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大審問官 さんのレビュー一覧 

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/07/08

    初出盤を購入しています、演奏、音質ともに素晴らしいものでした。
    しかし、このボーナストラック追加という販売方法(マーケティング)はうんざりです。ボーナストラックではなく、「2022年の再共演盤」として1枚で出してください。
    ボーナストラックのために重複楽曲の方が多いものを買え、というのはいかがなものでしょうか。
    「ファンなら買うだろう」という魂胆が透けて見えるのがお寒いですね。
    ウィリアムズとウィーンフィルの演奏は素晴らしいので誤解なきようにお願いいたします。

    12人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/02/16

    やはり、ウィリアムズといえば、ウィーン・フィルでもベルリン・フィルでもない。ボストン交響楽団でしょう。これぞウィリアムズ。これぞアメリカ。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/06/05

    素晴らしい。
    全体的にはスマートで体脂肪率の低いキビキビとしたクリーブランド管弦楽団らしい演奏で、素晴らしくまとまりが良く、上手い。
    1番のもたれない進行は若々しいブラームスで突進力が素晴らしい。白眉はムジークフェラインでの2番だろう。ムジークフェラインでの映像作品で最も音質が良いのではないだろうか。4楽章のコーダ、一切フォルムが崩れないアンサンブルは圧倒的だ。アメリカのオケを酷評する人間が多いが、これだけ上手ければ文句もあるまい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/12

    サヴァリッシュがEMIに残した一連のドヴォルザークは、チェコやハンガリーの系譜の指揮者の表現とは明らかに違い、シンフォニックで堂々たるものでドイツの指揮者が残した録音では出色。サヴァリッシュのバックはグートマンの慎ましくも温かなソロを決して邪魔をせず、スケールの大きく奥行きのあるサポートで音楽そのものを楽しめる。指揮者、独奏者ともに才気に走ったところがなく、心地よく身を任せることができる。セールス的には目立たない盤かもしれないが、こういった演奏が評価されないのだとしたら、寂しいことである。
    音質も良く、ヨーロッパ系のスピーカーで聞いたら一層引き立つだろう。実演で聞いたサヴァリッシュ、フィラデルフィア管のコンビにかなり近い音質である。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/02

    CDで先に音源が出たが、断然映像で見られたい。とにかく、核心に満ちた表情で丁寧に音を紡ぐ奏者達。単なる音符が羅列された楽譜ではない、この人たち、この日にしかできなかった音楽なのだ。日本で奇跡が起こったとしか言いようが無い素晴らしい記録である。なお、NHK放送時にはカットされていたが、本DVDでは終演後に舞台袖にかけよる若き日のエクストンレーベル主宰者の江崎氏の姿が見られる。チェコフィルと関係の深い氏にとってもよほどの感動的演奏だったのだろう。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/02

    これぞ、愛国音楽。そこにアイデンティティーを見出すものたちのみにしか為し得ない音楽。このような奇跡的な演奏が東京でなされ、遺されたということの妙に感謝したい。本演奏はNHKからも映像が出されている。そちらと合わせて楽しまれることを是非オススメする。冒頭ビシェフラドの穏やかな表情から、クライマックスの鬼神のごとき形相のクーベリック。それに応えたチェコフィルメンバー達の終演後の晴れやかな表情・・・。いずれも素晴らしい。なお、本演奏に下らない評論家氏の解説は不要。この御仁、国民国家や愛国心を「卑しいもの」と捉えているようで、ロイヤルコンセルトヘボウのロイヤルという呼称にもいちゃもんをつける程度の低い「教授様」である。とにかく、ブックレットなどには目を通さず、CDをかけ、一気に聞きとおされることをオススメしたい。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/26

    ボスコフスキーとVPOの録音ではここに所収の「こうもり」以外聞いたことが無く、購入。いずれの演奏もつややかで輝かしく、往年のVPOの魅力十分。この明るくて軽くて、それでいて輝かしいところがVPOの真骨頂なのだ、ベートーヴェンやらブラームスのしかめつらしい堅い音楽をやるよりもこちらが本領だろうと思わず言いたくなる。
    さて、音質もまずは年代を考えれば優秀と言えるが、拙宅にあった、他のCD所収の「こうもり」(同じ音源)よりも解像度がややもや付いて、音場感も平板に感じられたのは何故だろう。このシリーズのマスターはどこのものを使用しているのか分からないが、マスタリングの問題だろうか。いずれにしても、これぞVPOと言ってよい楽しい演奏であり、この価格ならば損は無い。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/05

