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トスカの微笑 さんのレビュー一覧 

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     2013/05/30

    プレートルが思いのままに、しかし確固たる信念を持って、成しえた情熱の迸りである。ウィーン交響楽団は、そのタクトに応えるべくと言うよりも、プレートルの分身として、一心不乱に髪の毛も振りみださんばかりに、打ち込んでいる。同時発売の6番と同様に、縦の線がそろわない部分も聞かれるが、瑣末なことは言うまい。マーラーの私小説的なことどもを忘れて聞くべき演奏である。それはバーンスタインに任せよう。マエストロ・パトスに身を委ねようではないか。

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     2013/05/30

    ショルティとシカゴ交響楽団の名コンビによる爆演の傑作。春の祭典では、錯綜とするリズムを明快に刻み、またペトルーシュカでは色彩感豊かな情景を鮮やかに表現している。リズム感、テンポ感に全く揺らぎがなく、この時期のこのコンビの演奏能力の高さを最もよく知ることができる録音である。加えてリマスターが成功しており、音が明晰で全く混濁していない。2作品共に数多くの名演があるが、コレクションに必須の1枚であることは疑いの余地がない。

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     2013/05/30

    日本のオペラ公演は優れた公演が多いにもかかわらず、残念なことに映像記録は少ない。その中にあってこのラ・ヴォーチェ主催の公演の記録は大変に貴重である。さてその仕上がりはというとチェドリンスが優れたベル・カントを自信に満ち溢れた歌唱で聴かせている。この公演に前後して新国主催のイル・トロヴァトーレで優れたレオノーラを歌ったが、プリマ・ドンナにふさわしい風格であった。ラ・ボエームのミミではやや声が強すぎると感じた。アダルジーザをうたったバラシアスとのデュエットもバランスがよく好対照であった。残念なことにポリオーネのラ・スコーラは同役としては声が軽く2人の女性に愛される宿命がさほど感じられなかった。ただ公演では感じられなかった、過剰な反響が残っており、音響の明快さが失われていることが惜しまれるマイナス・ポイントである。。

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     2013/05/30

    ミサ曲ではあるものの、ロッシーニの最盛期に書かれていることもあり、ベルカント風の装飾音符がこれでもかと言うぐらいに、随所にちりばめられており、宗教曲としての性格付け、崇高性はさほど感じられない。それでもコーラスを含めたアンサンブルに美しい曲が多く、十分に楽しめる。特にDomine deusが素晴らしくアンサンブルと、ベルカントの両面で楽しめる。とは言うもののオペラチックな部分が多く、曲の完成度という点では、スターバト・マーテルには及ばない。マリナーの指揮もややメリハリがやや乏しく、おとなしく感じられる。終曲への高揚感が今一つ不足しており、カンタービレ豊かな演奏が望まれる。録音が少ないのでこの録音でも全体像を理解するには十分だろう。

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     2013/05/29

    オーケストラ・ビルダーとして名高いワールトによる録音である。これまでプレヴィンとアシュケナージの2番を愛聴してきたが、これらをはるかに上回る超名演である。そのあまりの美しさに酔いしれてしまった。情感豊かな弦楽器群は奥行きのある広がりをたっぷりと表現しているが決して溺れることなく、抑制された美を表現している。曲想も決してこってりしたロシア色ではなく、後期ロマン派の馥郁たる香りを味わえる。メランコリーではあるが、惑溺などしていないのだ。エレガントなロマンの香りである。強烈な香水の香りではなく、過ぎ去った思い出のほのかな香りである。2番をはじめとして他の曲も十分に時間をかけたリハーサルを繰り返し、完成度が極めて高く、出来不出来の差が全く感じられない。オランダのオーケストラは知名度が低くてもレベルはかなり高い。ワールトの手腕によるものであることは疑いの余地がない。またSACDであるために音場がかなり広く、弦楽器のトレモロなども精細で明晰な響きである。EXTONの中でも超優秀録音であって、大容量のスピーカーで聞けば、効果抜群である。

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     2013/05/29

    これほどまでに情熱的な「悲劇的」があっただろうか。ライブ録音であるが故の異常なまでの緊迫感とプレートルの強烈な意志の強さ、それにこたえようとするウィーン交響楽団の意気込みが手に取るようにひしひしと伝わってくる。細部では縦の線がややそろわない部分も聞かれるが、そんなことはこの際お構いなし。編集もカットもなしの真っ向勝負、これこそが真のライブなのだ。スリルさえも音楽の重要な要素であることを、プレートルは主張しているのだ。フィナーレへと向かっていく高揚感はスリリングそのものだ。これ以上何も言うまい。聞けや聞け!ボリュームいっぱいに!

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     2013/05/29

     日本でもさほど上演機会に、恵まれない作品であるが、瞑想曲だけは数多く演奏されている。宗教的、哲学的なテーマであるドラマであるために音楽は劇的な変化に乏しいが弦楽器の響きが薄くそれによって崇高で、マスネらしい美しい旋律が、多く聞かれる。演出は大きな動きに乏しいが、それによってむしろ対話が、重要なテーマであることが知れる。むしろ場面転換で使われているバレエが官能的な効果を生み出している。歌手では、エヴァ・メイが大変に素晴らしい歌唱を聴かせ、胸をあらわにしてまで舞姫を演じ切っているのは特筆すべきである。とはいってもサロメとは全く異なる美しさである。最後の死の場面などは神との一体化を象徴するかのような崇高さと知性をを感じさせる。中島康晴は柔らかい声を聞かせているが存在感がいま一つ薄い。全体の仕上がりは良好で、特にフィナーレは宗教的幻想に包まれる。日本の幽玄に近いとも思える。おすすめの1枚である。瞑想曲を何度聞いても飽きない人は、是非ともオペラも楽しんでほしいものだ。

