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joe さんのレビュー一覧 

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     2010/12/18

    落ち込みたい? ならこの盤を! 感触はモグワイ25% ピンクフロイド(ファイナルカット辺りの)75% しかし曲の途中で爆発ロケンロールということはなく、訥々と語るように歌われる曲が続く。まるで彼岸からの音。ソフトフォーカスで撮られたジャケ写のように、そこにありながら手を伸ばせば陽炎のように消えてしまいそうな淡水彩画集。逆説的なシューゲイザー。音を削いで削いで削ぎ落した後の荒涼とした子守唄。クセになったらThe Smithのように抜け出せなくなるかも? オススメです。

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     2010/12/18

    以前予約したら「入手困難」の通知が来て個人的に諦めた盤です。今日、駅前のHMVに行ったら、普通に売られてました(爆)このページに表記してある曲目や曲順と、私が実際に買った盤のそれらとに違いがありました。実際の盤はこうです。1.Step in the.. / 2. U saved../ 3. Dump N’../ 4. I wish../ 5. Your Body callin../ 6.Feelin on Yo../ 7. I can’t sleep../ 8. Summer Bunnies / 9. Be My#2 /10. TGIF の10曲です。読みづらいでしょうが何かの参考になれば。リミキサーたちが錚々たる顔ぶれ、狙いはフロア対応なダンスクラブチューンに仕上げたコトがこの盤・・とは言え元々音作りにはかなりのこだわりを持っているR.Kellyの音、イジりかた次第では蛇足、屋内屋を重ねる結果にもなりかねず、残念ながら数曲は凡庸なミックスになっていると感じたものも。しかし、彼の曲の持っている自然な横揺れ(永遠に続けばイイのに・・と感じる程の気持ちの良い横揺れ)をキチンと生かしたモノもあり、それらがエクステンディドverになっている点は嬉しい。結論、ディープなファン、曲がリミックスされることで生じる意外性を楽しみたい方にはオススメ。Kelly初心者はオリジナルの方のどれかを聴いて、彼の変態ネットリLOVESONGSからどうぞ。

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     2010/12/07

    ひっそりと紡ぎ出される「歌」「詩」「唄」・・・伝えたい気持ちや感情や風景があり、それを言葉に換えて、そしてそれらを乗せて運ぶ音、歌が生まれる原初の場にいるかのような錯覚を覚える程に、心や感情(ある人には身体にまで)迫ってくる盤。抒情と感傷とは厳しく選別されなければならない・・とはどこで読んだ言葉だったろう? 大貫氏の厳しい取捨選択をくぐり抜けてきたであろう言葉たち、そしてそれらが声音として発せられる時の響きの美しさは筆舌に尽くし難いほど。そして教授のピアノ。時には寄り添い、時には乖離し、まるで歌(言葉)と音とが濃厚なダンスを踊っているかのよう。音楽にR-18があるならば、この盤がそう。消費され忘却される音楽とは対極の、歌と音=音楽がここには「在る」と思う。さっき封を開けてリピート4回目に突入中です。

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     2010/11/18

    シャツの裾ベロ出しで「はっちゃけ」まくってた学生にも、やがてシャツの裾をきちんとインして、ネクタイを締め社会人として生きて行く術を否が応でも身に付けていかなきゃ・・パーティーは終わったんだよ・・将来のコトしっかり考えていくそんな時期が来たんだよ。みたいな、N*E*R*Dにしては「ブっ飛び感」の抑え目な、しかし悪くは無い、落ち着きがあり、かつ気持ちの良い音やリズムに溢れた良盤。以前にも増してエエレクトロ処理が強め。37分という短尺盤。しかし1音1音に現れるセンスの良さは健在。コストパフォーマンス高し。もともとHIP-HOP畑出身ながら、ROCKとの融合を標榜し、それを着実に成し遂げてきた彼らだが、今作に見えるものは、ますますジャンルのボーダーを飛び越え、R&BでもROCKでもHIP-HOPでも通用しそうで、彼らにしか出来ない音楽を作り出そうとしている気概が感じられるコト。大人になったんだねぇ・・しみじみ。買って損無し。

