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ハンス ザックス さんのレビュー一覧 

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/11

    この第3集は絶対の「買い」です。ステレオ初期の自然な録音が素晴らしいのは他のシリーズとも共通で、更に本セットはCD初出がとても多いのです。また、室内楽や声楽中心の選曲で、初期ステレオの本領が最大限に発揮されています。室内楽は実はオリジナルLPで最も人気がある分野で、本CDにも含まれるものの多くはLPだととても高値での取引です。たとえばシャフランのシューベルトなどです。

    コーガンの小品集はステレオ(LSC)では多分発売されていないはずです。これはお宝です。

    アンドレ(アンジェ) チャイコフスキーの正規録音が3種類含まれているのもファンにはたまりません。このピアニストはショパンコンクールでは8位と振るわなかったものの、後の作曲家としての成功、夭折したことからレジェンドとなっており、モーツアルトとショパンは作曲者もかくやと思われるような演奏です。

    フェスティバル四重奏団のステレオ録音がまとまって出ているのも収穫です。リリ クラウスとの合奏で一世を風靡したシモン ゴールドベルクの優雅なバイオリン演奏が堪能できます。

    この60枚をオリジナルLPで揃えることはまず不可能ですが、もし可能だったとしてもうん100万円はすることでしょう。それがこの価格で、しかもよい音で聴けるのですから、買わない手はありませんね。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/16

    おまけの3枚、1961年のカーネギーライブが欲しくて購入しました。ほとんどのオリジナルLP、多数の単発CD、大全集と取り揃えており、今回はさすがに購入を躊躇しましたが、やはり買ってしまいましたねえ。ルービンシュタインのライブは、ミスタッチや一部テキストの脱落、改変が多いことは有名で、本人もそれを気にしていたため、一部の例外を除いてほとんど世に出ることがありませんでした。しかし、生粋の舞台人だったルービンシュタインの魅力はライブでこそ発揮されます。今回の3枚は録音の問題もあり、長年の渇望をいやすとまでは行きませんが、スタジオ録音とは違った熱血漢ぶりを味わうことができます。早い、技巧的なところはいやが上にもテンポアップし、時には破綻いたしますし、ここぞというところでテンポを落として、朗々と歌います。フルトヴェングラーのバイロイトライブのようなピアノ演奏といえば分かりやすいでしょうか。特に、ルービンシュタインに捧げられた「ペトルーシュカからの3楽章」は、実演を聴いた人の間で伝説となっておりましが、今ここで、初めて聴くことができるのは、限りない喜びです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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