックナー交響曲第7番で初めて演奏を聴きました。冒頭のチェロとのソロがとても素晴らしく、それ以降、注目してきました。今回録音は、福川さん一人による多重録音で、写真のように八重奏を一人でこなしています。面白いことにフレーズのちょっとした癖などもピッタリ合っているだけでなく、高い音から非常に低い音まで、朗々と鳴らしているのを聴くと、鳥肌が立ちます。この録音をコロナ禍でコンサートができなくなっていた時に、集中して臨んだということもとても素晴らしく、その間、自分達が何をしてきたかを問われているような気もしてきます。これからも日本の、いや、世界のホルン界をリードしていってほしいと改めて思いました。

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     2020/09/06

    ウィーンの名門オーケストラの金管楽器の名手がメンバーとなっているブラスアンサンブルです。まず、冒頭のショスタコーヴィッチの祝典序曲で、爽快な演奏を聴かせてくれ、このアンサンブルの優れたテクニックと音楽性を感じさせてくれます。その後の曲も多彩なものが次々に登場して、飽きさせることなく、聞き切れます。特に、バストロンボーンが信じられない程、活躍する、グラディエーターなどは、他のアンサンブルでは、聴いたことがない程の水準です。ただし、2枚目のディスクでは、その特徴が後退してしまっているのが、残念ですが。我々が持っている、ウィーンのイメージとは、異なり、ジャズ調の曲のノリも良いですし、派手な演奏もありますが、一方で特にウィンナホルンのサウンドは、格別です。非常に出来の良いディスクですので、金管楽器に興味のある方は、必聴のものとお勧めします。

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     2020/09/05

    これ程、素晴らしい録音で、質の高いブラスアンサンブルのディスクは、発売当時、無かったので、非常にインパクトの高いものでした。まず、冒頭曲の、ウォルトンのクラウン・インペリアルで圧倒されました。この曲は、フレデリック・フェネル指揮のイーストマン・ウィンド・アンサンブルの名演奏で、慣れ親しんできたものですが、このシカゴサウンドは、輝かしいシャープなもので、素晴らしいものです。名手を擁するホルンやトロンボーンも素晴らしいですが、かの名手、ハーゼスの後任が引っ張る、トランペットもその高音の美しさなど、絶品です。ガブリエリ以降の曲も彼らの音楽性の高さを感じさせ、単なる曲芸的アンサンブルには、なっていません。是非、来日して、あのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの時のような感動を与えてもらいたいと思います。

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     2020/09/05

    この演奏は、物凄いです。パリ管弦楽団創設記念コンサートのライブ録音ということだそうですが、ほぼ同時期にスタジオ録音された、幻想交響曲の演奏と、全く違います。指揮者の気合の入り方、それに応えようとするオーケストラのギリギリの演奏、特に最後のフェルマータの音は、限りなく長い・・・・・このように命懸けの演奏を、特に若い指揮者からはもっと我々に聴かせて欲しいと思います。また、コロナ禍を通して、やっと活動が再開したオーケストラにとって、一部気合の入っていない人達もいますが、演奏面でその本気度をもっと示してもらいたいです。また、ドビュッシーの海の演奏ですが、とても男性的で、昔聴いていた名盤と言われていたもので比べて、圧倒的存在感がある、まさに骨太の演奏ですので、こちらも聞き物です。

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     2020/09/05

    晩年のテンシュテットのライブ録音として、新たに世に出た、貴重なディスクです。紹介記事に物凄い批評が書かれていますが、マーラーなどで聴かれる、いつもの演奏とは、違った印象を受ける演奏です。得意な作曲家の演奏の場合、テンシュテットが解釈を断定的に示し、妥協を許さず、常に緊張感を持った、命を削るような印象を我々に与えますが、この演奏は、ロンドンフィルが自分たちのイメージを前面に出した両者が協調した、微笑ましくもある演奏のように感じます。余程、両者に関係が良かったのでしょう。テンシュテットは、いくつかのオーケストラと喧嘩別れにようになったようですが、お互いの良い点を尊重し合いながら、高みを目指すような、ある意味では、人間愛に溢れた演奏だと感じます。しかし、さすがに、火の鳥のフィナーレは、テンシュテットの本領発揮、彼の最期を知っているからもありますが、胸が熱くなります。是非、多くの人達に聞いてもらいたい演奏です。

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     2020/09/05

    晩年のテンシュテットのライブ録音として、新たに世に出た、貴重なディスクです。紹介記事に物凄い批評が書かれていますが、マーラーなどで聴かれる、いつもの演奏とは、違った印象を受ける演奏です。得意な作曲家の演奏の場合、テンシュテットが解釈を断定的に示し、妥協を許さず、常に緊張感を持った、命を削るような印象を我々に与えますが、この演奏は、ロンドンフィルが自分たちのイメージを前面に出した両者が協調した、微笑ましくもある演奏のように感じます。余程、両者に関係が良かったのでしょう。テンシュテットは、いくつかのオーケストラと喧嘩別れにようになったようですが、お互いの良い点を尊重し合いながら、高みを目指すような、ある意味では、人間愛に溢れた演奏だと感じます。しかし、さすがに、火の鳥のフィナーレは、テンシュテットの本領発揮、彼の最期を知っているからもありますが、胸が熱くなります。是非、多くの人達に聞いてもらいたい演奏です。

