トップ > My ページ > Papachan さんのレビュー一覧

Papachan さんのレビュー一覧 

検索結果:48件中31件から45件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/04

    大変な傑作です。約70分、よくぞこれだけ緊張感を持続させた音楽が書けるものだと思います。ただ、CPOのフランシス盤といい、このBISのリンドベルイ盤といい、どうも今一つこの曲のすごさを伝えきれていない気がするのです。本当にすごい演奏にめぐりあえたら、この曲はこの程度の感動ではすまないと、随所から感じられるからです。うまくは言い表せませんが、凄さの片鱗が、いたるところで聞こえるのに、なぜかひとつの感動にまとまらない、といった感じです。期待が大きかった分、肩透かしを食らったような感もあります。LP時代にPHILIPSから出ていたというコミッショーナ指揮エーテボリ響(85分かかっている!とのことですが)の演奏がCD化されないものか、と期待しているのですが、無理かな。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/12

    ケーゲルの第4、素晴らしい演奏ですが、「シベリウスの極北」という世評はまったく当っていないように思えます。この曲には峻厳さと清澄さの両立が何よりも求められます。ケーゲルはその両立を彼なりのやり方で見事に具現しただけのことです。これを寒々しいなどと言うのは、バルビローリのような、「激甘」の勘違い演奏に慣れきった耳のなせる業でしょう。至極スタンダードな、万人にお勧めできる名演です。ベルグルンドの第6も立派ですが、オケが不慣れで、やや四角四面の印象を受ける分、後年のCOEの全集盤などに比べると落ちる印象はぬぐえませんが、この曲の演奏として高水準のものであることは間違いありません。それにしてもこのジャケット、なぜケーゲルしか書かれていないのでしょう? 寒々しいジャケットのデザインもケーゲルの演奏に誤解を与えることに一役買っているかもしれません。そこが不満ではありますが、演奏には関係ないので、当然の☆5つです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/15

    ペッテションという作曲家に、私が傾倒するきっかけとなった一枚。録音から40年以上経った現在でも、廃盤になっていないのはうれしい限りです。師のレイボヴィッツのかげに隠れて作曲したという第2番は、師の作風にあえて背き、自己の内なる音楽を楽譜に書きとめた傑作です。最初の交響曲からして(第1番は放棄)、後の交響曲にも共通する自分の作風がしっかり確立されているのがすごいところです。また、併録の「メスト」は「弦楽のための協奏曲第3番」の中間楽章。「メスト(悲しげに)」どころか、涙も枯れ果てたような音楽が25分以上も繰り広げられる傑作。最初に聴いたときは身震いさえ感じました。収録時間の関係でしょうが、全曲録音でないのが何とも惜しい限りです。両曲とも、もっと新しい録音はありますが、現在のところ最良の演奏だと思います。録音も、40年以上も前のものにしては悪くありません。ヴェステルベリィという指揮者、ほとんどがスウェーデン音楽の録音なので知名度は低いでしょうが、大変な聴かせ上手です。ペッテションの世界を知る上では必聴の1枚として推薦します。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/15

    大学時代に、中古で国内盤LP7枚組(作曲家としても有名なロバート・シンプソンの解説LPつき!)を入手し、それこそすりきれるほど聴きました。私がニールセンにはまるきっかけをつくった、思い出深い演奏です。CDになってからは、UNICORNの原盤ですぐに買いました。その後10種類以上の演奏を入手しましたが、全集として最も安心して聴けるのは、今でもこの演奏です。特に第2は、これを超える演奏をいまだに耳にしたことがありません。この演奏が録音された70年代前半は、まだ現在ほどにはニールセンの知名度は高くなかったと思われます。シュミットはその音楽の魅力を真摯に伝えるべく、情熱的で、時にかなり思い切った解釈をみせます。またこの当時木管に名手をそろえたLSOも、シュミットの指揮によく応えて、見事な演奏を聞かせます。この名盤がこれほどの安価で入手できるとは……。ニールセンの交響曲の最も標準的な演奏として、どなたにもお勧めできます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/15

    俗に言う「爆演」が、名演と勘違いされもてはやされる昨今、このような演奏は当然のように低い評価しか受けません。特に「1812年序曲」は、そんな「爆演」の山が、本来のこの曲が持つ美しさをゆがめ、単なる大音響のショーピースにまで価値を貶めているのです。しかし、これほど純粋にこの曲にアプローチし、本来この曲が持っている抒情的な美しさを引き出し得た演奏は珍しいと思います。冒頭の弦の何と美しく響くこと! メインの第4交響曲も同様のアプローチで、派手に鳴らしまくるのではなく、内側から情熱がじわじわこみくるのが感じられます。このような曲本来の姿を見事に引き出し得た演奏こそ、「名演」と評価されるべきものです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/14