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     2013/05/29

    椿姫で、美しい舞台を演出したカヴァーニによるマノンである。演出そのものは極めてまっとうで、読み替えなど一切なし。1幕の華麗さと、4幕の悲哀感は見事なまでに対照的なコントラストを生み出し、2人の男女が悲劇の底にまっさかさまに落ちてゆく様を哀れに見せつけている。クーラは一途さを見事に演じ、グレギーナは多情な女が一途な女へと変わりゆくさまを演じ切っている。2人とも年齢的にも絶好の時期である。脇役もはまり役が多く、安心して見られる舞台である。ムーティの音楽は相変わらず、メリハリがはっきりしており、彫りが深く劇的なドラマに大きな貢献をしている。
    ファーストチョイスにもってこいの1枚である。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/28

    57年とは思えないような録音の明晰さには驚きである。リマスターがこれほど音質を向上させているのはあまり例がない。さて演奏であるが。なんといてもラヴェルが素晴らしく特に2楽章はその美しさ、そしてサラバンド風のリズムのテンポ感は他の名録音を凌駕している。指揮者は決して著名ではないものの、ミケランジェリとテンポ解釈が見事に一致しており、一体感が見事である。
     また私にとっては今一つ全体像のつかみにくかったラフマニノフの4番がこの録音で明快にその構成を把握することができた。2,3番に比較して4番は録音が少ないがその中にあって、美しさを表出している点において私にとって最高の名盤となりえた。録音の古さを全く感じさせない、ミケランジェリのあまりにも高潔なテスタメントである。

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     2013/05/28

    海をテーマにした曲はドビュッシー以外ほとんど記憶にない。そんな中で新たに記憶に残る1枚が、やっと見つかった。海の雄大さと爽快感が同時に楽しめる作品である。子供のころからの海辺の風景を思い出すことができるような音楽である。とはいっても決してくどい音楽ではなく、嵐の情景もあるものの、あくまでも海の美しさを楽しむ曲である。爽快感で満たされること請け合い。
    春の始まりは、春の訪れを雄大に歌い上げたスケールの大きい作品である。この録音で初めてブリッジの作品を聞いたが、イギリスにこんなロマン色豊かな作曲家がいたなんて知らなかった。多くの人に知ってほしい魅力あふれる1枚である。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/28

     多くの英雄を聞いているつもりだが、歌謡性という点ではこれが随一である。ゆったりとしたテンポで、重厚に聞かせる。かといって重すぎずにだれることもない。カンタービレが濃厚であるためにテンポの遅さがまるで気にならない。たゆたうような節回しに酔うことができるのだ。テンポが遅くなった晩年のジュリーニらしさがたっぷりと味わえる1枚である。4番はというとクライバー、ムラヴィンスキーとは全く異なる対極にある演奏である。緊迫感はほとんど感じられないが、3番と同様にカンタービレが全曲を支配し、今日の指揮者とは大きく異なる響きで、ウィーンフィルの美音をたっぷり聞かせている。フルトヴェングラーに近い味わいであろうか。お気に入りの1枚となった。これまでの3,4番と異なる演奏を楽しんでみたい方にお勧めしたい1枚である。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/18

    私にとって7番はマーラー作品の中でもやや難解であり、晦渋な雰囲気になじみ切れなかった。そのもやもやを一気に払拭してくれた名演である。録音が超優秀であり各パートが実に明晰で、曲の輪郭が手に取るように把握できる。この録音の極致は何といっても5楽章にある。この70年代のシカゴ響の開放的で豪快な金管群が夜の闇と静寂を粉みじんに打ち砕くさまはこの曲の終結が夜の解放を意図していることを明快に示してくれる。ショルティとシカゴ響のコンビの豪放磊落ぶりが最高潮に行かされた名録音である。難解さが好きな人には向かないかもしれないが、コレクションに是非加えるべき1枚である。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/16

    70年代のブルックナーとして、ベームの4番と並ぶ疑いのない名盤。この時代のカラヤン・ベルリンフィルは、美しく流麗なるフレージングでロマン派の交響曲を豊かな味わいで演奏していた。この録音はその中にあっても忘れられない記録である。やや遅めのテンポでありながら適度な緊張感を維持し続け、豊麗な響きが満ち溢れている。カラヤン美学の原点がここにあることを思い知らせてくれる。また、この演奏を聴くとベルリンフィルの最高潮が70年代に始まったことがうかがい知れるという点でも忘れられない1枚となった。録音もバランスが優れており美しさに没頭できる。

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     2013/05/16

    1回目の視聴でとてつもない名盤と思ったが、何度か聞いているうちに低音金管群にやや粗さが散見された。といっても録音は透明度があり音場がかなり広く、ライブとしては驚きの優秀録音である。さてベルリンフィルは弦楽器群はやや音が薄く荘重な響きがさほど感じられない。重苦しくなく爽快に楽しめる1枚である。ただこの演奏はNDRに比べてヴァントらしさが感じられないと言ったら、お叱りを受けるだろうか?フレージングのなめらかさはカラヤン盤に劣る。とはいっても名盤の一つに加えていいだろう、特に録音の優秀さという点で。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/16

    多くの録音を聞いてきたが、響きの美しさという点で群を抜いている演奏である。70年代のバイエルン放送響の美質が最高に生かされている。透明感ある弦楽器のトレモロと、力強い金管群が見事なコントラストを生み出し、スケールの大きさを生み出している。特に第4楽章の気迫のこもった推進力には圧倒される。音の美しさではブロムシュテット指揮のドレスデン・シュターツカペレと双璧であり、またこの時代のバイエルンの美音を堪能できるという2点で最高の名盤といえる。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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