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金山寺味噌 さんのレビュー一覧 

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     2018/09/23

    若手(というかもう中堅)芸人の著者と、80代後半の老婦人である大家さんとの珍妙だがほのぼのするやりとりが楽しい作品。「心がほっこりする」といった感想がよく見かけるが、私自身はただほっこりするだけではない、いろいろと考えさせられる奥深い作品だな、と感じた。大家さんは80代後半という年齢のせいもあってか、自分はそう長くは生きられないと自覚しているようなところがある。すでに葬式の準備をしていて、身辺整理もきちんと行っている。リアルタイムで戦争を経験していて、知覧の特攻記念会館を訪れて特攻隊員たちの遺書に涙する(ドライアイで涙は出ないが)一方、入院した時には同じ病室のおばあさんたちと一緒に軍歌を歌ったりするなど、戦争に特別な思いを持ちつつも妙な思想にハマることなく健康的な日本人の一人としてすごしてきたことがうかがえる。おそらくだが、大家さんは上流階級かそれに近いところの階層で生まれ育った人と思える。美しい言葉使いや教養の高さ、それでいて譲れないところは譲らない意思の強さなどに彼女の育ちが垣間見えるように思われた。

    2018年8月、大家さんは90年の生涯をとじた。著者の「手塚治虫文化賞」短編賞受賞をみとどけるようにして。合掌。

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     2018/09/21

    ドヴォルザークの管弦楽付き宗教音楽集。ミサ曲と『テ・デウム』、ドヴォルザークの作品としては演奏機会の少ない楽曲であり、資料的価値も高いと言える。2015年5月30日&6月4日、スペイン・パンプローナ、コンサートホールでの収録。指揮のアントニ・ヴィットはナクソス・レーベルの常連として知られるポーランドの名匠で、本盤ではスペインのナヴァラ交響楽団を指揮している。堅実かつ丁寧な指揮はヴィットならではだが、オケがやや自発性に欠けるように感じられた。彼の手兵であったワルシャワ国立フィルだったらもう少し良かったかな?という気はする。コーラス、独唱声楽陣は好調。音質はややオフマイク気味ながらまずまず。

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     2018/09/21

    アンジュルム&カントリー・ガールズの船木結(ふなちゃん)の2nd写真集。16歳、元気いっぱいで瑞々しいふなちゃんの魅力を堪能できる一冊。童顔で小柄、マスコット体型だけどバストはかなり成長しているふなちゃん、カメラマンの今村氏もその辺は心得ていて、彼女の独特の魅力を見事に切り取っている。キラキラ輝く瞳、ハリのあるつややかな肌の質感も十分に撮らえられている。付録のDVDではハツラツと動きまわるふなちゃん、ももち先輩(嗣永桃子)仕込みのハキハキした口調で語るふなちゃんのインタビューが楽しめる。

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     2018/08/14

    『きっと私は』はつんく♂Pの作詞・作曲・プロデュースの楽曲。つんく♂PがこぶしFのために新曲を書きおろしたのはこれが初めてである。等身大の女の子の微妙な心情を描写しつつ、その背中を押す青春の応援歌である。浜ちゃん大佐(浜浦彩乃)はブログで「こぶしファクトリーにとって、初めてのつんくさん曲なので、大事に歌いたいし」とコメントしていて、その喜びが伝わってくる。『ナセバナル』は大御所作詞家の及川眠子さんが作詞を担当した楽曲で、壮大なスケールの熱いバラード。歌唱力・表現力がさらにアップしたこぶしFの魅力が堪能できる。

    8月7日付オリコンデイリーランキングは第3位のスタート。

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     2018/08/12

    Juice=Juice待望のセカンド・アルバム。まなかん(稲場愛香)が加わり8人体制となったJ=J、ビジュアルとパフォーマンスの両面で極めて完成度の高い、隙のないグループとなった感がある。オリジナルメンバーの5人は勿論の事、追加メンバーのやなみん(梁川奈々美)、るーちゃん(段原瑠々)もオリメンと遜色ないパフォーマンスを披露、そこへ実力者まなかんが加入してきたのだから隙がなくなるのは当然であろう。

    個人的にはNEXT YOU名義の楽曲がCDやブルーレイに収録されたのは嬉しいし、隠れた名曲としてヲタからの評価が高かった『TOKYOグライダー』が収録されたのも喜ばしく思う。TVスポットが特典映像として収録されたのはアップフロントにしては気が利いているかな(笑)。購入して十分満足できるアルバムである。

