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フィルモ さんのレビュー一覧 

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     2011/07/05

    事実と真実は違う。当時の記録映像をそのまま流せばそれは事実だろう。しかしそこからその戦場にいる人間一人一人の「真実」を見いだすことはかなわない。過去の「真実」は誰にも分からない。だからこそ現在の我々は手掛かりを元に懸命に想像するしかない。この映画のスタッフ、キャストは真剣にそれをやっていると感じた。アメリカ人の映画スタッフがこれほど真剣に日本の側から戦争を考えてくれたのは画期的ではないだろうか?これがアメリカ映画である意義は大きい。「父親たちの星条旗」とペアで制作されたことによりアメリカ人の観客にもこの映画の制作意図を正確に酌んでもらえたのではないだろうか? 極論だがこれは映画であり、映画はお客さんに観てもらわなければ存在に意味はない。多くのお客さんに真剣に「真実」を伝えようと努力してくれたことに日本人として感謝したい。

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     2011/07/05

    この映画の評価は難しい。最初観たときは物凄い嫌悪感を覚えた。その反応が正しいと思う。キューブリックは例のごとく暴力の魅力を魅力的なまま撮している。キューブリックはまるで悪党仲間の一員になって、今で言えば動画サイトに投稿するようなつもりで、喜々としてカメラを回している。正常な人なら当然嫌悪感を持ってしかるべきだが、アレックスたちと同じ種類の人間には大喝采をあげて歓迎されるだろう。そして困ったことには、今となってはわたし自身その映像に心地よい魅力を感じてしまうのだ。まるで麻薬のような映画だ。この映画は毒であり、取り扱いには厳重な注意が必要だ。キューブリックの才能が恨めしい。この映画の存在の是非を、今も観る度に測りかねる。

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     2011/07/05

    MTV感覚で描いたシニカルな湾岸戦争その後の物語。時折笑いを交えた軽いノリのロック調の冒険たんがかの国のシリアスな現実を浮き彫りにする。スピード感ある滑らかなカメラが、観客になんの心の準備もさせないままギョッとする残酷な一瞬を目撃させてしまうゲリラ的な手法。ノリノリロックな表層の下に実は現実に対する激しい怒りや苛立ちがふつふつと湧いている。公開は1999年でしたか。当時はまだ湾岸戦争後が生々しく、こうした手法でなければこうした内容は作れなかっただろうと思うし、こうした手法で観客に現実を突きつけたのは確信的な知能犯だと思う。製作陣がアメリカとその同盟国に一番言いたかったのは、「おまえらなんのつもりでこの戦争をやったんだ?」ということではないかとわたしは思いました。敗戦国から金塊を巻き上げようというストーリーは実に象徴的だと思います。

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     2011/07/05

    ドラキュラといえばタキシードにマントをひるがえす妖しいオーラをまとったヨーロピアンな中年紳士という往年のイメージが好きな人間には長髪ロックな青春よもう一度的たたずまいはいかがなものか?と。ドラキュラの内面に迫った脚本は、闇に生きる魔物貴族というより、失った恋人を永遠に求め続けるロマンの人という面が強く、少女マンガチック。デザイン性の強い衣装や、スタジオ撮影主体の人工的な映像もマンガっぽくて、どうもわたしは素直に入り込めなかった。女性向きの映画なのかな? ホラーよりもファンタジー寄りの恋愛悲劇。

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     2011/07/04

    わたしの持っているのは古いDVD。当然吹き替えは無しで、確かに山田康夫の吹き替えは是非欲しい。この映画で際だっているのは殺人犯サソリのキャラクター。サイコでありながら、社会の風潮を利用し、馬鹿にし、甘えている、わたしは実体験としては言えないが当時の一つの社会性の極端なキャラクター化なのだろうか? それに対して「ふざけるなあ!」と怒りを剥き出しにして立ちはだかるのがハリー・キャラハン。彼が相手にしなければならないのは犯人だけではないのだ。その後ろ盾となるままならない社会のルール。その苛立ちが彼をダーティーに駆り立てる。バイオレンス描写も生々しく、ショッキング。それでいて冷静にアクションを処理しているドン・シーゲル監督の腕は最高の冴え。引き締まって無駄がない。その後人気シリーズとなるわけだが、やはりこれは別格の傑作。

