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yukidaruma さんのレビュー一覧 

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     2021/04/15

    この本が発売された2020年から2021年にかけて世界の政治に目を向けると中国新疆ウイグル自治区の少数民族への人権侵害、ロシア政敵への襲撃、アメリカの大統領選挙に纏わるフェイクニュースなど島国の日本人にとってなかなか理解しがたい事実が次々と報道される。しかし、報道が正しければこれはファクトであると自分で判断するしかない。そしてこの本に現れる日本の小説家を描いた現在とも近未来とも思われる物語。これを非現実のフィクションと捉えるか現実に起こり得ることかは読者の判断と思われるが、今の世界もしくは日本の政治を見ると私は到底「非現実」とは思えない。但し、この本を読もうと思うにはそれなりに勇気が必要。何せ岩波書店である。主要な大手出版社はこのようなテーマには手を出しませんと宣言しましたか?言論の自由をまで放棄しませんようと願うばかり。桐野夏生の小説はほとんど読んでいない私とっては新聞の書評を頼りに買わざるを得ない。心に暗く重く圧し掛かるテーマだったが読んでよかったと思う。この本を出版した著者、出版社を讃えたい。

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     2021/04/13

    邦題の「Crosby, Stills, Nash & Youngの真実」を見てこれは欲しいと食指がのびるが、如何せん高価な本なので立ち読みで買うかどうか決めようと思っても地方の本屋に置いていることはまずないのが今の出版業界の実情。よって、市の図書館で購入してもらい読むことにしました。
    ニール・ヤングは自伝や回想録などの自著が出版されていることもあり、信憑性にそれほど疑う事はないが、この本はジャーナリストが本人たちのインタビューや関係者への質問に答えるなどで組み立てた「事実」もしくは不確かな推測で構成されているように思える。よって「〜だった」という断定ではなく「〜だったようだ」という歯切れの悪さがいたるところで見られる。もっとも、インタビューされるCSNY側も麻薬漬けの状態であったことや感情移入が激しい時代だったこともあり「事実の限界」も承知して読むことも必要。
    キャス・エリオットやジョニ・ミッチェルなどがCSNY結成の背景にある事や時代背景に基づいた曲作りなど「事実の羅列」は理解できたが、アルバムごともしくは個人の音楽性の分析に物足りなさが感じられ、本当にCSNYを「愛してやまない」というところが私には読み取ることができなかった。ましてChapter 9「ポスト・ビートルズの呼び声、顔を出すエゴ」の様にビートルズを意識してCSNYを聴いていた覚えは全くない。「業界の中だけの真実」の本だとしたら当時のファンにはあまりお薦めしない。

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     2021/04/08

    ジョニ・ミッチェルに関する日本語翻訳本では、「ジョニ・ミッチェルという生き方」(ミッシェル・マーサー/著)があり、生れた育ったカナダの時代からの半生が本人からの聞き取りを基に当時の写真と共に克明に「生き方」が語られていました。これは小説であるかのようなドラマで何度か読み返しました。それから10数年後、Archives Vol.1の発売を機会にアルバムレビューが中心となった五十嵐正さん監修のこの本が発売されました。
    初期の「Both Sides, Now」のような曲に魅せられ全てのアルバムを聞き続けてきましたが、改めて振り返るとレコード業界や政治、自然環境の時代背景、人生の転機、実の娘との再会などを機に様々に転変するジョニ・ミッチェルが走馬燈の様に蘇って来ます。よくぞこの機会にこの本を出してくださいました。185ページの本でそれほど厚くはありませんが、アルバムの曲を思い出しながら読み切るのに1週間掛かりました。それ程内容の濃い本です。昨年発売された「CSNY」(ピーター・ドゲット/著)と合わせて読むと彼らとの関りが並列した線路の様に読めて面白いと思います。
    何故かこの発売のタイミングに「ロックング・オン」の最新号までが特集が組まれましたが、その内容の濃さと取材力、説得力はこの本にはかないません。

