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禅済 さんのレビュー一覧 

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     2021/07/19

    巨匠セラフィンが生涯で出会った奇蹟的な声の三人として、エンリコ・カルーソー、ティタ・ルッフォとともに名前を挙げた伝説的ソプラノ、ローザ・ポンセル。活動時期が戦前で場所もアメリカだったためか、日本ではほとんど知られていないようだ。残された録音もオペラ全曲ではカルメンとこのラ・トラヴィアータ、後はCD何枚か分のアリアなどだけなのでやむを得ない。しかし、このライヴを聴けば彼女がいかに偉大だったかがたちどころにわかる。もちろん1935年に放送されたものが音源なので録音状態は良くないが、役に没入した感情表現とスケールの大きい歌唱に引き込まれる。特に第2幕でのジェルモンとのやり取りやアルフレードに別れを告げる場面は特筆ものだ。ラ・トラヴィアータが好きな方はこの2枚組を聴き逃してはいけない。

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     2021/07/18

    NAXOSから「イギリス弦楽小曲集」とか「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」というシリーズものが出ている。このアルバムもその一つ。全編にわたって美しく透明感あふれる曲が続く。どの曲がとは決め難いが、ラーションの「抒情幻想曲」「弦楽のためのアダージョ」に特に惹かれる。NAXOSの「〜曲集」はいろんな音源の寄せ集めではないので、演奏・録音に統一感があり聴きやすい。

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     2021/07/18

    宗教音楽はペルゴレージのスターバト・マーテル、モーツアルトやフォーレのレクイエムくらいしか聴いたことがない。また、最近は聴力の衰えもあって歌詞が聞き取りにくくなり、声楽曲そのものから遠ざかり気味だ。しかし、そんな私でもこの曲には引き込まれる。20世紀も末葉になってこんな美しい音楽が生み出されるとは驚きだ。理屈抜きに、余計な想いは取り去って、素直な心で耳を傾けたい。

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     2021/07/18

    本当に日本の伝統芸能とジャズが見事に融合した作品。目をつぶって聴いていると目の前に静謐な世界が広がってくる。特に3曲目の「竜安寺の石庭」は、お堂の縁側に座って月光に照らされる石庭を眼前にしているような感覚に包まれる。ジャンルを超えた傑作アルバムだ。コアなクラシックファンも一度は耳を傾けるべき。

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     2021/07/17

    私もこの演出には違和感があるが、考えてみればこれはイタリアのオペラなのだ。いくら日本を舞台にしているからといって、我々日本人が納得できるほどの舞台、衣装、演出を期待するのは初めから無理なのだ。まして、この映画が作られたのは1970年代だし。この頃来日したアメリカの楽団の公演で、司会者が団員に「お前さん、日本のどこが好きなんだい」と質問し、「ゲイシャ、フジヤマ」と答えさせ(もちろんヤラセ)聴衆がドッと沸く、そんな時代だったのだ。それに我々だって幕末明治の風俗をどれほど知っているのか。せいぜい写真やテレビドラマで見る程度の知識しかない。これは日本を題材にしたイタリアのオペラだと割り切るしかない。以前買った、あまりににも珍妙な衣装、演出で途中で見るのをやめて、それっきりにしているDVDに比べればましな方だ。と偉そうに書いたが、この映画やっぱり違和感がある。満足したいなら、浅利慶太演出で林康さん子が出演したミラノ公演のLDか、NHKBSで放送された木下美穂子さんのを見るしかない。

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     2021/07/17

    この映像作品はレーザーディスク(懐かしい)で持っているし、NHKBSなどでも何回か見た。星5つの皆さんに申し訳ないが、演出も歌手の表情、しぐさも大げさに感じていただけない。ヴィクセルは演技が下手といっては失礼だが共感できない。パヴァロッティには悪人面は似合わないし、ちょっと白けてしまう。グルベローヴァは好きなソプラノの一人だが、このジルダはしっくりこない。映像抜きで音声を聴くだけならいいんだけれど。

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     2021/07/17

    私はマリア・カラス命だが、レオノーラに関してはプライスが一番。彼女の少し暗い目の声がぴったりだ。プライスのイル・トロヴァトーレは、他にデ・ファブリティース指揮ブエノスアイレス・ライヴ盤、メータ指揮ニュー・フィルハーモニア盤を持っている。ブエノスアイレス盤もなかなかいいが、やはりこのザルツブルク・ライヴが最高。歌手もコレルリ、シミオナート、そして「ルーナ伯爵ならこの人」と言われたバスティアニーニと当時最高の歌手をそろえている。カラヤンは交響曲などでは完璧だがどこか演出臭さを感じて(特に映像)私は苦手だが、オペラではそれがかえって長所になっている。これほどの顔ぶれを並べたライブは今後二度とないだろう。

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     2021/07/17

    LP時代から評価の高かったカンテッリの「イタリア」、CDは国内盤は出なかったのか探しても見つけられなかった。が、出張で金沢へ出かけた時、帰りの列車待ちの間に駅ビル2階の新星堂でこのディスクを見つけた。これが私が買った最初の海外盤。さすがトスカニーニが将来を嘱望したというだけはある、間合いというか息の出し入れというか、うまく表現できないが実に見事だ。不慮の死がなければ大指揮者になっていただろうに、惜しまれてならない。