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     2011/07/04

    この映画のレビューなどまったくもって今更に思うけれど、この映像には本当に驚き、興奮した。「ターミネーター2」「ジュラシックパーク」を経て、コンピュータに描けない物など無い、もうどんなに凄い映像が現れても驚かないだろうと思っていた。しかし見事に驚かされた。そうか!まだこんな見せ方があったのか!!??と。驚きの理由は、被写体よりも、それを見るわたしたちの「視点」を見事に変えてみせた点だ。もう何を見せられても驚かないと思っていたのに、そう思っているわたしたちの「目」自体を変えてしまったのだ。まったく思ってもみなかったことで、これほどの心地よいショックは、この先得ることが出来るのか、それが心配だ。本当に革新だった。

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     2011/07/04

    公開当時かなり夢中になり、何年ぶりかにサントラまで買って浸っていた。この映画の影響で一時リアルなサイコ殺人物を熱心に見たが、すぐにうんざりして逆に大嫌いになってしまった。こんな不愉快な話、全然面白くない、と。しかしこの映画だけは今も面白い。その後大流行したサイコ殺人物、リアル警察物とは別の、この作品しか持っていない魅力があるようだ。それはやはり最悪に危険きわまりない人食いレクター博士と、自分のキャリアを得ようと懸命に頑張っているFBI訓練生クラリスの、ファンタジーと、リアルな心理が渾然とした不思議で微妙な関係によるのだろう。それもつかの間の、闇に置かれたダイヤモンドに一条の光が当たったような奇跡的な輝きのようだ。次作においてその奇跡は起こっていないように思う。サスペンスも胃が痛くなるほど強烈。このジャンルにおいてこれ以上の傑作は現れないだろう。

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     2011/07/04

    原作者がキューブリックの映画版をおいおい冗談じゃないぞと思うのは分かる。しかし映像においてホラーがまったく分かっていないのはキングの方。まったく怖くないし、退屈。本来のシャイニングの意味は分かったけれど。キューブリックがいかに原作を「材料」としてしか扱っていないかも。映像において時間は一様に流れる。読書においては物語に流れる時間は読者のイマジネーション次第で無限に変化する。その関係をキューブリックは当然のこととして計算しているし、キングは、小説を書くのと同じ感覚で脚本を書いてしまっている。原作者のエゴとして気持ちは分かるけど、原作小説の方が比べようもなく優れていると思う。

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     2011/07/04

    公開当時はCGのリアルな恐竜に本当に驚いた。その恐竜たちが人間たちを襲うスリルとサスペンスはさすがスピルバーグ。でも、脚本は今ひとつよくない。もし、現実に目の前に本物の恐竜が現れたらどうだろう?きっと物凄く驚いて大喜びするだろう。映画にもそういうシーンはある。が、「科学技術の乱用」と批判に転じるのが早すぎる。セリフでは恐竜の「制御できない恐ろしさ」を言っているけれど、実際は人間が余計な事をやって自ら墓穴を掘っている。恐竜が恐ろしいのではなく人間が馬鹿なのだ。それで説教臭いセリフを言われてもな〜と白けてしまった。しかし2011年の現在、人間の馬鹿さかげんはこの映画の示唆する通りで、白けている余裕などなくなってしまった。

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     2011/07/04

    一見壮大な物語に見えて実は二人の男の確執のドラマ。片や実力才能伴った、本来皇帝になるべきだった優秀な人格者。片や血筋と地位ほどは才能もなく、嫉妬に狩られ陰湿な復讐を行う権力者。奴隷と皇帝という対極の立場にありながら、精神的にはまったく逆転し、ついに皇帝は最後まで彼にかなうことがない。気高き精神を貫き通した男の英雄物語。堂々たる風格で演じたラッセル・クロウがかっこいい。映像と音楽も壮大壮麗で、興奮する。リドリー・スコットはついに「エイリアン」「ブレードランナー」と並ぶ代表作を作り上げた。

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     2011/07/04

    ファミリー映画の良作。是非親子でお楽しみくださいとお勧めしたいです。ファミリー映画というと子どものレベルに合わせた薄っぺらな生ぬるい物を連想してしまうだろうが、本当に良いファミリー映画というのは決してそういう物ではないと思う。この映画はどの世代であってもそれぞれの感慨を抱いて、楽しく笑いながら、観られる映画だと思うが、小学生くらいのお子さんをお持ちの方は是非いっしょに観てほしい。きっと親子で観る意味があると思う。ジョー・ジョンストン監督はきっと幸せな家庭人なのだろうと想像する。

