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ねずみ さんのレビュー一覧 

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     2009/10/12

     高校生の頃、4月の晴れた朝のFMラジオから流れてきた「悲しきラグ・ドール」の清々しさが、今でも心に残っています。タイトル曲の切ないメロディー、やさしい気持ちにさせてくれる「ディズニー・ガール」…。レコードのA面は、早春の香りを運んでくれるセレクションになっています。
     一転、B面の「瞳は君ゆえに」以降は、静かな秋の夜に聴いていたい、極上のナンバーが集められています。中でもStephen Bishopのペンによるタイプの異なる2つのバラードが秀逸で、アルバム後半のクライマックスとエンディングという大役を見事に演じています。
     どの作品も、Art Gaefunkelのフィルターを通して、それぞれの個性を損なうことなく、より透明感と奥行きのある楽曲に創り上げており、単に聴き心地の良いだけのボーカル・アルバムとは一線を画しているように思います。
     個人的には、やや感傷に過ぎる感のある前作や、より透明度を増していく次作よりも、身の丈にあった良質の作品を集めて丁寧に作られたこのアルバムの完成度の高さに好感を持っています。

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     2009/10/12

     都会の夜のしじまに漂う淡い霧の中、昔の恋人との再会がやさしいタッチで描かれていく名曲「時の流れに」。冬の日の静かな愛の情景をスケッチした「きみの愛のために」。日常のラヴ・ストーリーをシニカルに唄った「恋人と別れる50の方法」。ほろ酔い気分で聴いていたい「ある人の人生」。宗教的でストイックな雰囲気に包まれた「もの言わぬ目」。
     色褪せたポートレートのジャケットの中身は、Jazzの香りのする極上の10作品が収められています。
     「My Little Town」の代わりに、例えば「Slip Slidin’ Away」という選択肢もあったのかもしれませんが…。個人的には、”死んだ人と、死にかけた人の他には何もない。僕の生まれ故郷には…”と唄われる、鉛色の雲のような陰鬱な作品には、このアルバムにおける”違和感”以上の独特の”存在感”があるような気がします。
     シングルのみではなく、あえて2人のアルバムに収録した2人。Art Garfunkelの甘美なアルバム『愛への旅立ち』においても異彩を放っている1曲です。

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     2009/10/11

     Eaglesの「呪われた夜」のような展開の「ほおづえをつく女」、Steely Dan の「アルタミラの洞窟の警告」のフレーズを想わせる「夜の国道」など、洋楽、それもAOR系のサウンドにシフトを始めた様子が覗えます。
     それでいて、「旅の午後」や「地平線の見える街」といった、それまでのトラディショナルでアコースティックな作品も収められていて、安定感のある円熟した作品集といった感じがします。
     潮の香りを感じさせる「3号線を左に折れ」が、今でも心に沁みてきます。

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     2009/10/11

     『蒼い肖像』、日本盤のタイトルがぴったりのアルバムでした。2枚組ということで、何かと比較される”超名盤”『黄昏のレンガ路』と似たような楽曲構成となっているものの、全く別物として捉えた方が無難です。
     Elton John の華々しいキャリアからは明らかに置き去りにされた、地味なレッテルを貼られた感のある作品集ですが、楽曲に多少のバラつきはあるものの、「Chameleon」、「悲しみのバラード」、「ある男の終曲」、といった甘美な秀曲や、「One Horse Town」や「Crazy Water」などのスリリングでスピード感のあるナンバー、グイグイと聴かせてくれるスルメ曲の「17歳と20歳の頃」や「神はいるの?」、名曲「風の中の火のように」の焼き直し版「Idol」、癒しの小品「Cage the Songbird」などなど…、佳曲が揃っています。
     決して”満点”の評価ができるような内容ではないなのかもしれませんが、素敵なジャケットにおまけして、五つ星を付けさせていただきます。

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     2009/10/11

     架空のラジオ局”MSB”から届けられた、極上のポップスが詰め込まれた1枚です。オープニングからエンジン全開で、スピードを自由に操りながら、ラストまで一気に駆け抜けていく爽快感がたまりません。レコードのB面1曲目だったタイトル曲のジェットコースターのような躍動感は圧巻です。
     もちろん、伊藤銀次、浜田省吾、佐野元春の3氏がゲスト参加し、その後の自身が主催したクリスマス・コンピレーションで披露された日本版「We Are The World」のデモンストレーション、「Key Station」も聴きどころの一つです。
     個人的には、杉 真理さんの最も脂ののっていた頃の”名盤”だと思っています。

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     2009/10/11

     季節は”春”。とびっきりポップなサウンドが詰まったおもちゃ箱のようなアルバムです。A面1曲目から、60年代のキラキラと輝いていた洋楽のエッセンスを下地にした、缶入りドロップスのような鮮やかな総天然色の世界が広がってきます。午后の柔らかい陽射しの下、ダウンタウンを散歩しながら聴いていたい楽曲集です。
     キューブリックの映画のタイトルをもじったラスト・ナンバーがとってもキュートで、四半世紀以上経った今でも、春を告げる1曲として愛聴しています。