    マエストロサヴァリッシュの残した、ベストフォームの録音のひとつ。
    恐らく、曲が地味なだけによほどのサヴァリッシュマニアしか手にしていないかもしれないが、マエストロの音楽が好きな方には是非聞いていただきたい。
    ウェーバーの交響曲?と思う向きもあろうが、ハイドンとシューベルトを足して2で割ったような明快、明るく、古典的な構成が見事な曲だ。
    マエストロの指揮はオケをぐいぐいとリードしながら、一切荒くならず、潤いすら感じさせる進行が見事で、曲の長さも適度なこともあり、音楽が見事に躍動し一気に聞きとおせてしまう。
    オケがバイエルン放送響であることも大いにプラスで、その水際立ったアンサンブルは流石であり、音楽性においてはベルリンPO以上、という評価も納得。
    音質は聞きやすく、若干遠く感じられるものの、大き目の音量で一気に聞きとおしたい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/17

    原曲については無知です。

    オーケストラが非力すぎる。
    特に静寂さ、繊細さが要求される緩徐楽章は頂けない。のっぺりと
    して、ダイナミックレンジの狭い表現は日本のオケの
    最大の弱点。音の移ろい、ニュアンスの妙こそが、オーケストラ
    でやる一番の醍醐味だし、吉松のやりたかったことではないのか。
    その点では誠に消化不良。

    『舞楽』は故岩城宏之が見せてくれた気宇壮大さが欲しいし、
    『アトムハーツ・クラブ組曲』についてはオケの弦楽器群の弱さ、
    音程の不安定さに苛立ちを覚える。『タルカス』のように勢い
    で押し切れない部分が多かったからだろう。

    音質も硬く、80年代CD初期の音のよう。奥行きは浅く、およそホールを感じることができないマルチマイクらしい録音。DENONのオーディオ機器にも通じるといったら言い過ぎか?のっぺりしたオケに相応しいともいえるが、モノトーンの世界。パレットの色数の少なさを感じる。客が埋まって響きが削がれているのもあるだろうし、「ライブ録音」というのも勢いという部分でプラスなのは分かる。しかし、せっかくならタルカスだけでもセッションで再録音していただきたい。
    クラシックで、オケでやる、ということに意義を見出すのであれば「響き」や「音色」そのものにもっと気を配るべきであろう。もちろん、それは吉松の責任ではなく、指揮者とオケの責任だ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/26

    マエストロによって本盤が遺されたことに感謝したい。どちらかといえば、マイナーな曲集であるが、円熟とか、品格とかそういった単語を当てはめるのもおこがましい演奏の記録である。
    「恋愛禁制」の前のめりになりそうな躍動感。「交響曲」の静寂。「歌曲集」の慈愛に満ちた表現。最後に堂々華麗たる「リエンツィ」をもってくるあたりが憎い演出だ。フィラデルフィア管弦楽団の持てる能力を存分に発揮させたマエストロの手腕。そうか、この記録はマエストロがフィラ管の能力を楽しんでいるのか!最後の「リエンツィ」のコーダで手綱をゆるめて「さあ、思う存分やっていいよ」とマエストロがキューを出している姿を想像してしまい思わず一人でにやけてしまった。
    HQCD盤になり、帯の「新着マスター使用」という標記がいったいどのマスターなのか?と訝しく思ったが、それも杞憂に終わった。音場がやや深みを増し、各楽器の輪郭も鮮明とリアルさを増している。その結果演奏そのものがスケールアップして聞こえるし、細部も混濁が無い。薄いベールが一枚はがれた印象で、このHQCD化は大成功。再発したばかりとはいえ、曲が渋い。早めの購入をオススメしたい。マエストロとフィラ管を愛するものにはマストバイといえる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/20

    流石にチェコフィルにとってはいわゆる自家薬篭中の曲。
    何千回と演奏しているに違いないが、小林節よりもチェコフィルの
    伝統、美しさが勝り、圧倒的演奏になっている。
    この曲のCDは多く、幾多の録音を聞いてきたが、
    演奏は良くても音質がいまひとつだったり、
    その逆もあったりでなかなか納得いくものがない。しかし、
    演奏と音質のバランスのよさで本盤は圧倒的高みにある。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/27

    マエストロが満を辞して取り組んだベートーヴェン交響曲全集。その白眉がこの『英雄』だと個人的には思う。
    本演奏初出時に某評論家に「没個性、今演奏する意味なし」との評価をされていたのを苦々しく思ったものだ。
    「個性的」と言う言葉を勘違いして、ただ目立ちたいだけの、奇妙奇天烈なテンポ設定、ぶったたけばいいだろ、と言わんばかりの浅はかなティンパニ強打で「迷演
    」を残しているその某評論家や、それに大ブラヴォーを叫ぶ聴衆にしてみたら、本演奏は全う至極の「没個性的」「凡庸」な演奏になるのだろう。
    また、非西欧人である私に、いわゆる「ドイツ正統派」というレッテルや「伝統的解釈」といったものは全く意味を為さない。ドイツ的演奏という語感を「低音ずっしり」「骨太」という言葉で表すのであれば、朝比奈隆の演奏の方がよほど日本人が考える意味で「ドイツ的」だ。
    閑話休題。
    「個性」にも「ドイツ的演奏」にも興味のない私が、『英雄』の演奏に初めて感激し、幾度の鑑賞に絶え、反芻したいと思わせるのがこの全う至極なマエストロの演奏である。やや明るめの音質、コンセルトヘボウの軽やかな、しかし、丁寧に丁寧に音を紡ぐ様が凡百の音響だけのオケと一線を画しており、情報量が多く、しかもそこかしこに即興的な感興もはらんだマエストロのベストフォームのひとつといえる。
    3楽章のスケルツォはモダンオケによる録音ではその足取りの軽やかさでベストに推したいし、終楽章の一糸乱れないコンセルトヘボウならではの強靭な合奏にはうなるしかない。
    音質も、デッカ、フィリップスとも違う、やや明るめだが、EMIにしては響きを多く取り入れながらも、細部が埋もれ過ぎるということもなく、程よいコンサートプレゼンスを感じさせる点が非常に好印象。
    また、初出オリジナルジャケットで復活してくれたのもありがたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/02

