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レエル さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/01/24

    確かにC.デイヴィスは情緒的な趣がありとても良い演奏ですが、全く違う世界がここにはあり、アーノンクールは、さらに広々とした感じを得て、太鼓では連打事態が栄冠のような見事な均整が保たれ、ロンドンでは最初にがっしりとした感じを与え、次第に軽やかに、縦長にリズムを包み込んで、音の上層部に至るまで美しい形を保ち、何か空中に飛翔しているような感じさえ与えられる。これが凄く好きです!

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     2008/01/20

    表面的に演奏はアーノンクールのようには形態が明確ではないし、ブロムのように熱情的でもなく、極端な表情やポーズはとらず、細やかなアクセントや弦の刻みで、あくまでも曲の存在の魅惑そのものを表現しているので繰り返し聴いても飽きがこない!

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     2008/01/16

    ここでは、作品がもつ穏やかで調和に満ちた顔があり、演奏も超個性的な威厳は抑えられて、明らかに第九で見せた崇高で強い意志を表す合唱とは異なり、人間的な情緒や親しみ易い魅力に視点を置き換えている。またレーゼルも劇的な緊張感よりは、そよ風を楽しむかのような、豊潤な演奏をしている。

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     2008/01/16

    ここでの演奏はベト交響曲の栄光を今に伝えている!硬く美しい音を素材として天と地に見事に調和する第九だ?極わずかな湾曲、微妙な膨らみ、微かに弧をを描く基線?ケーゲルの周到な配慮は隅々迄及ぼされ、徐々に温度をはらみながら弦の刻みとリズムが服従と抵抗を繰り返し、やがて横暴を妬むティンパニが激烈な戦いに突入する。そして崇高で自信に満ちた声が、より人間的、情緒的な表情を帯びて幕を閉じる。
    ◎技術が自然に芸術に迄高められた世界がここにある!

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     2008/01/16

    ここでは特に田園で抜群の冴えを見せているが、いづれの演奏も表面的には比較的整然としていて、堅固な構築性は抑えられ、むしろ大気と溶け合う柔和なものが漂っているが、音底では弦の刻みとリズムが服従と抵抗を繰り返し、そしてそれらは繊細巧緻な演奏から由来しているものであり、その表情が千差万別の複雑さを示し、精緻な自然の韻律を聴く思いがする。うーん巧い東独、独特!

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     2008/01/16

    第5番では内面の極限の世界、生命と物質との中間のような不安定な生成の世界を、見い出すことが出来るし、又第4番では細やかな弦の刻みと緊張感に満ちたリズムは抵抗と屈服を繰り返しながら雑じり気のない輝きを得ていく。
    交響曲全集としては、カラヤンが精緻な広角レンズを外部風景に向けたとすれば、ケーゲルは不安な顕微鏡で極微な世界を探って、そこに心の内部のとらえがたい神秘への通底器を通したに違いない。
    ◎いずれにせよ〜8CD.SET
    を購入される事がBESTです

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     2008/01/13

    弦楽四重奏の魅力はコード楽器を伴わないので、束縛されずに自由に外部の世界に見開かれるところが面白い。
    マルピエロの世界は斬新ではあるが、バルトークやショスタコの強い質感とは違って、ガラスの肌合いや反映を思わせるし、また弦楽四重奏団の透明な美しい演奏は類を見ないが、その演奏は物質適と云うよりも抽象的な軽みが効果的に働き、顕微鏡で極微な世界を探ったようなマルピエロの世界が、まるで精緻な広角レンズを外部風景に向けたような世界になっているのも魅力です。
    近頃聴いた弦楽四重奏の中でも特に素晴らしかったが信じられない 録音や内容 値段です!

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     2008/01/11

    シフのパルティータが私メにとって、未だ最高で感動を与え続けてくれるのは、ただ単に着想のもとになったクラヴィーアの本質を現代ピアノに移し変えるということではない。
    新しいバッハの思想・感情を表現するためには、新しい表現手段が必要になるが、その手段を色彩とムーブマンや響きに求めた!シフの求めた手段は、色彩とムーブマンを表出されるべき音の感情や感動を輪郭の中に閉じ込めようとするのではなく、色彩とムーブマンは解放するものであり、比喩的には自由や純粋を意味する表現手段だったのかもしれない。最近ではフェルツマンが素晴らしかったが、やはり私メにとってシフのパルティータは今も最高であり続ける!