    第2も見事ですが、第3が全く他を寄せ付けない圧倒的な名演です。発売から15年以上経ちますが、いまだにこれを超える演奏はおろか、これに匹敵する演奏も耳にしたことはありません。いままでこの曲は、ピアニストが壮大なオケに負けじと大音量でピアノを叩きまくり(「弾きまくり」ではありません!)、結果としてこの曲の情感を、見事なまでにぶち壊しにしていました。この演奏は、ホロヴィッツに代表されるそういった演奏の対極に位置するものです。決してあわてず騒がず、落ち着いた響きで、ラフマニノフの情感を見事に引き出す名指揮者ヒューズに支えられ、小川さんのピアノは完全にオーケストラとひとつになった、情感あふれる音楽を紡ぎ出していきます。「ラフマニノフはこうでなくては!」と、何度聞いても感動できる演奏です。巷では、ラフマニノフに限らずどのような曲でも、いわゆる「爆演」がもてはやされますが、中身のないハッタリだらけの、1回聴けば飽きの来るような演奏とはおよそレベルが違います。真の「名演」とはこのような、聴けば聴くほどその素晴らしさを感じられるものを言うはずです。この第3には、☆をいくつつけても足りません!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/14

    録音は2001年には終了しているようですから、ずいぶんと待たされました。いかなる事情でここまで発売が延期になったのか、裏事情に疎い私には知る由もありませんが……。前作、とりわけ第3協奏曲があまりにも素晴らしかっただけに、この演奏「何かあるのでは?」と、期待と不安が入り混じりながら聴きました。見事な演奏なのは言うまでもありません。ピアノもやたらに自己主張せず、オーケストラとともにひとつの音の世界を作り上げているのですが、何か足りない気もするのです。それが何かは、私にはうまく表現できないのですが、第3協奏曲の演奏で感じられた、胸に迫るような感動には、いまひとつ届かなかったというのが、私の正直な感情です。しかし、これはかなり欲張った考えで、一般的なこの曲の演奏に比べたら、はるかに高水準の演奏であることは言うまでもありません。小川さんはもちろんですが、指揮者ヒューズは相変わらず素晴らしい演奏を聞かせています。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/13

    コンロンの交響曲全集、オリジナルは確かマズア盤の直後に出たと思います。マズア盤を買った直後だったので、当時は気になりながら買えませんでした。大幅なプライスダウンで再発され、皆さんの評価が非常に良いので、期待して聴いてみたのですが……。どうも交響曲に関してはマズア盤の足元にも及ばない、というのが、残念ながら私の正直な感想です。隠れた名作を掘り出し、光を当てたという点では大いに評価できるのですが、この演奏は、これらの曲の魅力よりも、むしろ欠点を浮き上がらせていると言うしかありません。特に第2番では響きの薄さが目立ち、ブルッフらしい重厚な和声が聴かれません。逆に第1番や第3番は、流れがもたつき、自然な躍動感が伝わりません。コンロンも、デビューしたてのころは、シャイーと並び称される期待の星だったと思うのですが……。決して実力のない指揮者とは思わないのですが、今はどうしているんでしょうか? 救いはドラティ指揮の2台協奏曲が、丁寧な仕上げで好感がもてる演奏であること、2台ピアノのためのレアな作品が収録されていることでしょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/30

    かつて第2楽章の「メスト」だけが、ヴェステルベリィ指揮スウェーデン放送響による交響曲第2番のCD(Swedish Society)に併録されていました。バーバーの有名なアダージョを大規模にし、甘い感傷を一切捨て去ったような感じのこの曲は「メスト(悲しげに)」どころか、涙も枯れ果てたような音の世界が、25分以上も続く壮絶な音楽です(もっとも、後のペッテションの交響曲に比べたらまだまだなのですが、当時の私は第2と第7、第8交響曲しか知りませんでした)。「全曲を聴きたい」と思ったのですが、その当時はまだ全曲の録音がありませんでした。やっとゴリツキ指揮ドイツ・カンマーフィルのcpo盤が出て、それに飛びついたのですが、どうも重すぎる演奏で、ヴェステルベリィ盤の鮮烈な印象までたどり着けませんでした。というわけで、このリンドベルィ盤には聴く前からかなりの期待を寄せていました。結論として、「メスト」の感動はヴェステルベリィ盤には及ばぬものの、全体としてみれば、ゴリツキ盤よりはかなりすっきりした優秀な演奏であると感じました。したがって、初めて聴く方でも、この曲の良さが十分に理解できると思います。推薦に値する演奏です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/30

    Op.14はこの演奏ぐらいしか、入手可能な録音がないのではないでしょうか。破棄された交響曲の中間楽章の編曲ですが、こちらの方が曲としてしっくり来るような気がします。Op.63の2台版も、弦楽合奏版や1台版にはない独特の厚みのある響きで楽しめました。グリーグ・ファン必携の一枚ではないでしょうか。私も注文から入手までに相当時間を要しました。廃盤にならないうちに早めの入手をお勧めします。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/29

