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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2020/01/20

    ジブリなどで知られる作曲家、久石譲が、東京フィルハーモニー交響楽団を振ってクラシックの名曲を演奏したライブコンサートのアルバム。
    この盤はドヴォルザークの交響曲第9番新世界よりと、シューベルトの交響曲第7番未完成を収録している。
    誰もが知っているような通俗的な名曲であるが、その演奏は正直に言えば久石譲がタクトを取ったから音源化されたと言っても良い、有名作曲家による色物的なアルバム。
    ただ、色物と言っても演奏そのものは非常に丁寧に、真摯に演奏されており、癖のない演奏である。
    悪い演奏ではないが、クラシックを聴き慣れた人間からすれば、競合盤の多い中それ程良い演奏とも言えない。
    ではどう言う人に良いかというとライナーノーツで指揮者自身も書いているが、ジブリをはじめとする映画音楽で久石譲を知ったリスナーが、クラシックに興味を持った時、久石譲(この盤)という仲介を経てクラシック音楽に入っていくいわば、入り口とも入門といえる盤ではないかと思う。
    ライブ盤だが比較的近年なので、音はまぁまぁ良い方だ。

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     2020/01/18

    西本智実がロシア国立交響楽団首席客演指揮者を就任した記念に制作されたアルバムで同楽団を振って、チャイコフスキーの交響曲第5番を吹き込んだ内容である。
    全体的にテンポは遅く、ベタっとした感じで、正統派に部類する演奏だと思うが、名演奏とは言えないし、ちょっと控えめなところもありイマイチ。
    オケはミレニウム交響楽団より遥かに上手く、また金管群の分厚い響きはロシアらしい音が聴けるのだが・・・
    結局この首席客演指揮者も2010〜2011シーズンのみで、今現在ロシア国立交響楽団との音源はこれのみと言うことを見ると相性が良くなかったのかもしれない。
    また全体の収録時間が49分と短く、LP時代ならともかくとしてCD時代において一曲だけというのは何ともボリュームに欠ける。
    何か管弦楽曲の小品が一曲でもあれば良かったが・・・
    録音場所はモスクワ放送第5スタジオで、スタジオ録音らしい残響が少なめのサウンドです。
    ただ、音は良いですが。

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     2020/01/17

    シベリウスが書いた管弦楽曲の中で、交響曲以外の有名な曲を集めたアルバムです。
    ウーヴェ・ムント指揮、京都市交響楽団の演奏です。
    まぁ、評価は二極端に分かれていますが、個人的にこの演奏は隠れた名演ではないでしょか。
    例えばフィンランディアはテンポのメリハリが効いていて、ドラマティックな演奏だし、弦が活躍する曲では京都市交響楽団の弦楽セクションの優秀さがわかります。
    もちろん全パート限界も目立つわけですが、ヘタウマ的とでもいうのでしょうか、不思議と何度も聴きたくなる魅力を持ってます。
    ムントが常任指揮者になって1年程たった1999年の録音であり、音質そのものは綺麗です。

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     2020/01/16

    2001年にパワーハウスがアメリカ海兵隊軍楽隊より音源の提供を受けて発売した、6枚のアルバムの一枚。
    発売当時はアメリカの軍楽隊の録音の市販がほぼされていない時期であったので、かなり貴重なアルバムでした。
    この巻は題名通りライヴ録音を集めた内容で、録音年は記載がなく、いくつかの機会に録音された物を集めたようです。。
    ただ、ティモシー・フォーリー大佐指揮の音源が多いので、フォーリー大佐隊長時代の1996〜2004年にかけてではないかと思う。
    フォーリー大佐以外だと、フレデリック・フェネル、ジェームス・シンクレア、ガンサー・シュラーが客演しています。
    選曲も行進曲から現代音楽まで多岐にわたり、バラエティにとびますが、どの曲も常に安定した演奏なのはさすが伝統ある軍楽隊といえます。
    ただ安定したといっても全ての曲が面白い演奏かと言われればまた別ですが・・・
    解説書についておらず発売元のサイトにアクセスして閲覧するという特殊な仕様ですが、これがなかなか面倒くさい。
    音質はライブなら全く問題ないです。

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     2020/01/09

    チャールズ・ゲルハルト指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音された『スターウォーズ〜帝国の逆襲』です。
    もちろんサントラではなく、再演奏盤と言われる、オリジナルサントラの譜面を使って演奏した内容の音源。
    ゲルハルト&ナショナル・フィルといえばクラシック・フィルム・スコアシリーズでお馴染みですが、このスターウォーズもその流れを汲む録音で、ゲルハルトらしいツボを心得たメリハリのある演奏や、選抜メンバーによって構成されたナショナル・フィルの高い技術力や、圧巻の表現は作曲者の自作自演を凌ぐ、名演と言えるでしょう。
    ゲルハルトは1999年没なので、スターウォーズに関しては旧三部作しか録音はないのですが、その中では1番良い出来だと思います。
    1980年録音ですが、音は良好です。
    尚、CDの帯にはオーケストラがユタ交響楽団となっていますが、これは間違いで前期の通りヴァレリー・サラバンドに録音されたナショナル・フィルハーモニー管弦楽団が正しいです。