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     2021/03/21

    発売された2001年当時、シカゴに住んでいましたが書店、レコード店以外のホームセンターでも置かれていたこのCD。ジャケットの不思議さに惹かれついつい買ってしまいました。Liveの入ったEP盤まで発売され、その後DVDも発売されました。イリノイ州で育ったこともあるのか、結構売れていたようです。翌年にはNorah Jonesの「Come Away with Me」が発売され、何となく暗めのジャケット、落ち着いた歌い方が支持された女性シンガーが支持されたのは、9.11の影響もあったのでしょうか。このアルバムは、Shawn Colvin7枚目のアルバムですが、代表作と思います。とにかく良い曲が揃っています。2015年には「Uncovered」をリリースしましたが、これも良かった。ハズレのないハスキーで温かさのあるシンガーです。

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     2021/03/20

    映画館で映画を見てからCDを買って聞きたかったが、地方では見ることはできませんでした。でも、エリックの歴史を自叙伝を読みながら聞くと興味深い曲が並んでいます。是非、映画を見れなかった方は自叙伝を読んで聞くと涙を浮かべながら聞きこむことができます。デレク&ドミノズの曲は私にとっての一番のハイライトです。

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     2021/03/20

    80歳になったAaron Nevilleが2009年に発表したクラシックスタンダードとなった曲ばかりを自分の解釈で歌った作品集です。どれも聞き覚えがあって親しみのある名曲です。ネビル・ブラザースとしての名曲、アルバムが数々あるものの、Linda Ronstadtのゲスト曲の方が日本では有名のようです。New Orleansではハリケーンの災害で家を失ったり、兄弟が亡くなったりとアメリカでの活躍とは裏腹に苦労と悲しみの連続となっているようです。サム・クックの最後に入っている「A Change Is Gonna Come」を聴くころにはなぜか涙が出てきます。

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     2021/03/19

    私が最初に聞いたRuthie Fosterのアルバムがこれ。1曲目から11曲目までは一気に聞き入ることができます。その後に発売されるLive盤にもこのアルバムから多くの曲が取り上げられます。黒人歌手特有のシャウトすることはほとんどなく、ジャケットを見なければ人種が分かりません。(差別している訳ではありません)それもそのはず、多くのアーチストとの交流で様々なジャンルを吸収し、自分の曲として昇華すること出来る稀な歌手と思います。それがまた長く表舞台で活躍する術なのかも知れません。その後もLet It Burn (2012) Promise of a Brand New Day (2014) Joy Comes Back (2017)とアルバムが続きますがどれも期待を外れることはありません。全て★5つです。このアルバムではやはり1曲目から3曲目までが私のハイライトです。

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     2021/03/18

    2021年グラミー賞BEST FOLK ALBUMを受賞したこのアルバム。日本発売が3月12日でグラミー賞の発表が3月15日。商品説明にもある様にオフィシャルサイト上で発売されていても日本人のじいさんには何とも面倒くさい。ようやく手にしたのはグラミーの結果を見てからでした。CDは写真2枚、何のコメントもなし、トラディショナル、人の作品ですので何の説明も必要ありません。と言う事で、久し振りに聞くギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス、相変わらず心地よく聞けます。次は、オリジナルのアルバムを期待しています。レヴューしようにも商品説明で詳しく語られているので必要ありません。個人的にはギリアン・ウェルチの歌う「Hello In There」がとっても良いです。

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     2021/03/18

    このLive盤は、同年発売された「Daring Adventures」を前後して行われたLiveを収録しています。前年の1985年はイギリスではDire Straitsが「Brothers in Arms」という大ヒットアルバムが発売されRichard Thompsonは大いに刺激されたものの「Across a Crowded Room」はさして注目もされず売れもしなかった。そんな最中に行われたこのLiveでは前年に引き続きChristine Collister と Clive Gregsonが参加し、前作から変更してアメリカ人のミュージシャンが参加した「Daring Adventures」 からの曲も含まれています。前年のAcross A Crowded Room Live at Barrymore’s 1985のツアーメンバーと比較しサウンドにAccordionが加わり、また2枚のスタジオアルバムと比較するなど色々な視点で聴くのも楽しみです。いずれにしても、この時代イギリスとアメリカを行ったり来たりの狭間で試行錯誤するRichard Thompsonを35年後の今の時代に聞く事ができのは嬉しい限りです。

