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TASSY さんのレビュー一覧 

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     2014/03/09

    傑作CDです。間の取りかた、パウゼを長めに取り、弱音多用、弾きまくる時の技術の冴え・凄さ。これからどう展開するのか息を呑んで聞き通しました。協奏曲はフランチェスカッティ以来のどの演奏でも聴かれなかった独自の演奏に感じ入りました。協奏曲が出色の演奏ですが、その他の曲についても、印象は同じです。ラドゥロヴィチには【悪魔のトリル】以来さほど期待していなかったのですが、この演奏は、他の演奏が標準的に聞こえてしまうくらいの独自の魅力を持った素晴らしいものです。

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     2014/03/08

    サラサーテというと、あまり評価の対象になりにくいのですが、個性的な名演奏というと、フーベルマンのアンダルシアのロマンス・コーガンのバスク奇想曲を思い出します。個性的ではなく淡々と弾き進めるリッチのスペイン舞曲集(米DECCA・monoLP 廃盤)もサラサーテが堪能できました。ユリア フィッシャーのサラサーテは素晴らしい。渇を癒してくれました。腕は立つし、ぎくしゃくし勝ちなハーモニックス奏法でも、よく歌っています。スペイン舞曲をはじめ、すべてに感心しましたが、特にホタ・アラゴネーザの演奏には脱帽です。名演奏家の録音の少ない中、よくぞ録音してくれました。しかもよい音で。

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     2013/09/15

    HMVレビューによると、モリーニはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を6種レコーディングしているそうで、全てを聴いたわけではありませんが、このライヴは素晴らしい演奏で堪能しました。ライヴ故のオーケストラとのズレは散見されるものの、テンポの変化も絶妙ですし、ヴァイオリン演奏の醍醐味も味わえます。第1楽章のダブル・ストッピングのスタッカート部分で、テンポを落すハーンのようなことのない方が曲の連続性からいって好ましいと感じます。原典版演奏が常識化している現在、アウワーのカット版の演奏ですが、個人的には、第3楽章の同じフレーズの繰り返しで、集中力がそがれることのないカット版がよろしい。初CD化のブラームスのワルツはティボー、クライスラーの美しきロスマリンは、ウィーン的ではないものの、シャハム・オルフェウスのほうが気に入っているので、チャイコフスキーに満点を捧げます。

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     2013/08/28

    素晴らしいベートーヴェンです。恣意的な解釈がなく、ピアノとオーケストラが、まさに一体となってのベートーヴェンです。勝手な思いつきですが、これぞベートーヴェンという演奏はタカーチ弦楽四重奏団のベートーヴェン全集を思い浮かべますが、これと双璧です。私が持っているのはドイツ・シャルプラッテンの全曲盤ですが、女性的な演奏とかで、評価の低い5番(皇帝)もとんでもないことで、まことに見事な堂々たるベートーヴェンです。皇帝は実にいい曲だと思わせる演奏です。

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     2013/08/28

    マクベスにはカラスの稀代の名唱があり、トロヴァトーレには、古くはミラノフ、新しくはフリットリの名唱がありで、すべてがネトレプコが一番とは参りませんが、声質がハイ・メッツォに近くなり、強靭な声で歌えあげたヴェルデは立派としか申し上げよがなく堪能しました。ノセダの指揮はネトレプコの歌を引き立てるには到っておらず残念です。

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     2013/08/28

    ベートーヴェンを聴いた! という演奏とはちょっと違うと思うのです。
    疾風のように速く、思わぬところでテンポを落としたり、あまりにも指の運びが速く、一音一音がはっきり聴き取れない箇所があったりで、無傷の演奏とは思いません。ところがベートーヴェンのピアノ・ソナタが聴きたいとき、数多ある演奏家の演奏がありながら、取り出すのはH.J.リムなのです。なんとも言えない魅力があるのです。録音も音量を上げても刺激的ななることもなく、低音も強靭で不満はありません。こういう演奏が出てくるので、新人の出現には目が離せないのです。
    弱点ゼロではありませんが、この魅力には勝てません。

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     2012/10/12

    しなやかな指使い、すぐれた技巧と音楽性、多彩な音色の使い分け、すべてに優れ、聴き惚れました。ギター音楽は26枚しか持っておりませんが、私はパク・キョヒとペペ・ロメロに尽きると思っていますし、ギターはスペインものが最もふさわしいと、つくづく感じます。

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     2012/10/11

    コーガンはアンコール・ピースの小曲の演奏も見事なものです。
    1958年録音の「コーガン・アンコール・アルバム」(VICTOR LP MONO 国内盤)を1961に購入しましたが、プツプツ ノイズが入るようになり、いつかはCD化されると思って20年程になりますが、このCDでミトニク(ムイトニク)の見出しで、内容を見ると「これだ!」とわかりました。LPの11曲中8曲が収録されています。マスターテープからのCD化ではなく、LPからの復刻ですが、LPに比し遜色ない音質でした。ノイズも殆どなく満足です。ベートーヴェンはほかに聴きたい演奏が多く、何故かコーガンは持っておりませんので、重複しませんし、おまけと思って聴いてみましたが、これもなかなかの演奏です。既発売のEMIのCDは聴いておりませんが、音質も良く、これまた満足です。

