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ねずみ さんのレビュー一覧 

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     2021/07/18

     配信 only と諦めかけていた新作が、夏の訪れに合わせてCDリリースされました。
     前作までの少し尖っていた、グイグイと圧してくる部分(それはそれでしっかりと届いていたのですが…)がマイルドになり、個々の楽曲に拡がり、というか、奥行きが出てきたように思います。
     やさしい温もりを感じさせるシンプルなタイトルもいいし、夏の海風を運んでくれるブライトなジャケットもいい。もちろん、一つ一つ丁寧に作られた楽曲たちにもしっかりとした存在感があって、アルバムを支えあっているようです。
     こんな時代に届けられた、しっかりと前を向かせてくれる、今年の夏の愛聴盤としてローテーションしていたい作品集です。

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     2021/07/11

     日本のミュージシャンr、2枚組のオリジナル・アルバム(ベスト盤やライブ盤を除きます。)を作ろうとして作ったアルバムって、そんなに多くはありません。
     思いつくものでも、サザン・オールスターズ、チューリップ、渡辺美里、高中正義、…そして浜田省吾、くらいでしょうか?
     シングルアルバムよりもボリュームも価格設定も高くなる分、リスナー側の期待も膨らむし、制作側の抱えるリスクも大きくなるので、ミュージシャンにとっては一つの大きなチャレンジになるわけですが、これまでの果敢な挑戦者たちは、いずれもそのハードルを越えてきたように思います。
     そしてこの『J.BOY』。2枚組アルバムに新たな伝説を記した金字塔、といっても過言ではないでしょう。
     ここには、まっすぐに音楽と向き合ってきた浜田省吾の生きざまと、青春と、穏やかな広島と、憧れのアメリカと、愛と、やり場のない怒りと、反逆と、それでも前を向く勇気と、喜びと、大切な想い出と、やさしい気持ちと、心に秘めたエネルギーが、ぎっしりと詰まっています。

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     2021/06/29

     「大空港」に始まって「ポセイドン・アドベンチャー」から「タワーリング・インフェルノ」に至る一連のパニック映画の日本版、といった感じで、ニューヨークの地下鉄が暴走する「サブウェイ・パニック」をヒントに、オールスターキャストで固めた、日本映画の出した”解答”がここにはあります。
     手に汗握る展開と幾重にも重ねられた巧妙な仕掛けは、安っぽさを感じさせないどころか、観る者を虜にするだけの質感のある”超大作”に仕上げられています。
     個人的には、最後に新幹線の停車させる場所、いわゆる”ゼロ地点”が山口県(下関市)の小月付近、というのが、山口県に住む者としては「なるほど…」といった感じで、何ともシュールなのです。
     この時代だからこそ創り出すことのできた、ある意味、日本映画の金字塔的作品だと思います。

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     2021/06/27

     四半世紀にも渡るシリーズを締めくくるに相応しい力作、大作揃いの5作品です。ポワロ・ファミリーの久しぶりの再会や、過去の事件で関わった重要人物とのリユナイトなど、ポワロ自身の人生の集大成ともいえるエピソードが、映画のようなスケール感で重厚かつ綿密に描かれています。
     どの作品も素晴らしい出来映えで、視聴者を欺くために巧妙に仕組まれた、お洒落な探偵物語の域を遙かに超えています。推理劇をベースにした本物のヒューマン・ドラマです。
     場面場面に仕掛けられた、謎解きの妙ともいえるメッセージを見過ごすことなく楽しむためには、一度だけの視聴では十分とは言えません。見過ごしてしまった些細なディテールを再確認し、自分自身の未熟な灰色の脳細胞を酷使しなければなりません。そのためにも、自分にとってシリーズのDVDは必要なのです。
     目下、他の出費を切り詰めながら、ポワロ貯金を始めています。