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     2020/09/05

    限定版と表示されていますが、発売以降、かなり時間が経っても、入手できるのであれば、この価格では、信じられない程の充実した、テンシュテットの幅広い演奏が聴けることは、とても素晴らしいことです。まず、従前から持っていた、EMIサウンドのイメージとは異なり、非常に分離も良く、良好なサウンドで楽しめます。いろいろなオーケストラが出てきますが、少し格落ちのロンドンフィルも検討しており、確かに120%の力が、指揮者による引き出されていると感じます。また、2つのライブ録音も非常に良いですが、このボックスにあるセッション録音も総じて素晴らしい演奏ですが、このボックスと同じ曲のライブ盤を聴き比べてみると、如何にテンシュテットのライブが凄かったかが実感でき、その意味でも貴重な録音です。最後に、マーラーやベートーベンなど、得意な作曲家以外の作品で、これ程、聞き応えのある演奏が聴けるという意味で、このボックスは、貴重な遺産です。是非、血の通った、人間業を超えるような、テンシュテットの演奏の素晴らしさを多くの人達に感じて頂きたいです。

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     2020/09/03

    多くの皆さんの意見と異なっていますが、多くのテンシュテットの演奏を聴いていて、この「英雄」の演奏は、忘れてはならない、貴重なものだと思います。確かに第1楽章の始まり部分の、ぎこちなさは不安感を充分煽るものですが、曲が進むにつれて、緊迫の度合いを強めていき、他の指揮者では、堀出せなかった、ウィーンフィルの底力に近いものを我々に提示してくれていると、私は感じます。最近、ウィーンフィルを指揮する指揮者の中には、オーケストラの能力に寄り掛かり、ほとんど能力を感じない人もいるのが残念でなりません。そもそも、代理で呼ばれた、テンシュテットがウィーンフィルに二度と呼んでもらえなかったことは、仕方がないことかもしれません。しかし、ここで聴かれる英雄の演奏は、お互いの真剣勝負の結果であり、オーケストラ演奏でなければ、経験でない種類の、高い次元の貴重な記録だと思います。この演奏を聴いた後では、他の演奏が生温く感じるのは、私だけでしょうか?

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     2020/09/03

    フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの日本初発売のアルバムで、当時、LPレコードで聴いていたものをCDで聴けて、とても懐かしく、嬉しい気分になりました。この中では、彼らの初来日コンサートで演奏された、ブリテンのファンファーレは、この種類の曲の中では、一度聴いたらば、忘れられない程、素晴らしい曲です。3本のトランペットが異なるメロディーをそれぞれ吹いた後、3本が一緒になっていく、いま流行りの言葉、「協調」を感じさせる、才気溢れるものです。また、アーサー・ブリスのファンファーレは、どうしても自分達で演奏したくて、自らアレンジして、高校の文化祭のオープニングで演奏した、懐かしい曲です。演奏は、それぞれのプレーヤーの個性を尊重した、いろいろな編成のアンサンブルを聴かせてくれ、金管楽器を吹く人達にとって、必聴のアルバムだと思います。このような演奏を参考にして、自らのアンサンブルを磨いていくことが、この国の多くの管楽器奏者の人達にとって、最も重要な姿勢だと感じています。

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     2020/09/03

    オーケストラの音楽が如何に良いかを多くの人達に実感させてくれる素晴らしいディスクです。特に、ブルーレイで見る画像は、とても美しく大画面のディスプレイでも思わず見入ってしまいました。さて、演奏ですが、全体的に抑えめのテンポで、ウィーンフィルの音の美しさを引き立たせており、特に、ホルンと弦楽器群の音は、他のオーケストラでは、絶対真似のできない、素晴らしいものです。ジョンウィリアムズの指揮は、確かに隙が多く、残念な感じもありますが、何と言っても自らが造った名作を慈しみながら、演奏している様は、我々がとても批判できるものではありません。また、ムターのヴァイオリンも後にいく程、素晴らしい冴えを見せていくのも興味深いです。何れにしても、コロナ禍直前に、このコンサートが開けたことに感謝するしかありません。是非、ブルーレイで見て、聴いてください。なお、余談ですが、このウィーンフィルの使用している、いくつかの特有な楽器は、とある日本のメーカーが多くの苦難を通して、彼らの強い要望を受けて蘇らせてものであることを、最近、ある書籍で読みました。これらの演奏を聴いて、より一層誇らしく感じました。

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