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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2020/05/28

    ワーグナーの大作、楽劇『ニーベルングの指環』のよく知られた作品を集めたCDです。
    デルタ系列の音源を集めた物で、旧東側の演奏家陣による演奏。
    登場するのは、ヴァシル・カザンジェフ指揮、ブルガリア放送交響楽団、ジェルジ・レーヘル指揮、プダペスト交響楽団、ジークフリート・クルツ指揮、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ユーリ・アーロノヴィチ指揮、ウィーン交響楽団、アンドラーシュ・ミハーイ指揮、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団。
    歌手はエステル・コヴァーシュ、ライネル・ゴルトベルク、ギュンター・クルト。
    いずれもあまり有名とは言い難いが、中々良い演奏をしている。
    カザンジェフとブルガリア放送響の荒さもあるが、熱い演奏も良いし、レーヘルとプダペスト響の渋いワルキューレの騎行も面白いし、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の全盛期を支えたクルツのアリア集も、ただの歌手の伴奏に留まらず、良い音色を出している。
    録音年代は不明だが、音質はそこまで悪くない。

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     2020/05/27

    18世期後半、オペラの作曲で人気を誇ったのがドメニコ・チマローザです。
    そのチマローザのオペラの序曲集がこのCDです。
    チマローザの音楽は明るく軽妙なタッチで書かれており、同時代を生きたモーツァルトや後輩のロッシーニを思わせる作風です。
    ナクソスはチマローザの序曲集に力を入れており、現在6集まで出ていますが、この第1巻は元々マルコポーロで出ていたもの。
    アレッサンドロ・アモレッティ指揮、ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアの演奏です。
    指揮者はイタリア出身で、オケは録音用に集められたメンバーからなるハンガリーの団体。
    ナクソス系列にはラズモフスキー交響楽団というスロヴァキアの各オケの団員からなる録音用オケもありましたが、それに比べるとこのニコラウス・エステルハージ・シンフォニアという団体、中々オケの響きが充実しており、アンサンブルも上手く、演奏も作品の魅力を伝えてくれる良い演奏。
    2000年4月6〜9日、フェニックス・スタジオ・ハンガリーで、録音収録された物で音は良い。

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     2020/05/26

    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を起用して制作されたロイヤル・フィルハーモニック・コレクションの一枚。
    この盤はショパンのピアノ協奏曲第1番と第2番を収録している。
    指揮者は、ギルバート・ヴァルガ、ピアニストはセケイラ・コスタである。
    ショパンのピアノ協奏曲の録音は数多く、この組み合わせも多数出ており、その中には名盤と言われる音源も多い。
    その中では普通ではあるが、オケ、ピアノとも水準が安定しており、録音も良く、何より価格が安いというのがこのCDの売りである。
    ファーストチョイスでも問題ないだろうが、何枚か聴いてきた人向きの一枚ではなかろうか。

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     2020/05/25

    ヤーノシュ・フェレンチク指揮、ハンガリー・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音されたベートーヴェンの交響曲第6番と第2番のアルバムです。
    フェレンチクはハンガリーの指揮者で、生涯の大半を祖国で過ごしたため、ハンガリー出身の指揮者の中では知名度は高くないですが、同国の代表的な指揮者の1人として知られています。
    レパートリーも幅広く、古典派からハンガリーの同時代の作曲家まで録音に残しましたが、ベートーヴェンは特に重要なレパートリーだったらしく、フンガロトンにも全集を作っています。
    この盤はレーザーライト原盤で、1978〜1981年に録音された模様。
    フェレンチクのベートーヴェンは、派手さはなく標準的な演奏で、真面目で地味な印象を感じますが、オーケストラの音色作りが上手く、引き締まった一昔前の演奏が聴けます。
    録音はやや曇った感じで致命的なまでに悪いとは言いませんが、あまり良くありません。

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     2020/05/21

    ニュージーランドの作曲家、ダグラス・リルバーンの管弦楽作品集。
    演奏はジェームズ・ジャッド指揮、ニュージーランド交響楽団である。
    このCDに収録されたリルバーンの作品は、比較的若い頃に書かれた作品が中心で、後期ロマン派のようなオーケストレーション、北欧の作曲家や師匠R.W.ウィリアムズのような作風が特徴。
    聴きやすく作品の質は高いが、よくも悪くも地味な印象を受ける。
    但し、演奏は大変充実しており、入門盤としてはおすすめだろう。
    2004年録音、音質良好。