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     2021/06/15

     この愛すべき映画には巷のレコード・コレクターに響くエピソードがあります。
     若い夫婦が些細なことで喧嘩してしまうのですが、喧嘩の原因が実にシンプルで、妻が聴いた夫のレコードを夫が決めた収納のルール(つまり並べ方)どおりに戻さないことに夫が腹を立て、妻を叱責し、罪深さを知らしめる、というものなのですが、そのやり方が実にユニークなのです。
     妻の言い分は、単にアルファベットの並びだけじゃなく、ジャンル別に分類する夫の拘りに「難しい」と言い訳し、夫の「君はシングル盤のB面に興味を示さない」と言われ、つい「B面なんて誰が興味を持つの?」と口走ってしまいます。
     この一言に、夫は「俺だ!」と切れ、妻に対してあるゲームをもちかけます。
     夫がランダムに取り出した何枚かのシングル盤をトランプのカードのように手に取り、妻に1枚引かせ、選んだレコード(ドーナツ)盤のA面のタイトルを言わせます。その後で「B面のタイトルは何か、と俺に聞け!」と言わせ、妻がそのとおりに質問すると、夫は目を閉じて、見事にB面のタイトル名と製造年などを答えて見せます。その後で、自分がレコードにどれほどの想い入れがあるかを妻に告げ、「君と初めて会った時は…」とダンスホールで流れていた楽曲名を答え、「自分にとって音楽は人生のいろいろなシーンを想い出させる大切なもの」と言い放って、腹を立てたまま家を飛び出していくのです。妻にしてみれば、夫がなぜそこまで怒るのか(夫に怒鳴られなければならないのか)、理解できません。
     もちろん、その後でしっかり仲直りできているのですが…。
     このシーンで個人的に唯一許されないのは、夫が素手でレコード盤を触っていたこと。カルトなレコード・コレクターなら絶対にやらない行為だと思うのですが、いかがでしょう?
     この他愛のないシーンだけでも観る価値十分です。 

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     2021/06/13

     ”NWE SEASON”と銘打った、実質”LAST SEASON”の第1集です。
     それまでも何本かあった1話50分の倍の尺で作られた、撮影も編集もテレビドラマのスペックを超えた映画並みのクオリティがあります。
     ポアロ作品特有の複数の容疑者の中に潜む意外な真犯人、その心の奥にじっと隠された犯行動機、ポワロや読者(あるいは視聴者)を惑わすトラップのように仕掛けられた輻輳するエピソード…、最後にポワロが解き明かす真相は、いつも「なるほど」と唸らせる、時にカタルシスのような爽快感と、時に運命に翻弄されながらも愛する人を守ろうとする想いが垣間見えて、感動のフェナーレへと導いてくれるようです。
     1930年代のイギリス、ロンドン。西欧のドラマに馴染みの無い自分は、複数人の容疑者を含む登場人物の名前と顔を一致させるのに一苦労で、謎解きに繋がる重要なシーンも見落とすなど、ポワロ作品を本当の意味で楽しめるまで時間がかってしまいましたが、何作品か、それも繰り返して観ている内に、すっかりこの名作探偵ドラマにはまってしまいました。
     特にポワロシリーズの最終章を飾るこれら5箱のBOXセットは、心に残る名作・大作4本入りのお買い得盤です。欲を言えば、Blu-ray化して、もう少し廉価でセット販売してもられるとありがたいです。

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     2021/05/23

     夏の清涼感漂うイラスト・ジャケットと謎解きゲームのように暗喩的なユニット名…。日本版Airplayのようなコラボレーションは、ソフトに洗煉された楽曲群という点で、解説されているByrne & Barnessという例えがしっくりきます。
     楽曲もアレンジも演奏も、そしてボーカルも、寸分の狂いなく組み立てられている、本物のプロの仕事です。少しの”隙”もなく、完成度が高過ぎて、そのことが欠点というか、要するに、欠点のないところが唯一の”欠点”のようにも思えてしまいます。
     個人的には後半4曲の極上に耽美なフローターが秀逸で、これこそ和製AORの一つの到達点なのでしょう。
     ラストのウィスパーなメッセージ・ソングがいつまでも心に響く、まさに東北新幹線の車窓に走る緑のラインのように”エバー・グリーン”なアルバム、といったところでしょうか。「名盤」です。