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     2021/07/17

    前から聴いてみたかった演奏だし、レビューも好評価だったので買った。美音を謳われただけあって確かに美しい音色だ。ただ私の中ではちょっと違うように感じる。贅沢な話だが美しすぎる。ブラームスより前にグリュミオーがいる、といった感じ。3曲の中で一番聴けるのは第3番かなあ。

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     2021/07/17

    一聴なんの特色もなく淡々と演奏しているように感じるが、繰り返し聴けば聴くほど味わい深くなる。「こう弾こう」とか「こう聴かせてやろう」といった作為がなく、曲の持つ特性、魅力を素直に聴かせてくれる。手元に十数種のディスクがあるが、私の中ではこれが一番。ところで海外盤(廃盤になっているらしい)を既に入手していたが、Blu−specで出たので音質がどう違うのか知りたくてこのディスクも買ってみた。結論を言うと私の貧弱な耳では、奥行きと広がりがよりあるようだが、よくわからない。それにしても50代で亡くなるとは惜しい。正規録音が少ないのも残念だ。生前に実際の演奏を聴きたかったなあ。

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     2021/07/16

    LPで初めて買ったオペラがこれ。6000円の出費は貧乏学生には痛かったが、その分しっかり聴かせてもらった。ジュリーニが紡ぎ出す音楽は若々しく、このオペラの登場人物たちが(騎士長は別として)皆若者だということがよくわかる。ドン・ジョヴァンニのヴェヒター、ドンナ・エルヴィラのシュヴァルツコップ、ドン・オッターヴィオのアルヴァ、いずれも適役。何よりシュッティのツェルリーナが愛らしくて魅力的。こんな村娘ならドン・ジョヴァンニでなくてもついその気になってしまいそう(オイオイいい年して不謹慎だぞ)。若き日のカプッチルリがマゼットで出ているのも今となっては懐かしい。タディはレボレロにはちょっと声が高いように感じるが、芸達者な彼らしくなかなか聴かせてくれる。ただ、ドンナ・アンナのサザーランドだけは何となく異質な印象を持ってしまう。とはいえ、総合的にこのアルバムの価値は高い。いつの間にかワルター、フルトヴェングラー、カラヤンなど十数種のアルバムが棚に並んでしまったが、最後はやっぱりジュリーニ盤に戻ってしまう。最初に買ったオペラ全曲という思い入れもあるのかもしれないけれど。

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     2021/07/16

    ニーチェが音楽に造詣が深かったのは前から知っていたが、ピアノ曲集がリリースされていることに最近まで気が付かなかった。で、試しにという感じでこのディスクを買った。人間いろんな顔があるのは当然だが、彼の著作や肖像から抱くイメージとは違う側面を見た、いや聴いた気がする。どの曲も結構愛らしい。冒頭の「英雄の嘆き」もどんな勇壮で悲劇的な曲かと思ったが、なかなか可愛いではないか。シューマンなど他の作曲家の影響も言われているが、これはこれで素直に耳を傾け楽しんだらいいと思う。

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     2021/07/16

    ヴァイオリンとハープ、フルートとハープのデュオはCDでもコンサートでも聴いたことがあるが、オーボエとハープの組み合わせは初めて。物珍しさとジャケットの写真、商品説明の文言に釣られた面があるのは否定しないが、思わぬ儲けもののアルバム。オーボエもハープも実に流麗、収録曲もオペラのメロディーが元になっているだけあって、どの曲も美しくすっと心に沁み込んでくる。仕事の手を休め、コーヒーを飲みながら、ぼんやりと庭を眺めている時に聴くといい時間を過ごせそう。

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     2021/07/16

    フリッツ・ライナーは生前は派手に目立つことはなく、いわゆる通俗名曲の録音が多かったようだが、私の中では最高の指揮者の一人だ。この二曲、特に弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽が最高。他の方々のレビューで言い尽くされているので重複は避けるが、これほど緊張感に満ちた演奏はない。カラヤンもショルティもいいが、ライナーにはとうてい及ばない。ベートーヴェンの交響曲第五番と並ぶ名演だ。ところで60年ほど前NHK教育テレビで「シカゴ交響楽団シリーズ」というのが放映されていたが、その映像残っていないかなあ。

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     2021/07/16

    スタンフォードもフィンジも共に名曲。時に情熱的なオーケストラに対し、ゆったりと歌い寄り添うクラリネット。これほど美しいクラリネットは滅多に聴けるものではない。第2楽章は前者が夢見るよう、後者は月の光が照らしている湖を眺めながら、ふと遠い昔を思い出して気持ちが高ぶったように風もなく湖面が波立ち、そしてまた静かに月の光が過ぎていくような印象。第3楽章は自然に囲まれて生きる人々の喜びが満ちているよう。モーツアルトのクラリネット協奏曲が好きで、まだこれらの曲を聞いたことのない方は是非入手されたし。満足することを保証(感受性の高い人は涙するかも)。ところで手元にもう1枚フィンジのディスクがある。Lyritaからリリースされたもので、こちらも良い演奏だ。付け加えると併録のチェロ協奏曲はヨーヨーマの録音デビューになったものだそうだ(ベストセラーになったらしい)。残念ながら現在廃盤らしいけど。

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