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     2020/05/20

    ヘンデルの『水上の音楽』『王宮の花火』『合奏協奏曲作品6番ー1』を収録したCD。
    水上の音楽、王宮の花火は、オリヴァー・ドホナーニ指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
    ドホナーニは1955年生まれのスロヴァキアの指揮者。
    現在では珍しいモダン楽器、フルオーケストラによる録音で、録音の加減か金管が目立つ物の、丁寧に演奏されていて、曲の魅力を存分に味わえる。
    ただフルオケにしてはオケの厚みが薄いが。
    合奏協奏曲は、パヴォル・バキン指揮、カペラ・イストロポリターナの演奏で収録。
    バキンは1933年生まれの2013年に亡くなったスロヴァキアの指揮者で、作曲家。
    このカペラ・イストロポリターナはスロヴァキア・フィルのメンバーからなる団体でナクソス初期に大活躍したがこれはその最初期の録音。
    こちらの方が厚みのあるサウンドで、演奏も良い。
    録音は1985年、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホールにて。
    録音はデジタル初期頃だが、特に問題なし。
    尚この音源の原盤はナクソスが活動初期にライセンスしていたドイツのゲルミダス・レーベルが原盤。

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     2020/05/19

    フランツ・リストの行進曲集。
    演奏はハンガリー陸軍中央軍楽隊。
    指揮者はラーズロ・ドラシュとラーズロ・マロシュである。
    演奏団体から分かるように吹奏楽での演奏で、もちろんリストは吹奏楽のオリジナル作品は残していないので、全曲リスト作曲、編曲の行進曲を第3者の手によって編曲された譜面を使用して演奏している。
    演奏のハンガリー陸軍中央軍楽隊は同国を代表する吹奏楽団であり、このCDでも線の揃ったアンサンブルを披露しており、軍楽隊らしい力強さ、また祖国を代表する作曲家の作品だけか、熱を感じる演奏である。
    ただ人数がそれほど多くないのと、後述の録音のせいもあまり凄い演奏に聴こえないのが残念の所。
    録音は1986年で、詳細な月日や録音場所は不明です。
    ただ、残響の少ない録音なので、オーケストラ用ホールではなくスタジオのような場所で録音されたのではないでしょうか。
    デジタル録音ではあるのですが、録音自体はこじんまりとしており、吹奏楽CDにしては迫力が欠ける部分があります。
    また楽曲の解説は一切ありません。
    基本的にはマニア向きな一枚でしょう。

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     2020/05/18

    ナクソス初期に発売されたドヴォルザーク交響曲全集の1枚で、第4番と第8番を収録している。
    スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されています。
    ナクソス初期のスロヴァキアの演奏勢は時にとんでもない演奏もありましたが、自国の作曲家の作品は良い演奏が多い。
    このドヴォルザークもライトな軽量級の演奏ですが、オケが伸び伸びと、良い意味でローカル色を残した癖の少ない演奏で中々良い演奏だと思います。
    1989年、レドゥタ・スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホールにて録音されたもので、音質は良好。

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     2020/05/17

    ローウェル・グレアム大佐指揮、アメリカ空軍ヘリテージ・オブ・アメリカ軍楽隊の演奏によるアルバム。
    アメリカの作曲家による吹奏楽のために書かれた作品からコンサート向きの作品を集めた内容となっている。
    ここに収録された作品は、グレードの高い作品として知られているが、軍楽隊の高い技術力と表現力の下、参考演奏はもちろん、鑑賞用としても十分通用する水準の演奏となっている。
    録音は1989〜1990年にかけてであり、元々自主制作盤が原盤のはずだが、市販化にあたりリマスタされており、音は良く、細部の楽器の音がよくわかる録音となってます。

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     2020/05/16

    アンソニー・ブラモル指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音、収録したCDで、メンデルスゾーンの交響曲第4番『イタリア』と『真夏の夜の夢』の2曲を収録。
    いずれもメンデルスゾーンの代表曲として有名な作品。
    指揮のブラモルはイギリス生まれで、ヴィレム・タウスキーに学んだ指揮者で、ドイツのオペラ畑を中心に活躍してるらしい。
    演奏は一言で言ってしまえば、初期ナクソスによくあった作品の魅力を過不足なく伝えてくれるもの。
    スロヴァキア・フィルの腕前はまずまずと言った所だが、とはいえ交響曲など、勢いや華があって良い部分もある。
    廉価盤としては発売時に比べ選択肢が広がったので、これという決定的な部分が少ないこの盤はおすすめしにくいが、初めて聴いても問題ないし、何より値段分の水準はあると思う。
    録音は1987年、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホールでの録音で、当時のナクソスらしい自然体な音。