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     2021/04/27

     いつものように屋根裏部屋のおもちゃ箱的な粒ぞろいの作品集を届けていただきました!
     個人的な出色はここ最近の最高傑作と言っていいタイトル曲「23歳」と、先日の謝罪会見で種明かしされた珠玉のバラード「キセキ」、それとテクノポップ三部作の完結編(?)「メモトキレナガール」の3曲です。
     KANさんがプロのキャリアを始める前夜の想いをクロニクル風に綴った「23歳」は、単に自身の23歳の頃の想い出話に止まらず、今の時代を生きる23歳に向けたメッセージ・ソングでもあるのです。シンプルでフラットなメロディが頭の中を心地よくループしていきます。
     「キセキ」は前作の「安息」の続編のような趣のある作品で、音符の紡ぎ方が琴線を震わすドラマチックな逸品です。
     「メモトキレナガール」は天才KANさん渾身のスピード感とユーモアに富んだキワモノ作品ですが、そのテクノ・アイドル・ポップスへのこだわりと楽曲の完成度の高さには、ただただリスペクトです。
     先行シングルの「ポップミュージック」も懐かしさと楽しさがいっぱい詰まっているし、ラストの切ない「エキストラ」は、これはこれで完成度の高い、ある種KANさんの十八番、といった感じで、しっかりとアルバムを締めてくれています。

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     2021/04/25

     「01」表記がされえいるように、3部作のリーディングとなる(予定の)ディスクガイドですが、ルーツとなる同名のガイド本にあったアルバム収録曲名を排除して、レビューに特化した、著作者渾身の集大成本となっています。想い入れの強い一押し作品は紙面、イコール情報量のボリュームで推察できるようになっていて、かつての”1アーティスト1作品”という制約がないのもいいですね。
     期待は本作よりも深度を増したレアな作品集の第2弾でしょう。AORというフィルターがマストなのでしょうが、Light Mellowという切り口を拡大解釈されて、隠れた名盤も幅広に取り上げられてはいかがでしょう。
     3部作完結と言わず、番外編の続編の出版も気長に待っています。

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     2021/04/17

     個人的な白眉は「ウィズ・ザ・ビートルズ With The Beatles」。
     主人公が高校生だった1964年の高校の廊下ですれ違った名前も知らない同級生の少女が大切に抱えていたLPレコードが、足早に通り過ぎるその少女を”(主人公の)耳の奥で小さな鈴を鳴らす”ほどの鮮やかな印象を残していきます。
     この作品で綴られている胸を詰まらせる哀しい物語の重要なエピソード(あるいはシンボル)として、しっかりと語られています。

     作品自体の感想は置いといて、個人的なテーマは、「もしも自分が高校生だった頃に”耳の奥の小さな鈴を鳴らす”ほどの名前も知らない少女と高校の廊下ですれ違うとしたら、彼女は一体どんなLPレコードを抱えていなければいけないか」、です。
     自分の場合、1976年から78年にかけてが”あの頃”に当たりますが、例えばビリー・ジョエルの『ストレンジャー』では少し軽いし、スティリー・ダンの『エイジャ』ではやや重い気がしますし、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』やフリートウッド・マックの『噂』では時代を反映してはいるもののメジャー過ぎて”鈴を鳴らす”までには至りません。大好きなアル・ステュワートの『イヤー・オブ・ザ・キャット』ではジャケットがカラフル過ぎて、少女の美しい印象が薄らいでしまいます。
     パズルのピースは簡単には見つかりそうにありません。
     やれやれ、です。

