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Bayreuth194307 さんのレビュー一覧 

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/29

    なるほど、これが「商品説明」の最新トレンドなのか。
    単なる「商品説明」の枠をはるかに超え、まるで雄渾な物語を読んでいるかのようだ。
    これにより、知られざるアーティストに光が当たるのは好ましいことだ。

    元来共産圏アーティストに興味を持つ者はそれなりのコアユーザーが多いのだ。
    私も「草の根分けてでも」音楽を探そうとする人間だが、そんな人々が知りたい情報を書き込んだイントロダクションとしては絶好である。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/29

    HMVの商品説明だけでも一つの伝記レベルの分量であり、圧倒される。
    レーニン〜スターリン独裁政治時代の音楽状況を触りだけでも伺い知るイントロダクションとして、大変興味深い。
    また「宗教家」としてのゴロワノフの側面を知ることができたのは貴重な情報だ。
    何せ元々私はこれと同時代のドイツのフルトヴェングラーの音源を探していたわけだ。

    「商品説明」だけでもここまで読み応えがあるものには初めてお目にかかった。知られざるアーティストに注意を向けるためには、非常に適切かつ誠実な方法だと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/01/26

    佐村河内はもしかしたら現代ロマン派の天才かも知れない。しかし許先生の言われるような「深刻さ」は、不幸なことに私にはただの一片も感じられなかった。佐村河内の音楽に使われる短調は、使えば使うほど明るくユーモラスに感じられる。これは、あたかも彼の自叙伝を読めば読むほど「苦笑」が込み上げて来るという、残酷かつ不幸な逆説と似ている。あまりにも連続してうち続き、度を越した不幸な運命とは、誠に残酷なことに、それが他人の不幸である限りにおいて笑い話になる。彼の自叙伝を読む方にあらかじめ注意していただきたいのは、この本を読んだからといって、その内容が彼の音楽作品の評価に「絶対に絶対に」影響してはならないということだ。佐村河内は音楽を楽譜として、あたかも彫刻や建築物と似たようなものとしてとらえるヨーロッパ人的思考者であり、「作品の作者からの自立」を分っているはずだ。彼は自分の音楽の評価が安易な同情によって変えられることは望んでいないはずだ。いや、決して望んではならないのだ。この自叙伝は、佐村河内自身が自分の人生が他人に何らかの興味を与え、また問題提起になると考えた末のリリースだろう。実際この本を許先生がHMVの記事で取り上げたことで、私は彼の存在を初めて知り、入手可能なCDを幾つか手に入れ、彼の音楽の一端を知る事が出来たという点で、非常に有用だったと言える。もし彼の交響曲第一番が初演される際には、会場には私の姿があるだろう。・・・ところで・・・気付いた方もいると思うが、この本は戦後すぐの日本文学のある作品に、文体もストーリーのゆらぎ具合も似ている。私としては今度は佐村河内さんの書くフィクションを読んでみたいのだが・・・どうか。

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     2008/01/06

    これら二つの第9におけるデルタの復刻は、音の微細な動きを顕微鏡で見るような繊細さ、しっとりとした響きの中庸さ、そして初出盤への敬意が、日本人の感性により結集させられた現時点での集大成である。しかしCD規格の限界か、デルタの復刻の多くには共通してふさふさした毛のような針音が付きまとっている。今後はアナログ盤のどろりとした密度の濃い音を再現するために、SACDやBLU‐RAY等の高スペックメディアへの移行を期待する。そして願わくば、演奏・録音史における金字塔でありながら現在黙殺されている、巨匠の戦前戦中のワーグナーライヴを出版していただくことを熱烈に希望する!