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     2020/05/15

    ヴェルナー・ハックル指揮、ニーダーエストライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団&管楽アンサンブルの演奏で収録されたビーダマイヤー時代に作曲されたライト・ミュージックを集めたアルバム。
    この時代の人気曲はやはりワルツ、ここにもランナーやヨハン1世などの名前が並ぶ。
    その一方でランナーとヨハンの師、パーマーやバルトなどこんにちは忘れられた当時の作曲家、そしてベートーヴェンやシューベルトら大作曲家らの筆による物もある。
    曲はまだ19世紀前半、古典からロマン派へ行く移行期の頃でシンプルといって良い。
    オリジナルのメロディもあれば、人気のオペラのメロディを借りた作品があるのも時代ならではだろう。
    演奏も一流とは言えないが、これはこれで悪くない感じ。
    録音は良好。

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     2020/05/14

    ナクソスのドヴォルザーク交響曲全集の1枚。
    交響曲第9番と交響的変奏曲を収録したアルバム。
    スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録。
    このガンゼンハウザーによるドヴォルザークの交響曲全集、ナクソスの初期アルバムの中ではなかなか良いほうで、良い意味で素朴なドヴォルザークが聴ける。
    新世界の愛称で知られる9番は今や様々な名盤の廉価盤が沢山出ているので、ファーストチョイスにおすすめとは言えないが、初めて聴いても曲の持つ魅力は存分に味わえるだろう。
    録音は1989年3月&11月、レドゥタ・スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサート・ホールで、やや音が小さいが廉価盤として十分な水準。

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     2020/05/12

    フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団の演奏による、ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ集です。
    1957年と1960年に録音されたこのアルバムはかのシュヴァルツコップが無人島に持っていく1枚と言わした有名な音源で、ライナーのシカゴ交響楽団との録音の中でも代表的な音源となっています。
    ハンガリー生まれであったライナーはある意味本場の指揮者と言えますが、その引き締まったサウンド、キビキビしたリズム、鉄壁のアンサンブルなど、名盤と言われるだけに相応しい演奏ではあります。
    現在ではベルリオーズやR.シュトラウスと組み合わせた盤も出回っていますが、この盤はオール・シュトラウスプログラムで、シュトラウスのみを聴きたい人はこの盤がおすすめ。
    音質を向上した盤も出回っていますが、この盤でも充分聴けます。

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     2020/05/11

    レハールの喜歌劇『微笑みの国』『パガニーニ』の全曲盤です。
    どちらも戦前録音で、微笑みの国は1930年にパウル・デッサウ指揮管弦楽団を振って録音された物で、一番の聴き所は、リヒャルト・タウバーが参加している所。
    パガニーニは作曲者、フランツ・レハール指揮、ウィーン大放送管弦楽団を振って1942年に録音された物です。
    これらの作品は聴き比べ出来る程音源の増えた現在、演奏面では良い音源が他にあります。
    しかし、作曲者の自作自演を始め、レハール存命中で、かつ縁も深かった歌手らによる演奏は当時の雰囲気を知る上で貴重な音の資料でしょう。
    録音は優秀とは言えませんが、年代を考えればまだ良い方でしょうか。

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     2020/05/03

    アメリカの指揮者、ポール・シュトラウスが、リエージュ管弦楽団の首席指揮者時代に残した録音の一つで、クラシック・マーチを集めた内容。
    海外盤で、クルツがフィルハーモニア管弦楽団を振った行進曲集と抱き合わせる形で、抜粋ながら復刻されてはいるが、全曲の復刻は恐らくこの国内盤以外にはないと思われる。
    シュトラウスは、知名度も今ひとつ、録音も少ないが、リエージュ時代に残された録音は良い物が多い。
    この行進曲集もその一つ。
    どの演奏にも明るい響きと生き生きとした輝きがあるが、このリエージュ管弦楽団とはフランクの名盤があるだけにフランス物とは相性が良いようで、サンサーンスのフランス軍隊行進曲などは盛り上げ方が上手く、この曲の手本のような演奏だろう。
    尚、二曲目はだったん人の踊りが収録されている事になっているが、実際には同オペラからの行進曲が収録されている。
    1976年録音、年代のわりには良い音質。

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