    本演奏を聴いて、「スタンダード過ぎる」、「平板」と思われた方は、
    大き目の音量で聞くか、ヘッドフォンでのリスニングを推奨したい。
    古楽器系を愛でる方には緩く聞こえるかもしれないし、過去の個性派
    大巨匠を愛でる方には物足りないかもしれないが、サヴァリッシュの
    録音は音質そのものはハイファイ録音ではないが、なるべく高解像度
    な装置で、大き目の音量で聞いた時に真価を発揮する。

    音質についてはナンバーにより若干のばらつきがある。
    音像、音場、鮮度の良い順でいくと、3と1、4と7、5と6、2と8、9
    の順となる。
    また、演奏内容についてサヴァリッシュのベストフォームを伝えているのは
    3と1だ。
    ライブの2、8、9はさすがに観客が入っているため音場が窮屈
    でライブ録音の制約もあろう。
    しかし、この価格、この内容であれば、座右に1セット置くことをオススメしたい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/01

    サヴァリッシュの演奏は鋭敏なバランス感覚と安全運転だけに終始しない
    即興性の見事な融合に特徴を見出せる。
    確かに、バランス感覚が出すぎる演奏に出くわすと「安全運転」「生真面目」
    「平均点」という評価になることがある。
    しかし、即興性が見事なバランス感覚の上にたち現れたとき、
    我々はドイツ本流の指揮者による管弦楽を聞く醍醐味をこれでもか、と味わうことができる。
    日本人の音楽評論家など全く信用できない人種なのであって、くだらないランキングなどでもカラヤン、ベーム、バーンスタインあたりの評価が高いので、返ってサヴァリッシュのような優れた演奏が見過ごされてしまうのは残念であるが、この(安すぎる)価格が多くの人にふれるきっかけになれば、と願わずにはおれない。

    いずれもすばらしい名演だが、初めてサヴァリッシュに触れる方は2番から聞いてはいかがだろうか。
    立体感のある、彫りの深い、しかし不自然さのかけらもない進行。終楽章はセッション録音ながら、ノリにノッている。最後の最後のティンパニの一撃!ここまでこのティンパニを強打させ、しかも不自然さがなく、はまっている演奏も無い。サヴァリッシュの即興性が見事にはまった名演の一例といえる。
    1番は、N響、フィラデルフィア管との演奏どちらも生で聞くことができたが、
    このロンドンフィルとの演奏もスケールが大きく、一点一画を揺るがせにしない、しかし全く窮屈でない、という過去のどんな指揮者の演奏に勝るともおとることがあるまい。3番、4番、管弦楽曲各種も隙が無いできばえ。

    EMI原盤だが、音質も申し分ない。セッション録音ゆえ丁寧にとられており、各楽器の質感も素直で、マスとしての音響と、楽器のクローズ
    アップも自然だ。老婆心ながら、解像度の高めのシステムで大き目の音
    で(ないしはヘッドフォン)のリスニングを推奨したい。サヴァリッシュの潤いのある流れの良い演奏が堪能できるはずだ。
    プロデューサーとエンジニアがサヴァリッシュの音楽をよく理解していたのであろう。座右に1セット置いておきたい名全集として広くオススメしたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/02

    何も足さない、何も引かない。
    マーラーとノイマンとチェコフィルとエンジニアの
    邂逅の妙に感謝したい。
    この時、この場所でしか成しえなかった音楽とノイマンとチェコフィルを
    深く理解し、愛した江崎氏による名録音。
    SACD化によりこの名演にさらに磨きがかけられた。
    とにかく、マーラーの9番で最も取り出すのはこの録音だ。
    一楽章コーダのオーボエの音はこの世のものとは
    思えない。
    全編慈愛に満ちており、焦りも傲慢さも一切感じない。
    ダイナミクスは広く、音は柔らかい。
    マーラー9番演奏史に残る名演、名録音であろう。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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