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     2020/01/08

    チャイコフスキーの三大バレエ音楽をスラヴ圏の指揮者が演奏した音源を集めたものです。
    最初に登場するのは『白鳥の湖』からのハイライトで、ステファン・ゾルテス指揮、ウィーン交響楽団の演奏です。
    原盤は最初から抜粋収録のようですが、この盤では更に有名な曲のみ抜いた、ハイライト録音のそのまたハイライト版という訳の分からないものになっています。
    ゾルテスはハンガリー出身で、オーストリアを中心にオペラ畑で活躍している人物です。
    録音も大半がオペラか、伴奏物中心というマエストロで、経歴からも分かるように、この白鳥の湖も、職人的な手堅い演奏です。
    テンポはゆっくり目ですが、よく歌い、メリハリがあるので中々のものです。
    次に登場するのがゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、BBC交響楽団による『眠りの森の美女』で、これは全曲録音からの抜粋。
    爆演型の指揮者の1人と言われるロジェストヴェンスキーだけにBBC交響楽団から豪快なパワフルかつ、繊細な音色を引き出しており、さすがこの指揮者だと思いました。
    『くるみ割り人形』はバレエ組曲版の収録で、ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録。
    スプラフォンと共同制作された音源のようですが、これのみ録音年の記載がありません。
    このくるみ割り人形、全体的にはスマートな王道的な演奏ですが、花のワルツではダイナミックな演奏を繰り広げてあり、これも中々の物でした。
    録音は全てアナログですが、どれも比較的聴きやすいです。
    演奏内容的にファーストチョイスの一枚としても良いのではないしょうか。

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     2019/12/30

    セルゲイ・リャプノフの『ヴァイオリン協奏曲』『交響曲第1番』を収録したCDです。
    ドミトリー・ヤブロンスキー指揮、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録。
    リャプノフの作品は今まであまり演奏される機会が少なく、まとまって録音されたのはスヴェトラーノフが振った音源ぐらいで、今まで知る機会が少なかったので今回の発売は良い事だと思います。
    このCDに収録された作品はロシア風の歌謡的なメロディが存分に散りばめられた国民楽派の流れを汲む作品で親しみやすいでしょう。
    ヤブロンスキー&ロシア・フィルの演奏は、流暢に流れる音楽や、かつてのロシア・オケを思わせる豪快な打楽器や金管の音色など、ファーストチョイスにも良い、中々優れた演奏です。
    録音は2007年、いつものロシア国営放送第5スタジオで、このコンビの録音では中々迫力がある録音です。

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     2019/12/29

    ドヴォルザークの管弦楽曲を集めたアルバムで、ドミトリー・ヤブロンスキー指揮、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された物です。
    収録曲はドヴォルザークの作品の中でも、録音はもとより演奏される機会が少ない、いわば秘曲集といった選曲であり、いずれもメロディメーカーであったドヴォルザークらしい、聴きやすく愛らしい小品で普及盤価格帯で発売された事は良い事だと思います。
    ヤブロンスキーは2003年に同オケの音楽顧問に就任しており、これはその間もない頃の録音です。
    そのためか、若干オケが荒いところもあります。
    しかし、1曲目のマズルカなどはヴァイオリニストの熱演に引っ張られて良い演奏をしていますし、時折ロシアオケらしいパワフルな金管のサウンドが聴けるので、ファーストチョイスとしても悪くない演奏だと思います。
    録音はこの価格帯なら十分でしょう。

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     2019/12/22

    リムスキー=コルサコフの管弦楽曲を集めたアルバムです。
    イーゴリ・ゴロフスチン指揮、モスクワ交響楽団の演奏で1996年2月にモスフィルム・スタジオで収録されたものとなっています。
    このCDに収録された作品はリムスキー=コルサコフの管弦楽曲の中でも珍しい作品ばかりです。
    ゴロフスチン&モスクワ交響楽団の演奏は、あっさりとしつつも、中々よくて、最後に収録された『祝辞』は1分ほどの作品ながらロシアオケらしい、ロシアブラス、打楽器の暴れ具合が良く楽しいです。
    録音は綺麗ですが、スタジオ録音のためか、やや音が細いのが残念。

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     2019/12/21

    ハンガリー近代の作曲家、ラースロ・ライタの交響曲全集から、『交響曲第2番』と『変奏曲』を収録した内容です。
    ニコラ・パスケ指揮、ペーチ交響楽団の演奏。
    交響曲第2番はライタの1988年まで初演されずにいた30分程の作品で、基本的にライタの作品はどれも一定の暗さがあると思うのですが、シリアスな作品で後期の7番や8番に通づるような作品です。
    ただ、管弦楽法が中々面白く、フランスの印象派からモロに影響を受けた透明な音色が特徴的です。
    変奏曲は交響曲第3番と同時期の作品ですが、なんと40分にも及ぶ力作で、現在CD化されたライタの管弦楽曲では長い演奏時間に入る曲です。
    ここでもライタの腕が光りますが、流石にちょっと長いでしょうか。
    パスケ&ペーチ響の演奏はいつもながらに素晴らしく、明晰な分かりやすい音楽、作曲家への熱い情熱が感じられ、大変良いです。
    1995年にフランツ・リスト・コンサート・ホールでの録音で音質良好。

