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ねじれ者 さんのレビュー一覧 

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     2021/06/20

    この全集の最大の聴きものは、CD2,3に収録されている6つのコラール、18のコラール。オルガンコラールの元になった合唱曲がはいっている事。その合唱者18人の上手い事。早めのテンポのコープマンのオルガンと相まってこれほど退屈せず聴けたのも珍しい。トリオ・ソナタ(CD4)などコープマンの面目躍如とした最高のバッハが楽しめる。
    但思ったのは、CD16枚の配列の仕方。BWV順でもなく、コラール、前奏曲順でもなく、何かバラバラ。取り出して聴くのに全然メーカーの配慮が感じられなかった。例えば、ヴァルヒァなどは、前奏曲、コラールと分けて配列しているので、10枚以上の全集もとても取り出して聴きやすい。
    演奏そのものは、コープマンの個性が傑出しているだけに、残念に思った。勿論欠点も多々ある事も言っておく。

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     2020/08/04

    何と自然な「大地の歌」だろう。歌手2人のバランスも申し分ない。アクの強い「大地の歌」に慣れ親しんだ人、例えばクレンペラーやバーンスタインと随分違う。むしろブーレーズに近いかも知れない。しかし、ブーレーズのような冷めた「自然」ではなく、淡々とした中にも時折のぞくギーレンの「大地の歌」に対する思い入れ、共感が感動を呼ぶ。メゾとテナーの歌う楽章が約9年も離れて録音しているとは、知らされなかったらわからない。素晴らしい名演の「大地の歌」だ。

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     2018/12/29

    シュワルツコップの映像が拝めるだけでも購入の価値がある。
    映像は、アナログで多少悪いが、ファンにとって問題ない。
    殆どが有名曲で、1969年収録のメノティの2曲ぐらいが異色な選曲。
    一番のハイライトは、ヴェルディの「柳の歌、アヴェマリア」での演奏会。
    スタジオ録音でも聞いた事がなかったので、シュワルツコップが歌いだすと、息もせず聞き入ってしまった。
    DVDとしての商品価値よりも、シュワルツコップの1961年から1970年までの容姿、歌い方、声に多少でも興味のある方は、購入して損はしないだろう。

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     2016/12/07

    リマスター盤、と言う触れ込みだったので購入。しかしマタイ、ロ短調ミサも持参しているものとほとんど変化を感じなかった。全体に旧録音を主体にセットを組んでいるのでリヒターファンにはとても貴重な演奏も多々ある。その中で私が一番感動したのは、クリスマスオラトリオだった。HMVの宣伝コメントには65年盤が記載されていたから、期待もせずプレイヤーにかけ聞き出してみてびっくり。55年のモノの旧盤なのだ。リヒターがミュンヘンで活動し出した最初期の大作の録音ではないだろうか。演奏は、65年盤ほど洗練もされておらず、歌手も完璧とは言いかねる。が逆にその洗練されないで傷があるほうが私にとってはリヒターの当時の素顔を垣間見ているようで、演奏の楽しさを味わう事が出来た。当時20代後半、意気揚々と指揮しているリヒターが目に浮かぶようだ。ソロではテッパーが参加しているので他の歌手が凡庸でもとても締まった演奏になっている。この1組があるだけでもこのBOXを購入する価値があった、と私は思っている。

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