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     2010/11/10

    思うに、この人のスタンスは片足をニカ系ダンスクラブミュージックに置き、もう片方の足は「現代音楽」に置いているのだろう。先日リリースされた「マーラー交響曲10番リ・コンポーズド」でも感じたことだが、この人の作曲に対するアプローチは、60年代以降の現代音楽で実験されてきた方法を、POPミュージックに応用しているように感じてならない。「あるクラブで展開される一晩の出来事を音にした」とあるが、フロア・入り口・セキュリティー・客・トイレ・送迎タクシーにまでマイクを設置し、そこで得た音を素材にウネウネとしたミニマルで、馴染むまでにそれなりの我慢と聴く回数を重ねることが求められる=糖度の低いテクノ系音響が繰り広げられている。ミュージックコンクレート(具象・具体音楽)の手法である。じゃあ、それが功を奏しているのか?と問われれば・・「?」と言うのが私の本音。今は無きレフトフィールドという、これまた糖度の低い,BUT かなり過激な音を作っていたグループを思い出してしまう。この盤の制作意義を「コマーシャリズムに支配された現在のクラブに対するアンチテーゼ」とマシューは語る。冠スポンサー付きのクラブやイベントは、洗脳の場と考えているのだろう。しかし・・これで笑顔でハッピーに踊れるのか?(笑顔でハッピーに踊ることすらもコマーシャリズムの洗脳なのだろうか?)鬱々・・・

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     2010/11/02

    購入前、手にしていた情報は「アンビエント&ピンクフロイドのデビッドギルモア」だけ。トラック数は2! 47分尺の盤。 聴いた印象はアンビエントの幕の内弁当!普通アンビエントなジャンルと言えば、生活の中のどんな場面にも適応し、邪魔にならない音といった勝手な印象を持っている私ですが、この盤は「ほっといても」向こうから色々な音を投げかけて来て、こちらが耳をそばだてなくても「主張」してくれる盤です。それを良いのか悪いのかを判断するのはリスナーの価値観でしょうね。トラック1はギルモアの抒情的なギターをフィーチャーしたメランコリックな音。トラック2はより電子音的アプローチとロックな面を強めた感じ。流しっぱなしでも気持ちいいし、1曲1曲を分析しながら聴くのも面白い。

    p.s.仙台一番町店が閉店! 今までありがとうございました。11月7日には家族を連れて最後の購入に行きます。

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     2010/11/02

    調子っぱずれな重いレゲ風の曲から始まるこのアルバム。しかしカールにせよ朋友ピートにせよ、フレンチ風味を好むのは何故? シャンソンや古いジャズや辻角に立つ安っぽいボードヴィル風の音楽を装いながら、その実、ファムファタールに恋焦がれるカサノバとも、時代に取り残されたドンキホーテにも思える不思議な魅力に溢れている。メロメロなラブソングに溢れ、去りゆく恋人について歌ったかと思えば、自ら恋人に別れを告げたりと・・・我が国に例えれば一時期のショーケンに近い。つまりは『ジゴロ』だ。試聴機の前のヘドフォーンで聴きながら「このCDを買おうか?」と迷っていた自分をレジへ走らせた理由?「こんな軟派野郎の音楽ながら、底流に流れているのはリバ時代と相も変らぬヒリヒリとしたロケンロールへの憧れ」が感じられたから。

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     2010/10/13

    スルメ盤と言い切りましょう! 噛めば噛むほど聴けば聴くほど滋味溢れる盤です。最初は地味に聴こえる方もいらっしゃいましょうが、2回目・・3回目と聴くうちにリズムの刻み方、Voや他楽器のオカズの入れ方、1曲1曲が醸し出す「黒さ」「煙さ」にクラクラしてくること間違いなしの良盤です。The RootsにJohn Legend この両者の組み合わせは「邂逅」と呼べる程のマッチ具合であります。「新規・新流」を語る者は「伝統・源流」へのリスペクトを秘めているべきです。「全ては語り尽くされてしまった」とはアリストテレスの言葉?らしいですが、過去の素晴らしい遺産を再解釈し、その上に新たな「意志」を示そうとしているこの盤は、今までのブラック・ミュージックを愛してきた方にも、そしてこれからのブラック・ミュージックを探している方にも訴えかける内容を持っていると思います。