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     2007/12/25

    LP時代には良く聴いていたカラヤンだが、CD時代に移ってからは正直アダージョやラルゴにしか魅力を感られくなった。とはいえ近頃よく聴くHARNONCOURT NORRINGTON ZINMAN 等々もさすがにアダージョやラルゴの演奏となると????
    しかしアダージョ・カラヤンは風格すら感じられるし(ヒーリングの意味合いも含めて)安心して聴けるのが本当に一番嬉しい。

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     2007/12/22

    ロマン派の作曲家を集めたOCT. 企画はとても素晴らしいものです!
    ナッシュ1〜4CDは優美な様式の描写の正確さにもかかわらず、どことなく堅苦しくぎこちないところがあり、個人的には理想美にこだわらずに、もう少し解剖学的に自由にやって欲しかったのだがこれはBGM向け?
    CD5.6は大きく違って、演奏は優しく軽快なもので、気品と自信に満ちた人間の情緒や表情が感じられて、優美な様式がここでは成立しております。正直なところ全てBPOに奏って欲しかった!

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     2007/12/21

    ここではファンダールの天と地に見事に調和する美しさや、あるいはクレーメルの強大な横暴をはらむ激烈さはないが、極僅かな湾曲や微妙な膨らみ、微かに弧を描く均整のとれた美しい世界がある。
    演奏は派手な幼児性や極端な表情、下品な表現はなく軽快清楚なイメージで好感が持てるし、最近こういう演奏は稀有のことであるが、神々しさや教会が与える飛翔するような荘厳響きはない。

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     2007/12/21

    元来シュミットやグルダもそうだが、とてもリズム感が良い!普通クラッシック畑の人がジャズ寄りの演奏をすると、演歌歌手がスタンダードを歌った時のように、ほとんどが独特のリズム感やグルーヴを全く掴めないまま、とてもぎこちない状で終わってしまう(パールマン、クレーメル)etc.
    しかしシュミットはかなり本気だ!ジャンゴが本当に好きなんだろうな。
    又女房役のguitarも良くついて来ているし、演奏は彼のリーダー・アルバムよりもVIOLINとguitarの対比がより鮮明で、不気味と言って良いほど妖しい内面を抱え込んだジプシーの世界をいっそう奥深いいモノにしている。

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     2007/12/18

    DOVRAKのシュターミッツの暖かく伸びやかな演奏も宜しかったが、マルティヌーではもう少し霊感をくみながら、説得性もあり迫力もある作品を作り出している。演奏は彼らの想像力と情熱をより感じさせるモノとなっております。
    又JANACEKも音の印象を取り逃がさず表現するために、動的 瞬間的な変化しやすいモノを、鋭い観察力で迅速に捉え演奏に定着させているようだ。
    SMETANAは、まぁまぁですがジャケットも値段も含めて最高としました!

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     2007/12/16

    HARNONCOURTはプリミティブな形態に感心を持っているのだろうか?ディフォルメされた素朴さの中に強い装飾性を感じさせる作品だ。また大胆な音の構成も緊張感に満ちてこれまでのブラームスの世界を力強くうち破っているし、演奏はたくましく野性的で生気に溢れる反面、暗く内向的で謎めいた世界まで美しく描ききっている。HARNONCOURTの作品の中でも、彼の個性が一番強く押し出された、素晴らしいブラームスです!

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     2007/12/16

    ベロフは余りの鋭いタッチや強引な凹凸奏法で時に疑問視されかねない演奏もしておりますが、展覧会の絵では、それまでもっぱら伝統的なテーマと奏法によって限られ閉ざされていた球形の世界をつき破り、外界の手触りを発見したようで、人間の心理の綾ではなく、物質と生命の直接的なぶつかり合いを鋭利に表現し、その物質的な光は少々乱暴ではあるが、美しいものばかりか醜いものもさらけ出そうとしている。そしてキエフの大門は地響きととともに光り輝くなか終演を迎え入れる!アルバム全体の演奏を通して、自然の光を心の内に発見したようだ。

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