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     2019/12/20

    スメタナの唯一の交響曲である、祝典交響曲を収録したアルバム。
    演奏はオーストリア放送交響楽団で、指揮はローター・ツァグロセク。
    指揮者のツァグロセクは録音当時の首席指揮者で、在任末期の1986年5月に録音されたもの。
    この曲の録音の大半はスメタナの故郷、チェコのオケが大半だが、ここではスメタナが献呈しようとしたオーストリアのオケという点で珍しい。
    ツァグロセクの演奏は、明るく柔らかなウィーン的なサウンドを生かしながら、ドイツ的なガッシリとした骨格に、メリハリある演奏でこれが中々素晴らしい。
    特に終結部、ハイドンのオーストリア国歌が盛大に鳴る所は見事だ。
    現在ナクソスにはダン盤があるため、このツァグロセク盤がナクソスに移行される可能性は低いと思われるが、このまま知られずに消えていくのは惜しいアルバムだと思う。
    録音年は先に通りで、ORFブロードキャスティング・センター・スタジオRP6という場所での録音だが、初期ナクソス系では比較的良く録れた録音だと思う。

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     2019/12/13

    伊福部昭の交響頌偈『釈迦』と『SF交響ファンタジー第1番』を収録したCD。
    小松一彦指揮、東京交響楽団の演奏でライブ収録された物です。
    1989年4月8日に簡易保険ホールで演奏された物で、メインとなっている釈迦はこの日が初演でした。
    この釈迦という作品、タイトルから分かる様に宗教的な内容の作品なのですが、元はバレエ音楽と映画音楽ということもあり、伊福部節が至るところで聴ける、わかりやすい作品です。
    小松&東京交響楽団の演奏もメリハリがあって素晴らしい。
    実は釈迦よりもSF交響ファンタジーの方が名演で、オーケストラの金管の爆音、早めのテンポでグイグイと引っ張るアレグロや、対比するように歌うようなゆったりとした部分など、この曲の名演の一つとしておすすめ。
    釈迦の合唱は東京オラトリオ研究会と大正大学音楽部混声合唱団によるがもう少し、野性味があれば良かった。
    録音はライブということを考えれば悪くない。

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     2019/12/12

    西本智実指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団によるドヴォルザークの交響曲第9番と、プッチーニのマノン・レスコーより間奏曲を収録したアルバムである。
    この指揮者、音楽面以外で語られる事も多いのですが、殆どのディスクは奇をてらう事のない正面から勝負した正統派の音楽を聴かせてくれる指揮者です。
    今まではロシアのオケとでしたが、このアルバムでは初めてハンガリーのオケと共演していますが、これが中々相性がうまく行ったようで、ブダペスト・フィルの柔らかい美しいサウンドとパワフルな金管と、数多くあるドヴォルザークの新世界の中でも、聴けるアルバムです。
    ただ、全体的にテンポが遅くメリハリがないわけではないが三楽章や四楽章のような速めの楽章はドライブ感が欲しいところ。
    一方でゆったりとした楽章は中々良くて、これは併せて収録されたマノン・レスコーにも言えます。
    2008年3月の録音で、音質良好。

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     2019/12/11

    ナクソスがケース・バケルス、ポール・ダニエル指揮、ボーンマス交響楽団の演奏で録音制作した、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲全集。
    基本的に単品でリリースされていたのをボックス化した内容で、特に録音を新しくリマスタリングしたとか、新録音があるとかいうわけではない。
    しかし、ボーンマス交響楽団の優秀な演奏と、水準の高さ、録音の良さと廉価盤ながらパフォーマンスの高いアルバムとなっています。
    単品で揃えるよりかははるかに安いので、1枚も収録音源を持っていない方には良いボックスセットではないでしょうか。

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     2019/12/10

    徳間がクラシックのアルバムを出していた時代に発売されたアルバムで、名曲アルバムと題された通り、親しみやすい小品を集めた内容となっています。
    選曲面では独奏+オケといった組み合わせが多く、これは原盤のシャルプラッテンをそのまま持ってきたためのよう。
    どれも東ドイツの演奏家なので演奏は一級品だが、クルト・マズア指揮、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と、ロベルト・ハネル指揮、ベルリン放送管弦楽団の演奏が特に良い!
    前者のヘンデルはとても美しいし、後者のハネルは軽い音楽を振らせたら東ドイツ随一の実力を持ってる。
    そこそこ古い録音のはずだが、音質は特に問題ない。

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