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     2018/06/10

    セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ(1856〜1915)は日本ではイマイチ馴染みがないが、ロシア音楽史上重要な音楽家である。作曲家・指揮者・ピアニスト・教育者・理論家など様々な顔を持つ多芸多能の才人であった。スクリャービン、ラマニノフ、プロコフィエフらを育てた名教師、対位法研究の大家としての功績が特に大きいが、作曲家としても少なからぬ数の作品を残している。厳格な対位法と後期ロマン派に立脚し、かつ母国ロシアの風味をまぶした重厚で堅実な作風である。彼の作品集というのは滅多にないので貴重。

    演奏の指揮を担当しているトーマス・ザンデルリンクはかの巨匠クルトの息子で、父クルトがナチスの迫害を避けて旧ソ連に一時亡命していた1942年にノヴォシビルスクで生まれた、ということもありロシアには深い縁をもつ。生まれ故郷のオケを指揮して清新で力感ある演奏を聴かせてくれる。

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     2018/06/10

    1978年6月23〜25日、ウィーン、ジメリンガー・ホーフでの収録。オケは当時のジュリーニの手兵ウィーン交響楽団。当時絶好調であったワイセンベルクと、巨匠として声望を高めていたジュリーニとのコンビによる、スケールの大きなモーツァルトである。ジュリーニは構えの大きな指揮でゆったりとしたテンポでよどみなく音楽を流し、オケに歌わせている。その伴奏に支えられつつクールでありながらカラフルで力感あるソロを披露するワイセンベルクもさすがである。音質良好。

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     2018/06/08

    ℃-ute、そしてハロプロのエースとして君臨していた鈴木愛理。その実力はハロヲタ界隈ではよく知られていたが、外部までは広く知られていたとは言い難かった。その愛理がついにソロアーティストとしてデビューする。彼女の魅力を少しでも多く知ってもらう為にアルバムデビューというスタイルを取ったのであろう。CDの帯にある「15年目の新人」というキャッチフレーズはまさに愛理の現状を表したものだと言える。

    愛理の歌唱力の高さは今更事挙げするまでもないが、それにしてもその表現力の高さには舌を巻かざるを得ない。時にパワフル、時に繊細、それでいて彼女の歌のキモであるしなやかさはいつ何どきたろうと失われる事が無い。ハロプロ時代に培ってきた実力と、さらに磨き上げた技術を武器に愛理はソロアーティストとしての第一歩を踏み出した。

    本盤では愛理は作詞にも挑戦し、マルチアーティストとしてさらなる領域に踏み出し始めた。愛理の今後の活躍が非常に楽しみだ。

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     2018/04/24

    7人体制となって初のJuice=Juiceのシングル盤。先日東京ドームシティ内ラクーアで開催された当盤のシリイベは大盛況、4月22日付のオリコンデイリーシングルランキングでも第1位を獲得し順調な滑り出し、現在すべての面で充実しているJ=Jの勢いがひしひしと感じられる。

    『SEXY SEXY』はJ=J育ての親つんく♂Pの作詞・作曲・プロデュース作品。少女から大人からへと成長しようとしているヒロインの心情をつんく♂P独特の表現で歌い上げるナンバー。「SEXY」というワードからは一番縁遠そうなやなみん(梁川奈々美)をセンターにもってくるあたりもいかにもつんく♂Pらしい仕掛けと言えよう。『泣いていいよ』は青春の応援歌的内容の爽やかなバラード。大森祥子さんの清冽な詞をJ=Jメンバーが伸び伸びと歌っていて聞き応えあり。『Vivid Midnight』は今やハロプロでもお馴染みの作詞家児玉雨子さんの作品で、詞・曲調・衣装・MVなどK−POPテイストを感じさせる軽快なナンバー。最近急増してきている若い女性ヲタのみなさんへのアピールを狙ったよ
    うに思えるが、若い女性ヲタのみなさんからの評判も上々のようで狙いは当たったようである。

    僕は初回生産限定盤SPを購入したのだが、付録DVDは3曲のMV。それぞれの楽曲にあわせたバラエティに富んだ内容が楽しめる。新メンバーやなみんと段ちゃん(段原瑠々)が実力者揃いの先輩たちに伍してヒケを取らないパフォーマンスを披露していて実に頼もしい。J=Jの未来は明るい、と確信した。

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     2018/04/16

    カラヤンは『アイーダ』を2度録音しているが、当盤は旧盤のほうで、1959年9月、ウィーン、ゾフィエンザールでの収録。レナータ・テバルディ、カルロ・ベルゴン
    ツィ、ジュリエッタ・シミオナートなど、戦後イタリア・オペラ界黄金期を牽引したスターたちの競演が聴きもの。歌手陣、指揮者、オーケストラ、いずれも名人揃いで、劇的起伏も豊かであり、イタリア・グランド・オペラの魅力を堪能できる。このオペラの持つ祝祭性、神秘主義的な側面を見事に表現したカラヤンの辣腕ぶりはさすが。ウィーン・フィルもカラヤンのタクトによく付いていっている。50年以上前の録音ながら音質良好。