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     2011/07/03

    脚本がそうなのだろうがティム・バートンにしてはストレートな残虐描写があって、あれ?と思った。それまでの良くも悪くも箱庭的な作りではなく、ゴシックホラーとモダンミステリーが上手い具合に融合された非常に良くできたストーリーで、娯楽大作の風貌。相変わらず小ネタは満載ですが。ティム・バートンはハリウッドの一流メジャー監督になったのかな?と思ったのですが、その後はやっぱり相変わらずのようで。ストレートなホラーではないが、本格的なホラーの風味も十分味わわせてくれる、ファンタジックなゴーストストーリー。ホラーファンも、ホラーは苦手だけどたまには怖い物を観てみたい人も、両方満足させてくれる品の良い逸品。

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     2011/07/03

    最初観たときはなんか中途半端でこぢんまりしていてあんまり面白くなかった。それまで猿にいいように扱われていた人間たちが反撃に転じて、猿どもをめたんめたんにやっつけて、「やっぱり猿より人間の方が怖いな」という展開を期待していた。ところがどうもそういったはっきりした展開をしないで、猿も人間も、どっちつかずの煮え切らない態度。苛々するなあと思ったのだが、ようやく気づいた。猿も人間も、似たようなものなのだ。オリジナルは猿と人間の立場が逆転して「人間とはなんなのか?」を問う内容だったが、リイマジネーション版はもっとひねくれていて「猿も人間もそんなに変わりはしないじゃん?」と言っているようだ。そこから「では人間らしさとはなんなのか?」を見いだしたいところだが、やっぱりはっきりしない。どうやらティム・バートンは本気で人間を猿と似たような物と思っているらしい。ユニークだ。猿のメイクも本当に本物の人間みたいだ。

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     2011/07/02

    冒頭の戦闘シーン、顔面蒼白、頭が真っ白になった。ここまでのリアリティーが必要なのか?と言う批判は当然あっただろう。過去の戦争を正確に記録しようという作業には当然今の戦争に対する思いも込めているだろう。その作業において、戦争の是非はともかく、とにかく実際どういうものなのか?まずは知ってくれ、という強い思いがあるのではないか。戦争を決定する者が一兵卒と同じ戦場に同じ条件で身を置くことは稀だろう。物語で子どもたちを亡くした母親のため、最後の息子を無事に帰還させるよう命令が出される。命令した者は可哀相な母親に対する善意からだろうが、実際に戦場で命令を受けた兵士たちは「はあ?何寝惚けたこと言ってやがるんだ?」というのが本音ではないだろうか?しかしアメリカは軍規に厳しい国である。命令や戦争の是非など一兵士の意見することではない。しかし戦争の意志はこうして決定されるのだ。だからこそスピルバーグはこれほど執拗に戦場のリアルにこだわったのではないか?まずは、見ろ、と。そして知った上で、考えるがいい。だから我々も目を背けずに、見て、知るべきである。

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     2011/07/02

    理屈派クリストファー・ノーランがいかにも頭の中でこねくり回したようなストーリー。しかし極力現場で撮影することにこだわった映像は驚きのクリアーさで、え?これCGじゃなかったの?とびっくり。その労力も含めて思いっきり褒め倒したいところですが……わたしは映画館で観ていて途中うつらうつらと自分の夢の中に入ってしまいました。2重3重に層の違うアクションが重なり、それぞれのアクションは凄いし、タイムリミットのサスペンスもお見事なのだけれど……、さすがに構造が複雑すぎて純粋にアクションを楽しむことが出来ない。アクション映画が好きな人にはあまりお勧めできないかも知れない。頭の中の知性を楽しむ映画。「ダークナイト」でとことん現実を突き詰めて疲れた監督の息抜きの趣味という感じがしないでもない。非常に頭のいい高尚な趣味で、こちらもそれなりの知能を要求される。このパズルを解ける人には非常に気持ちのいい映画なのだろう。かっこつけて星5つを付けたいところですが自分の知能の自己申告で4つにさせていただきます。

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