トップ > My ページ > Papachan さんのレビュー一覧

Papachan さんのレビュー一覧 

検索結果:48件中46件から48件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/21

    私にとって、ありとあらゆる交響曲の中で最高の作品です。この曲を聴かずしてクラシック音楽を語ることができるだろうか? これは交響曲と言う音楽の、ひとつの最終結論である。大げさな言い方かもしれませんが、私はそれほどの価値を持つ音楽だと思います。低弦が奏でる何かの聖歌のような陰鬱な冒頭部から、嵐のような中間部、そして金管による絶望的なファンファーレ……。この曲には最初から最後まで全く救いがありません。しかし、恐ろしいまでに美しい。その美しさは、官能的なものとは程遠く、ある種の凄みをもって聴き手の心を激しくえぐるように迫ってきます。たどりついた先にあるのは、自作の「裸足の歌」の最終曲による、あきらめとも思えるような「歌」なのです。既成の音楽による感動をはるかに超えたところに、この交響曲の美があります。この曲はいままで、トロヤーン指揮ベルリン・ドイツ響のcpo盤でしか聴くことができなかったので、このリンドベルイ盤の登場は喜ばしい限りです。演奏自体は総じてややトロヤーン盤の方が完成度は上かと思いますが、この曲を真摯に演奏し、その美を全力で伝えようとするこの演奏も十分に魅力的であり、推薦に値します。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/18

    未完成のものを完成させたからといって、マーラーの第10番のようなものを期待すると肩透かしを食います。こうして補筆完成されたものを聞くと、なぜペッテションが第1番を放棄してしまったのかがよくわかります。楽想自体が、まとまり得ないほどにあちこちに拡散してしまったのだと、私には思えました。付属のDVDは、この第1番の完成へのドキュメントを非常によく伝えています。せっかくの楽想を放棄せざるを得なかったペッテションの苦悩さえも、このCDとDVDからは感じられます。また、第2番は、世間で言われるほど面白くない作品とも私は思いません。むしろ、第5番までの交響曲のなかでは、もっともよく書けている作品ではないでしょうか? なぜ、第1番を完成できずに、第2番が完成できたのか、リンドベルイの自信に満ちた演奏で、その一端がわかるような気がします。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/17

    セルとの共演を数多く残した全盛期から、難病により右手が使えなくなった苦難の時期、そして病を乗り越え、再び両手を用いて演奏できるようになった5年前の録音まで、ピアニスト、フライシャーの生涯が、録音年代順に並べられたオリジナルジャケットを眺めるだけでも感じられるセット。フライシャーとセルの共演は、LP時代に「皇帝」を聞いて以来その素晴らしさに惚れ込んで次々買い求めました。そのような私にとって、このセットのジャケットを順に眺めていくと(私が買い求めた国内盤LPのジャケットは、オリジナルとかなり違ったものでしたが)、それだけで自分の鑑賞歴をたどっているような思いになります。セルとの共演による協奏曲の数々が素晴らしいのは言うまでもありませんが、最後のモーツアルトの弾き振りには、セルとの共演にはないおおらかさと、音楽を演奏できることの喜びが素直に感じられ、非常に感慨深いものでした。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:48件中46件から48件まで表示