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     2012/10/11

    バッハの無伴奏チェロ組曲は数多くの演奏家のものを持っていますが、未だ浅学にしてKirshbaumは聴いていませんでした。ユーザー・プレビューでお二方が絶賛されているのを偶然拝見。触発されて購入しました。素晴らしい演奏です。考え抜いた演奏の結果、感興を殺がれるものが多い中、ピリオド奏法とは無縁で、ヴィブラートを有効に使い、思うがままに自信を持って自然体で全曲集中力持続の立派な演奏です。録音も優れたものでした。

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     2012/10/10

    昭和30年台半ば、当時は「レコード芸術」とならんで、小林利之さんが主幹の「ディスク」というレコード雑誌があり、そこでベルゴンツィの公式デビュー盤であるこのディスクが紹介されている。評はペンノと並んで「二軍のエース」とあった。デル・モナコ・・ステファノ時代も末期で、次代のテノールは誰かと期待していたところなので、早速購入。LONDONレーベルのMONOだった。
    当時の貧弱な再生装置から聞こえてきたベルゴンツィに感服。これはまさに「一軍のエース」の歌だった。バリトンからテノールへ転向したとのことだが、すべてのアリアが嵐のように聞こえた。すっかりベルゴンツィ ファンとなり、彼のオペラなど発売される都度ライブラリーは増え続けることとなった。おこがましいようだが、彼の成長は私が支えたようにさえ思うベルゴンツィのデビュー盤だ。stereoLP化され、CD化され、都度購入。懐かしくも思う名アリア集だ。

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     2012/09/20

    CDを買い、DVDを買い、Blu-Rayが出たので又買い直した程のお気に入りです。Blu-Rayの欄で指摘させていただきましたが、すぐに ネトレプコでも、ガランチャでも、ヴァルガスでも、テジェでも検索できるようになりました。HMVさんの対応の早いこと!

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     2012/02/10

    2007年のこのオペラ・ガラはCDを買い、DVDを買い、Blu-rayが出たので又買い直しでした。御贔屓の歌手が出るガラは、見ていて文句なしに楽しく、嬉しくなってしまいます。ネトレプコとガランチャ 二人のソロとデュエットの見事なこと。歌も素晴らしいし、容姿もよし、ヴァルガスの歌もいつも通り安定しています。ネトレプコの歌うレハールでの茶目っ気ぶりは、母親となった今となっては、もう見られないかもしれません。ただ、この盤ネトレプコで検索しても、ガランチャで検索しても出てきません。カタログ番号検索でようやく現れました。

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     2012/02/09

    昔のことになりますが、ドイツ・グラモフォンのデビュー・シリーズで。コルネリア・バジーレ(1969年録音のLP盤)の演奏を聴き、パガニーニですから当然なのですが、大変苦労している様が記録されています。この曲は何故か日本人の演奏家によるものに優れたものが多いのです。バジーレの演奏からの連想で、まず19番でフィンガリングの飛躍する部分をどう演奏するかを聴いてから全曲を聴くことにしていますが、五嶋・神尾も見事。佐藤俊介は見事だが音が出し切れず、はっきり聴き取れないのが残念です。そこでツェートマイアー。格が違うなぁと感嘆しきり。全曲を通じて技巧のみならず表現のうまさ・自由さに圧倒され通しでした。彼の旧盤(1992年録音TELDEC盤)も影が薄くなりました。ヴァイオリン演奏を聴く楽しさここにありです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/07

    今様に演奏しようとか、工夫をこらそうなど、一切関係なく、クニャーゼフが思うように演奏していると感じます。重厚で、深く、真摯な演奏で、悲壮味さえ感ずる時があります。私が望んでいた演奏で、感動しました。旧盤(1995〜97年録音TRITON盤)より更に進化し深化していることが解ります。古いタイプの演奏でしょうが、私にとって、感動に古い・新しいは関係無いのです。この曲が好きで、今数えてみたら全曲盤だけでも49種類のコレクション。夫々が特徴をもっているのは当然ですが、カサルス盤・トルトリエの旧盤(1960年)・友友馬の新盤・ジャンドロン盤・マイナルディ盤(アリオラ盤)もよく聴きます。

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  • 16人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/07

    小編成古楽器による演奏・ピリオド奏法・ピアノに代えてピアノフォルテによる演奏などが、高く評価されるようになり、私も嘗ては面白いと思ったことはありましたが、感動したことは一度もありません。弦楽器の音楽表現上、大きな武器となるヴィブラートをかけない表現が横行すようになり、御贔屓だったムローヴァから私は離れていきました。ところがこのイブラギモヴァのバッハだけは例外。TV・BShiで見た無伴奏ヴァイオリン・リサイタルのすばらしさ。そしてこのバッハは息もつかせず一気に聴き終えました。ミルシュタインの旧盤(EMI・MONO)のパルティータ一番・ドーブレほどではありませんが、彼女のそれも爽快なテンポです。一見無垢なお嬢さんに見えるイブラギモヴァの見せる集中力は全曲を通して途切れることがありませんでした。ノンヴィブラートとはいえ、時にヴィブラートを垣間見せます。感心して聴きました。

    16人の方が、このレビューに「共感」しています。

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