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     2021/03/18

    LD盤を持っているのでどうかと思ったのですが、プレーヤーが何時壊れるか不安なので買いました。こういうCDの発売は大歓迎です。曲目を見ると、LD盤では入っていなかった曲「Warm Love Gone Cold」「How I Wanted To」や曲順が一部違うなど音質も良く、傑作です。Christine Collister と Clive Gregsonが参加したこの頃のアルバムは、親しまれる曲や演奏の質が高く、数々あるRichard Thompsonのアルバムの中で最も好きな年代です。LD盤で抜けていたChristine Collisterが歌う「Warm Love Gone Cold」はClive Gregsonが歌っていた「Summer Rain」はLD盤では入っていたので納得です。私にも1曲ぐらいは「歌わしてくれ」と言う事です。85年から86に掛けてのLive盤はこの他にもLive At Rock City: Nottingham 1986やシカゴ公演のFaithlessがあります。ツアーのメンバー構成が違い、全く同じ演奏でもリストでもないのがRichard Thompsonらしい引き出しの多さでどれも甲乙つけがたい内容です。Christine Collister が絡む「Wall Of Death」は出色の出来栄えです。

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     2021/03/17

    若き頃は、なけなしの小遣でレコード盤は発売されれば全て買い、中にはCDに買い替えたものもありました。完成度の高いLive盤やDVDも全て観ました。哀愁、シニカル、個性あるメンバーのボーカル、心の琴線に触れる旋律、Pocoのメンバー加入などなど、言い尽くせぬ何もかも優れていました。そして今、このアルバムに何を期待しましたか、誰がこんな高価なCD、Blu-rayを買うのですか、かく言う私もCDを買いましたが、さすがに70代のおじいちゃんが老体を振り絞る映像盤は買いませんでした。特に期待した訳ではありません、何か新しいものが見たいという「はかない願望」です。グレン・フライは亡くなりました、ドン・フィルダーとの金銭トラブル、お決まりのメンバー間の仲違い、いろいろ突っ込みたいのもイーグルズ(「イーグルス」は正しい発音ではありません)を愛してこそのボヤキです。カントリーの大スターVince Gillの加入だけが救いです。

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     2021/03/17

    ’Til Tuesdayでデビューした頃は、ビジュアル系ポップで長続きはしないと思ったのが大間違い。Aimee Mannとなって出すアルバムは、地味でモデルの容姿以外は目立たないフォークシンガーのイメージでしたが、アルバムはどれもコンセプトのしっかりした完成度の高い作品が多く、一度買ったら次も次もと引きずること間違いなしです。このアルバムは2018年グラミー賞ベストフォークアルバムを受賞しました。商品説明どおりで特にレビューの必要はありませんがそれでも星は5つ付けます。

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     2021/03/17

    Rhiannon Giddens2枚目の作品は人種差別など黒人の歴史をコンセプトにしたアルバムですが、中でも本人の作品ではありませんが「Birmingham Sunday」は1963年に起きた黒人の教会をKKK団が襲撃し、4人の黒人少女が亡くなった実際の事件をモチーフに作られた曲です。古くは1964年にジョーンバエズも歌っていました。日本人には到底作れない根深い歴史の中から作られた「音楽」です。また何年か後に同じようなアルバムが作られないように祈るばかりです。

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     2021/03/17

    Rhiannon Giddensの歌は数々あれどこのアルバムに入っている「Moonshiner’s Daughter」
    は最も好きな曲です。黒人で働き者だった祖母のことを歌った曲のようです。5曲入りのEP盤ですが、2017年グラミー賞の2部門でノミネートされたアルバムです。

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     2021/03/17

    あまりよい表現ではありませんが白人男性と黒人女性の夫婦でフォークグループです。Allison RussellはRhiannon Giddensらと共に「Songs of Our Native Daughters」を作るなど現代のフォーク界を牽引する女性シンガーです。スタジオアルバムでは2枚目ですが、フォークとは言いながらソウルフルな歌声は馴染めます。アルバムのハイライトはやはり「Love In Wartime」です。静かに始まりドラマチックに盛り上がる様は日本人好みで聞き惚れます。残念ながら日本ではRhiannon Giddensほどには注目されませんが、私は好きです。

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