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     2007/10/14

    3ヶ月待ちでやっとこのCDが届きました。演奏についてはこれ以上望むべくもない至上の名演です。『ピアノの森』のカイくんならこう演奏するかも、というようなぶっ飛んだ爆演です。では音質について少々。30年代のcoaの録音を私はいろいろ聞きましたが、この当時のオランダにはよほどいいエンジニアがいたのでしょう。48年チャイコンより36年ブラームスのほうが鮮明です。あと、私がM&AのCDを買うのはこれで3セット目ですが、若干のハイ上がりになるのはこのレーベルの特徴のようです。それでも及第点です。日本のデルタか、NAXOSのようなしっとりとした音で聞いてみたいものです。

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     2007/10/09

    Tapestryはアメリカではなくなんとリヒテンシュタインのレーベルだそうです。最高の仕事をしてくれました。しかし私はこのアルバムを聴くのは初めてなのですが、71年当時はフォークでも何でも複雑化、ロック化してしまおうという流れがあったことを知る証拠だと思います。正直言うと、もっと余裕を持った音楽の方が聴きやすいのに…とは思いますが、音楽を真剣になって作り上げようとする心意気が感じられます。もうしばらく聞いてみます。

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     2007/10/07

    (↓の続き)しかしこれはどうやって録音されたのだろう?HMVの商品説明でも何か黙殺されたような扱いだし・・・できることならSACDで再発して欲しいものだ。絶対に再評価の必要な、ピストルズの歴史において極めて重要な意義を持つ音源だ!!!

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     2007/10/07

    寂しさ、哀しさといったキーワードは私には多くの場合肯定的な意味を持つ。79年生まれの私が96年秋に初めて買ったピストルズの音源がこれだ。そして今に至るまでピストルズに関してのフェイヴァリトであり続けている。冒涜的な話かも知れぬが、正直私は初期ピストルズについて言われる若さゆえの切なさや儚さといった感傷にあまり波長を合わせることが出来なかった少年だった。(余談だが当時から私は文字通りの「老人の芸術」に興味があり、90〜100歳代の画家や俳人の作品を楽しんでいた。これは今ではさらにエスカレートし、今私が一番好きなピアニストはパハマンだが、彼は1848年生まれで、死んだのは1933年だ) CDに戻ろう。この96年再結成ライブに聞けるのはパン

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     2007/02/15

    フルトヴェングラーの戦中録音に少しでも興味ある方はお読みください。録音の日付や演奏会場のディティールなどに心憎い配慮がなされています。出来ればデルタからのウラニアのエロイカと共に楽しみたい。

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     2007/02/05

    この全集から聞こえてくるのは運命への挑戦である。ナチス以後の時代を生きなければならない人間の救いのなさの表出であり、それでも音楽をやり続けなければならない運命の残酷さへの挑戦である。戦中録音に比べタクトは重く慎重になり、寂寥感が全体を支配する。ちなみに私は1943年夏の『マイスタージンガー』からFにはまったが、この全集の音楽は当時とはまるで別人の様だ。

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     2007/01/13

    本当に全く未チェックのバンドだったのですが、ついさっきNeverlandのトラックを聞いてはまりました。構築性が素晴らしいのと、アメリカンサイケ的なダルさが鮮烈です。ただもう少しヴォーカルが「アウト」だともっといいのですが。このバンドがこれからどう変化していくか楽しみです。

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     2006/12/11

    過ぎ去っていく一瞬一瞬に重みを与えるにはどうしたらいいか、そのためのやぶれかぶれの一手段として、人は音楽をするのではないか。時間が柔和な、本当に悲しく懐かしい色彩を放つとき、このレコードに記録されたような音楽がどこからともなく流れてくるのだろう。私にとってこのレコードは、私がどこから来てどこへ向かうのかを静かに指し示す物になるかもしれない。

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     2006/12/10

    非常に聞きやすい音質。『蘇州夜曲』の一節「水の蘇州の花散る春を」と歌える平和が当時存在していたのだ。私は今20代だが、このような古典的録音を残した人が60数年後の今も生きている事に感謝。しかし彼女の主演映画のDVDが少ないのは残念。

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