     個人的な”謎解き”はともかく、こんな時代に、自分にとって久しぶりに”愛すべき一編”に出逢えたことを素直に喜びたい気持ちでといっぱいです。
     村上さん、素敵な物語をありがとうございました。

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     2021/03/03

     3枚組の豪華記念盤を入手したことで、かつてのシングル・アルバムは中古市場へ、と目論んでいたところに落とし穴がありました。
     かつての輸入盤に納められていたボーナス・トラック3曲のうちの2曲が拾われていなかったのです。
     その1曲というのが、自分の琴線に触れるほどの佳曲「Candy Came Back」で、この曲が欠けているのが非常に残念でなりません。というわけで、我が家の『24 Carrots』は、大小2枚が仲良く棚に並んでいます。

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     2021/03/03

     解散後、それぞれの道を歩み始めたビートルたちが、リンゴ・スターというハブを介して繋がれたコンピレーション的なアルバム、といったところでしょうか。
     シニカルなジョン、カインドなポール、ナイーブなジョージ、それぞれがリンゴの歌声を意識した作品を提供し、レコーディングにもリトル・ヘルプ以上のプレゼンテーションを提供しています。
     個人的には清々しい午前6時のワン・シーンを切り抜いた「シックス・オクロック」と、映画のエンドロールを観ているようなアルバムの余韻に浸ることができるラスト「ユー・アンド・ミー」が秀逸です。映画といえば、サウンドトラックのようなスケール感のある「想い出のフォトグラフ」(「思い出」よりもしっくりくる)もいいですね。どちらもジョージとの息の合ったコラボレーションが光っています。
     豪華なゲスト陣にも恵まれて、ジャケット同様、大作と言っていいスターの風格を見せつけた1枚といったところでしょうか。

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     2021/03/01

     この知る人ぞ知る隠れ名盤の再発を待ち望んでいた輩には、タイトルをそのまま転写したような奇抜なジャケットもしっかりと受け入れてしまっていることでしょう。それもそのはず、捨て曲無しの充実した内容の1枚だからです。
     とにかくクールでポップなメロディに彩られた楽曲の展開力・構成力が素晴らしく、洗練された小気味よい演奏とのバランスも最高です。
     決してメインストリームの焼き写しではない確かな個性がここには存在していて、しかも、コンテンポラリーな洋楽を聴き尽くしたマニアも唸らせるクオリティを持った作品です。北海の氷の世界から届けられた、アイスべきペパーミント・グリーンな1枚です。

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     2021/03/01

     長年待って、待って、待ち続けて、ようやくCD化が実現した1枚です。
     佳曲「Why Not Me」以外にも、小気味よいライトでポップな楽曲が詰まっています。
     欲を言えば、同時期にヒットしたSuzan Antonとのデュエット曲「Killin’ Time」もボーナス収録してほしかったところですが、悪乗りはいけません。発売当時のLPレコード盤の忠実な再現を素直に喜びましょう。
     「生産限定紙ジャケット仕様」に過敏に反応して、金も無いのに禁断の2枚買いをしてしまったのは、私だけでしょうか。

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     2021/03/01

     AT40に唯一の足跡を残した「Together」だけの一発屋、というのが、これまでの自分のTierraに対する評価でした。
     が、しかし、このアルバムを切り口に、いくつかの音源に出会うにつれて、その先入観はいい意味で打ち砕かれました。
     クリーミーなファルセットが醸し出すどこまでもスウィートな音場世界は、浸り過ぎると抜け出せなくなってしまいそうなくらい甘美な夢の国へ誘ってくれるようです。
     この手のラテン系甘味印のグルーヴは、インドネシアやフィリピン辺りの東南アジア系ロマンチック・メロウな楽曲群や、ハワイ産のウォーミーなAORサウンドと比べても、テキーラのように情熱的なアルコールを含ませた濃厚な甘さが漂っていて、まさに、甘く危険な香りのする逸品です。

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