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     2010/09/05

    私は今までの彼らの陰陰鬱鬱としたリズム・メロの中に現れるちょっとしたサルベージが好きでした。その一瞬、一気にパっと世界が広がり気持ちが高揚されるのが私なりのUWの楽しみ方。しかし、この新作は最初から最後まで笑顔ニコニコなUWが充満しています。「テクノ=機械的=冷徹な」という図式から「テクノでもこんな血肉の通ったマッシブかつハッピーな」というのが大きな変換点なのかも知れません。私なりに感じたコトはそのハッピーさがやや生温いということ。さて、購入された方はどう捉えますでしょうか?以前の彼らの作品には無かったくらいの特別ゲストがフィーチャーされています。枯渇気味のアーティストがよくやる手段と受け取るのは、意地の悪い見方? 聴きやすさでは近年で最も高いかも・・しかし・・ホントに生温い笑顔に溢れた作品だと思う。

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     2010/07/30

    「私たちは暴力を行使しない。我々は平和を望むラスタマン。我々は『盗み』はしない。私はサラシエT世に常に仕える者。我らが弱き心が何を言おうとも、我々は豊潤な水を湛える川のそばに立つ1本の木。悪徳の都の壁に放尿する犬ですら審判の日を逃れることは出来ない。全ての若き者よ、汝らは悪徳の都が崩れ落ちる日を見る者となるであろう・・」ライナーに載っている言葉です。

    さて、今回のMadlib大先生のご神託は「ジャマイカ編」であります。SuperApeのヘロヘロ類人猿から受け継がれたかのようなジャケは、まるでハリウッド映画のKing-Kongのようにスケールアップし、このゴリラが右手で握りつぶしているのは、緑地に白十字のメディカルトラック。ジャケ絵の中でハッパを燻らしていたSuperApeよりもダイレクトな比喩ですな。ライナーにはカリフォルニア州におけるマリワナの薬用効果の説明書き。おいおい(笑)で、内容は往年のレゲ・スカ・ダブ・ラヴァーズのごった煮状態。これはかなりキますよ。大先生の諸作品はリスナーのタイプによっては好悪の分かれる場合もあるのですが(だってこの大先生はまるで呼吸するように新しいビートを産み出していくのですから・・)これはレゲに的を絞ったため、レゲ好きな方にはド真ん中直球ストライク!バッターアウト!なレベルにまで達しています。違法薬物はイケませんが、ダルダルな熱気の夏、空調の無い部屋で爆音で聴くのがいいかも?

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     2010/07/29

    スティングにとってはドイッチェグラモフォンからの3作目。前2作はクラシックの世界に足を踏み入れた彼の新境地を感じさせるモノでした。今作の購入前に私が勝手に心配していたこと・・それは「流麗なオーケストラをバックに往年の大歌手みたいに、まるでラスベガスのショーのように余裕綽々で歌っていたらどうしょう?」でした。しかしそれは丸っきりの杞憂! 既にこれらの曲に馴染んでいる方にも、十分な訴求力をもって迫ってくるアルバムです。スティングはオーケストラという恐竜を手なずけるどころか、オーケストラの音やリズムの中に、しっかりと彼なりのロックをインセプションしています。某密林川流域のレビューでは「曲が成熟している」という表現がされていますが、それも同感です。聴いてみなければ分からないと思いますが、スティングやポリスのファン(だった)ならば買って損は無いでしょう。老いても萎えることのない彼の挑戦は素晴らしいです。

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     2010/07/27

    一言でいえばベースを主体としたフリージャズ。上モノにピアニカやブルースハープ、フルート等が乗っかり、様々な肌触りの音を紡いで行く。この「紡ぐ」という言葉は彼らの音楽を言い表すのに本当に適した言葉だ。時には朴訥に、時には情熱的に、しかしその音のイメージは常に「ここではないどこかへ」を思わながら紡ぎだされて行くのだ。抽象的な音群の中で、聴き手は自由に想像の翼をはためかせれば良い。そこには「音楽の自由さ」がある。封入されているアーティスト側からのメッセージには「2回目以降はプレーヤー機器のシャッフル機能を使って曲順を入れ替えて聞いて欲しい、そうすればまたそこに新たな物語が・・」とある。バンド名にdubを掲げながら、実際の音にティピカルなダブは感じられないが(サウンドコンクレート的なリアルな音響はいくつか・・)、聴き手の時間や場所、曲順の変化、その時の感情、そういったものがこれらの曲の響きや感じ方を変化させる、いわばアーティストの提示した曲へのリスナーのインタラクティブな関わりが、その曲をDUBWISEしていくのかも・・うがち過ぎかな?全体で60分余りの盤。アンビエントにも、夜中に浸る音楽としても、そして色々な場所へ持ち出す音楽としても使えます。