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     2018/04/16

    カントリー・ガールズ、最初のオフィシャルブック。『U.T.B』誌の連載のまとめやメンバー個々へのアンケートとインタビュー、後半は富士登山のドキュメントという構成。もちろんグラビアも盛りだくさんで、巻末には富士登山の模様を収録したDVDも付録として付いていて、中々にボリューミーな一冊。

    アンケートではやまっき(山木梨沙)が「カナダとのハーフ」であることを告白していたり、PMももち(嗣永桃子)の「影響を受けた人物」がマザー・テレサだった
    りと、初めて知る情報がいろいろ入っていて興味深い。『U.T.B』誌の連載のまとめには体調不良で休養する前のまなかん(稲場愛香)の姿もあって、改めて彼女の不在が残念に思えてならない。富士登山ではおぜこ(小関舞)が途中で体調を崩してリタイアするというアクシデントがあったものの、残りの5人が奮起して見事登頂を達成。DVDの映像を見ているとさらに臨場感が増し、以前に富士登山をやったアプガとの個性の違いも浮き彫りとなって、何かと面白い。非常に出来映えのいい一冊と評価できる。

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     2018/04/09

    大バッハの平均律クラヴィーア曲集は「ピアノの旧約聖書」とも称される、鍵盤楽曲史上に残る記念碑的大作。その「旧約聖書」的大作の「旧約聖書」的録音と言えるのが巨匠ヘルムート・ヴァルヒャの1961年盤である。アンマー社製造のモダンチェンバロによる演奏で、堅固にして峻厳、バッハに人生を賭けた盲目の哲人ヴァルヒャの確信にあふれた、堂々たる名演。一音一音をゆるがせにしない、楷書の演奏である。ことにフーガの部分の精緻な表現には引き込まれる。音質はさすがにやや古さを感じるが鑑賞には支障なし。1961年1月、旧EMIレーベル録音。

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     2018/04/01

    クラシック楽曲解説の古典的名著であり、僕のクラシック知識の根っこになっている本である。元になっている『名曲をたずねて』が1934年の本であり、また著者による加筆・修整がなされてからも40年以上経ているということもあり、楽曲の解釈や作曲家・演奏家の情報の古めかしさは如何ともし難いものがある。それでも僕はこの本を折に触れて手に取り、愛読し続けている。神保氏の格調高い、品のある文章を愛するがゆえである。もう今ではお眼に掛かれない、いかにも戦前の教養人らしい文体である。また神保氏の文章には独特のリズムがあり(「ステージの実演を第一とし、レコード録音を第二としていたが」など)、慣れてくると楽しく読めるからである。今後、新しい読者のために情報面での手直しは必要だが、文章そのものは手をつけないでもらいたい。神保氏の名文こそ、本書のキモなのだから。

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     2018/03/19

    カール・リヒターによる大バッハのカンタータ選集からの分売。第56番は1969年、第5番と第180番は1977〜78年、いずれもミュンヘン、ヘラクレス・ザールでの収録。3曲ともバス独唱を担当しているのはディートリヒ・フィッシャー=ディースカウで、特に第56番『喜びて十字架を背負わん』は独唱者がバス1人という「独唱カンタータ」であり、まさに彼の独壇場である。朗々として豊かな声量、巧緻で繊細な表現、聴き応えは十分である。リヒターのシャープで気魄に満ちた指揮も絶品。音質も良好である。

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     2018/03/11

    第78番は1961年7月、バイエルン州ハイルスブロンでの収録で、オケはアンスバッハ・バッハ週間管弦楽団。第137番と第33番は1975年〜1977年にかけて、ミュンヘン、ガスタイクザールでの収録、オケはリヒターの手兵ミュンヘン・バッハ管弦楽団。合唱は3曲ともミュンヘン・バッハ合唱団。第78番はリヒター35歳の時、第137番と第33番はリヒター50歳前後の演奏で、若い頃とベテランになってからの頃とで演奏解釈が変化しており、その違いを楽しむことができる。第78番は速めのテンポで切れ味鋭く、楽曲への深い共感が感じられる。第137番と第33番になるとテンポは以前よりはやや遅くなり、どっしりとして堅固で重厚、ロマンティックな解釈になっている。ただ3曲ともに共通しているのは指揮者リヒターの強烈な個性で、自らの解釈への圧倒的な自信が感じとれる。近年のバッハのカンタータ演奏は古楽器・古楽奏法によるスリムで簡素な演奏が主流なので、こういう重厚なタイプの演奏はもう聴けないだろう。音質良好。

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