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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/08

    ブラームスだけでも十分お釣りのくる内容。力強い造形で、明晰にまとめ上げた手腕は巨匠という名に相応しい。1番の終楽章コーダでの燃焼は、とても当時83歳だったとは思えない気迫溢れるもので最高。逆に2番では、馥郁とした香りを感じさせ、また3番では堂々たる風格を示しながらも、きわめて叙情的な表情も見せ、奥行きと深みを感じさせる名演だ。残念ながら手持ちの国内盤単売の音質は、かさついていて、いまいちと思ったLPより更に悪い。しかし最近手にしたEMIのBOXものの音質は吃驚するほど向上?しているものが多く、これは大いに期待したいところだ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/07

    買おうと思った途端、特価ボックス入り。ラッキー! 大型ボックスには100枚超えも数々あるので、まあ巨大ボックスとも言えないでしょうが、内容的には、はち切れんばかり。さまざまな音楽が渾然となっているが、まあ聴くときは一つずつでから、ゆっくり聴くとしましょう。でも1日2枚聴いても2月近くかかるのか。ふー。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/07

    これでワルターは「打ち止め」と言えそうな内容にもかかわらず、衝撃的な廉価。こんなに安く買えていいのだろうか。高い価格で買い揃えてきた勤勉実直なリスナーの怨嗟の声が聞こえてきそうだ。怖い!でも買ってしまうのだ!大半を持っているが、殆どが30年ほど前の初発ものばかり。たぶん、もたついたり、にじんだり、ざらついたりしていた音質が、リマスタリングによって相当改善されているだろうし、まあ30年も働いてくれたのだ、余生を棚の一番上で静かに送らせてやろう。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/05

    ヴァニタスさん素晴らしい。そうです、あのうねうね、葉脈のように枝分かれ、なおかつ最低の都市計画の見本のような交差ばかりの運河を、ビルスマがバロックチェロを弾きながら駆け抜けていく。その幻想的な映像を頭に浮かべながら、聴いてみます。これは女房を質入れしてでも購いたい。誰もがおそらく、宜なるかなと言ってくれそうな最高のディスク群です。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/27

    広々としたフィルハーモニーの大ホールに鳴り渡るベルリンフィルの峻厳にして壮麗な響きが見事にとらえられた名録音。ワインポイントとは思えない、細部まで漏れ落ちることなく音が詰め込まれている。マゼールも自らの「編曲」と言うこともあり機嫌がよさそうだ。変なアゴーギクもなく流れもスムーズだ。聴き惚れすると言って過言のない名演奏、名録音。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/21

    たとえばチャイコの4番。同様にBOXででている70年代のEMI録音と比べると素晴らしく均整のとれたプロポーションで、灼熱感のようなものは後退しているが、全体に張り詰めた緊迫感は尋常じゃない。それが演奏時間にも表れいて、1・3・4の急速楽章では、遅く感じるにもかかわらず、いずれも88年のグラモフォン盤の方が短い。逆に第2楽章は、たっぷり歌い込まれていて、作品の美感を余すところとなく伝えてくれる。巨匠と呼ばれる風格を感じさせる16枚は実にボリュームのある内容だ。相当数ダブルが、BOXのように、纏まった形で持つことの利点を最近、感ずることが多く、これも買い込むことになりそうだ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/15

    ラトルのフランス音楽を全く無視していた。それもバーミンガム市響ではちょっと重たげだなー…と聴きもせずに。まとめて安くで出てきたので買い込み、それじゃ聴いてみるか…などと不遜きわまりない思いで掛けてみたところ…ウーム!これはいい。いや素晴らしい。そうかこんな雰囲気も出せたんだ。くたくたのアンニュイから明るく輝かしい頂点まで、実に奥行きがあり、なおかつ律動感に溢れた演奏で、これは参った。猛省。版画のパゴダの前にひれ伏します。それにしても巧い。どうなっているんだ!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/13

    衣擦れのようなふわりとした、しかしアインザッツやピッチに一つの狂いもない、ノーブルにして正確無比な超名演。柔らかにして輝かしい調べも、本当に素晴らしい。しかし、楽しめたかというと…。余りに気持良すぎて眠ってしまった。不覚。