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     2010/07/22

     まず盲目的なファンなので★5で。しかし内容的には「ちょっと落ち着き過ぎやしませんか?」と賛否両論を呼ぶかも知れないモノ。全体的に陰鬱、地味(そして滋味!)な曲が続く。猛暑の続く2010の日本の夏、これら曲群がイメージさせるものはコートの襟を立てて北風の中に立つCoralの姿。昔からのファンのニーズにしっかりと応えた盤と言えなくもない。これら12曲を「珠玉の・・」とか「磨き抜かれた・・」といった言い方も出来るし、もう少し衝動的なロックンロールを!と不満がる声も聞こえてきそうな感じ。もともと玄人受けの良いバンドだし、ソングライティングも演奏力もかなり高いレベルを持ったバンドではあるのだが、やや大人になり過ぎてしまったか?

     もし・・嫌だけど・・不吉で大胆な予想として、もしこれが彼らのラストアルバムになってしまうとしたら?・・・それはそれでCoralという1つの物語の終焉をキレイに飾る盤になるかも知れない。でも・・次作はもっとロックなCoralを期待。

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     2010/07/13

    ほんと!超ゴキゲンになれるアルバムとはこのこと。スペシャルズとかマッドネスとか2トーンムーブメントのあの衝撃の残り火がまだ貴方の身体の奥底に少しでも灯っているのなら・・ぜったい購入して損はありませんよ。SKAリバイバルで彼らが取りあげたオリジナル曲のコンピです。ゆったりとしかし熱いビートが溢れています。

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     2010/06/20

    生誕150周年を迎え、再販・新録音・全集盤とメーカー側の格好のネタになっているマーラーですが、マシューハーバートがやっちゃってくれました。
    マーラーの未完の遺作交響曲10番(オーケストレーションがある程度進んでいたのは第1楽章だけ)のリ・コンポーズドです。聴いた感じは今までのクラを素材としたテクノ側からのアプローチ作品の中では、かなり原曲を生かした構成となっており、原曲ファンも聴けるかと・・・。

    た・だ・し・この盤を作るにあたってのマシューの方法をどう受け取るかで、聴いた印象はかなり変わるでしょう。「・・・カーラジオを棺に詰め、シノーポリ指揮によるフィルハーモニア管が演奏した第10番をそのカー・ラジオでかけて、その音を録音。冒頭からのヴィオラのソロはウィーンにあるマーラーのお墓で新たに録音。その後、火葬場でアダージョを大音量で流し、カーテンの後ろにマイクを置き録音・・」オカルトチック? 不謹慎?この10番や「死」に対する新たな切り込み? 同じ英国出身のギャビン・ブライヤーズの手法(例 タイタニック・・)に似ています。しかし、言わせてもらえばどの部分がそうなのか、聴き手が判別するのはほとんど難しいのです。POPSやROCKの世界ではリミックスが最早当たり前の状況ですが、これならオリジナルの10番を聴いていたほうがマシと思う方、いやいや実験性は大事だよ、と寛容な方と両極端に分かれる気がします。第1楽章のみを素材に37分という短尺盤ですが、なぜかトラックが9つに分けられています。マーラーの曲を知る方ならお馴染の、突然の「躁」と「鬱」「陰」と「陽」の変化(例えば3番1楽章の突然の軍隊楽ドンガラガッチャン!等)がありますが、マシューもあるトラックに彼なりのドンガラガッチャンを入れています。これはかなりビックリしますよ。この盤の印象を一言で表すなら「マーラー10番の明滅」です。音響が遠ざかり、突然近づき、また遠くへと去り・・。噴飯物か傑作か? 聴き手の感性が問われます。

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