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アンゲロプロス さんのレビュー一覧 

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     2011/12/04

    キリスト教徒ではない?パゾリーニなればこそ、イエスの生涯にかつてないリアリティを与えることができた。役者に素人を使ったのも正しかった。映像は大変美しく、カメラの位置、光と影の対照が素晴らしい。数千年前の物語が、今現実に行われているかのよう。なぜイエスが死刑になったのか、ユダの裏切りやペテロの否認に向かう心理描写、その後の悔恨が違和感なくリアルな人間の心理として捉えられている。

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     2011/03/03

    カルメンの映像作品としてしばらくは一番のお奨めになるだろう。ほぼ理想的と言いたい。歌は吹き替え(?)と思われるフシもあり、LIVE特有の大きな傷も見当たらず安心して視聴できる。ガランチャ・アラーニャのコンビはこれ以上望むべくはない。フリットリと急きょ代役となったエスカミーリョ役もそつなく美声を聴かせてくれている。エアの演出も中庸を得ており、ネゼ=セガンの指揮も若々しく溌剌、この音楽には適している。間奏曲でバレエを取り入れるなど、クリストファー・ウィールドンの振付も功を奏している。

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     2011/02/22

    ネトレプコは演技・表情はこの役にピッタリだが、復帰直後ということもあってか、歌はもう一歩。
    むしろ急きょ代役となったベチャワの歌唱は圧倒的で、観客の拍手も一番大きかった。彼は数年前は声がいいだけでちょっと深みが欠ける弱さがあったが(演技もイマイチだった)、この数年で相当成長したようだ。
    ジマーマンの演出は、時として賛否あることが多いが、この演出は当たり。このオペラの現状におけるイチオシ作品としたい。

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     2010/12/20

    カリタ・マッティラ(もう50近いそうです)渾身のサロメ。とにかくタフな人ですねぇ〜サロメは10代なので実際はこんなには妖艶ではないだろうが、そんなことを考えさせないぐらい、マッティラの声と演技には説得力があった。いくつか見てきたサロメの中では、これが一番お奨めです。ベーレンスデビューの頃のサロメを是非見たかった。

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     2010/12/20

    この公演はNHKで視聴したが、故アンソニー・ミンゲラの演出の良さと、パトリシア・ラセットの歌唱・演技により、このオペラとしては出色の出来と言いたい。付け加えれば、シャープレス役もいいし、ピンカートン役のジョルダーニもこの役には合っていた。

    ミンゲラの演出は日本人が見てもさほど違和感を感じない。西洋人から見た日本文化には違いないが、ポネルなどと比較すると、日本文化に対するリスペクトが感じられ好感が持てた。勿論、ミンゲラの遺志を継いだ夫人のキャロリン・チョイによる女性らしい細やかな演技指導も功を奏したのだろうと思う。着物が中国服ではという意見もあるだろうが、舞台上での動きを考慮すると、日本の着物では厳しい。

    冒頭、蝶々の化身の舞子が静かに舞う中、突如序曲の演奏が開始されるのもいいし、障子の移動による場面転換、1幕ラストの色彩的な美しさも素晴らしかった。何よりインパクトしていたのは、文楽にヒントを得た操り人形で子供を登場させた事、この人形は3幕冒頭で蝶々としても登場するが、いずれも実の人間が演じるより雄弁な演技を披露し涙を誘っていた。特に通常どおりの人の子供では、演技自体に限界があるため、大きな効果を生んでいたと思う。
    蝶々役のラセットは力強い声、細やかな表情により説得力があった。シャープレスも、蝶々に残酷な事実を伝えなければならない苦悩する役どころを雄弁に表現していた。意外性では、ヤモドリも良かった。

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     2010/11/23

    演出、特に2幕の演出に違和感が強い。スカルピアは人物表現が中途半端で、どういう人物として描きたかったのかよくわからない。トスカも歌詞と行動に矛盾が生じている。ゼフィレッリと違うことをしなければならない演出家としての性が逆目に出てしまった。
    歌手はすばらしい。特にアルバレスのカバラドッシはやりすぎの部分もあるが、声に張りがあり伸びやか、声量十分。スカルピア役も美声。
    舞台・衣装も良かった。

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     2010/07/03

    デセイとフローレスのデュオは文句なし、特にフローレスの高音はすばらしい。デセイの表現力も魅力。
    演出は、私はありだと思った。特に終盤。この話はこういう軽めの笑いが取れる演出でいいように思う。
    この演出家、ルチアの演出も近い時期にMETで上演されており、そちらはネトレプコの演技と相俟って素晴らしかった。

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     2010/01/31

    カーセンの演出は確かに問題があった。メトでの「エフゲニー・オネーギン」の演出が良かったので期待してみたが、まるでヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」を見るよう。ナチスを扱ったこの映画自体はリアルで秀逸だったが、「ばらの騎士」にはかなりの違和感。ここまで下品にしては・・・ブーイングも尤もだと思った(歓声も大きかったが)
    歌手も2種のクライバー盤と比べてしまうと、どうしても落ちる。声がオケの音にかき消され、元帥夫人など、演技にも気品が足りない。ゾフィー役だけは良かった。ビシュコフ指揮のウィーンpoの演奏はすばらしかった。
    全体的に悪くはないが、このオペラは過去の名盤のレベルが高すぎるのかも知れない。

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     2009/05/30

    バーンスタイン全盛期の、最高のチャイコフスキー。
    音質の悪さや映像の古さをまったく問題としない、演奏のすばらしさ。特に4番がいい。コメントするまでもないぐらい、レニーファンならどうしても持っておきたい作品。

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     2009/05/30

    確かに音質は悪い。80年代ぐらいのレベルではないだろうか・・・

    演奏は、あまりに軽すぎて僕の好みではなかった。ドンジョヴァンニは、序曲の第一音の迫力と、2幕後半の重々しさが魅力なので・・・
    歌手ではドンジョヴァンニ役とエルヴィーラ役は良かったが、あとはイマイチ。特にマゼットとツェルリーナのコンビが、中年夫婦然としていたのにはかなりの違和感を覚えた。
    フリム演出アーノンクール盤が今出ているDVDでは一番好き。NHKでかつて放送された、アバド指揮、キーンリーサイド・サルミネンらが出ていた舞台がDVD化するこ

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     2009/05/30

    マイヤーの「大地」で期待して購入したが、期待はずれ。
    この人はやはりワグナー歌手であって、リートなどは向かないようだ。

    随所に歌い方のクセが気になり、この曲としては表情過多に思える。
    むしろテノールの歌手の歌唱の方が自然で、好感が持てた。
    オケの精度ももうひとつ、ただ「告別」のオケの部分のこってりとした
    表情豊かな演奏はすばらしかった。

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