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     2012/11/12

    昨年30周年を迎えたECO。この全集でランスの旅に次いでアバドともにグラモフォンのアワードに。現在はロンドンに居を構えているが、88年当時は流浪の民だったのか、全集完成までウィーンやヴァレンシアを巡っている。ウィーンとロンドンでは録音場所の違いもあるのだろうが、オケがまるで違うという印象を受ける。雰囲気的にはウィーン録音が響きも豊かで、奏者それぞれの自発性もいい形で伺える。殆どが自筆譜に戻った「原典主義」なのにヨアヒム編のグランデュオが含まれているという、不思議な構成。あと初発にもあったロザムンデ序曲も忘れられなく入れられていてよかった。演奏は若干ばらつきがあり、たとえば未完成の第1楽章では、拍節感に乏しくずるずる流れる第1主題と、シンコペを強く出し旋律が小節ごとに刻まれたような第2主題など対比を狙ったのだろうが、計画倒れ的。また全曲、力任せの総奏などが突き出し、どこか変。オケの若さ+自筆譜で初々しくも荒削りなチャレンジを狙ったのだろうか?…。

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     2012/11/12

    ウィーンフィルから明るく純度の高い調べを引き出している。ライブもあってスピード感、灼熱感などが大きな起伏を支える。更に歌謡性にも溢れ、まあ文句なしと言いたいのだが、何度か聴いていると、様々な手練手管のような、細工のような、様々な工夫が見えるようで、おそらくそのあたりが、ベストを目指してベストとならなかった優勝候補のような存在に感じられる。もう少し、大きな構えのようなものが必要なのかもしれない。同時期に録音された管弦楽曲やポリーにとの合唱幻想曲なども含めて、コンプリートとして出してもよかったのでは。

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     2012/11/11

    クラーバーとリヒテルをしても、実にまとまりを欠いた演奏になるほどの難物。作品自体に問題が多く、ドヴォルザークの名前だけで演奏されていると思っていた。何とか聴けたのはどこか素朴な雰囲気を漂わせるVox盤のフィルクスニーぐらい。逆にシフとドホナーニは、細かいところまで突き詰め、作品を最高の条件で演奏したのに…×。たぶんチェコ出身のフィルクスニーはこの作品を知り尽くしていたのだと思う。「無理することはない」という感覚は、お隣ハンガリー出身のヤンドーにもあったのだろうか。若書き(とはいっても35歳)の生硬さが、さらりと、いなすように弾き込まれていて、誰の作品なのかを別とすれば、まあ、いい作品かなーといえるレベルに。よかった。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/09

    ブラデンがヴィヴァアルテ60CDコレクションに入っていたおかげで買わないですんだ。それ以外のVnコンなども持っているがも、よしんば、なかったとしても是非買いの対象にはならなかっただろう。よかったー!ということで60CDを買い損ね、ブラデンをお持ちでない方々に向け、最高の星を献じます。

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     2012/11/09

    ブラデンがヴィヴァアルテ60CDコレクションに入っていたおかげで買わないですんだ。それ以外のVnコンなども持っているがも、よしんば、なかったとしても是非買いの対象にはならなかっただろう。よかったー!ということで60CDを買い損ね、ブラデンをお持ちでない方々に向け、最高の星を献じます。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/08

    幽き弱音でも痩せることなく、明るく明朗な響きが身上。日差しをたっぷり浴びて、屈託なく健康的な雰囲気。ブッルフではハンドリーが、幻想的な雰囲気を醸し出そうとするのだが、見事にリトルの弓裁きで霧が拭われる。また重い足取りのハンドリーの棒でさらに渋さを増したドボコンでは、リトルのバイオリンとの鮮やかな対比が最高。作品としてはいまいち感があり、聴きたい!とは熱望しない作品だが、これはいける。特に第2楽章の美感は、ハンドリーの細やかな配慮もあって類希。

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     2012/11/08

    瑕疵一つない実に見事な演奏が延々と続く。作品ごとの表情付けや雰囲気作りなど、ほぼ完璧。なのにどこか心が震えない。ちょっと冷めた感じで聴いていた。あるいは卓抜した技量によって、コントロールが効き過ぎたのかもしれない。しかし歌心は大きく揺れ動き、情緒たっぷり。作品16の3や作品23の4だとか、1887年?の「メロディ」などは最高。カンタービレは音楽を救う!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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