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     2009/09/27

     Mr.Moonlight、のBobby Caldwellが届けてくれた、最高にロマンティックなアルバムです。どの曲もクオリティの高い作品ばかりなのですが、個人的には、オープニングの「Don’t Lead Me On」が一番のお気に入りです。小粋で、スマートで、スタイリッシュで、生意気で、気取っているのにカッコいい…、涼しい秋の夜長に聴いていたい1曲です。

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     2009/09/23

     フォーク・ソングを唄っていた”風”が、洋楽を下敷きにした都会的でコンテンポラリーなサウンドへと変化していく時の流れが見え隠れする「暦の上では」。ある意味、このアルバムはこの曲がポイントになっているような気がします。個人的にも、彼らの楽曲の中で最も惹かれる1曲です。卒業をテーマにした”別れ”の唄なのに、学生時代の想い出も、胸に詰まるような想いも、彼女との距離感も、早春の都会の風景に絡めて明るいタッチで綴られています。本当に”風”のような楽曲です。

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     2009/09/23

     甘美でポップな「HOLD ON」、落ち着いた佇まいのバラード・ナンバー「MONDAY MORNING」、周遊航海の風景をライトなタッチで描いた「クルージング・オン」…。リゾート・ミュージックから壮大なバラードまで、実にバラエティに富んだ楽曲集です。

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     2009/09/22

     中学生の頃、先輩の家で聴いた2枚組ライヴLP盤の片割れがこのアルバムでした。デカいスピーカーから流れるアグレッシブなサウンドのカウンターを喰らって、1ラウンドでKOされてしまいした。ちょっとオーバーですが、ストマック・クロウで皮膚の上からお腹を鷲掴みにされたみたいなダメージを感じました。後にに聴いたスタジオ録音の名盤2枚に収録されている楽曲に物足りなさを感じるくらい、このライヴ・パフォーマンスは、新鮮で、緊張感があって、刺激的で、エネルギッシュで、危険で、要するに、完璧でした。真っ黒で、思いっきりへヴィーな「Stray Cat Blues」、出口の見えない「Love In Vain」、グイグイと加速度を増しながら聴く者を引き込んでいく「悪魔を憐れむ歌」、ベースの音が腸に響き渡る「Live With Me」…。スタジオでは創れない一発録りの別物がここにはあります。

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     2009/09/22

     第2期黄金時代(?)、飛ぶ鳥を落としていた頃の最高のライヴ・パフォーマンスで、当時、2枚組のLP盤として発売されていました。収録されている殆どの楽曲は、このアルバムだけにライヴ収録されたもので、その意味でもスタジオ盤と同程度のクオリティがあります。個人的には、「Breezin’」の続編のような、思いっきりライトで、ポップで、メロディアスなタイトル曲「メロウなロスの週末」が、一番のお気に入りです。

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     2009/09/22

     西海岸系のライトなグルーヴ感がたまらない、彼らの出世作です。ファンファーレのようなイントロダクションを引き継いだリズム隊がグイグイとリードする「Place In The Sun」に始まり、ラストのノース・ショアのビッグ・ウェイヴを想わせるリフレインまで、真夏の太陽の下で聴いていたいナンバーがぎっしりと詰まっています。ソウル・トレインで流しても違和感のないくらいファンキーな「Whatcha Gonna Do?」、胸にジーンとくる「Atlanta June」など、アルバムとしても聴き応え十分。とにかく、リマスター化が待たれる1枚です。

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     2009/09/21

     猫のキャラクターがいっぱい描かれたイラスト・ジャケット。ドライで洗練されたサウンドを基調とするコンテンポラリーな作品群。彼の得意とする欧州のシックでウェットな作風が抑えられている点に賛否の分かれるところですが、前作の「僕はアップル・サイダー」で見せたようなブライトなナンバーも収められていて、幅広で奥行きのあるアルバムに仕上げられています。それでも、ラストのタイトル曲は別格です。冷たい雨を想わせるピアノの音色に導かれて、ハンフリー・ボガードのクラシックな映画をテーマに、センチメンタルな物語が静かに綴られています。途中のアコースティック・ギターやサックスのソロがアクセントになっていて、ダイナミックに展開するサウンド・トラックのような作品です。30年以上経つのにちっとも色褪せることのない、いつ聴いてもあの頃の空気感を伝えてくれる、自分にとって忘れることのできないエヴァー・グリーンなナンバーです。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/21

     曲目リストを見る限り、文句なしの完全版クレイテスト・ヒッツ集なのですが、Rhinoさん、一体いつまでリリースを延期しするのですか? このまま”発売中止”というのはご勘弁を!

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2009/09/21

     レトロなポートレートなジャケットの中に、甘く切ない香りのナンバーがぎっしり詰め込まれています。オープニングの甘美な「Hooked On You」に始まって、どこまでもセンチメンタルなタイトル曲や、コンテンポラリーなタッチの「The Chosen One」など、佳曲が揃ったアルバムです。全編ウェット、というわけでもなく、「Hold Tight」といった軽快なサウンドがアクセントになっていて、聴いていて飽きることはありません。ライトな小品、「Change Of Heart」は個人的なおススメです。

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