    ニーストレムの交響曲全集がやっと完結。本来第3交響曲などの名作が、もっと聴かれるべき作曲家だと思うのですが、どうも録音に恵まれませんね。3枚とも指揮者が異なりますが、オーケストラは同じマルメ響です。第1交響曲は他に入手可能な録音が、現在のところないでしょう。私もここで初めて聴きましたがやや印象が薄く、第2番以降の曲に魅力の点では一歩譲るのは否めません。さて、最後に真打登場ということで、もっとも有名な第3番「海の交響曲」ですが、RVWの同名の壮大な曲とはかなり違う、内面的な味わい深い音楽が展開されます。やや凡庸な演奏で、ちょっと期待外れかな。もっとも、こちらにはセーダーストレームの独唱、ヴェステルベリィ指揮スウェーデン放送響という超強力盤(Swedish Society)があり、この名演が頭に刷り込まれているせいか、比べるとどうしても分が悪すぎます。しかし、最新の優秀な録音で、この隠れた名作が聴ける意義は大きく、その点を評価して、ちょっと甘めの☆4つです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/28

    「落第戦隊リュウネンジャー」さんのおっしゃるとおり、指揮者ヒューズは大手レーベルが売り出すような、知名度は高いが実力の伴わない指揮者と全く異なり、大変な実力者だと私も思います。音楽そのものの美しさや魅力を引き出すのが実に巧い。私の場合、最初に聞いたのがホルンボーの第4交響曲。これは他の演奏と比較のしようがありませんが、鬼気迫る凄い演奏だと思いました。その後小川典子とラフマニノフの第2、第3協奏曲を手にしました。ホルンボーとはまったく作風の異なるラフマニノフの協奏曲で、実に見事な演奏を披露していました。特に第3協奏曲は、私にとっては文句なしのベスト演奏だけに、この全集も相当期待していました。ややテンポが遅すぎる感もありますが、この程度は好みの問題。ここでも協奏曲のときと同じく、恣意的な解釈の全くない、ラフマニノフという作曲家の美質を最大限に引き出した素晴らしい演奏になっています。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/28

    これまでは第1番の協奏曲と組曲しか聴いたことがありませんでした。ワーグナーに心酔し、ワーグナー風のヒロイックなパッセージを愛用したシンディングの音楽の特徴は、ここでもはっきり聴きとることができます。第2番の協奏曲が意外な掘り出し物で、がっちりとした構成で安心して聞けます。しかし、何と言ってもこのディスクの聴きものは小品でしょう。「宵の明星」「ロマンス」など、ピアノ曲の名作「春のさざめき」にも通ずる品の良さがあります。正直、第1番の協奏曲も組曲も、私が過去に聞いた演奏(テレフセン&カムのNKF盤のLP)のほうが、独奏もオーケストラも優れた演奏だとは思われますが、隠れた名作を聴くことができる喜び(第3番は世界初録音!)の方が大きいので、☆5個です!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/25

    アッテルベリのチェロ協奏曲については、他の方の指摘通り素晴らしい曲であり、素晴らしい演奏です。エルガーやシューマンのチェロ協奏曲に匹敵するこの名作が不当にネグレクトされているのは、おそらく作曲者の知名度の低さ以外に理由はないでしょう。モルクやミフネだけでなく、他のチェリストたちが取り上げてくれるのを期待したいですね(もっとも、マイスキーやヨーヨー・マではどうかな、という気もしますが)。ブラームスの弦楽六重奏曲第2番の編曲もこれまた見事。私は決して重量級の分厚い編曲だとは思いません。むしろ、この曲の持つ内省的な傾向を十分に尊重した、あっさりした中にも味わいの深さが感じられる編曲だと思います。一流の芸術家だからこそできる仕事です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/23

    ボストックの交響曲の原盤が登場したころは、サロネンやサラステ、ブロムシュテットの新盤などが相次いで登場したニールセン・ラッシュとでもいうべき時期の直後で、私も気になりながら「もう金がない!」とあきらめていたものです。それが、当時の1枚の半額以下の値段で10枚買えるのですから、世の移り変わりは恐ろしいものです(あの時無理して買わなくてよかった、というのが本音ですが)。そのボストックの演奏がこれまた見事。第3交響曲の第2楽章のヴォカリーズを管楽器に代用した版、さらにはフルート協奏曲の第2楽章の初稿と、他では入手できそうもないニールセン・ファン垂涎の品まで入っている。さらには皆さんご指摘の通りのエランのピアノ曲全集も最高水準の演奏です。Membranの10枚組は、モノラルの古い演奏が混入していることが多いのですが、これはすべてデジタルの新しい録音。ニールセン・マニアにも初心者にもお勧めのセットです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:48件中31件から45件まで表示