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ピーコの手鏡 さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/03

    戦争を題材とした作品として有名なものであり、この映画の音楽も映画音楽として、またマーチとして名曲と言えるでしょう。しかしながら、私はこの作品が嫌いです。テレビ放映の際に解説者が述べていたのですが、映画の設定が事実とは異なるという点。これが第1に不満です。その事実とは、当時の日本の建設技術の水準は高く、この映画のモデルになった橋は、日本人の手で鉄橋として建設されて、しかも戦争が終わった後も現存しているという内容だったと記憶しています。しかし、この映画の橋は木造であり、いかにも日本人には架橋の技術がないという扱いがされています。第2に、日本の将校のキャラクターが当時の日本人蔑視のステレオタイプになっている点が不満です。(当時のハリウッド作品では、早川さんはこんな役ばかりでしたね。)その上、橋の建設に捕虜を強制労働させ、捕虜の技術のおかげで橋の建設が可能になったかのような描写になっています。第二次大戦の戦勝国である欧米人が見たら気分が良いのかもしれませんが、日本人としては大いにプライドを傷つけられる内容になっています。ま、日本の文化と中国のそれの区別すらできない映像表現がまかり通っていた時代のハリウッド作品ですから、推して知るべしの扱いではありますが。

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     2012/07/23

    初めて見た時は、藤原竜也と前田亜季に目が行ってしまっていましたが、今あらためて振り返ると、作品の内容は別にして、他のキャストに面白味があります。柴咲コウは、この後の作品から「訳ありで、ちょっとひねくれた女」の役が多く、高視聴率、話題作の出演が続きます。栗山千明は、この作品がきっかけで、「キルビル」の出演が決まりましたし、最近ではТV「アタル」が記憶に新しいですね。二人とも、この作品で目立つ位置にいましたが、今、いい女優になっています。山本太郎は、この作品でもいい味を出していて、わりと好きな俳優でしたが、今は「反原発活動家」で演技者から離れてしまいました。(残念です。)安藤政信は、「サトラレ」とは対極のキャラで、まるで別人。面白いです。あ、それから、美波さんがちょっとだけ出てきます。これが女優デビュー作になるのでしょうか。さて、作品そのものですが、公開時の内容と特別編の内容とを比べると、柴咲コウ演じる相馬光子の背景がわかる点で、特別編の方がより理解しやすいと思います。

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     2012/07/23

    このお話は、役所の職員と家出娘(?)の二人が心の再生を果たしていく物語と理解しました。そのカギとなるのが、遺体で発見された老人と犬が、東京から北海道までワゴン車で旅をした過程です。
    感動作というキャッチがつけられていますが、老人の死後、半年間生きていた犬が死んだ理由がわかる所で、私は物語に入り込んでいた気持ちが一気に覚めてしまいました。犬が人から受けた傷が深手で、老人の遺体まで戻って命を落とすというものです。老人の方は覚悟して迎えた「死」でしたが、犬は違います。ペットとして、この犬は幸せだったと言えるのか?という疑問が湧き上がりました。人を信じている犬が、人から危害を加えられて死に至るのは、その名前とは裏腹に不幸な末路だと感じたのです。「犬と私の10の約束」にあるように、犬に限らず、人よりはるかに短い寿命のペットの動物は、信じた人に看取られて天寿を全うするのが幸せな最後だと思うのです。それを考えると、このお話のラッキーという犬が不憫でかわいそうで涙が出ました。(感動の涙ではありません!)ペットの犬が死ぬシーンという点では、「犬10」とは天地の開きがあると感じました。

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     2012/04/07

    劇場で見てきました。制作サイドが言うように、ストーリー展開上の矛盾点が無くなるように、うまく再構成されていますね。また、原作第2シリーズ以降のキャラも脇役として顔を出していたりして、楽しめるとともに、作品に深みを与えています。艦隊同士の戦闘シーンも、より空間的=三次元的になっていましたので、今後の戦闘シーンをどう展開し、処理していくのか興味が持てます。登場人物やメカのデザインについては、原作のイメージを残しつつ新しい構成に合わせたものに変わっていました。これについては、松本零士の絵のファンには幻滅の面があるかもしれないので、賛否あるところと思います。総合して、作品全体としての完成度は高いと感じました。原作の第1シリーズを改めて見直して、比較してみたい気持ちになりました。

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     2010/01/23

    この第1話の放送を見てアレッと思った人は多かったと思います。同じ石立鉄男主演の「おひかえあそばせ」のリメイクなのです。前作「パパと呼ばないで」で人気が爆発した杉田かおると、主演の石立鉄男のキャスティングが優先した結果なのかな、と思いながら当時見ていました。コメディータッチのドラマの主役として乗りに乗っていた頃の作品なので、石立鉄男さんには勢いがありますね。オーバーアクションの演技とドタバタによって、重くなりがちな設定を少し軽くして、合間に見せるシリアスな顔が「情」の部分を引き立たせています。また、杉田かおるさんには、「パパ呼ば」の第1話で当時の子役のレベルを超えた演技力にビックリさせられましたが、この作品ではさらに磨きがかかった妖艶(?)な演技力を披露しています。私は、この2人を引き続き見られるので、リアルタイムで楽しみに見ていたことを覚えています。それから、このドラマには、浅野真弓さんが四女冬子の友人役で、ほぼ毎回登場します。私は、NHKの「タイムトラベラー」(島田淳子で出演)で彼女を見て以来、TVでの彼女の出演作を見るようにしていたので、これも楽しみの1つでした。彼女は、このドラマから浅野真弓を名乗っていて、はつらつとした明るい笑顔を見せてくれています。すでに女優業を引退して久しいので、彼女のファンにとっては、現在入手可能な数少ない映像としての価値もありそうです。それにしても、ドラマの軸を演じた石立鉄男さんも、大原麗子さんも、すでに故人というのは寂しい限りです。

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